最高の相棒   作:シロップシロップ

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7話の日常で、誤字がありました。指摘してくださった方々、本当にありがとうございます!


Cクラスの王様

5月1日。ポイントが振り込まれるする日になった

 

え~と、振り込まれれた金額は...49000ポイントか

 

結構減っちゃったな

波乱な予感になりそう...。他のクラスはどうだったのかな...?でも、きっと今日坂上先生から何か説明あるよね。

 

今私が持っているポイントは、75000ポイント頑張って残したから、合わせると124000ポイントになる。

後...、今日なんか起きたときからイヤな予感がするんだよね。翔...何かしないよね?

 

翔が何か問題行動を起こさないことを祈りながら私はひよりちゃんと一緒に学校へと向かった

 

そして、暫く経つと5月最初の始業開始を告げるチャイムが鳴り、ポスターの筒を持った坂上先生がやって来た。

 

「みなさんおはようございます。これより朝のホームルームを始めます。...ただ、今日は何か質問があると思いますので、まずはそちらを聞いておきましょう」

 

手、誰か挙げるかな?そう思ったけど、誰も手を挙げなかったので少し意外に思った

 

あ、もしかして1度冷静になって初日の翔の質問を思い出したのかな?

 

冷静になるって良いことだよね

 

「おや?てっきりどうして10万ポイント振り込まれてないのか、という質問が来ると思ったんですが....ふむ。今年のCクラスは優秀な生徒が多いようですね」

 

そう言い、坂上先生は私達を見渡した

 

誉めて貰えて嬉しいな

 

「では改めてポイントについて説明する前にまずはこれを見てください」

 

坂上先生は手に持っていた筒から白い厚手の紙を取り出し、広げた。その紙を黒板に磁石で止めた。これは...、各クラスの成績表かな?

 

 

1年生 クラスポイント

 

 A:940cp

 

 B:650cp

 

 C:490cp

 

 D:0cp

 

綺麗に並んでるな~

 

Cクラスは3番目か

 

「まずはcp...クラスポイントというものを説明しましょう。この学校はリアルタイムで生徒の実力を測り、数値化します。要するにポイントはこのクラスの実力と思ってくれて構いません。」

 

ふむふむ

 

「各クラスにはあらかじめ1000cpが支給されています。そして君たちの普段の生活態度を評価して、この学校の生徒として相応しくない態度をとっている所を確認したら1000cpから減点するという減点方式の採点を行っていました。本日支給されたポイントは1000cp=10万pp(プライベートポイント)という定義から考えると、君達のcpは490、つまり49000ppが君達に支給されているということになります」

 

なるほどなるほど。そう言われると確かにそういう金額になるな~

 

そう思ったとき、隣に座っていた翔が手を挙げた

 

う、何かすごく翔がニヤニヤしてるよ...。先生が話した時からずっとだけど...

 

翔ってさ、何かするとき顔をニヤニヤさせるんだよね...

なんでそんな顔するんだろう。いたずらっ子の顔みたいだよ...?

 

「何でしょう。龍園君」

 

「質問だ、どうやってポイントは減ったのか詳細を教えてくれ」

 

おーい、翔ー?敬語!!忘れてるよ!!

 

坂上先生は翔が敬語を使っていないことには気にも止めず、翔の質問に答えていく

 

「それはできません。人事考課、つまり詳細な査定の内容は教えることはできないのです。社会も同じことで、企業に入ったとして詳しい人事の査定内容を教えるかは、その企業次第ですよね。しかし一部の生徒は納得しないだろうからヒントとして一部の生徒が当たり前の事を当たり前に出来ていなかったと言っておきましょう。」

 

確かに坂上先生の話に一理あるかな。そう簡単に詳細は教えてくれない...か。

 

「はっ!なるほどな。要するにそこのカメラで授業を真面目に受けていなかった生徒たちを記録してその回数でポイントが下がったってところか」

そう、翔は言いながら防犯カメラを指した

 

ん、そうだね...でも翔も一応遅刻とかしてきたよ?色々調べてたみたいだけどさ!

 

クラスの一部の生徒はその防犯カメラに気付いていなかったのか声には出していないが驚いていた。

 

「学校側は君達の生活を基本的に否定しないです。全て自己責任。仮に遅刻や授業のサボりを行っても特に何も言いません。しかしそれのツケは自分だけでなく、クラスに返ってきます。この結果が顕著でしょう?特に今年のDクラスは過去最低に酷く、0という過去最高の記録を出しています」

 

確かに...悲惨的だな... Dクラスはきっと今頃相当荒れちゃってるかな?

