三玖を愛する転生者の話   作:音速のノッブ

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本編最終回です。8569文字、ぜひ見届けてください。


三玖を愛する転生者の話

新郎控室

 

「円周率は3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899(以下略」

 

この男、何をやっているかと言うと馬鹿緊張しているので某神父のように円周率を呟いている。最終回なんだからカッコよくいてくれ

 

「暇そうで何よりだね」

 

「どこかじゃい!……………って、神様」

 

「やっ。今日は神様と言うより、ただの神父の創真として来てるけどね」

 

お久しぶりの神様こと創真は控室にひょっこりと姿を現した。

 

「……………ちょい待ち。神父?」

 

「何かやってみたいなー、と思って変わってもらったよ」

 

「何を四天王?何を四天王?(ヒカ〇ン)」

 

「まー、良いじゃない。寧ろ、ご利益しかないだろ。本物の神の前で誓えるんだから」

 

「……………まぁ、確かに。そう言われてみれば」

 

上杉の時は現れもしなかったが、俺には色々と思い入れのあるのでわざわざ時間を作って現れてくれたのだろう。総悟は素直に感謝することにした。

 

「……………色々とありがとな、神様。忙しいのに来てくれて」

 

「いや、寧ろこっちは元第2位の問題を解決してから平和すぎて暇だったし。たぶんここ数年は今の君より暇だよ。ちなみに、カノンとリリィも来てるよ」

 

「いや、暇なんかい!……………まぁ、来てくれた事もあるけどよ。それ以外にも、俺を転生させてくれた事とかさ。あんたがいなけりゃ俺の人生はつまらないままで終わってたし、三玖や皆とも会えなかった。ほんとに感謝している。ありがとう」

 

総悟は創真に向かって頭を下げる。創真はそれを見て1つ問いかける。

 

「総悟君、1つ質問だけど………………君、今幸せかい?」

 

「ふっ、何を聞くかと思えば……………俺はもの凄く幸せだよ。聞くまでもないだろ?」

 

「……………そうだったね。でも、改めて君の口から聞けて良かったよ」

 

創真も満足そうに笑みを浮かべて踵を返す。

 

「結婚おめでとう。どうぞお幸せにね」

 

「おう」

 

「あとこれ以上緊張しすぎると、この後君がやらかす未来が見えたから気を付けて」

 

「いや、善意かもしれんけど式前に不安にさせんなや!!余計緊張するんだが!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新郎入場」

 

ついに結婚式が始まる。扉が開かれ、総悟が一礼して式場に入ってくる。

 

「おいコラ」

 

「火野くーん」

 

「やぁ、火野君☆」

 

歩いている最中、声を掛けられて総悟は足を止める。

 

「よっ、久しぶりだな。忘れたとは言わせねぇぞ」

 

「ふっ、俺の記憶力を舐めてもらっちゃ困るな。前田夫妻」

 

そして、もう1人の方を向く。

 

「えー、そして……………どうも斎〇壮馬」

 

「僕は武田だね☆」

 

3人に軽く手を振って歩き出す総悟を見送りながら前田は口を開く。

 

「そういやあいつは俺達を繋げてくれたキューピットだったな。あいつがいなけりゃあの日、お前と踊れてなかったかもしれねーからな」

 

「林間学校の伝説、懐かしいなー」

 

「あいつも三玖さんと一緒に踊ってたらしいぜ」

 

「じゃあ、伝説は本当なのかもね。私達と火野君達がその証明って事で」

 

「かもな」

 

そして、総悟は村正と星奈にも声を掛けられる。ちなみに、村正も現在は高校生でらいはとは同じ高校に通っている。らいはとは友達。いずれは再び刀鍛冶を目指す予定。

 

「総悟様、おめでとうございます」

 

「お兄様、結婚おめでとうございます」

 

「ありがとさん。……………2人には本当にお世話になったのう」

 

