最高の相棒   作:シロップシロップ

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読んでくれると嬉しいです!

それでは、どうぞ~!


幸せの時間

入学式も無事に終え、再び教室へ戻り軽くホームルームをして今日は解散になった。

 

「ねぇ優美ちゃん!これから私達と一緒にショッピングセンター行かない?」

 

「俺達とカラオケ行こうぜ~」

 

「ゲームしよ!」

 

ホームルームが終わった後、沢山の人達から一緒にショッピングをしよう、遊びに行こうなどと誘いを受けた。

 

皆優しい…嬉しいな~。

 

でも…、…。

 

とても申し訳無いが、今日は色々やりたいことがあるため、全て断ることにした。

 

「ごめんね、皆。今日は日用品を色々買ったりしたいから遊ぶのは明日でもいいかな?」

 

私がそう申し訳なさそうに言うと、皆納得してくれた。

 

「わかった!じゃあ、明日ショッピングしよ~!」

 

「じゃあ俺達は明後日だ!」

 

「うん、いいよ~。いっぱい皆で遊ぼうね。ありがとう。じゃあ、折角だし皆で連絡先交換しない?」

 

「いいよー!」

 

「しよしよ!」

 

「おっけ~」

 

私は皆の承諾を得て連絡先を交換した。

 

そして、皆に再び「ありがとう」とお礼を言い、私は自分の席へ行き帰る支度をした。

 

すると、隣に座っていた翔がこちらを見ながら話しかけてきた。

 

「優美、ちょっといいか?」

 

…用事があるから翔の話は聞けないんだよなぁ…謝っとこ。

 

「今から用事があるから無理なんだ。ごめんね」

 

すると、翔が眉の間を微かに曇らせた。

 

「ほぉー、それはなんだ?それとお前随分と人気者になったな」

 

…どうしてそんなに不機嫌そうにしてるんだろう?

 

よくわかんないけど、今日はごめん!

 

「そうかな?皆が優しいだけだよ。それに本当に今日は用事あるんだ。ごめんね」

 

…そう、何を隠そう、私はこれから天使の所にいくんだよ!!誰にも邪魔はさせないっ。

 

「天使だぁ?なんだそれ?」

 

「あれ?声に出てた?」

 

「あぁ、バッチリとな、それで?」

 

声に出ちゃってたか~、恥ずかしい…まぁいっか~。

 

「ひよりちゃんのところに行くの!」

 

私はひよりちゃんに会いに行ってこれから癒されにいくんだ~。楽しみだな~。

 

「ひより?あぁ、アイツか。」

 

そう言い、ひよりちゃんがいる方を見た。

 

どうやら今、帰る支度をしているようで、鞄の中にホームルームで貰った資料やペンケース、本などを入れていた。

 

「じゃあ、後で俺の部屋に来い」

 

そう翔が言うと何かを紙に書き出してその紙を私の机の上に置いた。

 

その紙を見てみると、そこには部屋番号と連絡先が書かれてある。

 

これ…翔の部屋番号と連絡先…?

 

「連絡先はしっかり登録しとけよ」

 

翔はそう言って、教室から出てってしまった。

 

なんか大事な用事でもあるのかな?まぁ、どんなことかは察しがつくけど…。

後でちゃんと翔の部屋に行かないとな。怒られちゃう。

 

そう思って私は素早く翔の連絡先を登録しておいた。

 

よしっ、じゃあかわいい天使のところに行こうっ!

 

私は鞄を持ってひよりちゃんの所に行った。

 

「ひよりちゃん!一緒に帰ろ~」

 

「え、優美さん!?」

 

私が話しかけると驚いて目を見開いていた。

 

あれ、急に現れたからびっくりしたのかな?今度からは気をつけよ。

 

「びっくりさせちゃってごめんね。一緒に帰らない?」

 

「いいですけど…どうして私を?他の方がいるのでは…?」

 

え?

 

「…他の人?」

 

「先程沢山の方々とお話ししてましたよね?その方々とてっきり帰るのかと…」

 

話は確かにしてたけど…折角だしひよりちゃんと帰りたいと思ってたんだよね。

 

「ひよりちゃんと本の話もっとしたかったから一緒に帰りたかったんだけど…だめだったかな?」

 

そう言うとひよりちゃんは慌てたように、そしてどこか嬉しそうな表情をした。

 

「いえ!そうではないです!一緒に帰りましょうっ」

 

やったー!ひよりちゃんと一緒に帰れる!嬉し~。

 

「ありがとう。あ、後、折角だし連絡先交換しよ!」

 

「いいですよ」

 

そして私はひよりちゃんと連絡先を交換した。

 

あ、そうだ。あと折角だし、…あれあるか確認しないと。

 

