マゾなドラゴンを探しに行こう(まだマゾじゃないです)
さて、転生者が暗躍するなかで悠里達は再びブルックの町に戻っていた。
原作の様に再びマサカの宿屋に泊まり、悠里やハジメの情事を覗こうとしたソーナは悠里達の情事が思ったより激しく、鼻血を吹き出し地面に激突した以外は平和であった。
そして原作と違い、顔の印象を変えているので変態達も居らず、スマラヴァも存在しない。
故に、悠里達がフューレンに行こうが、キャサリンは紹介状を渡してくれなかった。
そして悠里達はフューレンに着いた。が、特に問題が起こらなかった。
が、しかし、悠里はそこで気づいた。
「ゲイル。行こうぜ」
「応っ!」
「ウィル。気をつけて行きなさい」
「はい!ママ!」
ウィル・クデタとゲイル・ホモルカと思わしき男が冒険者ギルドから出て行ったのを見た。
悠里達はその晩、宿屋にて論議をする。
「しまったな……転生者対策やオルクスをサクサクと攻略してきたツケが出てきた」
「ツケ?」
「ああ、シアも居ない事もだが、本来ならブルックでユエとかが恋人だとか奴隷だとかで絡まれてな、原作ハジメと共にスマッシュラバーズと呼ばれる程の問題を起こしていたんだが……そのおかげかブルックの受付のおばさんが紹介状を貰っていたんだが……渡されていないよな?」
「ああ、うん。貰ってないね」
「ああ、更に原作第三章から出てくるティオ・クラルスがウルの街に来ていない可能性が有る」
「誰?その人」
「龍人族……あれ?竜人族だったっけ?」
「竜人族……」
「ああ、そっちか……竜人族の姫だ。龍人族は昔に滅んだと言われているが、実際は大半が囮になり僅かに生き延びていたんだ。
それからは隠れ里で過ごしていたんだが、
エヒトルジュエの召喚を感知したティオが調査の為にウルの街にやって来て、清水……俺も遺書でフォローして置いたが、どうなっているのやら?
まあ、清水が拗らせてから魔人族に絆されてしまい、畑山先生を殺して、ウルの街を壊滅させる事で魔人族側の勇者に向かい入れると言われ、竜形態のティオを闇魔法で洗脳して、ウィル・クデタとゲイル・ホモルカに見られて排除しようとしたんだが……原作ハジメにウィル・クデタを救助する依頼を此処のギルド長に頼まれてた」
「そこでどうしてギルド長に頼まれるの?」
「ん?この街に着いたら豚の様な貴族がユエとシアを寄越せと言ってきてな、そこで護衛ごとフルボッコ……からの取り調べで実力はあるが問題児な原作ハジメ達に受付のおばさんの紹介状でフルボッコ事件の司法取引として救助を依頼するんだ」
「ああ、そこで畑山先生と会うんだね」
ハジメの言葉に悠里は頷く。
「で、清水と一緒に探す事になってしまい……ウィル・クデタを見つけたら操られたティオと戦闘だ。デカくて硬くて強くて速いとシンプルな強さで苦しめられて、乾坤一擲のパイルバンカーをケツの孔に「ちょっと待って!!」何だ?」
「ケツの孔にパイルバンカーって何!?」
「原作ハジメが攻撃が効かないのでケツの孔からケツパイルしちゃってね」
「うわぁ……うわぁ」
ハジメは原作のハジメの行いに引いていた。
「恵里ちゃん。ちょっと……」
「何っ?」
香織と恵里は部屋の隅に移動し、何やら話あっていた。
「無理無理、避妊薬みたいに特定の一種類ならともかく、不確定多数の細菌を殺すのは無理だよ。
やるならちゃんと洗浄して綺麗にするとかの方が確実だよ」
「そっか、そう簡単にはいかないよね。悠里くん。石鹸は作ってくれるけど、……は作ってくれないかな?」
「お湯でも使ってろよ……」
悠里はハジメを生暖かい目で見てやる。
「話を続けて!」
「その後、ケツパイルをされたティオはギャグ漫画的なドMになってな」
「ドMって……」「まるでベットの上のエリリンだ」「はっ?鈴もでしょ」
何やら性癖が暴露されたがハジメは無視をした。
「その辺は気にするな。早めに動いたから彼女はまだ隠れ里……又はウルに移動中の可能性がある。
転生者も動くとしたら畑山先生がウルの街に来た時だろう」
「じゃあ、次の目的は……ウルの街だね」
「ああ!転生者の面を拝ませてもらう!」
悠里は拳で掌を叩く。
そして一行はウルの街へと向かう。
原作は少しずつ狂っていく。
少しずつ、少しずつ。