三玖を愛する転生者の話   作:音速のノッブ

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今期の春アニメで1番好きなのは『スライム倒して300年』です。皆可愛い!FOO!↑ 

以上、今回の前書きでした。


子供と大人、娘と父親

とある喫茶店(ス〇バ)

 

五月とその父、マルオが席に座っていた。テーブルにはアイスコーヒーが。

 

「飲まないのかい?」

 

「え、えっと………」

 

「それとも食べたばかり……『ぐ――――――』………………ではないようだね。すみません、サンドウィッチを全種ください」

 

「ああっ、お気遣いなく!」

 

「いらないのかい?」

 

「…………いただきます………」

 

「いい子だ。五月君は素直で物分かりが良い。賢さというのはそのような所を指すのだと僕は思うよ」

 

「………お父さん、私をここに呼んだ理由はなんですか?」

 

「父親が娘と食事をするのに理由が必要かい?(…………変ではないよね?食事するのに理由は無くても問題はないよね…………?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「上杉、早くしろよー」

 

「お、重いっ…………………!!」

 

何か二乃に召集を掛けられたと思えば、俺と上杉と四葉は買い物の荷物持ちとして連れてかれた。前に適当に未来予知した事がマジで現実になっちゃいましたよー。ワン〇ースで言う見〇色の覇気を極めすぎて未来予知が出来るようになった可能性が微レ存……………?

 

「り、力学的に1番効率的なのは………………だめだー!」

 

勉強ばかりしてたつけが来たみたいですね(呆れ) 結局、米袋は四葉が持つことに。

 

「あー、そういや今日は特売日か。まぁ、家計の事を考えると安い時に買っとかなきゃアカンわなー………………ちなみに、二乃が女王様のバイトをやればもうちょい生活が楽になるんだがね」

 

「だからやんないっての!……………あ、そうだ。三玖から頼まれてたんだった」

 

?……………………あ、チョコレートか。そういやもうすぐバレンタインだなぁ。恐らく研究用のチョコレートを買ってくるように頼んでる辺り、三玖も誰かにチョコレートを渡すつもりなのかな?本命だろうが、義理だろうが、友チョコだろうが、俺にくれたら発狂しながら街を全裸で走りますよ~(変態)

 

「三玖の奴、そんなにチョコを食うのか」

 

「……………あんた、察し悪すぎ」

 

「やれやれだぜ…………(承〇郎)」

 

バレンタインデーって今どきは小学生でも知ってるんだけどなぁ(挑発)

 

「さっ、買う物は全部買ったしさっさと会計を済ませ「ごめん、二乃!トイレ行くから持ってて!」え、ちょ……………てか、重っ!」

 

我慢してたのか米袋を二乃に預けて四葉はトイレへと爆走。唐突に中々の重量のある米袋を預けられた事と、ハイヒールだった事もあって足をふらつかさせる二乃。慌てて米を持とうとするが、俺よりも先に上杉の方が早く米袋を掴んだ。二乃と2人で仲良く持っている状態だ。

 

「ふぅ、ギリセーだったな」

 

「そ、そうね……………あ、ありがと………」

 

「よし、せーのでカートに乗せるぞ。せーの……………………っと」

 

お米がカートに乗車。はい、と言う訳でレジまで運びまーす。にしても……………………最近、二乃の上杉を見る目が変な気が。今も一緒に持ってる時に乙女の顔を垣間見た気がしたんだが……………………キンタローの事を忘れられてないからなのか、それとも……………………ね?

 

「……………ん?何だこのお菓子?」

 

ねる〇るねるねじゃん。

 

「ああ、それ四葉のおやつよ」

 

「子供かよ」

 

俺も上杉と同じ感想。お子様パンツと言い、四葉は子供っぽいっすねー。

 

「あら、女はいつまでも少女の気持ちを忘れないものよ。お城で舞踏会とか白馬に乗った王子様とか今も憧れてるんだから」

 

「へー(無関心)」

 

上杉は安定の無関心。

 

「逆にあんたらは少年の心とかないのかしら?」

 

「ありますねぇ!(食い気味)ありますあります」

 

「食い気味に何度も言わなくて良いわよ…………まぁ、あんたは当然持ってるわよね。よく少年漫画とか読んでるし」

 

