三玖を愛する転生者の話   作:音速のノッブ

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はいー、と言う訳で真名解放~。ノッブ改め音速のノッブです。

……………………まぁ、誰もがそんな変わってないじゃんと思うでしょう。経緯としては、『ノッブ』って名前で書いてたら何か気にいったので元の名前とか色々と混ぜてこうなったって感じです、はい。

ちなみに、課していた真名解放の条件としては『お気に入り登録者が333人を超える』でした。3のぞろ目にした理由は恐らく語るまでもないでしょう。圧倒的ヒロイン(三玖)なのですから。……………………ただ、これが予想よりも早く達成してしまったのが想定外でして。解放するにあたって(しかも名前も変えるので)色々な後始末とかに準備に時間がかかってしまった訳です。すんません。

まぁ、そんな訳ですが今後ともよろしくお願いします。えー、ちなみに真名解放したのでお分かりかと思いますが、私の処女作は暗殺教室のです。ただ、この作品のよりも超絶駄文です。正直リメイクしたいような気がしなくもないような……………………現時点ではする気はないですが。読もうが読まないかはご自由に。読んだら何か良い事がある……………………とは保障しませんが。あ、ちなみに処女作とこの作品は(『同じ世界線』では)ないです。この作品は処女作の『続編』ではないのでそのつもりで。主人公、違うしねー(事実)

まぁ、処女作本編の最終話でも語ってる通りかつて処女作の続編を書いてました。ただ、書いてるうちにモチベーションが下落した結果、削除して白紙に戻って無期限の延期中です。いつか書きだす予定ですが今のところは未定です。それでまぁ、少しこのサイトとも離れてたのですが、どういう風の吹き回しかこの作品の構成を思いつきまして。病みのリハビリって程でもないですけど書いてみるかー、って感じでいつやめても良いように匿名で書き始めて今も続いてる感じです。

いつぞやの後書きか前書きで書いた通り、これは読んでくれている読者のお陰です。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

さて、前書きが長くなりましたが……………………それでは本編をどうぞ!


初春とお年玉

「ぬわああああん疲れたもおおおおん」

 

新年早々、朝から俺は家族と共に親戚の家に挨拶回りをしていた。漸く回り終わって、帰りの車の中でくっそうるさい叫び声をあげていた所である。

 

「まったく、若いのにだらしないな。俺なんてまだ余裕なのによ」

 

「疲れるものは疲れるんですぅー。あー、もう帰ったらぐだぐだしたい……………」

 

「その前に、最後に神社に寄ってお参りをしなくちゃね」

 

締めとして最後に近くの神社に寄る。車を近くの駐車場に止めてレッツラゴー。にしても、やっぱ人が多いなー。あそこに上杉みたいな奴とかいるし…………

 

「…………って、上杉じゃーん!それにらいはちゃんにお父さんもいるし」

 

「お、総悟もここに来てたか!」

 

「火野さん、あけましておめでとー!そして今年もよろしくー!」

 

「おー、らいはちゃんも明けましておめでとう!今年もよろしくね!」

 

あー、可愛い。らいはちゃんはやっぱ可愛い(再確認)

 

「誰かとも思えば火野か。取り敢えず今年もよろしくな」

 

「おう。よし、じゃあ折角だし皆でお参りすっか」

 

と言う訳で、皆でお参り。それが終わって後におみくじ(1回100円)を引く事になった。俺の両親は共に中吉。どっちも同じの引くとか、ある意味運良すぎィ!上杉パパは末吉。本人は納得がいかずもう1回引こうとしてらいはちゃんに止められていた。

 

「……………お、大吉!やったやったー!」

 

思わず喜びのダンスを始めてしまう。嬉しいな~。

 

「……………あ!やった、私も大吉だ!お兄ちゃんはどうだった?」

 

「……………………大凶だ(まぁ、引かなくてもなんとなく分かっていたが……………………あいつらと出会ってからずっと大凶だし)」

 

あれま、マジか。ちなみに、前に何かのネット記事で見たことがあるが大凶が出てくる確率は1.2%(※諸説あり。神社によって異なる可能性アリ)らしいから、逆に上杉は運が良いとも言えるのかも……………?

