て言うかもう、何もかもがめんどくさい。
チーズ蒸しパンになりたい。
総悟「銀魂の原作者のひとりごとのパクリじゃねーか」
おふざけタイムは終了、ではどうぞ。
扉を開けて(切実)
「裁判長、ご覧ください」
そう言って五月はスマホの写真を見せる。
「被告は家庭教師と言う立場にあるにも関わらず、ピチピチの女子高生を前に欲望を暴発させてしまった…………この写真の男は上杉被告本人でまちがいありませんね」
「…………え、冤罪を主張する…………」
どうしてこうなった……………。上杉からのSOSを受けて行ってみれば、何故か裁判に巻き込まれた件について。ちなみに、俺は上杉被告の弁護人である。星奈さんは傍聴人的な感じ。
「裁判長」
「はい、原告の二乃くん」
「この男は一度マンションから出たと見せかけて、私のお風呂上りを待っていました。悪質極まりない犯行に、我々はこいつの今後の出入り禁止を要求します」
「お、おい!いくらなんでも!」
上杉にとってそりゃ不味いだろうな。
「異議あり!これは不慮な事故であると私は主張します!証言者の三玖さん!」
「忘れ物を取りに来たって言うから私がインターホンで通した。録音もある」
「以上より、私は被告人の無罪を主張します!」
帰って漫画読みたいので、さっさと冤罪を晴らして帰りたい。
「こいつはハッキリ撮りに来たって言ったの!盗撮よ!」
「違いますぅ。忘れ物を取りに来たと言う意味ですぅ。そもそも!この上杉風太郎と言う男は悪人顔ではあるがその心は完全なる悪では…………………いや、若干の悪かもしれないが!それでも、こいつは二乃を襲うような奴じゃない!!何故ならこいつは女を襲うような度胸のないチキン野郎だからだ!それは1年間一緒に過ごしてきた俺が保証するッ!!」
「…………おい、火野。俺への擁護が悪口に聞こえるのは気のせいで良いんだよな?…………おい、何で目を逸らす?」
「……………でも、こんな体勢になるかな?」
うーむ、一花姉さんから無罪判決を貰うまでには至らんかったか。
「一花、やっぱあんた話が分かるわ!こいつは急に私が覆い被さってきたの!」
「………………切腹」
「じゃあ、切腹で。これにて閉廷!お疲れ!」
「おい!」
だって三玖さんがそう言うんだし……………ねぇ?
………………って言うおふざけはさておき。どうすればチェックメイトに持ち込めるもんか。
「ちょっと良いですか?」
その場の全員がその声に注目する。声の主は星奈さんだった。その手には借りたのか五月のスマホが。
「この写真、棚から落ちた本を守ったように見えません?」
「うーん、確かに言われてみれば」
「そう見えなくもない」
「可能性としてはあり得なくないですね」
「可能性じゃなくて!そ、その通りなんですよ!」
星奈さんの指摘に一花姉さん、三玖、五月が賛同を示し、上杉も慌てたように言う。
「感情論にはなりますが、私も彼の事は少しばかりですが知っています。先ほど総悟様が述べられた通り欠点はありますが、女の子を襲うような方ではないと思います。何でも恋人が勉強のような人ですから」
「………………やっぱり、フータロー君にそんな度胸はないかな」
「さすが星奈さん!我々に出来ない事件の解決を平然とやってのけるッ!そこにシビれる、あこがれるゥ!」
よし、一花姉さんもそう言ってることだしこれにて閉廷!さっさと帰って飯食った後に『ジ◯ジ◯の奇妙な冒険(第1部)』でも見るとしよう!
「って、待ちなさい!何解決した感じ出してんの!?」
「二乃、しつこい」
あーあー、また二乃と三玖の間でバチバチ火花が散ってるよ。昼の時と言い、仲良くしなさいよー。
「まぁまぁ、そうカッカしないで。私達、昔は仲良し五姉妹だったじゃん」
「ッ………………昔はって…………私は…………!」
勢いよく二乃は飛び出してしまった。
「良いのか、追い掛けなくて?」
「放っておけば良いよ。その内戻ってくるだろうし」
「ふーむ………………」
三玖はそう言うものの、俺は少しばかり心残りだった。だが、いつまでもここにいる訳にもいかないので帰ることにした。
「……………あの、火野君」
帰る直前に話し掛けて来たのは五月だった。
「えーっと………何か…………不味いことしたっけ?」
「いえ、そうではなくて……………今日はその、あのヒントに助けられたのでお礼を言わなくてはと思いまして……………」
……………………。
「にゃんのこと?」
「え?で、ですから」
「俺は杏仁豆腐のギブアンドテイクの取引の時に言ったぜ?教えたりしない、って。だから五月を助けたヒントをくれたのは……………まぁ、学問の神様みたいなもんでしょ(適当)」
お礼を言ってくれたのは嬉しいが、悪いな五月。俺は設定を最後まで貫き通す男なんだッ!そんな俺はなんてカッコいいのだろうか(自画自賛)
「……………ふふっ。確かにそうでしたね。では、お礼はその学問の神様に言わなくてはいけませんね」
「そーだな。後で手を合わせて言っておくと良い。チョロい神様が会いに来てくれるかもしれない『誰がチョロいって?ぶっ〇すぞ?』………ぜ?」
………………今一瞬、声が聞こえた気がしたのは気のせい、だよね?と言うか、気のせいであって!まだ死にたくない!
