一花 240点
二乃 209点
三玖 240点
四葉 184点
五月 224点
前回を書く時、最後は二乃のあの台詞で終わらせると決めてました。何か良いじゃん?
そして一花姉さんが軽く暴走して危うく告白しかける展開。アブナイアブナイ。原作で二乃に『暴走機関車』とか言っていたが、この小説の一花も若干暴走機関車やな(確信)
そして今作では三玖が一花と同点で同率1位。ちなみに、case三玖であった通りテストの直前に数学の分からないとこを総悟に聞いてなければ原作通りでした。わざわざそう言う描写を入れたのはつまりそう言う事。ここが分かれ目やったのさ……………………。
さて、ここから三玖、一花はどうするのか……………………具体的には今回の話ではなく次に持ち越しとなります。お楽しみに。
今日はFGOのソロモンの映画ですね。午前中に見てきます。個人的には沖田さんやノッブとかのイベント組が来るか気になるところ。個人的に沖田さんは大好きなので、来て欲しい……………………欲しくない?
あと、呪術回戦の冬映画の事で何か発表があるみたいですね。皆さんがこれを見てる頃にはもう何なのか判明してますが。今日はそれを見てから寝ます。
はい、それじゃ本編です。よーい、スタート(棒読み)
聞いてなかったは許さない
上杉が運転するバイクはケーキ屋に到着。
「(ヤバイ!言っちゃった!好きって言っちゃった!こいつが好きだなんてどうしちゃったの!初めての告白なのに、なんで突然言っちゃったのよ!あー、どうしよう!………っていうか、なんでこんなに無反応なのよ!?驚いたりしないわけ!?)」
そんな二乃の心情を知らない上杉はつかつかとケーキ屋に入っていくので、二乃もそれに続く。
「上杉君、間に合って良かった!今、キッチンに1人しかいないから急いで入ってくれる?」
「はい、バイクありがとうございました」
「(……………まぁ、良いわ。後にしておいてあげる。先ずは祝賀会かしら)」
「えー、と言う訳で見事に全員の赤点回避に乾杯!」
「「「「「かんぱーい!」」」」」
各々が注文したケーキが届いた後、総悟の乾杯の合図に合わせて皆はグラスを合わせる。バイトが終わって上杉も合流したら改めてもう一度やる予定。ちなみに、本来なら総悟の奢りになる予定だったのだが、店長が『その代わりに☆5のレビューをつけてね』とご馳走してくれる事になった。総悟としても『お金が浮いてラッキー♪』って感じである。
「それにしても、本当に赤点回避できるとは思わなかった」
「いやー、皆赤点回避出来てほんと良かった良かった。これで恐らく5人揃って3年に進級出来そうだしね。俺は今日までずっと不安でいつもよりアニメを見る気力が湧かなくてさー。お陰で毎日8時間睡眠してたからな。不健康な生活やで、ほんま」
「いや、むしろ健康的だと思うけど…………?」
一花の正論ツッコミ!総悟は死んだ(大嘘)
「この答案を額縁に入れて飾ろうかなー」
「四葉、それはもっと良い点数取ってからにしなさいよ」
ワイワイ話に花を咲かせる6人。すると突然、三玖が四葉にケーキを差し出した。
「え?三玖、何これ?」
「現代文の問題、四葉の問題がドンピシャだったからそのお礼」
「確かにあれは助かったわね。じゃあ私からも」
「じゃあ私も」
「私も」
「ええええ!」
と言う訳で5人からシェアされたケーキを四葉はパクり×4
「色んな味を楽しめておいしいー!…………あ、でも私も皆に助けて貰ったんだから分けないと」
「では、少しずつシェアしましょう。今回の試験もきっとそうやって突破できたのでしょうし……………それに、色んな味を堪能できますっ!」
「むしろそれが目当てなんじゃ………」
「それが目当てやろ(断言)」
一花の呟きに総悟が断言する。そんな一花の隣からケーキが差し出される。差し出し主は三玖である。
「はい、一花」
「!」
「ありがとう。それにおめでとう」
「う、うん………………三玖も1位おめでとう」
「……………ありがとう」
一花も祝福の言葉を送るが、当の三玖は複雑そうな表情を浮かべている……………………一花は改めてそう感じた。確かに三玖は『1番』ではあるものの同率で
