最高の相棒   作:シロップシロップ

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遅くなってしまい申し訳ないです..。少し編集しました
明日、もう1話投稿できるように頑張ります!

それでは、本編にどうぞ~


唯一の攻略法

はぁ、ひよりちゃん結構待たせてるよね...。後で謝らないとなぁ

そう思いながら、私は図書館に向かった

 

ここが図書館か...私、図書館に行くの初めてなんだよね。楽しみだなっ

 

「失礼しま~す」

 

ガラガラ

 

おぉ~!凄い...!

 

大図書館は広大な作りになっており、辺り一面本で埋め尽くされていた。

歩くたびに木の匂いが漂ってきて、本を早く読みたくなるような気になる。

 

ええっと...ひよりちゃんは...あ、居た!

ひよりちゃんは、椅子に座って静かに本を読んでいた

 

私は邪魔をしないようにひよりちゃんの隣の席に座って声を掛けた

 

「ひよりちゃん待たせてごめんね」

 

「優美さん、いえ全然大丈夫ですよ」

 

「ありがとう。それにしてもこの図書館凄いね!初めて来たけど、こんなに本があるとは思ってなかったからびっくりしたよ」

 

「私もです。沢山の本があり、そして種類も豊富なので嬉しいですっ」

 

「そうだね!私も本読もうかな。」

 

何れにしようかな~、一杯あるから迷っちゃうな...!

 

「本屋さんは今度にしましょう」

 

うん!

 

「そうだね、ありがとう!」

 

「いえいえ、それとクラスのリーダーは決まりましたか?」

 

あー、うん。そうだね。決まったよ

 

「うん。翔になったよ」

 

するとひよりちゃんは、納得がいった顔をした

 

「そうでしたか。まぁ、あの場では龍園くんがリーダーになるのが妥当でしょうね」

 

「それだね。...後ね、翔がひよりちゃんに部下になってほしいって言ってたんだけど...」

 

ひよりちゃん、どう言うかな...?

 

「そうなんですか...」

 

するとひよりちゃんは少し考えてから答えた

 

「お誘いは嬉しいのですが...、私は...争い事は嫌いです...Cクラスの生徒として最低限のことは協力するつもりですが、部下になるつもりはありません」

 

そっか、まぁ、あんまり危険な目にあわせたくないから良かったな。

 

「そっか、わかった。翔にそう伝えとくね、無理に聞いちゃってごめん」

 

「いえ、全然大丈夫ですよ」

 

そしてニコリとひよりちゃんは微笑んだ

 

「ありがとう」

 

其所でお話は終わり、私は本を借りてきてひよりちゃんと一緒に図書館で本を読み、そして寮に帰っていった

 

▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

自分の寮の部屋にて―――

 

ひよりちゃんと一緒に本が読めて楽しかったな~

あ、そうだ。折角だし翔にメールしとくか

 

龍園 翔ーーー><ーーー花里 優美

 

 

花里 優美 | ひよりちゃんに部下になってくれるかどうか聞いたよ!

 

花里 優美 | 誘いは断られちゃったけど、Cクラスの生徒として最低限のことはしてくれるって言ってたよ!よかったね

 

すると、少したってから返信が来た

 

龍園 翔 |そうかよ、わかった。攻略法については何か収穫はあったか?

 

 

攻略法か~、えっと、今日は特に無いかな。この様子じゃ翔も無かったみたいだね

 

 

花里 優美| 特にはまだ無いかな。明日確かめてみたい事があるから確かめてみるね

 

龍園 翔 | わかった。後、明日クラスの塵共に改めて俺が王になったことを伝える

 

そうなんだ...

 

花里 優美 | 了解。だけど穏便に...ね?

 

そう打つと、既読は付くが返信は来なかった

 

大丈夫かな...?

まぁいっか。うん。きっと何とかなるよね

 

 

▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

翌日

先生が来る前の朝

 

「改めてだが、このクラスの王になった龍園 翔だ。俺に従わなかったヤツは制裁するから覚悟しとけよ?」

 

翔、笑顔で言ってるよ...というか、皆怖がってるし...

