FGO/VRMMORPG カルデアの中の小人達 作:食卓の英雄
あと感想とか評価とか欲しい!
追記 藤丸姉弟の名前をまちがえたので修正しました
プロローグ〜燃える街へ〜
ドクターから言われた時間になると、視界の端にこのような表示が出る。恐らくこの表示からして、全プレイヤーが安全地帯へ避難すればこのクエストがクリアされるのだろう。しかし時間制限もあるようでタイムは減っていくばかりだ。
「え、安全地帯って何?」
「いきなり始まるの!?」
「と、とにかく安全地帯まで逃げよう」
幸いというべきか、マップが表示され、緑と赤に色分けされている。チャットを見ると、他のプレイヤーも向かっているようで、色々な疑問が出されるも向かってはいるようだ。
しかし、会議は管制室であると聞いていたので、時間になったから目の前で待っていたのだ。
つまりは安全地帯から最も遠いのである。
「今からならギリギリ間に合うな」
念の為、途中の部屋も見て回ったが、見落としているプレイヤーは居らず、赤いゾーンと緑のゾーンの境目には、何人ものプレイヤーがいた。丁度緑のゾーンに入ると放送が流れる。
『ロマニ、あと少しでレイシフト開始だ―――』
「あ、水銀さん。これ何があるんですかね?ストーリーが真っ先に避難って、PS NOVAかって感じですよね」
放送が終わると、話しかけてきたのはカレーライス。正直男か女か分からないが話し方で男だと勝手に思ってる人だ。
「さあ?あと30秒くらいで分かりますけど…」
「爆発とかじゃないのか?」
「あと一戦していたら間に合わなかったでござるよ」
いつの間に来ていたのか、ボブやザ・ニンジャ等の種火組が隣に立っていた。
そしてカウントは迫る。5…4…3…2…1…0
「っ
覚えていた直感スキルの効果で何とか危機を察知し、一番近くにいた種火組とカレーライスを膜状に展開し包み込む。
その瞬間、耳が壊れるかと思うほどの爆音が轟く。
外からは「うわっ!」やら「熱っ!」などの声が聞こえてくる。やはり礼装の使い方を密かに練習していて良かった。
膜を解くと、目の前の赤ラインだった廊下の先はごうごうと燃えていた。電気が消えていたが不幸中の幸いか、炎の明かりで周囲は見えた。
プレイヤーは目を押さえる者や、未だに耳を塞ぐものなどがいる。
先程ボブが言ったように、大きな爆発でも起こったみたいだ。
直後、けたたましいサイレンと共にアナウンスが流れる。
『緊急事態発生。緊急事態発生。中央発電所、及び中央管制室で火災が発生しました』
『中央区画よ隔壁ら90秒後に閉鎖されます。職員は速やかに第二ゲートから退避してください。繰り返します―――』
その後、直ぐに電気は復旧する。
皆が困惑して佇んでいると、後ろからロマンと見知らぬ男女が必死の形相で走って来ていた。それも何人かのプレイヤーを連れて。
「君たちか!すまないが手の空いている者は僕達と一緒に来てくれ!分かってると思うが緊急事態だ!」
鬼気迫る様子でまくしたてるロマンに、呆然としていると、またもや視界にバーが現れる。
a)藤丸立香、立夏を手伝う 戦闘有∶難易度D
b)ロマンを手伝う 納品・雑用等∶難易度G
選択肢が出てくる。恐らく後ろの二人が藤丸だろう。どちらも選ばない事もできるらしいが、そんな事はハナから頭に無い。
視聴者も大半が難しい方。つまりaの方を望んでいる。
ならば当然こっちを選ぼう。俺もこっちがいいし。
一応チャットで情報伝達は忘れない。既にいくらか見えるが、戦闘に役立ちそうもないスキルをとっているプレイヤー、あるいは然程戦闘を望んでいない人はbを選択している。なんと差分は驚きの110∶90で戦闘系の勝ち。普通は少ない非戦闘系がこのサーバーでは戦闘系と同じくらいには多いらしい。
着いていった先は酷かった。かつて見たはずの中央管制室は瓦礫と赫赫と燃える炎に包まれている。
「……駄目だ。生存者は、いない。無事なのはカルデアスだけだ」
まるでゲームとは思えない、リアルで見たような衝撃を覚えていると、ドクターは続ける。
「ここが爆発の基点だろう。これは事故じゃない。人為的な破壊工作だ」
アナウンスでは、予備電源へ切り替えろという。
それを聞いたロマンは藤丸君達に逃げろといい、炎の壁を走り抜ける。結構な人は躊躇っているが、スティーブやアレックス等は迷わずロマンへ追従する。