 

何て事を考えていると、神社の階段を上って来た晴れ着姿の6人の美女の姿が。うわー、超可愛い。1番前にいる人は星奈さんにそっくりだし、あのヘッドホンを付けている女の子は三玖にそっくりだなー…………………………………………いや、待て。

 

「………………おや、総悟様もここに来ていたのですか。あけましておめでとうございます。そして今年もよろしくお願いします」

 

そっくりじゃない、ものほんじゃん!

 

「星奈さん、こちらこそあけましておめでとうございます。そして今年もよろしくお願いします」

 

「あけましておめでとう、ソウゴ。今年もよろしくね。あと、フータローも」

 

「おー、三玖もあけましておめでとう!今年もよろしくネ!」

 

「ああ、よろしく」

 

「つーか、何でいつもあんた達がいるのよ!」

 

「運命の赤い糸で結ばれてんだろ(適当)」

 

「それだけは絶対に嫌よ!」

 

まぁ、結ばれてるかはさておき。近場だから遭遇するのもあり得る話しだからなー。

 

「………にしても、凄いですねその晴れ着」

 

「前に花火大会で着物を借りた所でまた借りまして。後ろの5人もそうですよ」

 

「へー……………でも、これ高そうな希ガスだけど…………?」

 

めっちゃ豪華だからさぞレンタル料も高いのでは?一花姉さんの貯蓄が死にそうな気が……………。

 

「彼女等のレンタル料は私持ちです。去年のボーナスが安めの一軒家やマンションも買えたりする程の額だったので、これ位痛くも痒くもないです」

 

すんごいな(白目)

 

まぁ、星奈さんはうちの両親にもめっちゃ気に入られてるからなー。

 

「そうだ!よかったら皆さん、うちに寄っていきませんか?」

 

「あ、いいの?なら行くわー」

 

「いや、悪いが新年初勉強が」

 

「いくー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

====================

その後、総悟と上杉は了承を得て親と別れて中野家にお邪魔していた。星奈と五つ子達は晴れ着を脱いで普段着に着替えて録画していたドラマを見ていた。そして丁度キスシーンへ突入。

 

『僕も君が好きだ』

 

「わっ…………キ、キスしました…………」

 

「ロマンチックだわ」

 

「録画してよかったね!」

 

五月、二乃、四葉は恋愛ドラマに釘付け。

 

「ガチャ大爆死…………燃え尽きた…………燃え尽きたよ、真っ白にな…………」

 

一方、総悟はガチャ大爆死で燃え尽きて真っ白になった模様。なお、ジーと違って生死はしっかりと判明している模様。

 

「何のために俺を呼んだんだよ…………帰るぞ、らいは」

 

「まぁまぁ、フータロー君。折角の正月なんだからゆっくりしてきなよ」

 

「フータロー、おせち作ったけど食べる?」

 

「!?…………い、いや大丈夫だ」

 

「じゃあソウゴはいる?…………と言うか、大丈夫?燃え尽きてるような………」

 

三玖が総悟を優しく揺する中、らいはは何処か落ち着かない様子で周りを見渡していた。それに気づいた四葉が話し掛ける。

 

「どうかしたんですか、らいはちゃん?」

 

「えっと………私、勘違いしてたみたい。中野さんのお宅はお金持ちだって聞いてたから…………」

 

「去年、色々とあってこうなったんだよ」

 

三玖のおせち(?)の味で燃え尽き症候群から速攻で復活した総悟が四葉の代わりに言う。

 

「今は必要なものから揃えてる段階です!」

 

「いや、それならテレビは後回しだろう」

 

「確かに今はアプリとかで見れるしなー」

 

「アプリだと期間限定が多いじゃない。だからテレビはあって正解よ。録画もできるし」

 

「まぁ、とにかく自分の部屋だと思ってくつろいでいってよ」

 

一花の言葉もあって上杉は総悟の隣に腰を下ろす。すると、炬燵に入っている二乃から声が掛かる。

 

「ちょっと、何でそこに座んのよ。寒いし炬燵に来なさいよ」

 

「……………じゃあ、二乃の隣は上杉がどうぞ(俺は三玖の隣が良いんで)」

 

「いや、らいはが」

 

