三玖を愛する転生者の話   作:音速のノッブ

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今回の話だけで色んなネタやパロをやってます。明日は可能だったら投稿する予定なのでよろしくお願いします。


結びの伝説 Day2

「懐中電灯よーし、BGMよーし、やる気よーし…………それでは、総悟君プレゼンツのおふざけ無しの怪談話をおっ始めま~す」

 

「ほ………本当にやるのですか火野君………?今日は早めに寝た方が…………」

 

「安心しろ、五月。5分も掛からんからな。終わったらすぐ寝れるさ……………幽霊に怯えず寝れれば、ね?」

 

「誰かこの人を止めてください~!」

 

五月の声も虚しく響くだけ。 残念ながら誰も俺を止められない!

 

「全く、五月もビビり過ぎよ。どうせ十二宮殿の

階段の続きを話すだけよ」

 

「少年達は女神様の命を救えるのでしょうか?」

 

ちげーよ、もう 聖闘〇星矢………じゃなくて、階段話じゃないわ。つーか、四葉は半日前に言ってたことをよく覚えてたな。その記憶力を勉強にも是非とも活かしてくれる事を切に願う。

 

「ええい、静粛に!……………ごほん。それでは始めます」

 

懐中電灯を下から照らし、怖いBGMを流して、低い声で語り出す。

 

「あるところに夫と妻、その娘の3人家族がいました。しかし夫婦の仲は険悪。夫は外に女を作り、いつしか妻の存在を邪魔に感じるようになっていました」

 

「「「「「……………」」」」」

 

五月はガクブル、それ以外は今のところは黙って聞いている。

 

「その時は、来るべくして来たのかもしれない。いつもの夫婦ゲンカのさなか、夫は激情にかられ妻を殺害してしまったのです…………」

 

「「「「「…………!」」」」」

 

ついに物騒な話題が出てきて皆の顔に緊張が走る。五月はさらにガクブル。

 

「夫は娘が起きる前に、妻の死体を担ぎ夜中の山中へ死体を埋めた。妻から解放されたという思いとは裏腹に夫の足取りは重くなるばかり。殺人を犯した罪悪感もありましたが、何より娘のことが気がかりでした。そんな心中を知るはずもなく、朝起きてきた娘の顔は…………『笑顔』。母がいないことにも触れず、笑顔を振りまいていた……………」

 

「「「「「………………!!」」」」」

 

クライマックスに差し掛かり、二乃や四葉も震え始める。一花姉さんと三玖も互いに身体を寄せ合って手を繋いでいる。五月は超絶ブルブル((( ;゚Д゚)))。

 

「夫はその笑顔に安堵すると言うよりも違和感を感じていた。どうしてそんなに機嫌がいいのか?それを尋ねると『だってお父さんとお母さんいつもケンカばかりしてたのに仲直りしたみたいだから』と。お母さんなら実家に帰っていないよ、と思わず父がついたウソに娘はこう返しました」

 

ここで敢えてBGMを中断。

 

「何言ってるのお父さん。お母さんならお父さんの背中に抱きついてるよ。………そう、お母さんは……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前の後ろだァァァァ!!」

 

「わぁ!?」

 

「ヒッ!」

 

「ひゃあっ!」

 

「お、お化け────!!」

 

「もう嫌ですぅぅぅぅ!!」

 

背後から懐中電灯を下から照らした上杉の叫びに5人は悲鳴をあげながら一斉に飛び退いた。

 

「何すんのよ、あんた!心臓が飛び出るかと思ったじゃない!」

 

「ハッハッハ!いつぞやの睡眠薬の仕返しだ!」

 

「あー、びっくりした…………ソウゴ君と打ち合わせ済みだったの?」

 

「いや、全然。俺も少し驚いたわ」

 

「まぁ、()………じゃなくて、俺は天才だからな」

 

………ん?

 

「じゃ、俺は寝るぜ………zzz」

 

「寝るの早っ…………まぁ、取り敢えずビビってくれて俺的には大成功だったね。どうだった?」

 

「結構怖かった…………でも、楽しかった」

 

「私も面白かったです!火野さんは怪談話で将来食べていけますよ!」

 

三玖と四葉には好評。だが、食っていくのは多分無理。

 

「かなり良かったとお姉さんも思うよ」

 

「…………まぁ、怪談話としては及第点かしら」

 

二乃は上から目線。いや、いつもの事か。

 

「五月は………………聞くまでもないか」

 

一番ビビってた五月は涙目で二乃に抱きついてる。怖かったのはもう聞くまでもない。

 

「もう2度と火野君の怪談話は聞きません!怖すぎます!」

 

まぁ、こんな感じで良かっか悪かったかは人それぞれの怪談話の会は終了。全員就寝についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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翌朝