「ひよりちゃん、折角だし帰りに日用品買って帰ろうよ。後本屋さんにも!」

 

「いいですね!行きましょうっ」

 

そう言い、私達は教室から出ていった。

 

◎◎◎

 

そして、私達は学校を出てコンビニに向かった。

 

「あ、コンビニついたね~。入ろー」

 

「はい」

 

カランカラン

 

おお~、すごい…いっぱい色んな商品がある…。

 

コンビニの店内に入ると、そこにはコンビニとは思えないほどの数や種類が店内に置いてあった。

 

ちなみにコンビニの店内にも防犯カメラが沢山設置してある。

 

…万引き防止の為なのかな?それとも……

 

まぁ、コンビニに監視カメラがあるのは当然か。万引きとかされたら大変だからな~。

 

そう思いながら私は、あるものを探しながら店内を見た。

 

うーん、なんかなか見当たらないなー。

 

ってお~!すごい…

 

店内の売り物置き場に、沢山の種類のカップラーメンが置いてあったのを発見した。

 

カップラーメンってこんなに沢山の種類あったんだ…。

 

すごいな~っと思いながら再び店内をぐるっと回ろうとした時、ひよりちゃんがひょこっと現れた。

 

「優美さん」

 

「どうしたの?」

 

「あの、ちょっと見て欲しいのがありまして…」

 

そう言って、ひよりちゃんは私をコンビニの角に連れていった。もしやと思っていると、案の定そこには無料商品が幾つか置いてあった。

 

これは…

 

「どうして無料の商品があるのでしょうか」

 

やっぱり、あったんだ。予想通り。

 

…このこと一応ひよりちゃんにも言っといたほうが良いよね。ひよりちゃんならポイント使いすぎることはないと思うけど。

…あ、でも本いっぱい買っちゃってポイントなくなっちゃう可能性があるかも…?

 

よし、しっかりと伝えておこう。

 

「…ひよりちゃん」

 

「はい」

 

「たぶん、ポイントは最低限使わない方がいいと思う」

 

「どうして…ですか?」

 

「今ちょっと先生の言ってたこと思い出したんだけど、確か坂上先生『ポイントは毎月1日に自動的に振り込まれる』としかあの時説明してなかったよね」

 

「!?それではまさかこれは…」

 

ひよりちゃんが、はっとした顔で私を見た。

 

「うん。先生、毎月10万ポイント振り込まれるとはひと言も言ってなかったはず」

 

「なるほど…つまり、来月は何ポイント振り込まれるかがわからない…ということですね」

 

「うん。普通に考えてポイントがプラスになるわけ無いから、たぶん減っていくんだと思う」

 

その減っていく基準は大体予想はつくけど…。これはまたあとでにしておこう。

 

「なるほど…そうですね、わかりました。だけど少し残念です」

 

「?」

 

「それでしたら本があまり買えなくなってしまいます。10冊ぐらい買いたかったのですが…残念です…」

 

悲しそうに、しょんぼりとしている。

 

うん…私もそれぐらい本を買いたかったな。

ポイントをあまり使わないで沢山本を買える方法…。

 

「あ、じゃあさ、私も本買いたいから、一緒に5冊ずつポイントが振り込まれた日に買いに行こうよ。そして、その本を2人で貸し合いっこすれば、お互い10冊読めるよ」

 

「!?良いのですか!?」

 

ひよりちゃんは私の手を取り、優しく包んだ。

 

「もちろん!私も本沢山本を読みたかったから」

 

すると、ひよりちゃんはパアッと顔を明るくさせ、可愛らしい笑顔を見せた。

 

「ありがとうございますっ」

 

ん"ん"、か、かわいい…!!ひよりちゃん…かわいすぎるよ…。その笑顔は反則すぎる…。

 

「それじゃあ、コンビニでシャンプーとか日用品色々買っちゃお!」

 

「そうですねっ」

 

それから、私達はそれぞれコンビニで買い物をしてからお会計をし、コンビニを出た。

 

カランカラン

 

「それにしても、本当にお金として使えるんですね」

 

「そうだね~、後、コンビニとは思えないぐらい種類が豊富だったしすごいな~」

 

普通のコンビ二はあんなに種類無いよねぇ。流石国が運営する学校…。恐ろしすぎる。

 

「そうですね。では次、本屋さんに行きましょうっ」

 

目をキラキラさせテンションMAXになったひよりちゃん。…横で小さくガッツポーズしてるのかわいいな。

 

そう思いながら私は、ひよりちゃんと一緒に本屋さんに向かった。

 

◎◎◎

 

少し歩いてショッピングモールに入り、その中の本屋さんがあるという階に到着した。

 

え~と本屋さんは…

 

「あ、優美さん!本屋さん在りましたよっ」

 

ひよりちゃんが曲がり角でそう言いながら手を振っている。こういう仕草がかわいんだよな…。

 

私はひよりちゃんのそばに行くと、そこにはおっきな本屋さんがあった。

 

「あ、ほんとだ」

 

「早速中に入ってみましょうっ」

 

可愛らしい笑顔をしながら本屋さんへ入っていくひよりちゃんに続いて私は本屋さんへ入っていった。

 

「ええっと何があるかな?」

 

てゆうか、この本屋さん大きいな~。すごい…!色んながありそう。

 

ミステリー小説は…お~!いっぱいある!!

