総悟side
「ふーふふふふうふふう夫婦(意味不明)タコもパンケーキも順調そうだ。星奈さんのお陰やな」
男子はしごかれて喜ぶドMばかりだったし、女子は星奈さんの美しさに脳がやられる人が多いし、順調やな()
「あ、あの」
「五月か、どったの?」
「えっと……………」
……………?
「……………文化祭、頑張りましょうね!」
「……………ん」
これは……………何かあったか?
「五月の様子がおかしいですって?」
「そ」
ワイはそこら辺にいた二乃を呼び出して五月の事を話してみた。三玖はどっかに行った模様だったのでしょうがない。まぁ、二乃は特に姉妹の事を大切にしてるから丁度いいと言えばちょうどいい人選かもしれん。
「…………言われてみれば最近、食べる量が減ったような気がするわね」
「やっぱ料理が絡んでて草。他は?」
「…………最近、夜遅くまで勉強してる事が増えたような」
「それはまぁ、受験生だしな……………ま、何か分かったらすぐ教えてくれや」
「ええ、分かったわ」
そんな会話をした放課後。
「あれっ、二乃も今帰りですか?」
「ええ、そうね。フー君は一花の方に行ったから、一緒に帰る人を探しるとこ」
二乃は五月と下駄箱でばったり遭遇した。
「すみません、私はこれから塾に直接向かいますので」
「相変わらず真面目ね」
「………………あの。二乃は入試判定はどうでしたか?」
「思ったほど悪くなかったわ。受けるとこ選んでるから、確か『B』だっ……………!?」
「ううううううう…………」
二乃は気付いた。五月の様子がおかしい事に。
「どうしましょう…………全力で取り組んでいる筈なのに、この結果です!」
判定にあったのは『D』。デストロイの『D』だった。
「所詮私はお母さんの真似事、学校の先生なんて夢のまた夢なんですー!」
「お、落ち着きなさい!(そういう事だったのね………あいつ今暇かしら?)」
5分後
「取り乱してしまいすみません…………」
「別に良いわよ。で、その話はフー君とか火野には言ったの?」
「…………いえ。お2人共忙しそうですし…………特に火野君はなおさら…………………何より、教えてもらってるのにこの結果なのを見せるのが何だか申し訳なくて……………」
「ふーん………なら、あらかじめ謝っておくわね」
「へ?」
「もうそろ来るわよ。ほら、噂をすれば登場よ」
「!」
二乃が指さす先を見ると、総悟が何故かティッシュ箱とハリセン(何で?)を抱えながらやって来るのが見えた。しかも、何故か目が少し腫れてる。
「ぐすっ…………………お待たせ……………ちょっとアニメ見てたら泣けてきただけ…………………うぅぅ…………………後3回は見よ…………………で、どうした?(切り替え速度SS)」
「え、ええっと……………そのぉ……………」
「五月の判定がDらしいわよ」
「二乃ぉ!」
うじうじしている五月の代わりに二乃があっさりとネタバレした。
「はー、なるほど。別に気にする必要ねーよ。だって、本番の試験で取れればノー問題やん」
「そ、それは………言われてみれば、確かにそうかも知れませんが………」
「それでも不安と?」
総悟の言葉に五月はコクりと頷いた。
「ふむ……………仕方ない。総悟君が不安が消し飛ぶとびきりの魔法を掛けてやろう」
「「魔法??」」
「前に四葉にはやったんだけどなー」
そう言いながら何故か持っていたハチマキを取り出すと、総悟は頭に付ける。その瞬間、総悟が暑苦しい目をした────ような気が2人はした。
「頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるって!やれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!そこで諦めるな絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張る頑張る!(松〇修造)」
人格が乗っ取られたのかの如く、総悟は暑苦しく励ました。五月と二乃は一瞬言葉を失う。
「終わりです」
「「…………」」
「ツンデレ二乃。くたばれ(八つ当たり)」
「私のせいにすんじゃないわよ!」
二乃は総悟が持っていたハリセンを奪うと頭をぶっ叩こうとするが、総悟はティッシュでガードベント。そのままハチマキとティッシュ箱で応戦し始めるが、漸く我に返った五月が二乃を羽交い締めにして止めたので、戦いはすぐ終わった。
「おかしいな、松○修造のポジティブ励まし言葉責めが通用しないとは………」
「いや、言い方!」
「と言うか、誰ですかそれは…………まぁ、でも少し気持ちは楽になりました。単純かもしれませんが」
「あー、そう?なら良かった。…………てか、親には相談した訳?」
「!…………先生からも相談した方が良いと言われました。でも……………」
「しれくれる親でもないわよ」
「い、いえ!」
二乃の言葉を慌てて五月は否定する。