「それはお互い様よ。私はあなたのお陰で家族が、帰る場所ができたもの」

 

「そうですね。私も総悟様に何度救われた事か……………これからも末永くよろしくお願いしますね」

 

「こちらこそです。では」

 

総悟は早歩きで神父の前に立つ。続いて新婦入場である。扉が開くと、ウェディングドレスを身にまとった三玖がその姿を現す。

 

「ヌッ(即死)」

 

「はいはい、美しいけど逝くんじゃない」

 

魂が飛び出た総悟を神父の創真が掴んで戻す。そして、三玖も総悟と向き合う。

 

「ふふっ、ソウゴ緊張してる?」

 

「ま、まぁな」

 

「さっきも美しすぎて魂出てたもんねー」

 

「あ、神さ……………創真さんが神父なんだね」

 

「そうだよん。……………さて」

 

創真は聖書を開く。ちなみに、パフォーマンス的な意味しかないので中には何も書いていない。

 

「新郎総悟。あなたはここにいる新婦三玖を病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」

 

「誓います(物騒だから皆には内緒だけど三玖の幸せを壊したり、泣かせたり、危害を加えるような奴は絶対ぶち〇す事も心の中でこっそり誓います)」

 

「(僕には聞こえてんだよなぁ………)新婦三玖。あなたはここにいる新婦総悟を病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、夫として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」

 

「はい。誓います」

 

「(こっちは総悟君みたく物騒じゃなくて良かったわ………)それでは指輪の交換を行います。あのー、ちなみに上杉君の時みたいに忘れてないよね?

 

「当たり前じゃい、馬鹿にすんな」

 

「フータローじゃあるまいし(辛辣)」

 

「(何か俺の事を言われてるような………)」

 

「(ま、あのハプニングも今となっては思い出だけどね)」

 

「(はー、ほんとお兄ちゃんはどうしてああなったのやら…………)」

 

上杉と二乃、JKとなったらいはが上杉らの結婚式の事を思い出す中、指輪の交換が行われる。

 

三玖が差し出した左手を総悟が支えるようにして持つ。そして右手に持った指輪を薬指に嵌める。次は三玖が右手に指輪を持ち、総悟の左手を支えながら指輪を左手薬指に通す。交換が終わった2人に万雷の拍手が注がれる。

 

「それでは────誓いのキスを。間違っても前みたいに30分近しないでくれよ、村正ちゃんがキレるんで

 

「「……………」」

 

2人がチラッと見ると、苦笑する星奈の隣に座っている村正が『分かってるよな?』的な目線で2人を見つめていた。

 

「よし………行くよ三玖」

 

「うん。来て、ソウゴ」

 

何度もチュッチュしてきた2人だがここでのキスは最初で最後。2人は静かに唇を合わせた。

 

「~~~~~~♡(ぐあぁぁぁ!!何だこの幸福感と快楽!これが誓いのキス!三玖!好き好き、大好きっ!愛してる!もう一生離さないッ♡)」

 

「~~~~~~♡(ああ、ソウゴ!好き好き、大好きっ、愛してる!こんな………もう総悟の事しか考えられない…………私の心も身体も、全部ソウゴのものになっちゃう……違う、もう既にソウゴのものだからっ……私の事、好きにしてっ……♡)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、その結果。

 

「「……………(即死)」」

 

この様である。

 

「(いや、またかい!つーか今度はどっちもかい、このバカップル!)」

 

神様の早業で召されかける2人の魂をジャンピングキャッチで投球して2人の体に戻す。目で追えたのは神界人2人と、星奈と村正だけである。

 

「はっ!…………ふぅ、逝き掛けるところだった」

 

「あ、危なかった…………誓いのキスって命がけなんだね……………」

 

「(君らだけだよ、死に掛けんの………今まで見たことないわ……僕がいて良かったよほんと…………)続いては─────」

 

その後も結婚宣言やらサイン、披露宴では死にかける事もなく、無事に挙式は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総悟side

 

「いやぁ、無事に終わって良かった良かった。てか、何で神様は疲れてんだ?」

 

「………さぁ、何でだろうね……ちょっと外の空気を吸ってくるよ。それに来客もあるみたいだし。……………はぁ」

 

マジでお疲れだな。まぁ、何か緊張でもしたんだろうな。……………てか来客?

