三玖を愛する転生者の話   作:音速のノッブ

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星奈さんの過去篇の企画が進行中。三玖の幕間の物語は最後の期末試験が終わったら投稿しようかと。続報をお楽しみに。


今日はお疲れ その1

「もうこんな生活うんざり!」

 

朝の9時、三玖に鍵を開けてもらって上杉と共にアパートに入って早々、二乃のそんな声が耳に入る。まだ1ヶ月も経ってないのにはえーな、おい。

 

「五月、なんで布団に入り込んでくるのよ!それにあんたの髪がくすぐったいし、ばっさり切っちゃいなさい!」

 

「さ、寒いのですからしょうがないでしょう!髪に関してはずるいです、自分が切ったからって!」

 

「あー、もう朝から騒がしいな……………あれ、三玖はどうしたの?頬を押さえて?」

 

「………………四葉の寝相が悪くて。それで……………………」

 

なるへそ。四葉ァ……………………ゆ゛る゛さ゛ん゛!!

 

「よし、四葉は外で寝ろ(鬼畜)」

 

「いや、寒くて死んじゃいますって!」

 

「四葉なら大丈夫だろ(適当)」

 

「いやいや、無理ですって!……………それにしても、布団で寝るのは久々なのでまだぐっすり寝られないんですよね。まぁ、ベットから落ちなくなった点は何よりですが」

 

「四葉、それはあんただけよ」

 

どんだけ寝相が悪いんですかねぇ…………………。

 

「はぁ………………新生活早々これか。これだけの騒ぎの中でぐっすり寝ている一花を見習え!」

 

「いや、上杉。アレは見習ってはいけない(戒め)」

 

「既に汚部屋の片鱗が見えるのですが………………」

 

この姉さんと言う女はどうしてこんなに片づけが下手くそなのだ、まったく!さっさと叩き起こしてくれる!

 

「おい、姉さん起きろ!勉強すんぞ!」

 

「…………………むにゃ……………あ、ソウゴ君。おっはー」

 

「ファッ!?」

 

そういやこの姉さんは露出教徒だった!すっかり忘れてたァ!……………………掛け布団を取っ払ったら全部見れ((殴

 

「2人とも、見ちゃダメ!」

 

「って言うか……………仮にも乙女の寝室に入って来てんじゃないわよ!」

 

「乙女………………二乃以外はそうだな」

 

「当然のように省いてんじゃないわよ!私も含めなさい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから1時間後、5人が朝ご飯を食べたりなどを色々と済ませて漸く勉強会が始められるまでに持ってこれた。もー、準備が長すぎてアニメを見ちゃってましたよー……………って。

 

「一花姉さんー。うとうとしてんぞー」

 

「……………あっ、ごめんごめん。それと、先ほどはお見苦しいものをお見せして申し訳ない。……………それともご褒美だったかな?」

 

………………まぁ、否定はしない(正直者)

 

「…………全く、服着ないと風邪ひくぞ」

 

「習慣とは恐ろしいもので、寝てる間に着た服を脱いじゃってるんだよね。まぁ、家限定だけど」

 

「恐ろしすぎィ!」

 

えっ、何、その習慣………(困惑)

 

「それと、これからは勉強に集中出来るように仕事をセーブさせて貰ってるんだ。次こそは全科目で赤点回避したいからね」

 

「うん」

 

「そーね」

 

「今度こそは合格しましょう!」

 

「ええ、そうですね」

 

………………よすよす。その意気だ。

 

「まっ、皆の点数の伸びしろを見る限りは行けそうな気がするけどネ!」

 

「点数的には、な。だが、油断は禁物だぞ火野」

 

「分かってるっての。よーし、始めるとすっかなー。勿論、冬休みの課題は終わってるよなぁ?」

 

「当然よ。課題なんてとっくに終わってるわ」

 

5人はそれぞれ課題を書き込んであるノートを見せてくる。やりますねぇ!(食い気味)

 

「……………ん?どうした上杉。不思議そうな顔を浮かべてるけど」

 

「いや……………終わらせてるとは正直思ってなくてな。先ずは冬休みの課題を片付ける所からだと思ってたんだが……………」

 

「私たちを舐め過ぎ。これくらいの課題なら出来るわよ。そんな事も分かんないなんて……………………あんたバカァ?」

 

「う、うっせー!」

 

「ハハッ………………あと、意外とそれ気に入ってるだろ」

 

「………言い方と言い、何か妙に癖になるのよね。自分でも不思議だわ」

 

ツンデレキャラのア〇カの名台詞『あんたバカァ?』を同じくツンデレの二乃が気に入るのは運命の可能性がアリ………………?