 

周りを見ると、皆震えていたりなどをしていて怖がっている生徒が沢山いた

 

脅してるな。まぁ、皆いい人達だから脅さなくても大丈夫だと思うんだけどな

 

「それから、お前らに連絡することがあるかも知れねぇから全員後で連絡先を教えろ。後、勉強が苦手な奴らは放課後残って金田と優美に勉強を教えて貰え。以上だ」

 

翔がそう言うと、クラスの皆は慌てて翔の方へ集まり連絡先を交換していた

 

勉強か~、勉強教えないとな...特に石崎くんを

 

そう私は思った

 

▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

お昼休み

 

「優美さん、一緒にお昼ごはん食べに行きませんか?」

 

ひよりちゃんが私に話しかけて来てくれた

 

「ごめん!今から行きたいところがあるんだ...」

 

本当にごめんね...

 

「行きたい所...ですか?」

 

「うん。あ、もしよかったらひよりちゃんも一緒に行かない?」

 

着いてきてくれたら、物凄く嬉しいな。ひよりちゃんがいると心強いし!

 

「構いませんが...何処にですか?」

 

ありがとう!嬉しいな~、...ふふっ、何処にかぁ、それはね...

 

「ふふふっ、それはね、中間テストの攻略法を探しに行くんだ!」

 

「攻略法...ですか?」

その時ひよりちゃんは不思議な顔をしていた

 

▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

 

「ここは...生徒会議室ですよ?」

 

「うん、ちょっと生徒会長さんに用が合ってね」

 

コンコンコン

 

「どうぞ」

と、中から可愛らしい声がした

 

「失礼します」

そう言い、私はドアを開けた

 

ガチャ

 

すると其処には、メガネを掛けている生徒会長さんと可愛らしい女の人と、金髪の男の人が居た

 

女の人の方、何か凄く凄く可愛いな!

金髪の男の人は...誰だろう?

もしかして会議中の所に来ちゃったかな...?申し訳無い...

 

「お二人は...生徒会の立候補ですか?」

と、可愛らしい女の人が言った

 

「あ、いえ少し生徒会長さんにご用がありまして...」

 

そう私が言うとメガネを掛けている生徒会長さんが少し笑みを浮かべながら言った

 

「ほぅ、何だ?」

 

何か緊張するな...

 

「えっと、持っていたら何ですが、1年の中間テストの過去問をポイントで売ってください」

 

私は端末を持ちながらそう言った

 

「「「「!?」」」

 

すると、3人とも目を見開いて驚いていた。

 

そしてひよりちゃんはと言うと

「あ、優美さん、まさか...」と、何か思い付いたように呟いた

 

「どうして過去問が欲しいんだ?」

 

う~ん、何て答えようかな...あ、そうだ

 

「過去の問題を有益にすることに何か問題ありますか?」

 

これでどうかな?嘘はついてないし良いよね

 

「理由はそれだけか?本当の理由を教えてくれないと話は聞かない」

 

う、流石生徒会長さん...。鋭いな、じゃあ仕方ないか

 

「.,.この前私達1年生が受けた小テスト。最後の3問が異常に難しい問題でした。後で調べてみましたが高校1年生の範囲では無かったです。つまり、一年生の大半には解けるはずの無い問題です。学校側がそんな解けない問題をわざわざ出題するはずがありません。」

 

するとひよりちゃんが私の言葉に続いて説明してくれた

 

「つまり、あのテストには学力を計る以外で別の狙いがあるというわけですね。そしてそれは過去の問題のテストで今回と同じ問題が出題されていた可能性が高い...と言うことですね、優美さん」

 

「ん、そうだね。ひよりちゃん」

 

流石ひよりちゃん。

 

「と言うわけで、中間テストに使いたいので売って欲しいんです。...生徒会長さんなら、それぐらい持っていますよね?」

 

私がそう言うと、何故か金髪の男の人が大声で笑った

 

「...ハハハハっ!」

 

「「!?」」

 

「すいません、ハハっ、堀北先輩。面白い後輩たちですね」

 

彼はニヤリと笑いながら言った

え...

 

「そうだな。それで、中間テストの過去問なら持っている。後、折角だから小テストの過去問もつけよう。後で送るから端末の番号を教えてくれてくれ」

 

小テストも付けてくれるんだ。優しい人だな

 

「分かりました。ありがとうございます。えっと、ポイントは...」

 

「ポイントは支払わなくて良い」

 

「え、ですが...」

 

ポイント...要らないの?