 

「新郎様、新婦のご親族がお越しくださいました」

 

「失礼するよ」

 

ファッ、マルオさんやん!

 

「お、お義父さん!」

 

「お疲れの所すまないね、火野君。いい式だったと思う」

 

「ありがとうナス!(噛んだ)……………ありがとうございます!」

 

「……………ワインがあるのか。まだ物足りないと思っていたところだ、いただいても良いかい?」

 

「勿論です、ただいまお注ぎします」

 

うわ、何か緊張するなー。緊張するから栓抜きも使わず栓抜けちゃったよ(馬鹿力)。マルオさんに引かれてなきゃ良いけど。

 

「……………お酒は特別な日だけ、でしたっけ」

 

「……………そうだ。よく覚えているね」

 

「こう見えても記憶力はいいものですから。…………今度は一緒に飲みません?」

 

「……………予定が合えばそうしよう。上杉君とも一緒に。……………火野君」

 

マルオさんは俺の目をしっかりと見て問いかける。

 

「上杉君にも同じことを聞いたが君にも問いたい。三玖君は心から喜んでいるかい?」

 

その答えはもう5年前から決まっている。

 

「…………はい、勿論。そして、俺もです。……………俺は5年前から………いや、もっと前から彼女に幸せにして貰っていました。だから、俺も三玖を幸せに……………いや。一緒に2人で幸せになっていきます」

 

「……………そうか。なら、三玖君の事を頼んだよ」

 

「ええ」

 

「新郎様、新婦様がお呼びですのでお越しください」

 

三玖が?何だろう。

 

「早く行ってあげなさい」

 

「……………では、失礼します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一礼して控室を出て三玖の元へ快速急行する。ううむ、しかし何だろうな……………ま、すぐに分かるか。

 

「三玖、どうかしたかー?」

 

「ソウゴ、待たせてごめん。今開けるね」

 

はいはーい…………………………ん?

 

ううん?

 

「……………おっと、この流れは」

 

「五つ子ゲーム、ファイナルだよ」

 

「愛があれば見分けられるよね」

 

やれやれ、全員同じ格好でcv伊藤〇来に聞こえやがる。………面白い事をしてくれる。

 

「ちな、これ全員着替えてんの?」

 

「本物の花嫁以外は立体投影でそう見せかけているらしい。俺の時もそうだったが、見分けがつかんな」

 

うぉ、上杉じゃん!それに神様やカノンさん、リリィさん、星奈さんや村正もいる。何だただのオールスターか?……………しかし、なるほど。上杉の時もあったのか。そういや三玖がいなくなってたな、上杉の結婚式の時。これやってたのか。

 

「しかし、最近の技術は凄いな……………マジで見分けがつかん」

 

「そこにいる宮〇真守さんが貸してくれたやつだ。よく分からんが、『アンチに付け込まれる隙をつぶさなきゃ』とか言ってたな。ま、全員分用意するとなるとかなり金も掛かるから良かったかもな」

 

マジで何のことかよく分からんが、まぁ神様には神様の事情があるのだろう。

 

「さて、火野。俺は見分けられたが、お前はどうか見させてもらうぜ」

 

「間違えたらレンタル料は君に請求するのでそのつもりでねー」

 

「最後はバシッと決めちゃってください!やらかしちゃダメですよ~?」

 

「…………普段やらかしてばかりのあなたには言われたくないと思いますが」

 

「さぁ、総悟様の愛の力を見せてください」

 