 

「もう気付いた生徒いると思いますが、この学校のクラス分けは特殊なものです。優秀な生徒から順にAクラスに分けられています。もちろんこの分け方も説明は出来ません。これに関しては了承してください。そして君達はCクラス、つまり学校側からは平均よりやや下の評価をされたクラスというわけです」

 

その瞬間殆どの生徒が怒り出した。まぁ、平均より下って言われたんだから当たり前かぁ...

 

「そう怒らないでください。今はCクラスですが、これからの結果次第ではBクラスにもAクラスにも上がれる可能性があります。cpはクラスのランクにも反映していて、もし君達のcpが651ポイント以上なら君達はBクラスに昇格して、今のBクラスはCクラスに降格します。そして君たちがこの学校は入った目的である進学率、就職率100%ですが、それは卒業する時にAクラスに在学している生徒のみです」

 

その瞬間、更に教室がざわめきだし不満に思う生徒が続出した。

 

希望する進学先や就職先に行くにはAクラスに上がらないとダメ...なのか

 

でも、それだと確実に多くの生徒は不幸になっちゃうよ...

 

この学校は本当に実力主義だな

 

前代未聞だよ

 

「以上でこの学校の仕組みについての説明は終わりますが、次にこれを見てもらいましょうか。」

 

そして坂上先生はもう一つ持っていた白い紙を広げ黒板に磁石で貼り付けた。

 

これは、前回の小テストの結果かな。

 

名前と点数が書かれていることから全員の結果がハッキリと見れるようになっており、1番高い生徒を左上に書きそこから順々と下がりながら全員の成績が表示されている。

 

ええっと私は....あ、100点だ。満点だったんだ...

 

自信は無かったから1問ぐらい間違えてると思ったんだけど...、嬉しいな。

 

えっと1位が私の100点で、2位がひよりちゃんの95点。3位が金田くんの90点だった。

 

ひよりちゃんもあの難しい問題解けたんだ。凄いな!

 

「今回のテストでは34点が赤点ラインです。今回は赤点を取った生徒はいませんでしたが石崎君、君の35点はギリギリです。次回以降は気を付けることですね、今後一科目でも赤点を取るようなことになればその生徒は即退学となります。」

 

予想どうり赤点を取ると退学になっちゃうんだ...

救済措置とかは無いのかな?あ、でも、もしかしたらポイントを支払えば出来るかもだよね。この学校に買えないものなんて無いみたいだから。...でも、もし買えるなら結構な金額になりそうだけど...

 

坂上先生の言葉に石崎君を始めとして点数が低かった生徒は顔を青ざめた。

 

...今度勉強を教えてあげようかな

 

「これは脅しでは決してありません。信じられないというのなら上級生にでも聞くといいですよ。質問がないなら今日のHRを終わりにします。出来ることなら1学期早々退学者が出ないように頑張って欲しいです。君達が赤点を取らずに済む方法はあると確信しています。では解散してください。」

 

そう言って坂上先生は教室を出て行った。

 

『確信している』ねぇ。赤点を回避できる方法があるのかな...?

 

そう思っていると、ひよりちゃんが私に近づいて来た

 

「優美さん、小テスト満点だなんて凄いですね。勉強、得意なんですか?」

 

!?ひよりちゃんに誉めて貰えるなんて嬉しいな~!

 

「んー、勉強は結構できるかな?でも、ひよりちゃんもすごいよ!ひよりちゃんも勉強得意なんだね」

 

「ありがとうございます。」

 

「そうだ!今日ポイント振り込まれたし放課後本屋さん後で行こ?」

 

「はいっ」

 

 

 

 

そう言って放課後になり、私達は教室を出ようとすると...突然、前の扉と後ろの扉が山田くんと石崎くんが塞いでしまったから出られなくなった

 

どうしたのかな?と思っていると

 

ゾクッ

 

と急に寒気がした

 

え?

 

その時、翔が壇上に上ってとんでもない事を言った

 

「全員いるな。俺のことを知っているヤツもいると思うが取りあえず自己紹介からいこうか。俺は龍園 翔。このクラスの『王』だ」

 

はい?と、思わず言ってしまいそうになった

 

ん?私、耳でも悪くなった?

 

そう思ってクラスをぐるっと1周見てみると、殆どの生徒は何を言ってるんだという顔をしていた。しかし、山田くんや石崎くんはそれが当然だという顔をしている。

 

もしかして...前もって聞かされてたのかな?

