三玖を愛する転生者の話   作:音速のノッブ

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どうも、いつも投稿が遅れる作者です。

遅れた理由は忙しかったり、中々思い付かなかったり、パソコンが壊れたりとかです。だが、私は謝らない。

では、どうぞ。上杉の恋の決着です。


第14巻
最後の祭りが上杉と○○の場合


原作主人公とその他2人組はベンチで座って話をしていた。

 

「しかし、売り上げランキングで同率1位でたこ焼きもパンケーキも受賞されるとはな。火野も嬉しかったのか贈呈品の高めのアイスと三玖を抱えながらバク宙してたな(狂人)」

 

ちなみにこの贈呈品は理事長なポケットマネーから出された。上杉から武田が親父から模範解答を貰っていた事を知った総悟が理事長を脅はk……………ゆさぶ…………交渉して出させた。ちな、武田父は今回の出費が原因で暫くは昼ご飯はおにぎりになる。具はない。

 

「流石は僕のライバルの火野君だ。全て、彼のシナリオ通りだろうね☆……………ところで前田君は何を落ち込んでいるんだ?」

 

「落ち込んでねーよ!……………いや、またいつもの日常に戻ると思うと落ち込むな」

 

「「そうか(い)?」」

 

異常者2人は授業をまた受けれる事にワクワクしている。お前ら精神状態おかしいよ………(感想)

 

「……………ま、確かに終わっちまう寂しさはあるな」

 

「上杉君は楽しめたかい、この文化祭を」

 

「想定外のトラブルがあったが、それなりにはな。俺よりも火野の方が大変だった筈だから楽しめたのか少し不安だったが…………………ま、表彰式の暴れぶりを見ると杞憂だったらしい」

 

上杉は思い出す。喜びの一言を求められた際、二乃のOPショーをアンコール上映しますとか言い始め、ステージに乱入した二乃に追いかけられる光景を。結局、OPショーは時間の関係で披露されなかった。総悟は残念そうに、二乃は安心したのは言うまでもない。まだ油断はできないが

 

「…………………よし、腹も減ったし屋台に行くか?」

 

「名案だ、前田君。最後まで祭りを楽しむとしよう」

 

「……………わりぃ。俺はやらなきゃいけないことがある。2人で行っててくれ」

 

上杉はそう断ると2人とは離れる。そして、携帯を取り出すとメッセージを打つ。

 

『校庭のキャンプファイアーの前に来てくれ』

 

そう打ってから上杉は目を瞑って、大きく息を吸って吐く。そして、覚悟を決めたように送信ボタンを押した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は数か月前に遡る。

 

「5人全員が好き?そうかそうか…………………〇します(殺意マシマシ)」

 

「待て待て!話を聞け!」

 

いきなり命の危機に晒される上杉。殺される前に上杉は慌てて説明する。

 

「なんだ、今の関係で5人が好きってことね。恋愛的な意味ではなく、と。それをさっさと言わんかい」

 

「言おうとする前に誰かさんが殺そうとしたからな」

 

「そりゃお前、ハーレムなんて愛〇恋太郎じゃあるまし。そもそも三玖をナリタトップロードされそうになったら56しますよ躊躇なく(ガチトーン)」

 

上杉は今後、三玖に男が近寄らない事を祈りつつ話を続ける。

 

「しかし、だ。さっき説明した通り、答えを出さなければならない」

 

「でしょうね、二乃辺りから告られてるんでしょうし」

 

「ああ。…………………は!?お前、何で知ってんだ!?」

 

びっくり仰天の上杉ちゃんちゃんこ鍋(意味不明)は大きな声を上げるが、総悟はどうでもよさげな雰囲気で続ける。

 

「いやまぁ、どうせ二乃の事だから告ってんだろうなーって。でしょ?」

 

「…………………まぁ、その通りだが」

 

「ふーん…………………もう付き合っちゃえよ!!(ザ〇ン)」

 

Σ(´꒳`;)ビクッ ←フリ〇レンはこんな顔になったけど上杉はこんな顔にならなかったよ。つまんね

 

「ええ女やん、二乃。料理もできて女子力も高くて、一途だろうしよ」

 

総悟の口から二乃をべた褒めする言葉が出てきた事に上杉は少し驚く。折角なので少し深堀してみる。

 

「意外だな、お前が二乃をべた褒めするとは。変なものでも食ったか?」

 

「お前は俺を何だと思ってんだ。俺が二乃を死ぬほど弄るからそんな事を言うのが珍しく聞こえてんだろうが、普通にいい女だろ二乃は。弄るのは、あいつを弄るのが気持ちいからなのと本人もガチで嫌がってる訳じゃないから弄ってるだけだ。本人には言うなよ」