「そういう意味ではなく、これ以上お父さんに心配を掛けたくないんです」
「は?心配って、あの人がいつ」
「私達がここまで成長できたのはお父さんのお陰です。私もそう思えるようになってきました。直接何かしてもらった事は少ないですが、ずっと気に掛けてくれたんだとは思います」
「…………ま、気にもしてなきゃ家庭教師を雇おうとは思わんやろ。陰でこそこそしていても、気に掛けていてくれてたってはっきりわかんだね(迫真)」
総悟の言葉に二乃はうまい反論の言葉が出てこず黙り込んでしまう。そして、幼少期の頃の思い出が二乃の頭の中に過る。
マルオは二乃がパンケーキ屋に連れて行って欲しいと頼んだのを頑なに受け入れなかった。その代わりに、マルオはパンケーキの材料を二乃に用意してくれていた。
「………………。明日四葉と招待状の文面を一緒に考えてもらおうかしら」
「え、なんて?」
「何でもないわ。…………五月はそろそろ行った方が良いんじゃないの?」
「あ、そうですね。………………火野君の言う通り私は焦りすぎていたのかもしません。今は、自分にやれる事をやっていく事にします。先ずは、近日開かれる有名な特別講師の方による特別教室に参加します」
「何それ、怪しいわ」
「ふふっ、二乃も一緒に来ますか?」
「誰が行くかこの(規制音)!」
「ちょっと、私の声真似で変な事言うんじゃないわよ!イメージが崩れるでしょ!」
「最高やん」
「火野ォ!」
総悟side
「よーし、デートや!(唐突)」
休日、俺と三玖は水族館デートに来ていた。
「文化祭の準備もある程度目途がついた。これもソウゴが沢山頑張ってくれたお陰」
「まぁ、後は四葉も手伝ってくれたしな」
何か理由は良く分からないが四葉が文化祭の手伝いをしたいと言ってくれたので、一部手伝ってもらった。結構助かった。
「四葉と言えば、演劇部の舞台にも参加するって言ってた。後はその他諸々も手伝うって」
「マ?はりきってんなー。最高の文化祭にしたいんでしょうな、俺もそうだけど。ま、オーバーワークでぶっ倒れないようには今度言っておくか」
さて、まぁ取り敢えず今は水族館楽しむか。とりま、入る前に……………。
「……………なぁ、三玖」
「?」
「手、繋がね?」
「!……………うんっ」
ギャア、三玖のお手て!すべすべ!俺より小さい!おぎゃあ!(語彙力)
……………ふぅ(冷静)。さて、水族館に入って行くゥ!シャチ!かっけぇし可愛い!諸々の魚!何か神秘!三玖!可愛い!(常識)
「はー、楽し。三玖と水族館、楽し」
「うん、私もソウゴと回れて楽しい」
嬉しい事言ってくれるねぇ!
「…………ねぇ、ソウゴって東京の難関大学目指してるんだよね?調子はどう?」
「ま、余裕で行けると思うわ。三玖も第一志望の東京の大学『A』判定だったでしょ?」
「うん」
三玖は東京の大学を中心に志望校を決めている。俺と一緒にいたいから、と。それを聞いた時はマジで泣いた(男泣き)
「…………たぶん、皆高校卒業したらバラバラになるね」
「…………そうだな。少し寂しいな」
「ソウゴも?」
そりゃそうよ。
「俺は三玖と2人で過ごす時間は勿論好きよ。けど、皆でワイワイ過ごすのも好きだからさ」
「うん。私も同じことを考えてた」
「あーあ……………ほんと、充実してたわ高校生活」
「前の世界でのよりも?」
「言うまでもないね」
まだ終わってないからフライング発言なんだろうけど、本当に最高な高校生活だった。いやマジ。
「……………お、ペンギンじゃん」
「あ、可愛い」
飼育員の人の説明を聞いていると、どうやらあの五匹のペンギンは姉妹らしい。まさに、皆。
「飼育員の人はよく見わけがつくよな」
「愛があるんだよ、きっと」
そこに愛があるんか(ア〇フル)
「……………ペンギン見てたらエヴァ見たくなってきた。今度、一緒に見る?」
「うんっ」
もはやあんま隠す意味もないので、三玖と一花には転生特典の『アニメ・ラノベ見放題最強タブレット』の事も話している。一花はドラマとかをたまに見に来る。恐らく演技の勉強も兼ねてかもしれんが。三玖とはアニメを一緒に見る事が多い。……………三玖にエヴァのAirとまごころは見せて良いものなのかは少し迷うな。まぁ、シンまで見ればいい思い出になるかもしれん……………なると良いな(願望)
「三玖、文化祭お互い頑張ろうな」
「うん。私はパンケーキを。ソウゴはたこ焼きを」
「目指せ売上男女それぞれ1位や!1位になると良い事があるからな」
「ふふっ、悪い顔してる。何か仕組んでるんでしょ」
それはいづれ分かるよん。
「あとは…………好き♡」
「私も好き♡」
この後、物陰でイチャイチャしました♡
そして、波乱の文化祭が始まった。
to be continued…………
今は三玖の文化祭の話を考え中ですが…………総悟のせいでオリジナル展開を考えなきゃならん……………よし、ゲームしよ(現実逃避)