「三玖はともかく、まさか一花も1番とはね。意外と言ったら失礼かもだけど、どこにそんな力を隠してたのよ」
「一花姉さんに限らず皆
「あはは…………運が良かっただけだよ………………それにしても、五月ちゃんのケーキ凄く美味しいね」
話題を切り替えるように一花は五月に話を振る。
「ええ、私のおすすめです。もう一度食べてみたかったんですよ」
「当然のように来たことがあるのね……………」
「流石ですねぇ……………」
「……………………あの、皆んなに話しておきたいことがあるのですが」
「「「「「?」」」」」
「私、学校の先生になりたいんです」
「「「「「……………………」」」」」
少し顔を赤らめながら五月は自身の将来の夢を語った。さて、5人の反応はと言うと
「うん、いいと思う!五月の授業わかりやすかったしぴったりだよ!」
「私達も当然応援するよ」
「じゃあ五月は大学受けるんだね」
「まぁ、真面目だしピッタリなんじゃない?」
「皆……………」
四葉、一花、三玖、二乃から肯定的な反応を貰う。
「勿論、俺も応援するぞ。そしたら、どこの大学のどの学部を受けるのかとか高校卒業後の進路も考えていかないとね。勿論、五月だけじゃなくて皆もだけど」
無論、総悟もである。
「進路、か。いよいよ3年生って感じね」
「進路と言えばお父さんにも言わないとね。さっきもテスト結果を報告したけど返事がまだ…………」
「あー、それについては大丈夫よ一花。さっき私が直接話してきといたから」
「やっぱりお父さんに会ってたんだ……………それでお父さんはなんて?」
一花の問いに二乃は当たり前だけど、と前置きしてから語る。
「良い反応は貰えなかったわ。……………今はまだ甘えさせてもらってるけど、いつかはけじめをつけないといけない日が来るはずだわ」
「……………………けじめ、か。俺と上杉も早めにユー達のお父さんと和解しとかなければなー……………………ちなみに二乃。上杉の奴がお父さんに何か変な事を言ってなかった?」
「……………………そう言えば、あいつ『娘さんを頂いて行きます』とか言ってたわね」
「………………上杉の再雇用の可能性がさらに低くなったってはっきり分かんだね(呆れ)」
もっと他に言い方があるでしょうが、と総悟が心の中で呟くなか、二乃はふと思ったことを口にする。
「そう言えばあいつ、バイクで私を迎えに来たんだけど絶望的に似合ってなかったわ」
「まー……………そいつは否定できねぇな」
「ほんと調子狂ったわ。……………だからあんなこと言っちゃったのよ」
「「「「「?」」」」」
「………あ、そうだ!お皿片付けて来よっかな!ついでに店長さんにお礼を言ってくるわ」
「あ、じゃあ私もお手洗いに行ってから手伝うよ」
二乃に続いて一花も立ち上がると店の奥へと向かって行った。
「よし、僕は少し休憩入れてくるからあとよろしくね」
「あ、店長。プリン一つ取り置きしてもいいですか?」
「いいけど、好きだったっけ」
「明日のバレンタインのお返しに」
「!?…………君は仲間だと思ってたのに、裏切り者……………」
「いや、妹のですけど…………」
「…………な、なんだ。てっきりあの五人のお友達の誰かからだと思ったよ」
「あり得ないですよ(そもそも誰からも貰ってないんだからな……………そういや火野の奴は1月からずっと三玖から沢山貰ってたな……………………)」
そんな事を考えながら洗い物をする上杉。するとそこへ
「ご苦労様………………って、店長は?」
「誰かと思えば二乃か。店長に何か用でもあったのか?今奥に行ったが」
「店長さんにお礼を言おうと思ったんだけど………………少し待とうかしら。…………その間暇だから洗い物を手伝うわよ」
「え?いや別に」
「良いから!ご馳走になったお礼よ」
「…………じゃあ、頼む」
上杉の隣で器具などを洗う二乃。2人になった事でペースは当然早くなり、みるみるうちに片付いていった。
「……………………よし、これで終わりだな。悪いな、わざわざ手伝って貰って。店長には伝えておくから先に席で待ってろよ」
「そ、そうね。そうするわ」
二乃は厨房を去ろうとする──────────が突然足が止まる。
「?どうした?」