「いくつになっても少年・少女の心を忘れちゃいけないって、それ一番言われてるから……………………だが二乃。純粋な少女の心を持つのは良いが、それを利用してとんでもない敏腕で魔法少女の悪徳勧誘をしてくる一見すれば白くて耳長の可愛らしい姿の地球外生命体とかいるかもしれないから気をつけてくれよなー。頼むよ~」

 

「はいはい、気を付ける気をつける(適当)」

 

……………いやー、今振り返っても『ま〇マギ』って色々と凄かったなー。ちなみに、俺は『ま〇マギ』で初めて虚淵〇のアニメ脚本に触れた。あの第3話の衝撃展開は初めて見たときは『ファッ!?』ってなりましたよ~。後々考えると魔法少女だろうが、やっぱり虚淵〇は虚淵〇だったんですんねぇ………………。

 

さてさて、6283円の会計も終わってレジ袋に詰め終わるが……………………四葉が中々戻ってこない。遅くね?

 

「小生、迷子になった説を提唱するでござる」

 

「何その一人称……………まぁ、迷子はあながち否定できないわね」

 

「仕方ない、迷子センターに……………………って、あそこに四葉が……………いや、違うな。あいつは」

 

「五月だな」

 

「……………本当だわ。何であの子がここに…………?」

 

ス〇バで男の人と2人席で座ってるな。誰だあの男の人は?傍から見たら怪しい感じ、犯罪臭がするんですが、それは………?

 

ファッ!?ファザーなの!?

 

「!………………あの人だ。俺が林間学校の後に入院した時に診てくれたのは」

 

「あ、そうだったんだ」

 

あの人が5人の父親か…………名前は父さんが言ってたな。えーっと……………確かマルオさんか。黒田 〇矢ボイスだけでも大分怖かったけど、後ろ姿だけでも何か威圧感みたいなのを感じるな………………。

 

「何を話してるのか気になるな……………………盗み聞きするか」

 

「ああ^〜いいっすね^~。ちなみに、こ↑こ↓は着席前に注文しなくちゃいけないんだけどどうする?後で金は貰うから俺が2人の分も買ってくるわー」

 

「じゃあ一番安いコーヒーで頼む(………まぁ、精々150円位だろう)」

 

「私もそれで良いわ」

 

「オッケー」

 

―――――まぁ………実際は上杉の予想の倍の値段で上杉は後で発狂(大嘘)するのだが、それは別の話。コーヒーを2人に渡して、五月らから少し離れた席に着席。3人で聞き耳を立てる。

 

「君達のしでかした事には目を瞑ろう。しかし、サンドイッチを全種類残さず食べる辺り、満足いく食事もとれていないようだね」

 

マジかよ、五月大食いだな(周知の事実)

 

「……こ、これは……その……」

 

「すぐに帰りなさいと、他の皆にもそう伝えておきなさい」

 

まぁ……………………そりゃそう言うよな。親の立場としては。

 

「…………………他の皆んな、とは彼らも含まれるのでしょうか?」

 

「上杉君と火野君はあくまで外部の人間だ。それにはっきり言って…………………………僕は彼らが嫌いだ」

 

大人げない………………大人げなくない?

 

「ちなみに上杉、お前は何をした?」

 

「えーっとだな……………………」

 

「何よ、話しなさいよ」

 

「……………実はだな」

 

上杉が話した事を一言で言うとこうだ。『パパに喧嘩売った』

 

「………良かったな、上杉。俺と同じくお前の再雇用の可能性も低いぞ」

 

「いや、全然良くねぇ……………マジでなんであんな事を言ってしまったんだ………………」

 

若気の至りってやつですねー。……………………まぁ、上杉が喧嘩売るような事を言ったのも分からんでもない。上杉からの話だけで察すれば、マルオ氏は『過程』に興味がなく『結果』が全てなスタンスなのだろう。家出問題も『解決したならそれで良し』で『何で家出に至ったか』の『過程』には無関心と言う訳で。

 

……………………まぁ、多額のお金を掛けて彼女等に何一つ不自由のない生活させてあげてるんだし、悪い人ではないし彼なりの愛情は注いでるのだろうけど、自分の娘と距離を置いてるのはちょっとダメだろ。もっと関心を持って、家にはもっと帰って交流を増やさないと。彼女等はまだ子供だ。導いてあげる大人………………いや、親が必要だ。

