ドラゴンクエストⅧ 呪われし姫君と混血のジェミニ 作:レイ1020
サザンビーク王国を出た私がまず始めに向かった先、それは・・・・・・。
「久しぶりだなぁ・・・・・・”トロデーン王国”・・・・・・」
サザンビークと同等に近いほどに大きな王国、トロデーン王国だった。小さな頃にしか行ったことがなかったけど、ここの王であるトロデ王には、小さい頃少しお世話になった覚えもあったから少し愛着が湧いているんだ。
「それにしても・・・・・・【ルーラ】って本当に便利・・・・・・。一瞬でついちゃうんだもんね・・・・・・」
私はここまで呪文である【ルーラ】を使って来た。ルーラは一度行ったことのある場所ならばどこでも一瞬で向かうことができる移動手段としては便利な呪文だ。・・・・・・とは言っても私が今行けるのはこのトロデーン王国とサザンビーク王国、そしてベルガラック、辺境の村のリーザス村くらいだ。なんでベルガラックに行けるのかというと、以前にここのカジノに逃げ込んだチャゴスを連れ戻しに何度か訪れていたことがあったからだ。・・・・・・もちろんカジノなんてやってない。そんなことしたら多分だけど叔父様にすごく叱られるから・・・・・・。それとリーザス村は、二年ほど前にここの近くに視察として訪れていたことがあって、そのついでとしてその村に入ったことがあるからだ。
「ミーティア・・・・・・元気にしてるかなぁ・・・・・・」
大きな城門を前にそうぼやく私。ミーティアというのはトロデ王の娘・・・・・・つまりトロデーン王国の王女だ。小さい頃、ここに来た時に私と同じ境遇だった彼女と、少しの間だったが遊んでいた記憶もあって今の彼女のことが気になるんだ。・・・・・・もう10年近く会ってないからなぁ・・・・・・それに・・・・・・。
「あのチャゴスと婚約したんだもんね・・・・・・流石に心配になってくる・・・・・・」
そう。ミーティアはあろうことかあのぐうたら・・・・・・サザンビーク王子であるチャゴスと婚約をしたんだ。叔父様から聞いた話、昔からサザンビークとトロデーン間で1組、婚約を結ぶことが決まっているらしく今回はチャゴスとミーティアがそれに当てはまる。・・・・・・私?私は・・・・・・今は置いておいて。ともかく、あのチャゴスがミーティアに迷惑をかけないか心配で仕方がないんだ。もちろんチャゴスがしっかりしてくれればそれが一番なんだけど・・・・・・多分それは・・・・・・ないね。
「挨拶したいところだけど・・・・・・今”の私の状況”じゃ取り繕ってなんてくれないだろうしね・・・・・・。残念だけど簡単に中で過ごした後に出よう」
そう決め、私は王国内へ入った。私の状況というのはもちろんお忍びで旅途中ということだ。最初にも決めた通り、今の私はサザンビーク王国のシスティア王女ではなく、旅人のシスティアとして通している。見かけも庶民風に見せている今の私のことを王女だと話しても、信じてもらえる人など誰もいないだろう。・・・・・・むしろそれがありがたいんだけどね。いつも王国内で息が詰まりそうな生活を送っていた私に訪れた、初めての自由なんだ。外でも王女なんていう肩書に縛られてたまるもんですか!そう改めて自分の状況を確認した私はトロデーン王国内でしばらく気ままに過ごすのだった・・・・・・。
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「さて・・・・・・そろそろお暇しようかなぁ?」
トロデーン王国に入って1日経ち、充分に休息をとれた私は、そろそろ別の場所に向かおうと宿に置いてあった荷物をまとめていた。今日はもう遅くなっていたから、出発は明日にして今日はもう寝ようとしていた・・・・・・その時だった。
「っ!?な、なにこの音!?・・・・・・城の方から聞こえる?」
突然ものすごい轟音が響いてきて、まるで地震でも起こっているかの様に地面が揺れていた。そして次に私に襲ってきたのは・・・・・・。
「・・・・・・!!?イバラ!?・・・・・・まずいっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
次に襲ってきたのは巨大なイバラだった。宿の壁を破壊しながら私を丸ごと侵食するかの如く、私に迫ってきていた。だが、そのイバラは私の目の前までくると突如として力をなくしたかの様に枯れ果ててしまっていた。結果として私は無事だったわけなのだが、状況が呑み込めない私は戸惑うばかりだった。
「助かった・・・・・・の?よかった〜・・・・・・・・・・・・っ!トロデ王!ミーティアっ!!」
自身の無事を確認できてほっとしたのも束の間、今度は同じく巻き込まれたであろうトロデ王やミーティアたちの安否に悩まされた。
「とにかく助けに行かないと!」
考えるよりも先に体が動いていた私はすぐさま宿の中を飛び出し、城の中へと向かった。だが、もう少しで城内と言ったところで私の足が止まった。なぜかと言うと、私の目の前の扉から誰かが出てくる様でその様子を見守っていたからだ。・・・・・・トロデ王たちであって欲しい・・・・・・。そう願った私だったが、出てきたのは・・・・・・。
「人?魔物・・・・・・?それと・・・・・・馬?」
一人の青年と、緑色の肌をした魔物、そして綺麗なたてがみが目立つ白馬だった。
システィアのパラメータ
Lv.20 HP 150/150 MP 430/430
特技 火炎斬り ドラゴン斬り はやぶさ斬り メタル斬り ミラクルソード ギガブレイク 大防御 爆裂拳
魔法 メラ メラミ メラゾーマ ヒャド ヒャダルコ マヒャド バギ バギマ バギクロス マホトラ バイキルト スカラ スクルト ルーラ ホイミ ベホイミ キアリー キアリク リレミト
特殊効果 呪い無効 状態異常耐性