 

「先輩のご厚意に甘えたらどうっすか?あ、俺は2年Aクラスの副会長の南雲 雅だ。よろしくな」

 

少し私が困惑していると金髪の彼がそう言ってくれた。

 

この人、副会長だったんだ...

 

生徒会室にいた時点で生徒会役員の誰かだとは思っていたけど副会長だったなんて驚きだな..

 

まぁ、言われてみたら確かに納得できそうだけど。

 

「...分かりました。ありがとうございます、先輩のご厚意に甘えさせて貰います」

 

すると、生徒会長さんが「あぁ」と言い、それに続いて言葉を発した

 

「それと、名前を教えてくれないか?」

 

あ、そう言えばまだ言ってなかったな。そう思い、私は名前を言った

 

「私は1年Cクラスの花里 優美です。以後お見知りおきください」

 

「同じく1年Cクラスの椎名 ひよりです。よろしくお願いします」

 

ひよりちゃんも自己紹介をすると、可愛らしい女の人のも自己紹介をしてくれた

 

「あ、私は3年Aクラスのの橘 茜です。書記をしています。よろしくお願いしますね」

 

お~、橘 茜先輩か!名前も可愛らしい名前だな!この先輩と仲良くなりたい...!

 

「生徒会長、3年Aクラスの堀北 学だ。よろしく頼む」

 

生徒会長さんも自己紹介をしてくれた

 

「わざわざ自己紹介をしてくださり、ありがとうございます」

 

そう言って、私は過去問を端末に送って貰う為に生徒会長さんと連絡先を交換した

 

「それにしても、過去問に気づいたとは流石が入試の筆記試験全教科満点者だな、花里。そこの椎名も小テストの難問を2問解いている」

 

その言葉に私たちは驚いた

 

え?

 

「...生徒会長さん、何でテストの点数を知っているんですか?」

 

と言うか入試のテスト、全部合ってたんだ...

絶対何個か間違ってると思ってたんだけどな...って、今はそうじゃないか、どうして人の点数を知っているんだろう?

 

「お前ら、特に花里は生徒会で結構有名だぞ。花里、お前は入試試験で全教科満点を叩きだし、小テストも満点を取っている。どうしてお前がCクラスにいるのか不思議でなら無いんだがな」

 

え、生徒会で有名なの...?

というか、私がCクラスにいる理由?そんなのこっちが知りたいよ!ひよりちゃんとかとは友達になれたから嬉しかったけどさ。たぶん、私の何処かが悪かったんじゃないのかな?

 

「そうでしょうか?学力だけが全てとは限りませんよ?運動はあまり得意では無いので」

 

「ほぅ、この前の水泳の授業ではすごいタイムを出したそうだな?クラスでも女子で一位だったとか」

 

何でそんなことも知ってるの?

 

「偶然ですよ?後、運動の他にもコミュニケーション力とかはあまり無いので」

 

「クラスから慕われてるみたいだが?」

 

それは、皆が優しいだけだよ。それに...

 

「....気のせいでしょう。それに、クラスから慕われる=コミュニケーション力が高い、と言う理屈は何処にも存在しないと思いますよ。クラスの皆が優しいだけです。それより、どうしてそんなことまで知ってるんですか?怖いですよ」

 

この学校、プライバシーの欠片も無いんだけど...。大丈夫なのかな?

 

「全然怖がっている風には見えないがな」

 

何か、生徒会長さん私の言うことを全部否定してない?そんなに私のことが嫌いなの?少し今日お話しただけなんだけどな...。それか、否定することが好きなのかな...?