私は聞いてないんだけど...とも思ったけど。まぁ、それはいいとして翔、お願いだから問題行動起こさないでよ!?

 

「この学校の異質さは今日お前たちも身を持って味わっただろ?そして、今朝の坂上の発言から3週間後に行われる中間テストにおいても何か攻略法があるということが示唆された。お前たちはそのことに気付いたか?」

 

殆どの生徒が、攻略法何てあったのか...という顔をしていた

 

「気付いていなかっただろう?俺はその攻略法について検討がある。」

 

そう言いながら、翔は私を見た

 

え?

 

んん?何で私を見たんだろう。

 

私がそう思っている間にも翔はどんどん話を進める

 

「この時点で俺がこのクラスの中で優秀だというのは明確だ。だから、俺が王として君臨するのが相応しい...と言いたいところだが、反応から見て俺が王となるのに不満を持っている人間もいるようだ」

 

周りを見てみると不満そうにしている生徒が何人か居た

 

「俺を王と認めないやつもいるだろう。認めないやつは此処に残れ。このクラスの王を決めるぞ、そして王に興味ない奴は帰ってもいいが誰が王になろうと文句は言うなよ」

 

と、またまたとんでもない事を言ってきた。決めるってどうやって決めるんだろう?

 

...まさかとは思うけど、暴力とかで決めたりはしない...よね?

 

「だから、このクラスを支配するべき人間は誰か...決めようぜ」

 

そう、堂々と言った。そして、私の期待を裏切るように 

 

「勝負方法はなんでもいいぜ? 頭脳戦がお好みならやってやるし、腕っぷしで勝負したいならやってやるよ」

 

と、言った

 

ん?待って...今腕っぷしって言った?それってつまり暴力ってことだよね?

 

ん?え?はい?

 

「俺が王になることに文句がない奴は教室を出て行ってもらっても構わない。」

 

そう翔が言うと、ひよりちゃんが私に声をかけて来た

 

「私は出ていきますけど...優美さんはどうしますか?」

 

暴力をしでかすかも知れない翔を置いて出ていくのはやめた方が良いよね?うん。絶対大怪我する人続出しちゃうよ!?

 

でも、ひよりちゃんとの約束があるし...

 

そう思って翔を見ると、目が合い、『お前は残れよ』と目で言ってきた

 

はぁ、仕方ないなー

ひよりちゃんごめん!

 

「ごめん。ひよりちゃん、争い事には興味ないけど、野蛮なことになるかもしれないから残るね。翔をほっとくと何しでかすか分からないから...、本当にごめん!だからもしよかったら図書館で待っててくれないかな?」

 

「図書館ですか...?分かりました。お待ちしております。気をつけてくださいね」

 

彼女は、優しく微笑みながらそう言ってくれた

 

「本当にありがとう!」

 

私が目一杯感謝の気持ちを言うと、ひよりちゃんは教室から出て行き、それに続いて何人かの生徒達も教室から出て行った。そしてその結果、教室の中は出ようかどうか迷っている生徒と、不満な生徒のみとなった。

 

「クククッ、根性があるヤツが何人かいる見てぇだな」

 

翔がそう言うと重苦しい空気の中、ある少女が声を上げた

 

「私は納得できない」

 

あの子は...伊吹ちゃん?だよね

 

「ほぉ、伊吹か。お前もこれから勧誘するつもりだったんだが...丁度いい。それで、何で勝負するんだ?」

 

「勿論腕っぷしに決まってるでしょ」

 

へ?伊吹ちゃん?

 

「クククッ、そうかい。何時でも良いぜ?来いよ」

 

ちょ、翔!?女の子に手を上げちゃ駄目だよ!?男子もだけど!

 

 

「チッ」

 

伊吹ちゃんはそう言い、一気に距離をつめて素早く攻撃をした

 

武道経験者なのかな...?攻撃する速度が結構速い

 

「ほぉ、流石だな...だが、それだけだ」

 

翔は余裕の笑みを崩したりは一切しないで華麗に伊吹ちゃんの攻撃を避けた

 

その事に伊吹ちゃんは焦ったのか、右足を軸にして回り、右ストレートを放ったが、翔に止められてしまった。そして翔は伊吹ちゃんの脛を思いっきり蹴り、転ばせて素早く顔に手をグーにして殴ろうとした

 

!?ちょっ、やり過ぎだよッ!

