最高の相棒   作:シロップシロップ

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お久しぶりです。投稿、遅くなってしまいました...ごめんなさい

もしよければ、最後まで読んでくれると嬉しいです!
それでは、どうぞ~


打ち上げ

 

よしっ、それじゃあ翔と話し終わったしひよりちゃん達と合流しようかな。

 

あ、でも山田くんの部屋ってどこだっけ?聞くの忘れてたな…。翔知ってるかな?

 

「翔、山田くんの部屋って何処かわかる?」

 

「あ?お前そんなことも知らなかったのか」

 

少し翔に呆れられた。

 

う、仕方ないじゃん。聞き忘れたんだから…。

 

そう思っていると翔は少し呆れながらも山田くんの部屋番号を教えてくれた。

 

「おっけ~、ありがとう!」

 

それじゃ、山田くんの部屋に行きますか。

 

◎◎◎

 

ここだよね。うん。間違いないはず!

 

ピンポーン。

 

インターホンを押すと音がなり、少し経つとドアが開いた。

 

ガチャ

 

「優美さん!お待ちしていました」

 

そう言ってドアを開けてくれたのは私の天使のひよりちゃん。

うん、翔と会ってからひよりちゃんを見ると一層天使に見えるな。可愛い。

 

そう思いながら私は遅れてしまったことに対して謝罪をした。

 

「お待たせ。ごめんね、少し遅くなっちゃった…」

 

「大丈夫ですよ。そんなに待ってませんから」

 

ひろりちゃん、言ってることイケメンだなぁ…

 

優しい…

 

そう言って部屋の中に進んでいくひとりちゃんに続いて私も部屋の中に入っていく。

 

「おおー!待ってたぜー!優美!」

 

皆のところに行くとまず真っ先に石﨑くんが元気の良い声で声をかけてきた。

 

「石崎くん、元気だね。待たせてごめんね」

 

「大丈夫だぜ!な!」

 

そう言って皆に同意を求めた。

すると、皆口々に石崎くんに同意した。

 

「ありがとう」

 

「よしっ、じゃあ皆揃ったところで乾杯しようぜ!」

 

そう言って石崎くんは私に缶ジュースを渡した。

 

「それじゃ、乾杯!!」

 

石崎くんが元気よく缶ジュースを手に取りながら叫び、他の皆も石崎くんに続いて乾杯した。

 

「いやー、それにしても皆全員赤点とらなくてよかったよな!!」

 

「そうだな」

 

「そうですね」

 

「Was good」

 

皆が笑顔に溢れながら頷いたりして肯定した。

 

確かに、皆赤点とらなくてよかったな~。

 

須藤くんは大丈夫だったかな、?

まぁ、でもきっと大丈夫だよね!後で桔梗ちゃんにでも聞いてみよう。

 

そう思っていると金田くんがメガネをかけ直しながら言った。

 

「攻略法を見つけてくれた龍園氏に感謝ですね」

 

「あぁ、流石龍園さんだ!あと、勉強会を開いてくれた優美と椎名と金田に感謝だぜ!!」

 

「そうだな」

 

「あれは結構助かった」

 

私は兎も角、翔とひよりちゃんと金田くんのお陰だよね~。

 

「私からも改めてお礼を言うよ。ひよりちゃんと金田くん、勉強会、いつも開いてくれてありがとね」

 

そう私が言うと、ひよりちゃんが私に向かって微笑んだ。

 

「いえいえ、大したこと無いですよ。それよりもまず、優美さんの方が大変だったと思いますし」

 

「そうですね。椎名氏の言う通り、花里氏のグループは石崎氏達が居ましたし」

 

「確かにこいつらに勉強を教えるのって、大変だったと思うし」

 

「うう、ま、まぁ、そうだな。助かったぜ優美」

 

ひよりちゃんに続いて、金田くん、伊吹ちゃん、そして石崎くんがそう言ってくれた。

 

「ありがとう。でも、期末もあるから次回も頑張らないとね」

 

期末テストを頑張れば後はバカンスに行けるからね!皆で行って楽しみたいな~。

 

「そうですね、今回は過去問という攻略法がありましたが次回からはそう言ったものは無いとは思いますし」

 

だよね~。今回は過去問があったけど毎回あったらテストにならないだろうし。

 

「まぁ、その時はその時で、だ!」

 

「あんたは、マイペースすぎ」

 

元気よく声をあげる石崎くんに、しれっと突っ込む伊吹ちゃん。

 

2人共仲良さそうだな~、羨ましい…。

 

そう思っている時、石崎くんが、そうだと言わんばかりに笑顔で言ってくる。

 

「なぁなぁ、やっぱり龍園さんと優美に着いていったらAクラスに上がれるのも夢じゃないかもな!」

 

「そうですね、可能性はあるかもしれません」

 

「yes」

 

おお~、翔の評価が上がってきてる。よかったね翔。

 

うーん、なんか、翔が褒められてるとこっちまで嬉しくなっちゃうな~。なんでだろ?