 

2度目の生を受けて今の親に愛情を注いで貰ってそう感じた────────もしくは1度目(・・・)の親の反面教師としての存在か。

 

「……………………まだ帰れません。彼らを部外者と呼ぶにはもう深く関わりすぎています。せめて、次の試験までの間、私たちの力で暮らして」

 

「君たちの力とはなんだろう。家賃や生活費を払ってその気になっているようだが、明日から始まる学校の学費は?携帯の契約や保険はどう考えているのかな?僕の扶養に入っているうちは何をしても自立とは言えないだろう」

 

「そ、それは…………」

 

完膚なきまでに理にかなった正論……………………確かにその通り。どこに住んでいようと、結局はまだ親の庇護下にいることに変わりはない。……………………やっぱ手強いな、この人。

 

「(………………仕方ない。本当はあんまりやりたくないけど…………)では、こうしよう。上杉君と火野君の立ち入り禁止を解除し、家庭教師を続けてもらおう」

 

「え?」

 

そマ?嫌っている俺達の出禁を解除するばかりか、家庭教師を続けることを許可するとは……………………やっぱ大人やな!(盛大な手のひら返し)

 

「その代わり僕の知り合いのプロ家庭教師との二人体制で、2人は彼女のサポートに回る………………君たちにはメリットしかない話だと思うが。プロの教師がついてくれるし、彼らの出禁も解除される」

 

なるほど、条件付きと来ましたか…………………確かに、この折衷案にはメリットしかない。彼女等もプロがいてくれた方が安心だろう。首を横に振る必要がない────────合理的に考えれば。

 

「…………子供のわがままって言われればその通りなんだけどさ。ここまで来たら俺はこの7人でやりとげたいなーって。赤点回避も…………………5人揃って笑顔で卒業も」

 

「…………………そうだな」

 

「………………そうね。それは私も同意よ」

 

―――――その想いは五月も同じのようで

 

「しかし、この状況で皆頑張ってますし……………今の体制でも」

 

「四葉君は赤点回避出来ると思うかい?」

 

……………………。

 

「2学期の試験の結果を見たが……とてもじゃないが、僕にはできるとは思えない」

 

「(…………2学期の成績だけじゃなくて………前の学校で失敗した事も踏まえて言ってるだろうな)」

にしても……………そこまで言うか?そのつもりは無くとも、言葉通り受けとれば四葉を侮辱と言うか、見限ってるように聞こえるんだが。上杉も父親らしからぬ言葉に怒りを感じたのか、飛び出そうとするのをニ乃が止めた。

 

「やめなさい。あんたが行っても何も変わらないわ」

 

「しかし…………」

 

「そうだよ(便乗) あの人の言ってることは全否定出来ねーよ」

 

別にマルオさんは間違った事は言っていない。むしろ間違ってるのはどちらかと言われればこっちの方なのだろう。

 

………………ただ、これだけは言わせて貰おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

===================

 

「そう、ですね…………確かにプロの教師がいた方が」

 

「あっ、おい待てぃ(江戸っ子)」

 

マルオと五月が声のした方を向くと、そこにはコーヒーを片手に持って立っている総悟がいた。先程、上杉に対して『行っても何も変わらない』と言う二乃の言葉に『そうだよ(便乗)』しておきながら、自分はふつーに行ってるのには……………取り敢えず今は目を瞑って差し上げろ。

 

「ひ、火野君!?」

 

「よー五月。…………あー、ゴホン。取り敢えずマルオさん、あけましておめでとうございます」

 

「…………あけましておめでとう」

 

きちんと新年の挨拶をする人間の鑑こと、総悟。マルオも挨拶されたので仕方なくと言った感じで返す。

 

「……………盗み聞きとは趣味が悪いと思うがね、火野君」

 

「いやいや、偶々ですよ偶々。…………それよりもマルオさん。四葉が赤点回避は無理とか言ってましたけど、人の限界を勝手に決め付けないでくれませんかね(プチ憤怒)知ってますか?人間ってのは成長する生き物なんですよ(名言)」

 

「…………人間が成長する生き物と言うのは否定はしない。だが、テストの結果を見る限りそう言わざるを」

 

「やれます」

 

いつから聞いていたのかは不明だが、そう断言したのは何処からともなく現れた四葉だった。

 