 

……………おっと、それよりもだ。課題は終わってるので通常通りやりましょうねー。

 

「ソウゴ、ここが分からないんだけど」

 

「どれどれ………………サイコロを3つ投げてその和が奇数になる場合は何通りか、ね」

 

「(ち…………近い!ソウゴの顔がすぐそこに………………!)」

 

「3つのさいころの目の和が奇数となるのは、奇数+奇数+奇数、奇数+偶数+偶数の2パターンでして(説明中略)……………そしたら答えはどうなるかなー?」

 

「えっと………………108通り?」

 

「しょゆことー。あ、ちなみに次の問題の『目の積が偶数になるのは何通りか』の問題はパターンは非常に多いんで、余事象を使っ……………………一花姉さんー。起きて、どうぞ」

 

目を離した隙に寝てやがりますよー。

 

「いやー、ごめん。寝て……………ない……………よぉ……………zzz」

 

「即(寝)落ち3コマか」

 

「この野郎………………何が全科目赤点回避したいだ……………」

 

すると二乃が口を開く。

 

「少しは寝させてあげなさい。さっきはあんな風に言ってたけど、本当は前よりも仕事を増やしてるみたいなの」

 

「……………………。まぁ、5人分の生活費を払うとなると結構お金が必要となるしね」

 

「こうやって教えてもらえてるのも一花のおかげ」

 

確かに三玖の言う通り。このお姉さんがいなければ俺の目の前にこの光景は広がってなかっただろう。

 

……………………頑張ってるんだなぁ、一花も。

 

「…………だからって無理して勉強に身が入らなきゃ本末転倒だ」

 

ただ、上杉の言う事も正論な訳で。どうしたものか……………………あっ、そうだ(唐突)

 

「思ったんだけど、皆もバイトとかすれば?そしたら一花姉さんの負担を少しでも減らせるだろ」

 

「それは良い提案です。勉強の邪魔にならないようにすればいい話ですし」

 

「赤点回避で必死なお前らがバイトと勉強を両立出来るとは思えな「あんたは黙ってなさい!(黒崎)」モガァ!?」

 

宮野〇守を強制トランザムさせたお久しぶりの股掴みでネガティブな事を言おうとしている上杉を取り敢えず黙らせる。

 

「………………えー、じゃあ順番に。五月はバイトするならタウンワー………………じゃなくて。何が良い?」

 

「そうですね……………………あ!家庭教師はどうでしょうか?教えながら学ぶ!これなら自分の学力も向上し一石二鳥です!」

 

「……………………。却下」

 

「ええ!?」

 

「まだ人に教えられる程の学力はないでしょうが……………………はい、次!」

 

「それならスーパーの店員はどうですか?近所にあるのですぐ出勤できますよ」

 

「……………レジの操作とか覚える事とか結構多いけど大丈夫なのか?」

 

「……………………」

 

ダメみたいですね(察し)

 

「私……………メイド喫茶やってみたい」

 

「ファッ!?」

 

「あんたには無理よ。料理とか接客は向いてないでしょ」

 

「むぅ……………」

 

三玖がメイド………………………………………俺なら毎日行くわ(信者)

 

「二乃はやっぱり女王様?」

 

「やっぱって何!」

 

「二乃にとっては天職だな(断言)」

 

「天職認定するな!」

 

いや、冗談抜きでマジで合ってると思うけどな。中々のSだし。

 

「二乃はお料理関係だよね」

 

「まぁ、やるならね。女王は死んでもごめんよ」

 

………………ちぇ。

 

「二乃は自分のお店を出すのが夢だもんね」

 

「へー、そうなのか」

 

「初めて聞いたな」

 

「…………子供の頃の戯言よ。本気にしないで」

 

別にいい夢だと思うけどね、俺は。

 

「居酒屋、ファミレス、喫茶店、和食に中華、イタリアン、ラーメン、蕎麦、ピザの配達……………………今まで様々なバイトをしてきたが、どれも生半可な気持ちじゃこなせなかった」

 

「食べ物系ばっかり」

 

「まかないが出るからでしょう」

 