 

「………んー」

 

窓から差し込む光を受けて、一花は寝返りをうって目を開くとそこには総悟の寝顔があった。

 

「Zzzzzz…………」

 

「(そ、ソウゴ君!?あれ、でも昨日寝るとき隣はソウゴ君じゃ……………って、みんなめちゃくちゃ…………私もだけど)」 

 

一花が起き上がって総悟の顔を覗き込んで見ていると、寝言が総悟の口から飛び出す。

 

「………澤さん、椅子いる…………?俺、椅子になろうか…………?」

 

「………ふふっ。どんな夢を見てるのかな?」

 

そう笑うと一花は胸に手を当てる。センサーは平常──────少なくとも今の所は。

 

「………友達なんだから、これくらい平常心でいられなきゃ…………大丈夫だよね……………」

 

言葉とは裏腹に心臓の鼓動が早まっていく─────果たして本当にセンサーは平常なのだろうか────?

 

「もう朝ですよ。朝食は食堂で」

 

だがその時、外に出ていた五月が部屋の扉を開けて、その光景が目に入ってしまう。五月は反射的に扉を閉め、それに気付いた一花も反射的に寝たフリをしようとするが─────

 

「……北京ダック!!!」

 

それよりも前に、予兆もなく総悟の意識が覚醒して上体をかなりの早さで起こす。残念ながら一花は回避する事が出来ず総悟の頭突きを喰らって倒れる。

 

「(ッ~~~~~~~~~!)」

 

声を出さずに痛みに耐え、一花は寝たフリをする。

 

「…………夢か。全く、ざーさんが北京ダックって言うと同時に目が覚めるとはな………………お、五月?扉を少しだけ開けてこっちを見てどったの?てか、起きるの早いなー。俺は第2位か」

 

実際は2番目に起きたのは一花である。即ち───

 

「「(……気付いてない?)」」

 

どうやら顔を覗き込んで見ていた一花に気付いてなかったようだった。寝たフリをしている当人はそれを聞いて一先ずホッとした。意外な所で女優の演技力が活かされた………のか?

 

「中野、ここで何やってるんだ!」

 

「せ、先生………?」

 

その後、偶然雪による足止めで同じ宿に泊まっていた学校の皆と合流出来たのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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部屋のチェックアウトを済ませた俺達はクラスごとにそれぞれ別れてバスに乗り込む。そして偶々一花姉さんと隣になった。

 

「いやー、まさか学校の皆も泊まってたとはね。会わなかったなのが逆に凄いな。ね、一花姉さん」

 

「(……………頭突されるのは流石に予想外だったよ…………幸いなのが触ったら痛い程度で済んだ事かな…………)」

 

「おーい、一花姉さん?」

 

「え?う、うん。そうだね……………そう言えば、ソウゴ君。今日頭をぶつけたりしなかった?頭痛んだりとかしてない?」

 

「?…………全然痛くないし、ぶつけたりもしてないけど……………何で?」

 

「………皆、寝相悪かったりしたからぶつかってないかなー、って思っただけだよ(石頭なんだなぁ………)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遂に林間学校スタート。先ずはカレー作りからである。俺は料理が得意なので野菜を切ってる。

 

「見える………見えるぞ!私にも野菜が見える!……………おーい、二乃!動いてないから当たり前だろってツッコミ入れろやー!!」

 

「私はあんた専属のツッコミ担当じゃないわよ!!班の人にでもやってもらいなさい!!」

 

少し離れた所から二乃の声が帰ってくる。いやぁ、でも班の人はツッコミの経験値が足りなさそうだし、やっぱ二乃なんだよなぁ。

 

「火野君って二乃ちゃんと仲が良いんだね?」

 

「そうか?」

 

少なくとも今は(・・)ボケとツッコミの関係とか教師と生徒の関係としか思ってないのだけどね。友達と呼ぶにはまた早いだろ。まぁ、別に嫌いじゃないんだけどね。根は姉妹想いだし。

 

「よーし、これで全部か」

 

「じゃあ、これを鍋に入れてくるね」

 

「サンキュー」

 

一花姉さん気が利くぅ。さーて、少し時間が出来たし他の所がどんな感じか見てくるか。

 

…………おや、あそこにいるのは三玖………って、何か入れようとしてるけど!?とんでもないものを入れるんじゃないだろうね!?

