ありふれた転生者は世界最高   作:TNKエース

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ハリーポッター風のタイトル


オスカー・オルクスと生成魔法

オスカー・オルクスと生成魔法

 

俺達が扉の向こうに入ると空があった。

 

「外?」

 

「いや、そう見えるだけだ……実際は洞窟の中のまんまだ」

 

「本当だ……」

 

「ユーリ、神代魔法は一体何処にあるんだ?」

 

「ああ、三階だ。そこにここの主人のメッセージと共に神代魔法を伝授してくれる魔法陣が有る」

 

皆は屋敷の中に入っていく。

右往左往しながら三階の階段を上がっていくと奥に部屋が有った。

 

奥の扉を開けると、そこには直径七、八メートルの今まで見たこともないほど精緻で繊細な魔法陣が部屋の中央の床に刻まれていた。いっそ一つの芸術といってもいいほど見事な幾何学模様である。

 

しかし、それよりも注目すべきなのは、その魔法陣の向こう側、豪奢な椅子に座った人影である。人影は骸だった。既に白骨化しており黒に金の刺繍が施された見事なローブを羽織っている。薄汚れた印象はなく、お化け屋敷などにあるそういうオブジェと言われれば納得してしまいそうだ。

 

「綺麗なもんだろ。1000年もの何だぜ」

 

悠里の茶化す様な言葉に皆はもしや、と思う。

 

「この骸が叛逆者……」

 

「そう、そして……」

 

悠里は前へと進み、魔法陣の中心へと立つ。

 

カッと純白の光が爆ぜ部屋を真っ白に染め上げる。

 

まぶしさに目を閉じるハジメ達。直後、何かが頭の中に侵入し、まるで走馬灯のように奈落に落ちてからのことが駆け巡った。

 

やがて光が収まり、目を開けた彼等の目の前には、黒衣の青年が立っていた。

 

「解放者の一人、オスカー・オルクスだ」

 

「試練を乗り越えよくたどり着いた。私の名はオスカー・オルクス。この迷宮を創った者だ。反逆者と言えばわかるかな?」

 

皆は驚きながらもオスカーの話を聞く。

 

「ああ、質問は許して欲しい。これはただの記録映像のようなものでね、生憎君の質問には答えられない。だが、この場所にたどり着いた者に世界の真実を知る者として、我々が何のために戦ったのか……メッセージを残したくてね。このような形を取らせてもらった。どうか聞いて欲しい。……我々は反逆者であって反逆者ではないということを」

 

そして、悠里が言った通りの狂った神と解放者達の物語が語られる。

 

長い話が終わり、オスカーは穏やかに微笑む。

 

「君が何者で何の目的でここにたどり着いたのかはわからない。君に神殺しを強要するつもりもない。ただ、知っておいて欲しかった。我々が何のために立ち上がったのか。……君に私の力を授ける。どのように使うも君の自由だ。だが、願わくば悪しき心を満たすためには振るわないで欲しい。話は以上だ。聞いてくれてありがとう。君のこれからが自由な意志の下にあらんことを」

 

そう話を締めくくり、オスカーの記録映像はスっと消えた。同時に、全員の脳裏に何かが侵入してくる。ズキズキと痛むが、それがとある魔法を刷り込んでいたためと理解できたので大人しく耐えた。

 

やがて、痛みが収まると皆は床にへたり込んだ。

 

「クソっ!如月の話を信じていなかった訳じゃ無いが……こう他の奴も言ってたとなると、信じない訳にはいかねえよな」

 

「だよね。鈴なんか話聞いててエヒトルジュエにムカついてきたもん」

 

「こんな悲しい事……嫌だよね」

 

「「「………………」」」

 

龍太郎、鈴、香織はオスカーの言葉に感情を露わにする中で、

メルドは葛藤、アレーティアは怒りに震え、ハジメは思案する。

 

そして、悠里は一人、恵里に支えられていた。

 

「たが、今の俺たちがエヒトルジュエと戦っても勝てる可能性は0%だ。涅槃寂静程の勝率もない」

 

悠里の言葉にメルドを除く面々が頷く。

 

「でよ、涅槃何とかってなんだ?」

 

「あ、それは鈴も聞きたい」

 

「私も、聞いた事ないかな」

 

「僕もないな」

 

「ボクも……」

 

涅槃寂静(ねはんじょうじゅ)な。

簡単に言えば数字の刹那とかよりも遥かに小さい数だと思えば良い」

 

悠里の言葉に皆納得して……風呂が有ると言う言葉に皆目の色を変えた。

特に女性陣が……

 

 

 

 

 

女の風呂の時間の間。悠里は龍太郎とメルドを連れたってオスカーの骸を地面に埋めた。

 

そして、合掌し南無阿弥陀仏と唱えた。

 

女性陣が風呂から上がると男共も風呂に入る。悠里は人形を使い風呂に入った。

 

そしてオスカーの用意したシャツ(ハジメやユエが着ていたアレ)を着込み、皆泥のように眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思ったか?

 

悠里が眠りにつく直前。

自分の部屋とした部屋に誰かが入ってきた。

 

恵里だ。その身にはシャツ一枚のみを纏っているだけだった。

 

恵里は無言で悠里の眠るベッドに潜り込もうとすると、

 

「そこまでだ」

 

左手でドンナーを構えた悠里が恵里に銃を突きつけた。

 

「えっ?」

 

「天之河に会いに行けるのに、何でここに来た?」

 

「えっ?ええっ?」

 

悠里の冷酷な言葉に恵里は混乱する。

 

「言っとくが、俺はお前が天之河に縛魂しようが、天之河もラブラブしようが関係ないし……何で怒ってる?」

 

恵里は無言で怒気を纏っていた。この朴念仁に対して、

 

「フフフッ、初めてだよ。此処まで怒ったのは……」

 

恵里は今までにない……光輝に近づくメスに対するドロっとした物とは違った怒りを感じていた。

 

そして、恵里はシャツを乱雑に脱ぎ捨てる。

 

「ブボっ!!」

 

悠里は吹いた。えっ?何?冤罪?冤罪か?尚文的なノリか?と考えると、

 

「ヤるよ!」

 

恵里は怒りやら何やらで暴走していた。

 

悠里は逃げようとするが、片手がない分不利だった。

 

そして、二人は………

 

「「アッーーーーー!!!」」

 

その後、何があったのかはご想像にお任せする。

 

 




因みにハジメくんも………初めては三人で……

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