 

そう思い、伊吹ちゃんが殴られる前に、私は翔に対して大声をあげた

 

「翔ッ!」

 

そう私が言うと、翔は凄い勢いで拳を放っていたが、伊吹ちゃんの顔にぶつかる寸前で拳を止めた

 

そして、近くにあった壁を思いっきり殴り、

 

ゴンッ!という大きな音が教室に響いた

 

その音を聞いた生徒達は震え上がったり、目を閉じたりしていた

 

「はぁ、今は伊吹を殴らなかったがまだ攻撃するってんだったら本気で今壁を殴ったみたいに殴るぜ?他のヤツも...な」

 

と、ものすごい威圧で場を支配し、この場に居た人々は誰も勝負をする気力が無くなったため、結局Cクラスの王?リーダーは翔に決まった

 

「というわけで、此れからは俺に従えよ?後そこにいる金田と伊吹と優美、それから俺の部下達は残れ。それ以外はボコボコにされたくなかったら今すぐ帰るんだな」

 

そう言うと、私と伊吹ちゃん、金田くん、それから山田くんと石崎くん以外の生徒が急いで走りながら帰っていった

 

ふぅ、さてと

 

私は翔に近づいて

 

「伊吹ちゃんにさっき殴ろうとしたよね?後、壁も殴ったよね?」

 

と、圧を掛けながら笑顔で翔に言った

 

「従わなかったのがわりぃんだ。」

 

その時、一瞬石崎くんが目を反らした。

え?まさか....

 

「ねぇ、まさか石崎くんと山田くんにも暴力振った?」

 

「あ?してねぇぞ?」

 

うん。非常に怪しい

 

「私は別に怒ってるんじゃないよ?ただ確認してるだけ。本当に暴力は振るってないの?絶対...に?」

 

と、威圧を交えて笑顔でそう言った

 

もし暴力を振るったのならそれはそれで許せないかな

 

すると、翔以外の人達は少しだけ体を震わせた

 

「...少しだけならやったかもな。」

 

と渋々答えた

 

へぇ~、そっかー。振るったんだ~、なるほどね~

 

「はぁ、じゃあ取りあえず山田くんと石崎くんと伊吹ちゃんと壁に謝ろうね?」

 

私は笑顔でそう言った

 

すると、石崎くんが少し焦ったような感じになった。

 

「ゆ、優美さん!俺達は別に大丈夫ですから!なぁ、アルベルト!伊吹!」

 

「yes」

 

「私は全然良くない」

 

「伊吹!?」

 

「謝ってほしい」

 

そうだよね。さっき危なかったもんね。謝るべきだよね。男子にならともかく女の子にまで暴力を振るおうとするなんて許せないな~。まぁ、男子もダメだけど。

 

「伊吹ちゃんと壁に謝ろう?」

 

「俺が悪いことをしたみたいに言うな」

 

翔は不満そうに呟いた

 

「こんな美人な子を蹴ったよね?」

 

すると、翔は若干の間が有りながらも渋々謝ってくれた

 

 

「...チッ、悪かったな」

 

「はぁ、私は別に翔がクラスのリーダーになるのは構わないよ?というか翔のやり方は賛成できないけどリーダーは翔が適任だと思う。このクラスで翔以上にすごい実力がある人はいるとは思えないし。賛成するよ。だけど、やり方をもうちょっと考えようね?」

 

私がそう言ったらこの場に居た私と翔以外の全員がなぜか目を見開いて驚いていた

 

??どうしたんだろう

 

「りゅ、龍園さんが謝った!?しかも優美さんに説教されてる...」

 

「花里氏、やりますね」

 

「?」

 

何の意味かが全然わからなかったけど、翔が「あぁ?」とすごい不機嫌そうな声で言うと、石崎くんが

 

「すいません...」

 

と謝った

 

「それより、龍園氏。何のご用件でしょうか。」

 

あ、そういえば私達翔に呼び出されたんだっけ

 

そう思っていると伊吹ちゃんも金田くんに続くような感じで言った

 

「何のよう?」

 

すると、翔が私と伊吹ちゃんと金田くんを見てながら

 

「あぁ、そうだったな。...単刀直入に聞くが、お前ら3人共俺の部下になれよ」

 

と不適な笑みを浮かべてそう言った

 




どうでしたか?

読んでくださり、ありがとうございます!

今回も、参考にしたいのでもしよければ感想と評価を付けてくれると嬉しいです!
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