「ここで全問正解するのがお兄ちゃんでしょ?」

 

やれやれ、皆さん言ってくれるじゃないか。

 

「……………フッ。良いだろう、最後のゲームに付き合ってやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先ず1番手からさっさと本命を当てさせてもらう。……………よーし。

 

「三玖だ」

 

「……………ふふっ、流石ソウゴだね」

 

ほい、正解。まぁ、当たり前だけどな。

 

「愛する花嫁は一瞬で見分けられなきゃいけないって、それ1番言われてるから。……………さて」

 

次はどうしよっかな……………まぁ、ここからは産まれた順で良いか。

 

「一番左端が一花姉さんだ」

 

「……………あはは、やっぱ分かっちゃうんだね」

 

立体投影が切られ、いつもの一花の姿に戻った。

 

「一花姉さんとは色々とあったよなぁ…………」

 

「そうだね、ほんとに色々とあったね。たぶん、姉妹の中では私との交流が1番多かったもんね」

 

「2年の時、俺のクラスに来たのが一花だったもんな。ふっ、転校初日に椅子からずっこけたのが懐かしい」

 

「そこから仲良くなって、色々と教えてくれて……………君に恋をして。ほんとに色々とあったね………今でも鮮明に覚えてる」

 

「中野一花は一生俺の親友であり、自慢であり、誇りだよ。……………これからも仕事でもプライベートでもよろしく頼むな」

 

「うん。こちらこそよろしくね、ソウゴ君」

 

そう言って一花とグータッチする。……………さてお次は。

 

「そこのツンデレの匂いがするのが二乃やな」

 

「誰がツンデレよ、このフリーダム狂人!」

 

立体投影が消え、二乃の姿が露になる。

 

「ふっ……………やっぱ二乃のツッコミが病気に効くな」

 

「はっ、あんたの事だから病気なんて無縁でしょ」

 

何だ、よく分かってるじゃないか。

 

「ま、二乃とも最初は色々とあったけどよ。こういう軽口も叩ける友達になれて良かったと思うわ」

 

「……………。……………わ、私もあんたにツッコミ入れるのは別に嫌いじゃないわよ。あと……………これまでの事とか、今もお店の事とかでも相談に乗ってくれて……………色々と感謝してるわよ。……………あ、ありがと」

 

「に、二乃……………え、俺二乃当てたよね?実は三玖の変装とかじゃないよね?」

 

「あー、もう絶対言うと思ったわ!さっさと次行きなさい、次!」

 

「はいはい。…………こちらこそありがとな、二乃」

 

さて、どちらかが四葉でどちらかが五月だが……………まぁ、すぐ分かるわな(賢さUA)

 

「右が四葉だ」

 

「……………えへへ、正解です!」

 

おうおう、いつまでも天真爛漫なこって。

 

「……………四葉は覚えてるか?進路を決めた時に言ってたこと」

 

「はい。あの時の事は今でも覚えてます」

 

「あの時はマジで嬉しかったな、四葉が過去の自分の事を肯定できるようになってくれて。親心的な感じだけど」

 

「……………そう言えば、火野さんは私と上杉さんが過去に会っていた事を早い段階で見抜いていましたね」

 

『え、そうなのか!?』と上杉の声が聞こえるが無視。そういや言ってなかったな。

 

「そう考えると、ずっと私の事を何とかしようとしてくれてたんですよね」

 

「ま、結局俺に出来たのは半ば強制的に自分と向き合わせた位だけどな。後は上杉が自分で気づいて、そして四葉が自分でケリをつけたんだ」

 

「……………私、火野さんには感謝しています。火野さんがああしてくれたから、私は風太郎に自分の想いを伝える事も、自分の進みたい道を決める事が出来ました。私、今の自分が好きです」

 

………………そっか。それが聞けただけでも満足だ。

 

「火野さん、また面白いアニメを作ってくださいね!リアタイしますし、機会があれば三玖や皆と鑑賞会もしましょう!」

 