 

「三玖ちゃん、何入れようとしてるの!?」

 

「味噌。隠し味」

 

………なーんだ、味噌か。三玖と同じ班員の子もそこまで驚くもんじゃないゾ?入れると和風カレーになるし。

 

「三玖、味噌は最後に入れると良いよ。煮込む段階で入れると風味とか飛んじゃうからね」

 

「そうなんだ………分かった」

 

「………いや、でも入れるのは自分のだけにして!」

 

ちなみに、俺はカレーの隠し味はマヨネーズ派です。でも、マヨラーではない(どうでもいい)

 

「おいコラ、火野」

 

誰かと思えば前田氏。

 

「一………中野さんとは順調なんだろうな?」

 

「まーね」

 

「くそっ、結局独り身で林間学校を迎えちまった。お前は良いよな、中野さんと踊れて。そりゃあ、俺は喧嘩に明け暮れてたし見た目も怖いかもしれねぇが、俺だって恋の1つや2つしてみたいんだけど、どうすれば恋人…………」

 

「(長い………)恋人をワンチャン出来るかもしれない方法を教えてやろうか?」

 

「そ、そんな方法があるのか!?」

 

「吊り橋効果ってのがあってだな。まー、要は不安や恐怖を強く感じる場所で出会った人に対し、恋愛感情を抱きやすくなる現象だ」

 

「なるほどな………」

 

「つー訳で、今日の肝試しにクラスの女子でも誘ってこい。そうすれば、後は肝試しの実行委員隊長である俺が吊り橋効果を発動させるからよ」

 

「そ、そうか……………なら、ちょっと声でも掛けて誘ってみるとするか」

 

「がんば~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そして、遂にやって来た夜。三玖は一花、二乃は五月と行くことになっている。四葉は肝試しの応援に行った。

 

『─────ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

「す、凄い悲鳴だね…………」

 

「うん………」

 

遠くから聞こえてくるのは悲鳴。それを聞いた一花の呟きに三玖が同意する。果たしてこの悲鳴は風太郎によるものなのか、それとも総悟によるものなのかは身をもって体感しなければ分からないだろう。

 

「よし、次のグループ行って良いぞー」

 

「あ、私達の番だ」

 

「い、行こう」

 

果たしてどんな仕掛けがあるのやら、と2人は楽しみ3割ドキドキ7割で森に入って行く。そして歩いて3分、最初の関門に突入した。

 

「う、うらめしやー!」

 

「食べちゃうぞー!」

 

「「………………」」

 

…………まぁ、残念ながら上杉に関してはもうネタバレしてるので驚きも何も無かった。

 

「………何だ、ネタがバレてる2人か」

 

「わぁ、びっくり!」

 

「ばればれの嘘でもお気遣いをどーも…………だが、忘れるな。この先には本命が控えている事をな!ハッハッハ!」

 

敗北者の捨て台詞みたいな言葉を残して上杉と四葉は引っ込んで行った。何とも言えぬ空気にはなったが、2人は先を進む。少し歩くと、看板が立っていた。もしやその看板から飛び出してくるのかと2人は警戒していたがそんな事はなく、ただイラストが描かれた紙が貼ってあるだけだった。

 

「何々…………『恐怖を味わう前に可愛い鬼のメイド少女のイラストで和んでください♪』だって」

 

「凄い完成度…………ソウゴは絵も上手いんだ。写真取っておこ」

 

「あ、私もそうしよっと」

 

イラストは複数枚あり、中には鬼の角が生えた形態で棘付きの鉄球を振るっているものや、髪を長くして子供を抱えているのもあった。

 

さて、2人はパシャパシャ写真を取り終わって再び歩き始めて早々、恐怖の時間がスタートした。

 

『フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ──────』

 

「「!?」」

 

後ろを2人は振り向くが、そこに誰もいない。

 

『フォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ──────』

 

声は今度は前から。だが、向いても誰もいない。そして右、左、さらには上からも声はするが姿はどこにもない。

 

「な、なにこの声…………?」

 

「さ、さぁ…………色んな方向から聞こえるから、いつどこから来てもおかしくないね…………気を引き締めて行こっか」

 

姿は見えずに不気味な声だけ響く。いつどこから来るか分からない恐怖に2人は少し怖がりつつも歩き進める。ある程度歩くと唐突に謎の声もピタリと止まり──────

 

「なるほど~これはこれは確かに興味深いですね~。あぁなぁた、もしや傲慢ではありませんですかね」

 

先程よりも不気味な天の声が彼女等に響き渡る。

 

「ソウゴ……………?」

 

「ここで仕掛けてくるのかな…………にしても、本当にソウゴ君?何かフータロー君に声が似てるような気が…………?」

 

一花が言っていることは概ね正解である。ソウゴが仮装しているのはフータローの中の人の迫真の演技で人気キャラとなった400歳の男なのだから。

 

「あぁなぁたですよ、ショートカットの少女……………お訊きするのデスが…………何故花〇香菜などと呼ばれているのデス?」

 

「(いや、それ私が1番聞きたいんだけど…………)」

 

「……あぁ、無視は寂しいデスね! こんなにも、ワタシはアナタに好意的に接しているというのにのにのにのにににににに!」

 

まさに狂気と言うべきか。ここまで来ると一花らは演技に感心するのを通り越して恐怖を感じていた。

 

「………あぁ、そうデスか。ワタシとしたことが、ご挨拶をしていないではないデスか。ワタシは魔女教、大罪司教『怠惰』担当、ペテルギ〇ス・ロマネコンティ……デス!