尚もアナウンスは止まず、レイシフトやら冬木やらとの言葉を述べる。
姉は言う。……様子がおかしい。急いで戻らないと……
弟は言う。……ギリギリまで生存者を探すべきでは……
その言葉でハッと気づき、一同に消火に取り組んだり瓦礫を退かしたりして生存者を捜索する。
しかし捜索虚しく生存者の影はない。
ガラッ
瓦礫が崩れ、下からか弱い声がする。
藤丸姉弟はそれに気づき駆け寄る。それは少し前にお世話になった、自分を先輩と慕う少女だった。
「藤丸くんどうした!」
俺も藤丸の下へ駆けるが、そこには下半身を押しつぶされた見知った顔。いくらNPCとはいえ、これはキツイ。幸いなのは、潰された肉が見えない事だ。これは設定で度合いを変更出来たが、これでデフォルトだ。
視聴者は阿鼻叫喚の渦。マシュちゃんが…!とかええっ!!マシュがそこで!?などの驚きのコメントが多い。やはり見るのと体験するのとでは別物のようだ。
他の人も生存者の方へ自然と集まり、その光景に眉を顰める。
何言か話すと、カルデアスすら太陽の様に輝き、未来においての人類が絶滅したことを告げる。ゲームの筈なのに、まるでリアルが夢で、こちらが現実かと錯覚する程にそれは重い言葉だった。しかし、そらは臨場感を与えるものでもあり、これからの事を期待させるには十分だった。
『適応番号48 藤丸立香 適応番号49 藤丸立夏を、マスターとして 再設定 します。マスター補助ホムンクルス …人員を確認』
『アンサモンプログラム スタート。霊子変換を開始 します』
「これはレイシフトだ!向こうに着いたら落ち着いて仲間と合流することを考えてくれ!」
不安になっていた者も、それを聞き平静を取り戻すと、次第にβ版では無かった機能への期待が満ちる。
「手を、握って貰って、いいですか?」
「ああ――」
「うん――」
『レイシフト開始まで あと3
2
1
全工程、完了。ファーストオーダー実証を開始します』
何かの渦のような、例えて見るならば異空間のトンネルのような、不思議な感じのするものを通り、暗い穴から光が射し込む―――
「あれ?」
そこは、燃える街だった。
「すげぇ…知識では知ってたけど、こんな感じなのか」
「これがレイシフトか…」
「何ここ、うわ〜すごいな」
俺以外の声が二つし振り返ると、カレーライスと最初に俺に声をかけた視聴者がいた。
炎上する都市、辺りは暗い。カルデアと同じく、そこかしこが燃えている為に視界は確保出来ている。
炎の質感すらゲームに等見えず、周囲を警戒していると、声がかかる。
「水銀さーん!なんか来ましたよ!」
今カレーライスさんが戦ってます。そう続き、振り向くと、ボロ布を纏った骸骨がいた。それは昔理科室等で見たものよりも薄汚れ、ヒビも入っている。それが剣や槍を持って人に襲いかかるのだから恐怖もひとしおなのだが……。
光る車輪片手に大暴れしているカレーライスを見て、無表情になったのは誰にも責められないだろう。
「………えっと、倒してるんですけど……いいんですかね?」
「……いんじゃない?…じゃなくて、俺らも倒さないとポイントが!全部取られるぞ!」
「あ、そっか!」
戦闘態勢をとり、数いるスケルトンへ駆け出す。スケルトンの数は多く、死者の軍勢は不気味だが、脆い。最も弱い種火よりも遥かに弱い。これならば単体にやられることはまず無いだろう。
「とりあえずスケルトンを倒しながら仲間と合流しよう」
「はい。初戦闘なんでキンチョーします!」
「俺も最初はよく分かんなくて負けたけど、なんかあってもフォローしてこう!」
「ウス!」
「ヨイショオオォォォォッ!!」
「……その前に、カレーさんに追いつこうか」
「…うす」
こんな感じですけど、なんか変な部分とかこうしたほうがいいよ。という部分はありましたでしょうか?
よければ教えて頂きたいです。
英霊召喚って、どうよ?
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ストーリーに登場してからじゃないと…
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ストーリーに登場しなくても召喚していい
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