三玖を愛する転生者の話   作:音速のノッブ

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ウマ娘、毎度同じことの繰り返しで好きなキャラも実装されないので飽きた。

原神、フリーナを無課金でゲットしたら初めて1ヶ月も経たずに飽きた。

ファンパレ、飽きかけてる。

…………………誰か、スマホゲームで飽きない面白いゲームでも教えてください。そのせいでモチベがあがらず、執筆も大遅延しました。

……………………いや、遅延はいつもの事か。まぁ、そんな訳で最新話どうぞ。


シスターズウォー? その2.5

風太郎はらいはと共に靴下や下着等などの新調をしにデパートに来ていた。偶然総悟も来ていたのだが、遭遇することはなかった。

 

「ま、年季が入ってたからこれもいい機会かもな」

 

「そうそう。家庭教師のお給料も貯まってるんだから、少しくらい自分のために使ってもバチは当たらないって。あ、でも五月さんたちへの誕生日プレゼントはケチってたら駄目だよ?」

 

「へ~。あいつら誕生日なのか」

 

「え、もう終わってるけど」

 

【悲報】 上杉先生、生徒の誕生日すらも把握していない…………

 

「……………ま、別にやらなくてもいいだろ。つーかあいつらも遅れてたし、そもそもあっちから言わないということは」

 

「頂いたらお返し!小学生でも知ってる常識だよ!それに、火野さんはちゃんとあげてたよ!」

 

「あいつ、何で教えてくれないんだよ………………」

 

総悟『は?おい、上杉トマト。誕生日くらい自分で覚えておくのは常識だよなぁ?それくらい分かるよねぇ?ねぇwww』

 

ちなみに、総悟が五つ子の誕生日にあげたのはこちら。

 

一花→ 勘で選んだ一花が好きそう小説(前後編の2冊)

 

二乃→ ちょい高級な天然水(1600円)

 

三玖→ めっちゃ美味い抹茶プリン、ちょっと高級な緑茶の茶葉

 

四葉→ 某人類最強のスキンヘッド俳優が出ているサメ映画のBD

 

五月→ お食事券(2000円分)

 

三玖に対しては他の4人より少しだけお金を掛けてたりする。二乃は天然水とか言うよく意味不明なチョイスに最初はブーブー言っていたが、飲んでみたらめっちゃ美味い水だったので普通にお礼を言ったとか。

 

「あー、上杉さん!」

 

上杉がどうするか悩んでいると、同じく修学旅行に必要な物の買い出しに来ていた四葉と五月に遭遇。

 

「五月さんと昨日メールしたんだ。一緒に買い物しようって」

 

「ふ~ん。それよりも誕生日」

 

「あ~!シー!シーッ!」

 

そして何を血迷ったか、上杉は五月の背後にピッタリ付いて尾行する。もはやストーカー以上の存在である。

 

作者「こいつほんま…………(呆れ)」

 

「な、なぜついてくるのですか!?」

 

「どうせ同じものを買うんだ。いいだろ?(ついでにこいつらの買い物を観察してりゃ欲しいものも見つかるかも知れないしな)」

 

「ええそうです!しかし同じであっても全く別物……………下着を買いに来たんです!」

 

「(デジャブ!)」

 

と言う訳で、上杉は四葉と待機。五月はらいはと下着を見に行った。

 

「お前はいいのか?お子様パンツで」

 

「あはは、持ちがいいので………………って、何で知ってるんですか!?」

 

「ったく、模試を終えたばかりとはいえこんなことしてる場合なのかよ…………そういや四葉、お前将来の夢とかあるか?」

 

「……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────とびっきりお給料の貰える会社に入って、お母さんを楽させてあげるんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「四葉?」

 

「……………うーん、考えた事もなかったですね~、あはは………」

 

「やっぱりな…………」

 

四葉がほんの一瞬だけ表情が暗くなったのだが、上杉は気付かなかった。

 

「(この前も四葉の将来について総悟と話した時、あいつは『体育教師とかスポーツインストラクターが適してんじゃね?』とは言っていたが……………………まぁ、確かにこいつは運動能力は優れてるからその方面で探してやるのがベストか)」

 

そう結論付けたタイミングでらいはが帰ってくる。

 

「おまたせー」

 

「五月はどうしたんだ?」

 

「奥で採寸と試着してるよ」

 

「そんな事しなくても他の子と同じサイズで即決でいいだろ、五つ子だし(適当)」

 

「あ、五つ子ハラスメントですよ!略してイツハラ!…………………けど、採寸って……………まさか五月、一人だけ抜け駆けしたんじゃ………………」

 

「ふーん(興味ゼロ)」

 

ク〇ウド以上に興味なさげな上杉である。

 

「五月には後で色々と尋ねるとして………………林間学校では散々な結果で終わってしまいましたし、今度こそ後悔のない修学旅行にしましょうね!」

 

「別に林間学校は何だかんだでまぁ楽しめたから散々でもないが……………ま、どうでもいいが体調管理には気を付けるさ」

 

「もー、ほんとは楽しみなくせに。家で何度も修学旅行のしおりを確認してるもんね」

 

「らいは!!」

 

妹に暴露されて慌てる兄。何故この男は変なところで『特に興味なさげです~(大嘘)』的なムーブをかますのやら。

 

「それに、写真の子にも会えるかもしれないしね!お兄ちゃんの初恋の!」

 

「は、初恋!?そ、そうなんですか上杉さん!?」

 

「い、いや別に初恋とは一言も言ってないが…………つーか、めっちゃ食いついてくるな」

 