 

間髪入れず総…………いや、ペテルギ〇スは続ける。

 

「さて、さて、さてさてさてさてさてててててて………そこの長髪の少女」

 

「わ、私?」

 

今度は三玖である。

 

「その体から漂ってくる濃密なまでの寵愛。実に、実に実に実に実につにつにつにつにぃ、興味深い……デス!

 

「………………一花。私、臭くないよね?」

 

「う、うん全然大丈夫…………それに、多分そう言う事じゃないと思うよ………」

 

真に受けて自分の身体を嗅ぐ三玖に一花は静かにツッコミを入れる。そんな中、遂にクライマックスを迎える。

 

「あぁ、濃密に漂う濃密な寵愛……………脳が、

 

一花と三玖は背後から肩をトントンと優しく叩かれる。反射的に振り返った次の瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脳が震えるるるるるるるるるっ───!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「…………………」

 

いつの間にか背後にいた、深緑の髪をおかっぱみたいな長さで切り揃えたとんでもない面で叫ぶ男を間近で見た瞬間、一花は絶叫。三玖は無言だったものの、腰が抜けてその場にへたり込んでしまった。

 

「……………………あー、疲れた」

 

マスクを外してスッキリした顔を見せる総悟。未だに顔が引きつっている一花と腰を抜かしてへたり込んでいる三玖を見て満足そうにニヤリと笑う。

 

「あー、もうびっくりした…………」

 

「……………………」

 

未だにドキドキしている一花が気が抜けたように呟くが、三玖は未だに言葉が出ないようだった。

 

「ソウゴ君、そのマスクは自分で作ったの?」

 

「自分で作ったイラストを業者に持って行ってオーダーメイドで作って貰った。かなりの額だったなー。あとはマスクの中に付けるボイスチェンジャーと衣装を自作したり、スピーカーとかも何台も買ったりしてね………………半分本気で言うんだけど、お金くれない?マジで金欠」

 

「えー?」

 

「女優でかなり稼いでるだろ。貯蓄は何桁だ?8?それとも9?」

 

「流石にそこまではないかなー………」

 

「………………ハッ!」

 

「あー!今、馬鹿にしたでしょ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………」

 

胸が苦しくなるような気がした。一花は家庭教師であり、友達でもあるソウゴと話しているだけなのに。それだけなのにその光景を私は直視出来なかった。

 

「玖──────三玖?」

 

「!…………な、なに?」

 

「この先、崖があるからルート通り進むんだよ。まぁ、俺が念には念を入れてテープで規制をしてるから大丈夫だとは思うけど」

 

「…………分かってる。行こ、一花」

 

「え?あ、うん……………」

 

胸の苦しさを紛らわすように早足で歩く。 そんな私に一花が話し掛けてくる。

 

「三玖、早いよ~。…………それにしても、折角だからもう少し一緒にいれば良かったのに」

 

「…………………私、変かも」

 

「?」

 

「ソウゴは皆の家庭教師なのに……………一花は、ソウゴの事をどう思ってる……………?」

 

to be continue…………




林間学校終了後の会話

総悟「上杉に取り憑いてただろ、あんた」

神様「バレてたか…………ドSの血が騒いでな。つい来ちまった!」

総悟「…………神様とは良い酒が飲めそうだ!成人が楽しみだネ!」


《肝試し概要》

第一関門 『ペニー〇イズ(劣化版)ゾーン』…金髪ピエロの上杉と助っ人のミイラ四葉が脅かしてくるゾーン。ポジション的には前菜ではあるが意外と怖い。ハァイジョージィ

第二関門『バル〇ン星人ゾーン』…某光の国の巨人と戦った、じゃんけんでチョキしか出せない星人の声(総悟制作)が色んな方向から聞こえてくる。声だけで何も襲っては来ないが、夜の森から聞こえてくる姿なき不気味な声は中々の恐怖。

第三関門『怠惰ゾーン』…今回の肝試しのラストに待ち構える大本命。顔の気色悪さと総悟の迫真の演技で恐怖のどん底に突き落とす。彼の前では男も女も大絶叫不可避。

今回も読んでいただきありがとうございました。

…………五月は肝試しで死ななきゃ良いが…………。

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