「どうかしましたか、火野君?」
「い、いや何でもない…………そ、それじゃお邪魔しましたー」
…………神様!チョロいとか言ってすみません!許して下さい!何でもしますから!(何でもするとは言ってない)
「漸く帰って勉強が出来る…………」
「さすが、恋人が勉強の男だ」
「それは誉めてるのか?」
「半分誉めて、半分呆れてる」
軽口を叩き合いながらマンションのエントランスを出ると、エントランスの側で二乃が体育座りしていた。何とも微妙な雰囲気が漂う中、二乃は自動ドアに向かって走り出す。だが自動ドアは既に閉じてしまい、開くことは無かった。
「チッ、使えないわね」
俺らのせいなんですかねぇ……(困惑)
大方、鍵も持たず飛び出してしまったのだが、中の3人に開けてもらうのもバツが悪いと考えているのだろう。
「何見てんのよ。さっさと帰ったら」
「はいはい」
本人がそう言うんだし、さっさと帰って第1部を見ましょうかねー。
「……………………………」
………………とは言ったものの。やっぱり放っておくのはなぁ………………。このまま帰るともやもやして帰って純粋に漫画を楽しめない気がするし……………………やれやれ、しょうがない………………。
「上杉、星奈さん。先に帰ってて貰えますか?」
「総悟様を置いて帰るなんてとんでもない。近くで待ってますよ」
「待て、火野。俺も行く」
何か思うところがあったのであろうか、上杉と一緒に俺はエントランス前にリターンして二乃の側に座り込む。
「な…………何してるのよ?」
「どうしても解けない問題があってな。解いてから帰らないとスッキリしない」
「俺はまぁ……………漫画見る前のナイトルーティンを済ませてから帰ろうかと」
「どんなナイトルーティンよ……………」
いやまぁ、適当に言ったんで特にないんだけど。今考えたのだと全裸で『エクスプロ──────ジョン!』って叫ぶとかどうですかね?え、却下?
「………………馬鹿ばっかで嫌いよ。あんたらも……………姉妹の皆も」
「姉妹が嫌い?それは嘘だな」
上杉か確信を持った声で呟く。
「!……………嘘じゃない!あんたらみたいな得体の知れない男達を招き入れるなんて、どうかしてるわ」
「……………『私達5人の家にあいつらが入る余地がない』。あの時お前はそう言ったな」
「!」
ほーう、財布を取りに行った時に二乃がそんな事を言ってたのか。それを聞いて俺は理解した。
「二乃は姉妹の事が嫌いじゃなくて、むしろその逆──────姉妹の事が大好きって事か。それで、部外者の俺達が気に入らないって訳だ。なるほどねぇ」
「何それ…………見当違いも甚だしいわ。人の事分かった気になっちゃって。そんなのありえない。キモ」
ドMなら歓喜している罵言雑言の連続。だが
「……………悪い?」
「……………俺は羨ましいよ、正直」
「え?」
「姉妹を大好きと思えるのが、だよ…………俺は」
─────最後まで
「俺は、何よ?」
「─────俺は独りっ子だからな。上杉の方が二乃の気持ちは良く分かるんじゃない?」
「まぁ、そうだな。俺にも妹がいるから二乃の気持ちは良く分か」
「そうよ!私、悪くないよね。よくよく考えたら何で私が落ち込まなきゃいけないわけ?」
……………あれれ?
「やっぱ、私はあんたらを認めないわ。それであの子達に嫌われようともね」
「うっ…………」
「えー…………」
何か逆に心の扉を閉ざされたんだけど!余計信頼を得るのが難しくなったやんけ!どうしてこうなった………。
「二乃、いつまでそこにいるの?早くおいで」
あ、三玖。何だかんだで二乃を回収しに来たのか。優しいですなぁ。
「あ、ソウゴ。丁度良かった。明日」
「帰るわよ、三玖!」
「え、でも…………」
「いいから!」
オイィィィィィィ!!俺のメインヒロインの言葉を最後まで聞かせろよ!!
「……………………やれやれ、これだから過度な干渉は嫌いなんだ………取り敢えず今日のところは帰ろうぜ」
「そうだな。俺もすぐ帰って二乃がタンスの角に小指をぶつけやすくなる呪いを編み出す必要が出来た。大罪を犯した事を身を以て教えてやらればなるまい…………!」
「急にどうした!?」
ちなみに、帰って『ジ◯ジ◯の奇妙な冒険(第1部)』見てたら呪いの事はさっぱり頭から消えたとさ。
to be continue………
シンエヴァ延期になっちゃいましたね。残念。公開できる日を楽しみにしています。
そして、総悟の前世にも関わる情報が1つ開示されました。どうやら彼には兄弟or姉妹がいたが、仲は良くなかったのが読み取れますね。だから、姉妹の事が大好きな二乃が眩しく、そして羨ましく映ったのかもしれませんね。まぁ、この辺の話しはもっと先にします。
今日も読んでいただき、ありがとうございました!