それではどうぞ~
私は今、教室で皆に勉強を教えていた
「これを...こうして、それから...こう当てはめると.. 」
「あ、あるほど!こっちでいいんだ。」
「うん、そうだよ。この問題、少し今の所が引っかけになってるから気をつけようね」
「うん、わかった!」
質問してくれた子に勉強を教えたら、また別の生徒からも質問された
「お~い!これはどうするんだ?解き方がいまいち分からないんだが...」
え~と、何かな...?あー、この問題か...
「あー、これはね...少し式にするまで行程が厄介だけど、出来たら簡単に解ける問題になってるんだ。えっとね、まず此処が...ーーーだから、此処はーーなってそれから....ーーは使わないで、これはーーなって...こうやって式になるんだ」
「お~!なるほどな。すげぇ」
「それじゃあ、この続きからまた解いてみてね」
私がそう言うと、質問してくれた子は再び一生懸命勉強をし始めた
ふぅ、皆に勉強教えるって結構大変だな...でも皆一生懸命に取り組んでくれてるし、私も頑張ろう
「優美さーん、終わったぜ~」
そう言って勢いよく腕を降りながら言う石崎くん
元気が良いなー
「どうどう?3人共解けた?」
「おう、ほら」
そう言われ、3人のプリントを受け取り、答えがあっているか確認をした
「えーと...うん、3人共答え合ってるよ!凄いね!」
この問題の解き方は分かったみたいだね。よかった!
すると、3人も、合っていたのが嬉しかったみたいで其々喜んでいた
「じゃあ、次の問題も頑張ろう!次の問題の解き方はね...ーーーーー」
そうしながら、私は勉強を教えていき、休憩を挟みながら数学以外の勉強も教えていった
...う~ん、結構今ピンチなのは、石崎くん...かな。それと小宮くんと近藤くんも石崎くんほどでは無いけど少しヤバイんだよね...。後は、山田くんも...かな。
山田くんは理数系は結構出来てるし、英語も殆ど満点に近い点数を取ってるからその教科は問題無いんだけど、国語と社会の文系が非常にヤバイんだよね...
この学校、1教科でも赤点取っちゃうと退学になっちゃうから全ての教科に置いて良い点数を取らないといけないんだよね
でも、山田くんは言ったことはきちんとやってくれるし漢字とかも頑張って覚えようと努力してくれるから...このまま頑張っていけばたぶん、赤点は回避できると思う。
他の皆も、このまま勉強してれば赤点は回避できると思う。
...だから、問題なのは石崎くん達かな
取りあえず、暗記系科目は頑張って覚えれば良いんだけど、数学とか英語は中学校からの積み重ねで基礎がしっかり出来てないとその先も出来ないから...
そこは頑張って出来るようになって貰うしか無いか...。頑張ろう
でも、今日はもう沢山やったから終わりにしようかな。帰ったら石崎くん達の為に問題とかを作って今後の方針とかを決めないといけないし
「え~とそれじゃあ、今日は終わりにしよっか。皆、お疲れ様!!明日もまた頑張ろうね!」
すると、皆は勉強が終ったことに喜んだりしながら帰っていった
皆、お疲れ様。ゆっくり後は休んでね。
あ、そうだ。後、山田くんに言わないといけないことがあったんだよね
そう思い、私は山田くんに近づいた
「山田くん、さっきやったところ覚えられるように勉強しておいてね」
「OK」
山田くん、日本語もある程度理解してくれるし、勉強も真面目に取り組んでくれるからいい人だよね
そう思ってると、石崎くんが私のところに来た
「優美さん、俺...このままいったら赤点回避出来ますか...?」
どうしよう。本当の事を言うべきかな?でも、それだと落ち込んじゃいそうだしな...否、嘘つくのは良くないよね。それに、本当の事を言うことは本人の為になると思うし。
「う~ん...もう少し頑張った方がいいかな」
そう私が言うと、彼は予想通り落ち込んでしまった
「俺、今まで勉強とかどうでもいいって正直思ってたんですけど、この学校は退学したくないんですよ...なので、個別でも勉強を教えてほしいです...」
石崎くん...
私は、落ち込んでいる石崎くんの手を取って言った
「大丈夫だよ、私が勉強を教える限り絶対に退学にはさせないから!それに、個別でも教えようかなって今丁度思ってた所なんだ。一緒に頑張ろう!」
絶対に彼は退学にはさせたくないな。だって、勉強を教えてほしいって言ってくれたんだもん。石崎くんを退学にさせないように頑張ろう
そう思っていると石崎くんは驚きながらも、嬉しそうな表情した
「ありがとうございます」
あ、そうだ
「それとさ、前から気になってたんだけどどうして私に敬語使ってるの?」
どうしてなのかな?ってずっと疑問に思ってたんだよね。石崎くん、他の皆には敬語使わないで話してるみたいだし。あ、もしかして私、嫌われてる?
そう思いながら少ししょんぼりしていると、彼は意外な言葉を発した
「それは...龍園さんと幼馴染みで仲良さそうですし、それに優美さんは龍園さんと同じくらい凄い人だと思うので」
...凄い人...か
その言葉を聞いた瞬間、ズキンッ、と胸が苦しくなった。
そして、私は自分の弱さに唇を噛みながら、出来るだけ何時もの自分を演じて言葉を発した
「....私はそんなに凄い人じゃないよ?翔は凄い人だと思うけど...。まぁ、それは置いといて、もしよかったら敬語使わないで普通に話してくれると嬉しいな。後、名前も呼び捨てでいいよ!友達だし」
「わかり、あ、わかったぜ...」
嬉しいな、ありがとう
「ふふっ、ありがとう!それじゃあ、取りあえず明日のお昼休みも勉強しよっか!あ、後近藤くんと小宮くんにも言っといてくれないかな?2人ももう少し勉強した方がいいと思うから」
「あぁ、わかったぜ」
そして、ニカッと笑いながら言う石崎くん。
「後、今日やったところ、忘れないように復習しておいてね」
「あぁ、後、...優美..ありがとな。俺なんかの為に勉強を教えてくれて...」
!?
「...そういうお礼は、中間テストが終ってからにしてほしいな」
すると石崎くんは驚いた表情をしながら何処か納得したように笑いながら「そうだな」と言ってくれた
そうして話しは終わり、石崎くんは帰っていった
...『優美さんは龍園さんと同じくらい凄い人だと思うので』っか..,それは違うよ、石崎くん...
私は全然凄くなんか無い。何故なら...私は....わたしは...
ズキンッ!再び胸が締めつけられ、痛くなるのが感じた
いつも読んでくださる方々、本当にありがとうございます!もしよろしければ参考にしたいので感想と評価を付けてくださると嬉しいです!
次回からはまた、投稿するのが遅くなってしまうかもしれません...ごめんなさい。
待っていていただければ嬉しいです!
次回、主人公が綾小路達と接触します