三玖を愛する転生者の話   作:音速のノッブ

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昨日リゼロの第一期の18話を見てたら上のタイトルが思いつきました。ダサいとかの異論は認めます。

あ、それと近い内に真名解放します。自分に課してた条件をクリアしたので。お楽しみに………………で良いのか…………?


第7巻
Re:ゼロから始めるアパート生活


パーティーの前に俺は外で五つ子のお父様に電話。どうせその内あっちから来るでしょうし、ならこっちから行ったれ的な感じである。

 

『連絡を待っていたよ、火野君。それで、どういうことか説明してもらおうか』

 

怒ってるな(確信)

 

「簡潔に説明するとですね。あの5人は俺と上杉の7人で勉強したいから家出しました。ほら、上杉はあなたが出禁にしたじゃないですか」

 

『ああ。僕は彼が嫌いだからね』

 

直球ぅ。

 

「新住所は江端さんから聞いてると思うんで説得するも差し入れするもご自由にって感じなんですが……………ちなみに、上杉は家庭教師として復活したんですが出禁解除の見通しはありますか?」

 

『ないね』

 

即答ェ……………。

 

「あー……………………じゃあ、暫く娘さん達絶対に帰ってこないと思いますよ」

 

『…………そうかい』

 

「と言うか、何でそんなに上杉を嫌ってるんですか?『この馬鹿野郎が!』的な事でも言われたんですか?」

 

『……………………』

 

…………あ、これ図星だろ。電話越しでも分かるやつやん!

 

「…まぁ、その話はさておき…………………どうせバレるのも時間の問題だと思うんで、自白すると俺も家出にかなり協力しました。あと父親も」

 

パソコンで物件探しに夢中になってたら後ろから覗かれてることに気づかずバレました☆ 仕方なく事情を話したら『そう言う理由なら協力してやんよ~』的な感じで物件探しとかその他諸々でめっちゃサポートしてくれたわ。ちなみに、あのアパートは父親の知り合いの不動産から紹介してもらった物件です。

 

『……………そうかい。家出が実行されてる時点で何となくそう予想していたがやはりか』

 

「反対派ならあなたに密告してますからね……………と言う訳で、家庭教師的に素行不良だと思うので責任を取って俺も今日で家庭教師を辞めます」

 

これで俺も上杉と一緒だ。俺だけ金貰うのも不公平だし。つーか、どうせクビにされるだろうから潔くこちらから辞めまーす。

 

『………………そうかい。こちらから言う手間が省けたよ』

 

「あ、でも今月分のお支払いはちゃんとしてくださいね。ちゃんと並行して家庭教師の仕事もやってたんで(正月ガチャとかあるしな)」

 

『…………良いだろう。今月分の給料は君の父親の口座に振り込んでおこう。では、失礼する』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「お待たせしました、ケーキです」

 

星奈さんが8等分にカットしたクリスマスケーキを持って来る。断面を見て分かるけど、切り方が上手いなー。

 

「これ、凄く綺麗に切れてますけど何かコツとかあるんですか?」

 

「包丁を温めてあるんです。冷たいと刃がクリームが絡んで、断面が汚くなりやすいので。あとは一気に垂直に下ろすのではなく、押す・引くの前後の動きで切るとこのように切れます」

 

「なるほど……………」

 

料理好きの二乃はフムフムと頷く。

 

「それじゃあ……………………フータロー君の家庭教師復活とクリスマスのお祝いを祝して、乾杯!」

 

「「「「「「「乾杯!」」」」」」」

 

一花姉さんの乾杯の音頭で飲み物の入ったグラスを合わせる。

 

「う、うめぇ……………このコーラ、キンキンに冷えてやがる………!それにこのケーキもうまいのー」

 

「お前、店で甘いものを食いまくってたのによく食うな……………」

 

上杉は総悟に呆れ気味。本人は構わずモキュモキュと食べ進める。

 

「モキュモキュ………………それにしても、家具とかはまだ殆ど無いんだな」

 

「まぁ、必要な物から順次揃えていくつもりなんだよねー。ちなみに、アレはネットで買って明日に届く予定なんだよね」

 

「アレとは?」

 

「こたつ」

 

「………もっと他に優先して買った方がいいのとかあるんじゃね…………?」

 