「あ……………その、上杉さんの恋愛話がちょっと気になっちゃって!あはは~………」

 

我に返った様子の四葉は誤魔化すように笑う。上杉が訝しげに感じていると、そこへ五月が戻ってくる。

 

「お待たせし『グゥ~』マッ!?」

 

早々、腹の音を鳴らす五月。マジで胃の大きさおかしいよ…………

 

「五月、お前…………」

 

「し、しかたないじゃないですか!これは生理現象です!」

 

「どうだか…………」

 

「じゃあ、折角だしご飯食べて行こうよ!私もお腹空いちゃった!」

 

「良いですね!らいはちゃん、行きましょう!」

 

「お、おい待てって!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

らいはと手を繋ぎながら駆け出す四葉。それを追う風太郎。その四葉の背中を複雑そうに見つめる人物が1人いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………」

 

その人物は五月。

 

「(……四葉の先程の様子…………………私はてっきりあなたは小学生の頃の修学旅行で上杉さんと出会っているのに、それに気付いていないと思ったのですが…………………どうやらそうではなかったようですね。それに、四葉は上杉さんの事を……………)」

 

五月は上杉兄妹と四葉の会話を最後の辺りだけ聞いていた。正確には聞こえてしまった、と言うべきか。らいはの初恋というワードに食いつく四葉をこっそり見た五月は確信した。四葉は既に上杉と出会った事を覚えている事、そして四葉が上杉に好意を持っている事も。

 

半年以上前、睡眠薬に眠らされた上杉を家に送る為に生徒手帳に記載の住所を見るついでに写真を見た時から心当たりはあった。四葉は上杉と過去にあっているのではないかと。

 

だが、四葉本人がそう言った素振りを見せなかった事や、上杉が自分と過去に会ったことがある姉妹がいるか聞いた際に四葉は名乗り出なかった為に自分の直感に自信が持てずにいた所、二乃との家出騒動や上杉の家庭教師辞任、引っ越しなどと言った出来事が息を付く暇もなく重なった事で、つい先程まですっかり記憶の奥底に沈んでいた。

 

「(………………しかし、それを知った所で私はどうするべきなのでしょう…………私が何か四葉にしてあげられる事はあるのでしょうか……………?)」

 

「…………五月?おい、五月?」

 

「!………す、すみません少し考え事を」

 

「らいはが問いかけても反応しないレベルで没頭してたな。ま、どうせ食い物の事でも考えてただろうが」

 

「もー、お兄ちゃんは一言余計なんだから!五月さんは何か食べたいものはある?」

 

「そ、そうですね………私は何でも構いませんが……(分からない。私はどうすれば良いのでしょうか……………?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(よし……………俺、この修学旅行で三玖に告るわ(覚悟完了))」

 

「(この修学旅行で私はソウゴに告白する。これだけは他の誰にも絶対に、誰にも譲れない……………!)」

 

「(この前は三玖に先を越されたけど…………………今回は私が1番に告白する。正々堂々とぶつかっていくんだ…………!)」

 

─────1人の男と2人の姉妹の恋の戦い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(この修学旅行がフー君を振り向かせる最大のチャンス。……………ここで確実にケリをつけるわ)」

 

「………………………………」

 

「(……四葉………………)」

 

─────3人の姉妹のそれぞれが抱く想い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………第1位様。お時間宜しいでしょうか?」

 

「…………………………」

 

─────天才の元人間(創真)に降りかかる最大の脅威。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わしが力が完全に取り戻せるまであと僅かじゃ。力を完全に取り戻した暁には、手始めにあの小僧から殺してやるとしよう。………………見ていて無性に腹が立つ奇人だしのう」

 

「あぁ、同情するよ兄さん。楽しい筈の修学旅行が僕の手によって最悪なものへと変貌するのだから!………………心も体も苦痛に満ちた死を送るのがとても楽しみだよ」

 

─────共通の人物(総悟)の命を狙う人外達。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────様々な思惑が交差する修学旅行がいざ始まる。

 

to be continued…………




次回から修学旅行がスタート。

ちな、この先の話なんですがついこの話から読み始めてハマった人もワンチャンいるかもなんで、少しお知らせ。この先の話を完全に理解する為には、

・幕間の物語(呪われた一刀(村正)

・Past of God

・星の誕生

の三つを全て読んでくれてる前提で書くんで、これらを読んでいないと一部チンプンカンプンになるよ☆

まだ読んでない人は作者が次話を投稿するまでにパパっと読んでおこう!

……………とは言ったものの、幕間以外は五等分要素が1ミリもないのが難点。そこは作者も自覚してるし、書く前は何とも思ってなかったんだけど書いてて『これ、風呂敷広げすぎたかなぁ………読者は楽しめんのかなぁ…』なんて思った。で、案の定お気に入り登録者も若干減りました。これはしゃーない。この番外編を始めたのは後悔はないんだけど、失敗と言ってもまぁ、過言ではない。

『読んでね☆』とか言ったものの、まぁ読んでなくても最低限の説明はする(たぶん)ので、最近読み始めた人の中で『五等分要素なくてもええで(優しさの塊)』みたいな人がいたら、読んでくれると嬉しいです。

だがしかし、ここから削除するのももったいないしもうこのまま行くしかねぇ!!果たして読者の皆様を飽きさせずに色々と消化しなければならない事が山盛りのこの修学旅行の話を綺麗にたたむことが出来るのかどうか!!そこそこの年月執筆をしてきた作者の腕が試される!!

無理だったら、そんときゃ土下座しよ(適当)

では、また次回でお会いしましょう!

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