「いや、上杉が」

 

「いや、らいはが」

 

「いや、上杉が」

 

人に押し付けあう情けない(?)教師2人に今度は一花が話し掛ける。

 

「ほーら、2人とも遠慮しないで………………あ、そうだソウゴ君。マッサージしてあげるよ。肩とかこって疲れてるでしょ?」

 

「へ?」

 

「一花だけズルい」

 

「早い者勝ちだよー」

 

「じゃあ、私は上杉さんの腕を!」

 

「仕方ないわね」

 

「私は足をもませてもらいます」

 

そして次の瞬間、らいはと星奈の瞳には上杉が二乃と四葉の2人に、総悟は一花と三玖、五月の3人にモミモミ揉まれている光景が広がっていた。

 

「お兄ちゃんに………………モテ期が来た……………!後でお母さんに報告しないと!」

 

「……………一夫多妻を認めてる国はどこでしたっけ?」

 

「いい!調べないで良いですから!………………急にどうしたん?」

 

「なんのつもりだ?」

 

「日頃の感謝だよねー?」

 

「嘘つけ!」

 

いつもならしないであろう行動なので、上杉がそう言うのも無理もない。

 

「いつもお疲れ様」

 

ニコニコ笑みを浮かべる二乃。怪しい。

 

「私のですがよければ食べてください」

 

あの五月が自分のお菓子を差し出す。二乃以上に怪しい。

 

「五つ子バージョンの福笑いを作りました」

 

四葉がとんでもない難易度の福笑いを差し出す。

 

「え、ちょ……………………あの二乃がお礼を言ったり、あの五月がお菓子を差し出したりと、マジでどうしたんだ?ゲイ・ボルクの魔槍の雨が降りそそいで地球が滅ぶ前兆か?」

 

「あの二乃ってどう言う意味よ!」

 

「あの五月ってどう言う意味ですか!」

 

総悟に対して二乃と五月がぷんすかしていると、三玖が口を開く。

 

「えっと………………2人に渡したいものが」

 

「三玖、それはまだ早いよ!皆、隣の部屋に行こっか!」

 

一花の鶴の一声で5人は隣の部屋に引っ込んで行った。それをよく分かってない表情で見送る上杉が首を捻る。

 

「………………何を企んでやがるんだ?」

 

「さぁ……………渡したいものって、お年玉か?……いやぁ、でも今の中野家の財政的にそんな余裕はないかぁー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、中野家のファイブシスターズはと言うと。

 

「どうする?」

 

「あいつら全然気にしてなさそうだったけど」

 

「でも、このままじゃ上杉さんと火野さんに悪いよ。クビになった2人に仕事でもないのに家庭教師を続けてもらうんだから」

 

そう。四葉の言う通り、今の2人は中野父に雇われている家庭教師ではない為、時給0のボランティア状態。ちなみに、総悟のクビは彼自身が全員へ一斉送信したメッセージで伝えられた。本人は『別に借金とかないし気にすんな』と5人が罪悪感等を感じさせないように気遣いの一言を添えてくれていたが。今日の行動もそれが理由だったのだが、5人は揃ってアレだけでは足りないと感じていた。

 

「何かしてあげたい……………」

 

「でも、お父さんにはできるだけ頼りたくないね」

 

「とは言っても、私達があいつらにやってあげられることって何かしら」

 

5人が悩んでいると、先ほど自分達がいた部屋から総悟とらいはの声が聞こえてくる。

 

『わー!ちゅーした!アニメのちゅーもロマンチックだね!』 

 

『だろー?俺的にはアニメの方がなんかイイんだよな』

 

『ニヤニヤして気持ち悪いな………………』

 

『あ、そうだ(唐突)おい上杉ィ!お前さっき俺がらいはちゃんにキスシーンを見せてる時画面をチラチラ見てただろ(因縁)』

 

『興味ないから見てない』

 

『嘘つけ絶対見てたゾ。………………あとお前、クリーム付いてるぞ』

 

そんな会話が耳に入って来たせいか……………………5人の頭の中には先ほどのドラマでのキスシーンが共通して思い浮かんだ。

 

「ふ、不純です!!」

 

「あんたも同じことを考えてたでしょうが!」

 