総悟のツッコミはごもっともなのだが、どうせ明日こたつはやって来る運命なので今更それを言ってもどうしようもない。

 

「ソウゴって1人暮らしした事とかあるの?」

 

「……………どうしてそう思った?」

 

「手続きについてとかやけに詳しかったから、何となくそう思った」

 

「……………ふふっ。面白いことを言うね、三玖。別に1人暮らしはしたことはないぞ。今のご時世、ネットで調べれば色々と出てくるからな」

 

少しの間を置いてそう答えると総悟はコーラを飲み干す。そして今度は星奈がそれにしても、と話し始める。

 

「まさか5人の住む場所がここになるとは………………これから皆さんとは会う機会が増えそうですね」

 

「…………あー、確かにそうなりますねー」

 

「これも何かの縁ですね」

 

星奈と総悟の会話を聞いて他の6人はすぐにある仮説が頭に浮かぶ。代表して五月が尋ねてみる。

 

「その口振りからして、もしかして星奈さんはここの近くに住んでいるのですか?」

 

「近くと言うか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()のここよりは綺麗なアパートです」

 

「「「「「隣!?」」」」」

 

予想は大的中である。しかも徒歩1分(たぶん)の隣のアパート。日本に激震が走るほどの衝撃(?)の新事実である。

 

「星奈さんがご近所とか超幸運やな。星奈さんはめっちゃ強いし何でも出来てとんでもなく可愛くて頼れる女性だからね」

 

「そ、総悟様…………そう言ってくれるのはとても嬉しいのですが、皆さんの前で言われると……………て、照れます…………」

 

恥じらう姿を見て五つ子はこう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────か、可愛い…………と。

 

「(ヤバい!反則級に可愛い!)」

 

「(い、今ので百合に目覚めた子いそうね……………)」

 

「(………世の中に百合とかが実在する訳が分かった気がする)」

 

「(星奈さん、可愛すぎますー!)」

 

「(こ、これは……………ギャップ萌えと言うものでしょうか……………?)」

 

それぞれ感想を抱く5人。なお、百合に目覚めてる者はいない……………………よね?話の展開的に目覚めるのはやめてくれよ(震え声)

 

「…………………おーい?皆戻ってこーい」

 

「急にボーっとしてどうした?」

 

「「「「「…………はっ!」」」」」

 

総悟と五つ子と違って特に何とも思わなかったシスコンの呼びかけで5人は自分の世界から帰って来る。

 

「別のユニバースの人間と交信でもしてたんか?…………まぁ、良いや」

 

「ちなみに私は1人暮らしですので、遊びに来てもらっても構いませんよ。あと、困った事があれば頼ってくれても構いません。可能な限り協力しますよ」

 

「星奈さん、マジでいい人過ぎんよー」

 

総悟の呟きはこの場の全員が同意だったりする。まぁ、実際にいい人だしね。

 

「よーし、明日は学校も家庭教師もないし……………………朝まで飲むぞー!」

 

「いや、帰れ!飲み会じゃないんだから!」

 

誰のツッコミであるかはもはや言うまでもない。それから1時間後にお開きとなったとさ。総悟はまだ物足りなさそうな様子だったけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上杉の家庭教師復帰宣言から3日後の夕方。今日は家庭教師の日じゃないけど様子を見にとアパートを訪ねた。上杉はあのケーキ屋で年内最後のバイトらしいのでいない。と言う訳でピンポーン。

 

「俺が来たぜ、ヒャッハー」

 

『あ、火野君ですか。今開けますね』

 

出迎えてくれたのは五月。手にはおやつのあんぱんが。ちなみに、俺は白あんぱんが結構好き。取り敢えず中に入れてもらって…………はえー、すっごく狭い(迫真)

 

「家にいるのは……………三玖と五月だけか」

 

「いらっしゃい、ソウゴ」

 

「今日はどうかしたのですか?家庭教師の日ではないですが」

 

「様子見にね。この後、本屋で雑誌を買ってくるからそんなに長居はしないけど。まだ住み始めて3日しか経ってないけど、どうよ新居生活は」

 

「色々と慣れてない事も多いですが、何とかやっていますよ」

 

「布団を敷いて皆で一緒の部屋で寝るのは久しぶり……………ただ、四葉の寝相が悪くて………」

 

「もうロープで縛って固定すれば(鬼畜)………………お?」

 