 

「生徒会長さんは私のことをいちいち否定しますね。そんなに否定することが好きなんですか?」

 

「事実を言ったまでだ。」

 

事実かぁ

 

「...事実は本人しか分からないことですよ?」

 

そう言って、私は「失礼しました」と言い、帰ろうとすると、副会長さんに声をかけられた

 

「なぁ、もしよかったら、俺とも連絡先交換しないか?」

 

「あ、私も良ければしたいです」

 

と、茜先輩にも言われたので私は連絡先を交換した

 

これでまた、連絡先が増えたので嬉しく思った

 

因みに、ひよりちゃんは断ってたみたいだけど

 

「それでは、ありがとうございます。失礼しました」

 

「失礼しました」

 

バタッ

 

「ふぅ~、ひよりちゃん、付き合ってくれてありがとう!お陰で助かったよ」

 

結構緊張したから、ひよりちゃんが居てくれて嬉しかったな!心強かったしね

 

「いえいえ、気にしないでください。それより、本当に中間テストの問題が同じでしょうか?優美さんの推理はあっていると思いますがやはり少し心配です」

 

「生徒会の人達の反応を見るに、たぶん間違ってないと思うから大丈夫だと思うよ」

 

「そうですね」

 

▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

 

花里、椎名が立ち去った後の生徒会議室にて―――

 

「いやー、それにしてもさっきの後輩達なかなか面白いっすね。特に花里は。過去問の話をされた時、思わず笑ってしまいましたよ」

 

副会長、南雲 雅が笑みを浮かべながら話していた

 

「そうだな。流石生徒会で話題になってる奴らだ」

 

生徒会長、堀北学はメガネをクイッと上げながら南雲の意見に賛成した。

 

「そうですね。昨日Sシステムのネタばらしが有ったばっかりなのにもう過去問に気づくなんて...流石生徒会長が気にかけていた生徒です」

 

そして、秘書の橘 茜はとても信じられないように驚き、そして感心していた。

 

「そうっすね。それに、堀北先輩の言葉に対して沢山反論してましたし、花里優美...、ふっ、面白くなりそうですね~」

 

獲物を刈るような目で、不適に笑みを溢しながらそう言う南雲。

 

そんな彼を見て、堀北学は忠告する

 

「南雲、後輩に手は出すなよ?」

 

「...どうっすかね~?あの子、結構可愛かったですし。多少興味が湧いてきました。...けどまぁ、今は手は出さないでおきますよ。今は、ね」

 

そう言って南雲は不適な笑みを浮かべた―――

 

▫▪▫▪▫▪▫▪

 

それから私達、花里優美と椎名ひよりはご飯を食べて、送られてくる中間テストを待っていた

 

ピロンッ

 

「あ、来たかも」

 

端末を操作してみると、過去問が表示してあった

 

「まずは、小テストからかな」

 

私は、この前返された小テストと、送られてきた小テストを見比べた

 

「どうですか?」

 

うん、すごい

 

「一言一句同じだよ。」

 

「ほんとですか!よかったです」

 

「うん。でも流石に中間テストが全部同じ問題っていう訳にはいかないと思うけどきっと勉強の役にたつと思う。」

 

よかったな~。これで翔の言われた任務は成功ってことで後で報告しておこうかな

 

「ですが、それを配るのはテストの3日前ぐらいが良いのではないでしょうか。」

 

「そうだね。今配ったら、この過去問だけをやれば良いみたいになって勉強をしなくなりそうだし」

 

「はい。優美さんは今日、テストに自信がない人達に勉強を教えるんですか?」

 

「うん。そのつもりだよ」

 

翔にも言われたし、それに元々する予定だったしね。

 

「では、私も勉強を教える側として参加しても良いでしょうか。」

 

「いいの!?」

 

ひよりちゃんが来てくれれば百人力だよ!

嬉しいな!

 

「はい、優美さんがいるのなら」

 

「ありがとうっ、是非お願いします!!」

 

「ふふっ、分かりました」

 

そして、私達は他愛ない話しをしながら教室へと戻った

▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪

教室にて―――

 

えっと、翔は...まだ教室には居ないみたいだね。...うーん、でも翔だけじゃなくて石崎くんや山田くん、伊吹ちゃん、それから金田くんも居なかった。...まぁ、翔と一緒に居るのかな?攻略法の報告は...今居ないしメールで伝えとこうかな

 

龍園 翔ーーー><ーーー花里 優美

 

花里 優美 |ねね、 翔!

 

龍園 翔 | 何だ?

 

 

おお、思ってたよりもすぐ返信が来た。丁度端末弄ってたのかな?

 

 

花里 優美 | ひよりちゃんと一緒に中間テストの攻略法を見つけたよ

 

龍園 翔 | クククっ、よくやった

 

 

翔が誉めてくれるなんて珍しいな。嬉しい!