「き、キスがお礼はちょっとハードルが高いと言うか……………………」

 

五月と二乃に続いて、四葉も顔を真っ赤にして呟く。

 

「けど、あいつらも男なんだから案外喜ぶかもしれないわよ。一花は女優だしほっぺにくらいなら出来るんじゃない?」

 

「じ、女優を何だと思ってるの!……………で、でもそう言う事なら三玖の方が適任じゃないかな!」

 

「え?わ、私が……………………」

 

三玖の頭の中でシミュレーション、一言で言えば妄想が展開される。

 

『ソウゴ……………ちゅっ』

 

『……………三玖!』

 

次の瞬間、キスした相手(総悟)は目つきは獲物を品定めするかのように鋭く─────『野獣の眼光』が三玖の瞳を射抜く。

 

『俺をその気にさせたな?もう誰にも俺を止められないぜ?』

 

『ええっ!』

 

『勿論、このままキスだけじゃ終わらねーよ?その先もイキますねぇ!』

 

『えええええええっ!?だ、ダメだよソウゴ……私達まだ高校生だし………………止めて………………………やっぱり止めないで……………………ソウゴになら……………………』

 

「あんたが止まりなさい!三玖、現実に帰ってきなさい!」

 

「……………………はっ!………私は何を…………」

 

三玖が現実に帰還したところで、五月が別の案を出す。

 

「無難にお菓子とか料理でいいのではないでしょうか?二乃も得意ですし」

 

「!……………………だめ。折角忘れてきたんだから……………」

 

「?」

 

二乃の脳裏にはキンタロー──────────いや、ホテルでフータローとシュークリームを作ったことを思い出してしまう。それを知らない五月はクエスチョンマークを浮かべていたが。

 

「やっぱり…………予定通りこれにしようか」

 

一花が取り出したのはお金の入った2つのお年玉袋。そこまでの金額は入ってないが、状況が状況なので仕方がない。

 

「ですね、彼らも一番喜ぶと思いますよ」

 

話が纏まり、5人はドアを開けて部屋に戻る。すると扉の前には総悟が。

 

「あ、ソウゴく「動くな」…えっ?ちょ…………」

 

総悟の顔が急接近。どんどん近づいて来る。 

 

「な、何を………………やめっ……………………んっ……………っ…………」

 

「……………………ウム!」

 

キスするのかと身構えてた矢先、総悟は満足そうな声を上げるとさっさと上杉兄妹の元へ戻った。

 

「やっぱこれじゃないかねー」

 

「火野もそう言うなら間違いないな」

 

「えー、こっちだと思うけどなー」

 

残念、ただ福笑いで遊んでただけでしたー。緊張の糸が切れたのか一花が床にへたりこんでしまうのを三玖と五月が慌てて支える。その拍子で一花が手に持っていたお年玉が床に落ちる──────────寸前に星奈がキャッチ。

 

「……………………ああ、なるほど。そういう事でしたか」

 

星奈は完全に理解。その後、改めて5人は総悟らに説明した。

 

「…………なるほど、そゆ事ね。別に気にすんなとは言ったけど、やっぱ気にしてたか」

 

「ええ……ですから、せめてこれだけでもと思いまして」

 

五月は2人にお年玉を差し出す。総悟と上杉の2人は顔を見合わせると、揃って突き返した。

 

「別にいらねーよ。俺はやりたくてやってんだ。給料の事は気にすんな」

 

「そうそう。俺の場合は親戚からのお年玉ですでに潤ってますから。このお金は自分たちの生活に充てな」

 

「2人とも…………………」

 

場が良い感じの雰囲気になった中、次の瞬間上杉から衝撃的な言葉が放たれる。

 

「給料は出世払いで結構だ」

 

「「「「「………え」」」」」

 

「ちゃんと書いとけよ!一人一日五千円!一円たりともまけねぇからな!」

 

「…………そういや、こう言う奴だったわね……………」

 

「人間の屑か(大袈裟)」

 

「あはは…………」

 

これには星奈も苦笑しかない。

 

──────────と、言う訳で7人の新しい年は始まったばかりである。

 

to be continue……………




今日も読んでいただきありがとうございました。
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