「おう。ま、リアタイは無理の範囲でな」

 

さて、最後に。

 

「ほい、五月」

 

「ふふっ、お見事でした火野君」

 

「まぁ、俺天才なんでね(自画自賛)……………五月も、立派に先生やってて良かったわ。お母さんみたいな教師になれてるんだろうな、きっと」

 

「いえいえ、お母さんの背中はまだ遠いです。目標1の達成はまだ先の話です」

 

「目標1?」

 

てことは2もあるんか。

 

「ええ、もう1つ目標があります。……………私が大好きになった火野君みたいな教師にもなりたいの」

 

「……………!」

 

「だから、見ててね。いつか火野君みたいに困っている生徒を助けてあげれて、導ける教師になってみせるから!」

 

「……………そっか。その時を楽しみにしてるぜ、五月」

 

あ、オーバーヒートした。ふむ、やっぱタメ語五月も悪くない。ギャップ萌え的な感じか。

 

「じゃあ、私は着替えるね」

 

「おう。じゃ、俺らは先にロビーで待ってるわ。ほい、解散解散」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、俺と三玖はワイの実家にいた。星奈さんが運転する車で実家まで送ってもらったのだ。我々に気を遣ってか両親はと星奈さん、村正は暫く旅行に行くらしい。ありがてぇ。

 

「ぬわああああん疲れたもおおおおん(810)」

 

「疲れた………」

 

最後までIN6に走るな

 

一緒にお風呂入ってさっぱりして、俺と三玖はふわふわのベットの上にダイブする。

 

「……………何か感慨深いな」

 

「そうだね。入籍したのはもうだいぶ前だけど、やっと結婚したって実感がする」

 

……だな。

 

「三玖は結婚旅行はどこに行きたいとかある?わしゃぶっちゃけどこでも良い」

 

「私もソウゴとならどこでも良いよ。どこであろうときっと楽しいから」

 

んもー、嬉しい事言ってくれるねぇ!

 

「………あ、でも1つ行ってみたい場所はある」

 

「ほうほう、それは?」

 

「ソウゴが転生する前にいた世界(・・・・・・・・・・)

 

………………正直、驚かなかったと言えば噓になる。三玖がそう言うとは予想もしてなかったからだ。

 

「………………別に目新しいものとか面白いものは無いと思うけど」

 

「だとしても、だよ。……ソウゴの事、ちゃんと全部知りたいから。一緒に背負いたいから」

 

!…………この真剣な目。それほどまでに意志は固いみたいだ。

 

「そっか。なら、今度神様に行けるか聞いてみるか」

 

「!……………うん、ありがとう」

 

前の世界、か…………………まぁ、これで滅んでたら笑うが俺が助けた人が総理大臣になって世界平和をもたらすみたいだから、ちょっと興味はあったりする。もしかしたら何らかの形で世界平和への第一歩が進んでるかもしれんしな。

 

「………………そう言えば、ソウゴは何かしたい事とかある?」

 

「ん?」

 

「ほら、私達は今日から1週間の特別休暇を取ってるでしょ?折角だから仕事の事とか一旦忘れて、何かやりたい事とかないのかなって」

 

やりたい事かぁ……………。

 

「興行収入で鬼〇の刃を越える面白いアニメ作るとか色々とあるけど、それは仕事だもんなぁ……………あ、そうだ」

 

前からやってみたいと思っていたことが1つあった。

 

「俺と三玖のこれまでを記録に残しておきたいな、小説形式とかで。俺達の物語というか……………生きた証を。って言うと大げさかもだけど」

 

「!……………それ、凄くいい!皆や星奈さん、村正ちゃん、あとは創真さん達にも協力してもらってやろう!」

 

あら、三玖がめっちゃ乗り気やんね~。目が輝いておるわ。どうしたん?