「……………やっぱり、バイクで言った事は忘れてちょうだい」
「………………」
「突然すぎて困らせちゃったわよね。少しアクセルを踏み過ぎたみたい。何やってるんだろうね、私」
「……………二乃」
二乃の名前を呼ぶ上杉。どんな言葉が来るのかと二乃が身構えていると
「なんのことだ?」
「………………ええっ!?」
流石にその言葉は予想外だったのか、少し遅れて驚愕の声を挙げる二乃。
「心当たりがないんだが。つーか、あの時風強かったから聞き逃してたかもな」
「な、な、な………………………何よそれー!」
二乃の大声が厨房に響き渡る。
「いや、だから何を……」
「な、なんでもない!」
二乃はそう言って出て行った。
「?………………よく分からんが………………っと、それよりも早く片付けるか」
上杉は器具を所定の場所にテキパキとしまっていく。
「よし………………これで終わりっと。にしても二乃の奴なんだったんだ………………?」
少し考えてみるが答えは出てこない。心の中でモヤモヤしたものが残る上杉の耳に足音が。
「あ、店長。全部片づけま……………し……………?」
店長が来たのかと思って振り向く上杉。だが、そこにいたのは店長ではなかった。いたのは──────────
「あんたを好きって言ったのよ」
そこにいたのは─────そう言ったのは─────二乃だった。告白を聞いてなかったは許さない、もしくは告白を聞いてなかったのならもう一度聞かせてやる、と再告白しに戻って来たのだろう。
「は………………?」
「返事なんて求めてないわ。ほんとムカツク。対象外なら無理にでも意識させてやるわ。…………そう言えば、前にあんたみたいな男でも好きになってくれる人が一人くらいいるって言ったわよね………………そ、それが私よ。残念だったわね」
「っ……………!」
混乱で頭が一杯の上杉に対して二乃は赤面しながら改めてそう宣言した。
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「厨房は……………あ、ここか」
お手洗いを済ませた後、私も二乃の手伝いをしようと厨房に入ろうと思った時。
『……………やっぱり、バイクで言った事は忘れてちょうだい』
この声は二乃………………バイクで言った事?私は入ろうとする足を止めて聞き耳を立てる。
『突然すぎて困らせちゃったわよね。少しアクセルを踏み過ぎたみたい。何やってるんだろうね、私』
女の勘か、私の頭の中に浮かんだのは『告白』の2文字。……………いや、流石にそれはあり得ないか。今までそんな素振りもなかったし。
『……………二乃。なんのことだ?』
『………………ええっ!?』
『心当たりがないんだが。つーか、あの時風強かったから聞き逃してたかもな』
『な、な、な………………………何よそれー!』
『いや、だから何を……』
『な、なんでもない!』
二乃が去っていく足音が私にも聞こえた。………………何だったんだろう、結局。告白じゃないとしたら……………………………………………考えてみてもやっぱり分からない。
「(………………片付けも終わっちゃったみたいだし、取り敢えず皆の所に戻ろうかな)」
踵を返して去ろうとする。だが、私の耳に飛び込んできた言葉が再び私の足を止めた。
『あんたを好きって言ったのよ』
…………………………………………え?
『は………………?』
『返事なんて求めてないわ。ほんとムカツク。対象外なら無理にでも意識させてやるわ。…………そう言えば、前にあんたみたいな男でも好きになってくれる人が一人くらいいるって言ったわよね………………そ、それが私よ。残念だったわね』
『っ……………!』
思わず手で口を覆う。そうでもしないと驚きの余り声を挙げてしまいそうだったからだ。
「(う、嘘……………………二乃がフータロー君の事を好きって……………………ええっ!?)」
これ程までの衝撃を受けたのは久しぶりな気がした。
to be continued……………
今回も読んでいただきありがとうございました。
そう言えば、最近ウマ娘にハマりました(今更かもしれませんが)。次の話で好きなウマ娘とか色々と自分なりに熱く語ります(予定)