 

若干Sを感じる主張だが取り合えず上杉はなるほど、と返して話を元に戻す。

 

「……………お前の言うとおりだ。確かに二乃は女子力もあって、俺には勿体ないくらいだ。こんな俺を好きになってくれた事自体が奇跡だとも思ってる」

 

「……………けど、返事はしてないと。それは何故?」

 

総悟の問いに上杉は息を吸って吐く。そして、静かに改めて口を開く。

 

「…………俺は『恋愛的な意味』で人のことが好きというのと、『友愛的な意味で』人のことが好きというのとの違いがよく分かってない」

 

「……………つまり、お前は気になってる人がまだいるわけだ。それが恋愛的ものなのか、それ以外なのかが分らんと」

 

総悟の言葉に上杉は頷いて肯定する。そして、改めて総悟に向き合う。

 

「本を読んだりして色々と考えたが今でも分らなない…………………火野、どうすればこの違いが分る?三玖と付き合ってるお前なら分からないか」

 

「んにゃぴ………………仕方ない、友人として教えてやっか。しょうがねぇな(孫〇空)お前は頭が固すぎんじゃ」

 

そう一蹴すると総悟は立ち上がり、喉の調子を整える。

 

「フータロー君」

 

それは一花の声で。

 

「あんたに宿題を出してあげる」

 

二乃の声。

 

「けど、これはあくまでフータローが自分の気持ちに向き合うためのもの」

 

三玖の声。

 

「上杉さん、もしあの5人の中から恋人として」

 

四葉の声。

 

「誰からキスされたら嬉しいですか?上杉君」

 

そして、五月の声で締める。

 

「……………相変わらず声真似が上手いな」

 

「嫌でも意識せざるを得ないだろ?……………俺から出来るのはここまで。あとは自分で答えを出しな、朴念仁」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(………………ありがとな、火野。お前のお陰で俺は今、こうして歩けている)」

 

最後の一押しをするための一歩を蹴り飛ばしてくれた友人に感謝しながら上杉は歩き続けていると、いつの間にか校庭に着いていた。校庭では後夜祭のキャンプファイアが行われており、多くのカップルがダンスしている。総悟は閉会式で暴れ、三玖も体力無いなりに2日間も張った事もあって『帰って一緒に寝る(意味深ではない)』との事で不在である。

 

数多くのカップルがダンスをしている中、上杉は目的の人物の姿を見つける。そして、後ろから近寄って声を掛ける。

 

「……………よう。待たせたな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二乃」

 

「…………………遅かったじゃない、フー君」

 

そう文句を言いつつも、二乃は嬉しそうにそう言った。

 

「……………そうだな、遅くなって悪かったな。やっと自分の気持ちに整理が付けられたからな…………………二乃、お前に伝えたい事がある」

 

「…………………」

 

二乃は黙って続きを促す。

 

「俺は……………不器用だ。だから、恋心とか友愛とかの違いが前までよく分かってなかった。けど、火野の言葉で漸く自分の気持ちが分った」

 

「………………」

 

「二乃。お前は傲慢で我儘でツンデレで、俺の心をかき乱してくれるが、実は寂しがりな奴だ。……………待て待て!拳を振り上げるな!話を最後まで聞け!」

 

突然の誉め言葉(?)に手が出そうになる二乃を上杉は慌てて止めて、そして続ける。

 

「前に俺みたいな男でも好きになってくれる人が1人くらいいるって言ったよな?それが自分だと。…………………そして、こんな奴もいる。傲慢で我儘でツンデレで寂しがりな奴を好きになってくれる奴が」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そ………それが俺だ………二乃、お前が好きだ。俺と付き合ってくれ」

 

答えは決まっていた。

 

「ふ、ふん!答えを出すのが遅いのよ…………………バカ♡」

 

二乃は目尻に嬉し涙を浮かべながら上杉との距離をゼロにした。

 

「…………伝わった?私の気持ち」

 

「あ、あぁ………………ちょっと衝撃的だったが………………」

 

これがファーストキス。なるほど、確かにとても嬉しいものだ、と上杉は実感した。それは、二乃からされたからなのは言うまでもない。

 

 

「けど、お前の口からも返事を聞かせてくれないか?」

 

「……………そうね。あのバカップルを見習う訳じゃないけど、こういうのはちゃんと口に出して言わなきゃ駄目よね……………コホン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わ、私も大好きよ……………こちらこそよろしく、フー君!」

 

そう言って二乃は抱き着く。そして、上杉もしっかりと抱きしめ返す。

 