 

「優美さんっ。見てください!『Xの悲劇』とか『ABC殺人事件』とかありますよっ。クリスティの本がいっぱいあります!他にも『十角館の殺人』とかありますよ」

 

「えっ!?ほんと!?」

 

ひよりちゃんに見せられた本をじっくりみる。

 

「ほんとだ!すごいね~」

 

「はいっ」

 

めっちゃ本があってすごい…。なに買おうか悩むな~。

 

そう思いながらちらっと、隣にいるひよりちゃんを見ると、彼女は満面の笑みをしながら本を見ていた。

 

ねぇ、私、ひよりちゃんの周りに花が見えるんだけど…。ふわふわして、最初あった時はしっかりしてそうなイメージだったけど、今は子供っぽくなっててめっちゃかわいい…。

 

やっぱりひよりちゃん見てると癒される。

 

「それじゃあ、5冊買う本選ぶね」

 

「はいっ。私も選びます!」

 

それじゃあ、私も選ぼう。どれにしようかなー?

 

そう思いながら私はミステリーコーナを歩いて見てまわった。

 

久しぶりにこういうことするから楽しいな~。

 

あ、この本!『ビブリア古書堂の事件手帖』だ!この本も好きなんだよね~。それから…え!『アクロイド殺し 』なんてあるんだー。どうしよっかな。凄く迷う…。

 

…それにしても、やっぱりこうやって友達と過ごしてるの楽しいな。本好きの人と出会えて嬉しかったし。

 

翔だったら本とか興味絶対持ってくれないな~。

…翔も本の魅力知ってくれればいいのに。

 

そう思いながら私は、買う本を選んでいった。

 

◎◎◎

 

~1時間後~

 

「ひよりちゃん、決めた~?」

 

そう言いながら、私が決めた五冊の本を持ちながらひよりちゃんの所に歩いて行く。

 

「はいっ。とても迷いましたが決めました!」

 

「よし!じゃあレジに行こー!」

 

「そうですね!」

 

そして、私達は本屋さんで本を買い、これから住むことになる寮に向かった。

 

でも、流石に本5冊と日用品持ちながら歩くのは結構大変で、めちゃくちゃ重かった。

 

「重いです…っ」

 

ひよりちゃんが重たそうにしながら頑張って持っている。へろへろで、今にも倒れそうだ。そんな弱った姿もちょっとかわいい…って違う違う!私はなにを考えてるんだよ!?

 

「もう、寮に着いたよ!もう少し!頑張って!」

 

私も重い荷物を持ちながら、ひよりちゃんにエールを送った。

 

う、やっぱり配送して貰った方がよかったかな…?

レジで買ったときに配送もできますよっていわれたんだけど…届くのが翌日だったし、ポイントも勿体無いと思ってたから配送は断ったけど…

寮から本屋さん意外と遠かったんだよねー…

次回から配送にして貰おう…もうこんな思いはしたくない…

 

そう思いながら私達は寮にあるエレベーターのあるところで止まった。

 

「じゃあ、此処でお別れかな」

 

「そうですね」

 

あ、そうだ。

 

「ねぇねぇ、もしよかったら明日から一緒に登校しない?」

 

ひよりちゃんと、一緒に学校行ったら楽しいと思うんだよね~。そのかわいい顔も見れるし、癒されたい…。

それに、本の事とじっくり話したいしね。

 

「よろしいのですか?」

 

「もちろん!」

 

「ありがとうございますっ」

 

可愛らしい笑顔でひよりちゃんは答えてくれた。

 

「じゃあ、時刻は後でメールで話し合お!」

 

「はい」

 

「じゃあね。あ、後今日付き合ってくれてありがとう~。とっても楽しかったよ~」

 

「私もです。ありがとうございますっ」

 

「バイバイ」

 

「はい~」

 

そう言って、ひよりちゃんと別れた。

 

ふぅ、今の時刻は…16時30分か~。

 

自分の部屋に荷物を置いて…その後に翔の部屋に行かないとな~。

 

私は自分の部屋に向かうのだった。




どうでしたか?もしよければまた、参考にしたいので感想と評価をくれると嬉しいです!

読んでくれてありがとうございます。
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