「仕事を舐めんなってことだ!一花が目指す夢も分からんでもないが………………今回ばかりは無理のない仕事を選んでほしいもんだ」

 

「………………まぁ、取り敢えず今は30分位寝かしておいてやるか。少し寝たら頭もスッキリすんだろ」

 

さーて、大分脱線したがそろそろ本題の勉強に戻るとすっかー、と思った矢先。

 

「……………………んー……………」

 

………………おや!? 一花姉さんのようすが……………!シン・一花姉さんに進化するのか()

 

「……………服が邪魔だなぁ……………」

 

習 慣 発 動

 

「ヤバい!×3(いいぞ、脱げ!)」

 

「このままだと上杉さんと火野さんの前で脱いじゃう!」

 

「フータローとソウゴも見ちゃダメ!」

 

「一花、ここではダメですー!」

 

「見てんじゃないわよ、上杉!この変態!」

 

「何で俺だけ!?」

 

あーもうめちゃくちゃだよ(cv.杉田〇和)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、父さんがワイの部屋に降臨。何事かと思って身構える俺氏。そして父から言い渡されたのが──────────

 

「……………………は?サイン貰ってこい?」

 

「そうそう」

 

何でも、明日上杉の働いてるケーキ屋さんで映画の撮影が行われるらしい。そこに来る『みいちゃん』、『りなりな』、『こんタン』のサインを父さんは欲しているらしい──────────ちなみに、俺は3人とも全く知らない。あんまりドラマとか見ないし興味ないからね、しょうがないね。だが、父さんはどうしても外せない仕事があるので、代わりに貰ってきてくれと俺にお願いに来たらしい。

 

「頼む!この通りだ!貰いに行ってくれたら何でもするからよ!」

 

「ん?今なんでもするって言ったよね」

 

「ああ、そう言ったぞ(強者の風格)」

 

よしよし。言質は取ったぞ(ニヤリ)

 

「それなら俺が行ってやるか。しょうがねぇな(悟〇風)」

 

「おお!流石我が息子!ちょろゲフンゲフン………………良い奴だな!じゃ、明日の14時から撮影開始らしいからヨロシクゥ!」

 

「…………今ちょろいとか言い掛けたな!ふざけんな!(声だけ迫真) ちょろいとか、頭にきますよ!(憤怒)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、時間まで暇なので中野家のアパートを訪ねると、星奈さんがいた。何でも、三玖にチョコの作り方を見せてほしいと頼まれたらしい。そして出来たチョコを五月が食すと言う循環が出来上がっていた。一花姉さんは仕事で、二乃と四葉は買い物とその荷物持ちで不在。

 

「………………なるほど。それで総悟様が代わりに貰いに行くのですね」

 

「そうなんですよー。ちなみに、三玖は『みいちゃん』とか知ってる?」

 

「知らない」

 

即答ゥ。俺と同士やなー。

 

「………………あ、そうだ。折角だし三玖も来ない?」

 

「!…………………ごめん、ソウゴ。今日は星奈さんに色々と教えてもらいたい事があるから…………」

 

「あー、そっか。全然いいよー」

 

うーむ、残念。まぁ、また機会もあるだろうし良いか。

 

「………………あ、そろそろ時間だ。じゃ、行ってきまーす」

 

「行ってらっしゃいませ」

 

「行ってらっしゃい」

 

……………………そういや、一花姉さんも仕事って言ってたな。もしかして、今日の現場にいたりして……………………なんて流石に都合良すぎか。この世に一花姉さんと同じ立場の女優はごまんといるしネ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………誘ってくれたのに良かったのですか?行けば良かったのに、と率直に思いますが」

 

「……………………あと1か月でバレンタイン。それまでに美味しいチョコを作れるようになっていたい。星奈さんも普段はお仕事があって、こうやって作ってる様子を見て勉強させて貰える機会は少ないから、少しの時間も無駄に出来ない……………!」

 

「(……………ふふっ。気合が入ってますね)じゃあ、続けますよ────」

 

to be continue………




作者はコラボ大好き人間なので、お声かけしてくれればリアルの状況も加味して前向きに検討します。三玖推しの同士なら即座にOKする……………かもしれなかったり、そんなことなかったり。

真名解放したのでメッセージとか送れると思うので、もし仮にガチでしたい作者さんがいたら………………いいよ、来いよ!

今日も読んでいただき、ありがとうございましたー。
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