 

「私もね、ソウゴと同じような事を考えてたの。私とソウゴが生きた証を残したいって」

 

「ほほう、それで三玖も同じことを考えてた的な?」

 

俺の問いかけに三玖は首を横に振る。違うんか?

 

「あのね、ソウゴ……私………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソウゴの子供が欲しいな………//」

 

お”ッ”ッ”ッ”!!(絶命寸前)

 

「ソウゴは…………どう?」

 

「欲しいです!(即答)」

 

当たり前だよなぁ?

 

「それに三玖なら良いお母さんになれそうだしな、うん」

 

「ふふっ、ありがとう。ソウゴも良いお父さんになれるよ。……………えいっ」

 

ファッ!?三玖が抱き着いてきたァ!か"わ"い"い"!!

 

「………………ねぇ、ソウゴ」

 

「なに?」

 

「………ちゅーして」

 

何だこの可愛い生き物は(驚愕)

 

勿論、リクエストに応えてキスする。三玖が俺の後頭部を手をまわして離さないので必然と大人の深いキスになる……………り、理性ががががが(決壊寸前)

 

「はぁ………はぁ………ソウゴ…………♡」

 

「み、三玖……………俺……………っ!」

 

「…………いいよ。今日は結婚初夜だから………………それに、私の心も身体も全部ソウゴのものだから……………好きにしていいよ?」

 

理性「もう死にそう」

 

「それに、私はもうすぐ誕生日でしょ?だからさっきも言ったけど………………ソウゴとの子供が欲しいにゃん…………きゃっ♡」

 

はい、もう理性君終了のお知らせです、ありがとうございましたー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

「…………知ってる天井だ………………」

 

最終回の残り僅かでせっっっっっっっする純愛ラブコメ小説

 

いやぁ、昨日は何度もお楽しみでしたねってやつです。ベット乱れてるし、服も散らかってるし、特有の匂いがするし。にしても、どうだ童貞ども羨ましいだろ(煽り)。にしても、三玖………どこであんなエロい言葉を覚えたのやら。ピ〇シブ小説か?まぁ、何せよ魅力的過ぎたので感謝しなくては。隣を向くと、三玖も目を覚ましていた。

 

「おはよう三玖。どうでした?」

 

「お、おはよう…………い、今までで1番凄く気持ちよかった…………かも…………//」

 

エロっ!

 

「……うぅ…………にしても昨日はちょっと結婚初夜だったから冷静じゃなかったかも……………// …………冷静になってよくよく考えたら昨日は安全日だったから無理だろうけど、時期とかはこれからちゃんと話し合って決めようね」

 

「うい」

 

※実際今回はデキなかったよ♡(何となく報告)

 

三玖がそう言うならそうしよう。まぁ、俺はいつでもウェルカムカムだけど、三玖も自分の店の事とかもあるからね、しょうがないね(迫真)

 

「……………よしっ、色々と部屋の後始末したら朝飯食うか」

 

「うん。ご飯食べた後は今日はゆっくり散歩でもしよっか。高校とか行ってみない?」

 

「そうしよう×2」

 

服を着てカーテンを開けると春の日差しが俺達を照らしてくる。窓を開けると春の陽気が心地いい。何だか今日から新たな世界の始まりのようにも感じる。これからも俺と三玖の人生は続いていくんだなー。終着点まではまだ長い。これから俺達にも子供が出来て、その子供も俺達と同じように恋をして、結婚して、また子供を産んでいくのだろうか。そう考えるとワクワクする。これから楽しい事だけではないだろうけど、2人いれば大丈夫。何とでもなるはずだ(ハサ〇ェイ)ってやつだ。

 

「なぁ、三玖」

 

「ねぇ、ソウゴ」

 

おっと、被った。………でも、分かる。言いたいことは一緒だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は三玖の事を愛してる」

 

「私もソウゴの事を愛してる」

 

そう言って、2人で一緒に笑った。

 