 

「だよなだよな!伊吹もそう思うだろ?」

 

「は、別に。私はAに上がる以前にアイツに命令されたくないし、こきも使われたくないんだよ」

 

石崎くんが伊吹ちゃんに同意を求めるが、伊吹ちゃんはくだらない、と言うようにそう言った。

 

そして、少ししょんぼりする石崎くん。

 

なんか石崎くん犬みたい。かわいい。

 

「大丈夫だよ、伊吹ちゃん。翔はああ見えて、結構優しいからさ。ほんとは仲間思いのところがあるんだよ!」

 

「私にはそうは見えないけど」

 

「いつかきっと分かると思うよ。それに、私は兎も角、私も翔に着いていったらAクラスに上がれるかもって言うのは同感かな。

翔、色んなヤバイことしちゃうかもしれないけど、翔なら絶対にAクラスに上がれると思うし」

 

Aクラスに上がることは…有栖ちゃんも居るからとっても大変だと思う。

 

正直に言って今のままでは、Aクラスに上がることは出来ないかもしれないけど、これから皆が成長すれば夢じゃない。だって、Cクラスには龍園翔という人がいるから。

 

「信頼をしているんですね」

 

ひよりちゃんは微笑みながらそう言った。

 

「あはは、まぁ、ずっと一緒にいるからね。私は暴力とか、そう言うのは好きじゃないけどでも、翔のことは信頼してるかな?」

 

「そうなんですか。ですが優美さん、優美さんも十分凄いですからね。だから、自分に自信を持ってくださいっ」

 

「ひよりちゃん…!ありがとー!!」

 

笑顔でひよりちゃんに抱きつくと、慌てながらも優しく受け入れてくれる。

 

優しいひよりちゃんの腕の中で私は、表面的にしか喜べない自分に腹が立った。

 

その言葉は、私じゃなくて――もっと凄い人に、()()()に使うべきだと。そう思ってしまう自分がいる。

 

私にはその言葉は到底釣り合わなくて、勿体無い言葉だから。

 

願わくはどうか、今この時間が楽しいと、幸せだなと心の底から思っていてほしい。

 

抱きついている時の私の今の表情はきっと、笑っているだろうか。微笑んでいるだろうか。大好きな友達に、仲間に囲まれて、幸せな顔をしているだろうか。

 

わからない。

 

今、自分がどんな顔をしているかわからない。

 

今私は、ひやりちゃんに抱きついて、俯いているから皆には私がどんな顔をしているかわからないはずだ。

 

偽りの笑顔をはずした今の私は、どんな顔をしているのかな。

 

―――いや。

 

違う。

 

本当はわかっている。

自分が今、どんな顔をしているか。

何を考え、何をしようとしているのかわかっている。

 

私は、ひよりちゃん達が大好きだ。

これからもずっと、仲良くしたいと思ってる。

 

でもそれは、本心からかはわからない。

 

私は、自分を信用してないから。もしかしたら私は、仲間でさえも、友達でさえも信用してないのかもしれない。

 

だからきっと、この事は私の本心ではないのかもしれない。

 

いつも、ひよりちゃんのことを『可愛い』と思うことを。皆の事を『大好き』だと思うことを。困っている人を『助けたい』と思うことを。翔の事を『信用している』と思うことを。

 

私は、過去のあの『過ち』の後から自分の本心がわからなくなった。

 

私は、自分の本心を知りたい。

 

これから、私は自分の本心を知れるかな。

 

その為にこの学校に私は来たんだ。

 

私は、自分を知るために来た。

 

無駄にはしたくない。

 

どうか、願おう。

 

―――今この瞬間、大好きな友達を抱き締めている私は、微笑んでいると。

 

友達を、仲間を大切にできる一人の若き女子学生だということを願おう。

 

優しくひよりちゃんを抱きしめ、俯きながら私はそう静かに願った。

 

◎◎◎

 

そしてその後しばらくして打ち上げは終わり、残りの片付けを皆でして各自自分の部屋に戻った。

 

私は、自分の部屋に戻りくつろいでいると、

 

ピロンッ

 

端末から通知が来た。

 

え~と、誰からだろ。…あ、桔梗ちゃんからだ。

 

櫛田 桔梗ーーー><ーーー花里 優美

 

櫛田 桔梗| 夜遅くにごめんね。優美ちゃん!須藤くんの件ありがとう。お陰で須藤くん退学せずにすんだよ!本当にありがとう。改めてお礼がしたいんだけどもしよかったら明日会えないかな??

 

 

あ、須藤くん退学せずにすんだんだ!よかったな。

えーと、明日か。特に予定無いし良いかな。

 

 

花里 優美|いいよ!集合場所何処にする?

 

 

するとすぐ既読になって返信が来た。

 

 

櫛田 桔梗|優美ちゃんが決めていいよ!

 

 

おお~、ありがたい。

え~と、じゃあどうしよっかな?う~ん…あ、そうだ。

 

 

花里 優美|それなら、ケヤキモールの最近で来たカフェでもいいかな?

 

 

まだ彼処行ったことなかったから行ってみたかったんだよね。

 

 

櫛田 桔梗|全然いいよっ。後、堀北さんと綾小路くんも明日来る予定なんだけどいいかな??

 

 

…綾小路くん、か。うん。まぁいいかな。

 

 

花里 優美|いいよ~!それじゃあ、明日よろしくね。

 

 

櫛田 桔梗|うん!よろしく!

 

 

一応堀北さんと綾小路くんにも明日よろしくねのメールしとこうかな。

 

そう思って私は綾小路くんと堀北さんにメールを送ったのだった―――

 




どうでしたか?最後まで読んでくださりありがとうございます!

近い内に、何話か投稿出来るように頑張ります!
次回もお楽しみに
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