 

 

花里 優美 | 過去問だったよ。後で送っとくね

 

龍園 翔 | わかった

 

花里 優美 | あ、後勉強会、教える側としてひよりちゃんも参加してくれるって言ってくれたから良いよね?

 

龍園 翔 | 好きにしろ

 

花里 優美 | ありがとう!

 

これでいいかな

後は...金田くんにもメールしとくか

 

金田 悟ーーー><ーーー花里 優美

 

花里 優美 | 金田くん、勉強会のことだけど勉強を教える側としてひよりちゃんも参加してくれるみたいだよ

 

花里 優美 | 3人で頑張ろうね

 

 

これで良いかな

 

すると、少し経ってから返信が来た

 

 

金田 悟 | 分かりました。よろしくお願いします

 

花里 優美 | うん!

 

よし!これでいいかな

 

▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

 

そして、授業も終わりホームルームをして解散となった放課後の教室では、翔が朝言った言葉によって勉強会に集まった人達が沢山いた。

 

えーと、勉強会に集まった人達は...おお、沢山いるなぁ~

 

クラスの殆どの人達がこの場にいた。...まぁ、赤点とったら退学になっちゃうしね。

 

「結構な人数ですね」

 

「だよね」

 

「頑張りましょう」

 

え~と一番効率的なのは、グループに別れて勉強する方法かな...?

 

「え~とそれじゃあ、3グループに別れてやろうかな?」

 

「そうですね、優美さんの言う通りそれが良いでしょう。」

 

「それで行きましょう。花里氏」

 

そして、私達はグループに別れて勉強をスタートした

 

ちなみに、私のグループには石崎くんや、山田くん達がいる

 

それじゃあ、気合いを入れて頑張ろうかな!

 

「それじゃあ、始めよっか。最初は数学からで、この前の授業の復習の問題からやろう。分からない事があったら質問してね」

 

そう言うと、皆が次々と問題を解いていく中、石崎くんと小宮くんと近藤くんは分からないみたいで質問してきた

 

「なぁ、最初の問題から分からないんだが」

 

私は、紙に式を書きながら教えていく

 

「う~んと、これはね、これを...こうして、こうすると.,.こうなって、答えがこうなるんだよ。」

 

「ん~?さっぱり分からん。どうしてそんな式になるんだ?」

 

分からない..か...、小宮くんと近藤くんはどうかな...?

 

「2人は?」

 

「...式の建て方は少し分かったが、答えがどうしてそうなるかが分からない...」

 

「同じくだな」

 

これは大変だな...予想より少しヤバイかも...

 

「う~ん、この式の解き方は中学生でしっかりと勉強してたら解ける問題なんだよね...」

 

「じゃあ俺達中学生以下か?」

 

「やっぱり、俺達結構やばかったりする...?」

 

...此れから頑張ればきっと挽回できるはずだよね。大丈夫大丈夫。

 

「取りあえず頑張ろう!まだきっと今なら間に合うはずだから。...じゃあ、3人は取り敢えず此れを一緒にやっていこうか」

 

そう言い、私は前もって製作していた問題を3人に渡した

 

「これ、解き方分かる人いる?」

 

「う~ん...」

 

分からないか...

 

「これはね、公式があって...ーーーーー」

 

 

 

 

「ーーーーって言う風になるんだ...理解できた?」

 

「あぁ」

 

「たぶん」

 

「大体は...」

 

よかった。

 

「よしっ、じゃあ次のこの問題やってみて。解き方はこれと同じだから」

 

「わかった」

 

「あぁ」

 

「頑張ってみる」

 

彼らがそう言って問題に取りかかった時、別の女の子から質問があった

 

「あ、優美ちゃん!ちょっとこの問題分かんないんだけど...」

 

「今いくね。...ええっと、あ、これはね、これが、こうなって...」

 

こうして、私達は勉強会を始めたのだった

 




どうでしたか?もし良ければ、参考にしたいので感想と評価をつけてくださると嬉しいです!!

そして、遅れましたがお気に入り120以上付けてくださり本当にありがとうございます!!

これからも、頑張るのでよろしくお願いします!

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