「二乃。林間学校の時のリベンジだ。下手なりに練習はしてたんだ。…………………俺と踊ってくれ」

 

「ええ、喜んで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…………………四葉。お前には感謝してる。けど、俺は二乃が好きなんだ。だからお前の想いには応えられない。すまん』

 

「そっか………フラれちゃったかぁ……よしよし」

 

「゛一゛花゛ぁ゛~!」

 

濁点交じりの声で四葉に泣きつく。2人きりの屋上、誰も見ていない。ゆえに遠慮もいらない。

 

「…………けど、お姉さんはちょっと嬉しいかな。あ、フラれた事じゃないよ?………………四葉はさ、あの日以来自分の気持ちが二の次になってた気がしてたからさ。ほんとはお姉ちゃんが何とかしないと行けなかったんだろうけど、上手く立ち回れなくて…………………けど、四葉はちゃんと自分の気持ちを伝えられた。自分の事も大切に出来るようになったのが嬉しいな、って」

 

「゛一゛花゛ぁ゛~!(2度目)」

 

「よしよし、今日は幾らでも付き合うよ」

 

そこへ村正が屋上に現れる。

 

「何か汚い声がすると思ったら………………何してるの?」

 

「あ、村正ちゃん。ええっと…………慰め会的な?」

 

「ああ、フラれたのね(賢さSS)」

 

火野家にいる人間は察しが良くなるのか、と一花は何となくそう思っていると村正も四葉に近づく。

 

「ま、元気出すのじゃ。お主には泣き顔よりも笑顔のほうが似合っておる」

 

「゛村゛正゛ち゛ゃ゛ん゛~゛!゛」

 

「ちょ、離れなさいよ鬱陶しいわね!」

 

思いっきり抱き着かれて村正は苦言を呈す。結局30秒ほど後に解放される。

 

「(にしても、この状況…………………最近お兄ちゃんと一緒に見たアニメのタイトル『負けヒロインが多すぎる!』とも言えるわね……………)」

 

「村正ちゃん?気のせいかな、何か失礼な事でも考えてない?」

 

どうやら総悟に恋すると勘も鋭くなるらしい。一花の勘の鋭さに村正は少しだけビビる。

 

「な、何も考えてないわよ…………じゃ、あとは2人でごゆっくりどうぞ」

 

そう言うと村正は屋上を去って再び2人きりになる。

 

「…………はぁ……………私の恋、終わっちゃったなぁ………………私、これから二乃とちゃんと話せるかなぁ……………」

 

「大丈夫だって。そこはちゃんとフォローするし、それに今の四葉なら大丈夫だよ。前までの四葉とは違うしね」

 

「そうかな…………うん、そうだと良いな。…………………ねぇ、一花。折角だから、色々と話そ。お互い好きな人の事とか」

 

「あ、いいね!こういう話が出来るのも私と四葉だからかも」

 

2人だけの恋の後夜祭。それは、切なくも楽しい時間が長く続いたと言う─────────────。




どうせもうすぐ終わりなのでこの際言いますが、原作のルートで四葉と結ばれたのは正直複雑でした。最初は四葉の秘めた想いが報われて良かったーと思いました。上杉と四葉の2人は似た者同士なんですよね。互いに誰かから必要とされる人間になりたいとか。上杉が恋人として求めてたのは、安心できる人だったんでしょう。故に自分と似てる四葉を選んだのだと、納得はしました。


…………が。一方で四葉は今まで恋を応援するスタンスだったじゃねーかとか、その後の二乃に認めてほしい的な発言とか五月に零奈をやらせといて三玖が四葉になろうかな的な発言したら倫理的にダメとかお前が言えたことなんかい、とか夢はお嫁さんです(お母さんを楽させるしか語られてなかったのに唐突スギィ!)とか色々と思ったり。まぁ、正直四葉の言動に限らず、他のキャラクターの終盤の展開は冷静に見ると色々と顔をしかめたり、ムッとする展開が多かったですね。好きだからこそ、そこは正直残念。

そんな想いもあって、しっかりの恋のアタックをしていた子も報われてほしいなぁ、と言う想いもあって出来たのが今回のお話です。すまんな、四葉ファン。悔しかったら原作読むんや。そして、二乃ファン。感謝しろ(上から目線)

さて、もうこの小説も終盤ですね。あとは、四葉の夢の話や未だに1人語られてないとある人物の恋路の話をしたり、ハロウィンやクリスマスや年末年始、卒業式 、そして恋のゴールの結婚式……………いや、意外とやること多いな。

まぁ、パソコンも新調したので次はそこまで待たせません。たぶん(信頼性なし)

では、また次のお話でー。
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