こたつがあるじゃーん。

 

「………そういや頼んでたとか言ってたな」

 

「あまり贅沢は出来ないので安物ですが………」

 

「ソウゴも中に入りなよ」

 

あ、じゃあ遠慮なく………………ふぁー、あったけー。安物でも暖かいもんはあったけー。

 

「ソウゴの家にはこたつはないの?」

 

「うちは全部屋床暖房」

 

「流石はお金持ちですね…………」

 

まぁ、ユー達もつい数日までお金持ちの家で暮らしてたんですけどね。

 

「けど、こたつはこたつで床暖房とか違う感じがして良いなー…………………今更聞くけど、他の3人はどうしたの?」

 

「一花はお仕事。二乃と四葉は買い出しとその荷物持ち。そろそろ帰ってくると思う」

 

「なぁーるほど」

 

その内荷物持ちとかやらされそう(未来予知)

 

「そう言えば星奈さんとは何かあった?」

 

「昨日、『魚釣りしたらアジが大漁だったのでいりますか?』ってお裾分けしてくれた」

 

「しかも事前に内臓の処理や水洗いをしていてくれてまして。夕食でシンプルに塩焼きにして美味しくいただきました!」

 

「そりゃ良かったのー」

 

わざわざ下処理をしておいてあげる人間の鑑こと、星奈さん。流石ですわぁ………………。

 

「ただいまー………………って、何であんたがいるのよ」

 

「火野さん、いらっしゃいませー!」

 

あ、二乃と四葉が帰ってきたわ。

 

「皆が無事に過ごしてるかどうかの様子見」

 

「私達のこたつでぐだぐだしているようにしか見えないんだけど」

 

「……気のせいだよ(震え声)…………ま、二乃も相変わらずのツッコミだし大丈夫そうか」

 

「ツッコミを判断基準にしてんじゃないわよ」

 

「じゃ、俺は帰るわ。明日も家の大掃除で色々と忙しいぞー」

 

「ソウゴの家は広いから大変そうだね。私達は今は家具とかそんなにないから楽だけど」

 

ほんと楽で羨ましいわー。こっちは2、3日も掛かるくっそデカイ家だから大変で仕方がない。年末になって大掃除が近づくとマジで憂鬱ぅ。

 

「1日じゃ終わらないとか言うちょっとした地獄なんだよなぁ………………では、サラダバー」

 

『199X年、世界は核の炎に包まれた!』の北〇の拳のアニメ最終話の台詞の空耳を残して俺はアパートを出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────そして月日は流れ。

 

『あーあーあーあーああああー♪』

 

「Foo!↑ UN〇CORN(再現版)で年越しィ!ハッピニューイヤー!」

 

完 全 勝 利 しながら総悟は年を越した。

 

「今年はどんな1年になるかなー。つーか、去年は家出騒動とか家出の準備とかで時間がなくてデートとか全然出来んかったな………………よーし、来年は三玖ともっとデートして付き合えるように頑張ろう!………………取り合えずあけおめメッセージを送っておくか」

 

to be continued……………

 




おまけその1

総悟父「案の定、クビになったな総悟」

総悟「まぁ、家出に協力した時点でこうなるとは思ってたけど。中々高収入だったから少し惜しい気もしたが……………………まぁ、しょうがない。切り替えて行こう」

総悟父「つーかお前、俺が協力したのをあいつにバラしやがって。さっき電話が掛かってきてめっちゃ言われたぞ。面倒だから途中で『あー地下で電波がー』って切ったけど」

総悟「正直に言うと、俺への矛先を少しでも和らげようと思ってばらした」

総悟父「はっはっは、正直な奴め!その正直さに免じて許す!」


おまけその2

総悟「あー……………………じゃあ、暫く娘さん達絶対に帰ってこないと思いますよ」

マルオ「…………そうかい(………やっぱり出禁解除も視野に入れておこう………)」

おまけその3

《昨年の総悟の年越し》

総悟「Foo!↑誠が死んで年越しィ!や っ た ぜ」

Scool Daysの最終話を見て、年越しした瞬間に誠がタヒんで清々しい新年を迎えたとか迎えなかったとか。



今日も読んでいただき、誠にありがたい……………デス!(ペテルギウス風)

ちなみに、作者は毎年UNICORNで年越ししてます。
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