「私達と上杉さん達ならやれます!今度こそ、7人で成し遂げたいんです………………だから信じてください!お願いします!」

 

四葉は頭を下げる。その様子を見てもマルオは何も言わない。相変わらずの仏頂面なので何を考えてるのかもその場の誰もよく分からない。

 

「……………マルオさん。彼女達は去年の2学期期末試験の2日前にまとまった──────漸くスタートラインに立ったんです。それまで姉妹喧嘩したり、アイスティースリーパー(二乃)が邪魔してきたり、俺達を認めてくれなかったり色々とあったんです…………………まぁ、あなたは家に全然帰ってないみたいなので知らないでしょうけど」

 

「……………………」

 

皮肉が混じっているようにも捉えられる言葉にもマルオは反応しない。スルーしているのか、事実でもあるので言い返せないだけなのかはさておき、総悟は気にせず続ける。

 

「彼女達は漸く同じスタートラインに立って走り始めたばかりなんです。だから、せめてその終着点(ゴール)──────最後の期末試験の結果をあなたにも見届けて欲しいです」

 

「……………………」

 

それでもマルオは黙っていたが、やがて仕方ないと言った雰囲気で口を開く。

 

「……………良いだろう。そこまで言うのなら、3学期の期末試験の結果を見届けるとしよう。ただし、その期末試験で全員が全科目の赤点回避が出来なかった場合は、5人揃って元の家に帰って来る……………それで構わないね?」

 

「ええ。それで結構です」

 

「ああ、いいっすよ(快諾)」

 

マルオの最終確認に五月と総悟は迷いなく頷く。

 

「…………………そうかい。それでは、話は以上だ」

 

そう言ってマルオは立ち上がって去ろうとする。その背中に五月が声を掛ける。

 

「お父さん。私が素直で物分かりが良くて…………賢い子じゃなくてすみませんでした」

 

「………………謝る必要はないさ。子供の我が儘を聞くのも、そして子供の我が儘を叱るのも親の仕事だからね」

 

そう言って去ろうとするマルオに今度は総悟が声を掛ける。

 

「………あっ、そうだ(唐突) マルオさん。漸く一致団結した5人と、勉強の出来るオタクとガリ勉の教師2人を合わせた7人の力、見せてあげますよ~。なー、四葉?」

 

「!……も、勿論です!」

 

「…僕も期待しているよ」

 

そう言い残して今度こそマルオは去って行った。それを見計らって二乃と上杉も彼等の元へ。

 

「行ったか」

 

「わっ!上杉さんと二乃もいたんですか?」

 

「ええ。……………にしてもあんた、上杉がパパの所に行くのは止めておきながら自分は普通に躊躇なく行ったわね」

 

「…………まぁ、多少はね?」

 

「何が多少なのよ……………」

 

答えになってない言葉で誤魔化す総悟。話題を切り替えるようにそれよりも、と切り出す。

 

「もし強制送還になったら俺らの出禁とかどうなるんやろうな」

 

「多分解除しないだろ。それであの人が言っていた知り合いの女のプロの家庭教師が教えることになるんじゃないのか?」

 

「だよねー……………まっ、良いや。失敗したらとか、余計な事を考えるのはやめだ!俺達はただやりたいようにやるだけよな。赤点回避させて、皆を進級させて、笑顔で卒業!そうダルルォ、上杉ィ!」

 

「ああ、そうだ!今はそれしか眼中にねぇ!」

 

「…………ふふっ、頼もしい限りですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな5人を見つめる影が1つ。その正体は新年初登場の我らがお馴染みGOD様。デパートの屋上からスター〇ックスラテを堪能しつつニヤリと笑う。

 

「さぁ、総悟君。2年生最後の試験で3度目の正直となるのか期待しているよ。そして、オリジン(原作)とは違う風(・・・)を巻き起こして僕を楽しませてネ!」

 

to be continue………………




もうお気づきでしょうが、この作品のマルオは原作よりも感情豊かと言うか、コミカルな人間になってます。なぜそう言う性格にしたかと言いますと、作者の『コミカルな要素が多いマルオとか面白い……………………面白くない?』的な悪ふざけです。以上!

今回もこんな駄文を読んでくれてありがとうございました!次もよければヨロシクゥ!
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