END LESS




《本編完結した感想とか言いたい事いうコーナー》

2021年1月8日に第1話が投稿されました。そこから4年と7カ月ちょい。ついに完結です。最終回の三玖がエロかったですが、私は後悔していないし謝らない。書いてて興奮した(変態)

私は気分屋なので間を開けてしまう事もありましたが、それでも最終回まで見届けてくれた皆様には感謝しかありません。ありがとうナス!…………嘘です、ありがとうございました。改めて振り返ってみると、確か私は4年前は別名義でリコリコの小説を書いてたんですけど、あんま評価も芳しくなかったのとつまんなくなったので消したんですよね。で、確か投稿する少し前に五等分の本編が完結したんですよね。総合的に見れば面白かったのですが、三玖推しなので終盤の四葉が選ばれた辺りの展開等が感情的にも論理的にも展開的にも納得できない部分や不満点がちょっとありました。そう言った感情とかを晴らす事と三玖ヒロインの作品が無かった事もあって書き出したのが本作です。書き始めは大学生だったのに、今では社会人です。時の流れは早いもので。にしても、処女作の暗殺教室と比べるとお気に入りやUAが2倍になっているんですよね。これは驚きです。処女作が成功と言うならこの作品は大成功と言って過言ではないでしょう。

書いてく内に一花や五月も好きになって来たのでサブヒロインにしたり、処女作のキャラも登場させたり、星奈さんや村正などのサブキャラがメインの話も書いたりして、まぁ色々と脱線したのも事実だし、今振り返れば全部が全部成功だったとは思ってないです、実際感想やら評価の動き見てると分かります。それでも楽しかったことには変わりありません。やっぱ書いてる本人が楽しいのが一番よ。ハーメルンの全作者、これ名言だから覚えておきな(上から目線)

ちなみに、次に書きたいと思っているのは現在アニメが放送中の薫る花を原作にした話。原作に料理レベルMAXのオリ主をぶち込み、凛太郎よりも先にオリ主の料理が薫子の胃袋を掴んでしまって…………的な。ほんとはロリウマ娘のステータスが見えるトレーナーの話を書こうと思ってましたが、今はこっちの方がモチベは高めですね。ウマ娘の方はそもそもレース描写に自信がないので、書くにしてもレース描写は代筆をお願いしてーと思ってます(笑)まぁ、ほんとに書くかは分かりませんが……………もし、投稿しだしたら見ていただけると嬉しいですね。まぁ、評価とかが微妙だったら突然消えます(予防線)にしても、これを書いている時点で本作のお気に入りは781件、総合評価は1109。『次作をやるにしてもこれ越えられなんじゃね…………!?』なんて気もしてます。

本編は今回のお話で完結ですが、風呂敷を広げっぱなしも嫌なので神様の生存マジックはいつか書きます(たぶん)。あとは、新婚旅行とか大学生のお話とかも面白い脚本が浮かべば再び投稿するかもしれませんし、感想で書くのはダメなので、皆さんが私宛にメッセージで『こんな話を見たい』とかリクエストを送っていただければ確約はしませんが、面白いと思ったのがあれば書くかもしれないですね…………ただ、明らかにバットエンド的な暗い系のリクエストは絶対に応えないですよ、見たくないですし。あくまでも私が書きたいと思ったのを書きますので、そこはご承知おきを。

では、改めまして。4年間、『三玖を愛する転生者の話』をご愛読いただきありがとうございました。本編の最後を『かつて魔法少女と悪は敵対していた』のアニメ最終回Cパートにならって『END』ではなく『END LESS』とさせていただいたのは、『総悟と三玖の2人の物語はまだまだ続いてくので、いつかどこかでまた2人に会えるかもね』という意味を込めています。なので、気分屋の作者の気が向いたらまたお会いしましょう!ありがとうございました!

2025/8/16 音速のノッブより、愛を込めて♡(キモ)
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