魔界の科学魔術師   作:瑞桜

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二話ですでに前書きのネタが尽きたみおさんです、ハイ
とりあえず諸注意的なものを…
この作品はオリジナル作品です、似ている作品等あるかもしれませんが。
キャラの服装から世界観設定まで全て自分で考えましたので、無理だと思われましたら素直にブラウザバックしていただければ…と思います。
そうならないように善処はしておりますので、そんな残念なことにはあまりなってほしくないのですが…
それでは二話、お楽しみ?くださいませ。


導入2~炎の魔術~

 

 昼食は安そうな店に適当に入ってとることになったのだが…

 

「私これ!一番おっきい肉!」

 

「デカけりゃいいのかお前は、まぁ大丈夫そうだからいいけどよ」

 

「これとあとパスタとドリアとあとデザートも食べたい!」

 

「食い過ぎだ馬鹿、つか、そんな金がどこにあると思ってんだ」

 

「明羅のお財布」

 

「ないと即答できる程度の金しか入ってねぇぞ」

 

「む~…」

と、適当に会話が切れたところで。

明羅は味噌汁定食、リリナはハンバーグとライスをそれぞれ注文した。

 

「…まぁ、金貯まったらなんか食うか、たらふくな」

 

「ほんとにっ!?」

 

明羅は少し恥ずかしそうに頬を掻きながら。

「金が入るかわからんがな…いつも我慢させてるからたまには、な」

 

「じゃあ私も依頼頑張ってお金稼ぐ!」

 

魔術師が収入を得る方法はいくつかある。

明羅達のような魔術師は。

「こんな魔物が出たから退治してほしい」

「この魔物を捕獲してほしい」

「違う街にこんな荷物を配達してほしい」

 

と言った、「魔物の絡んでくる危険な依頼」を中心にMcを稼いでいるのだが…

 

「お前が張り切ると荷物が燃えたり捕獲対象が黒コゲになったりするだろうが…」

 

「え、えへ?」

 

「えへ、じゃねぇよ…」

 

「でもやる気だけなら十分あるから!」

 

「ま、ないよりマシだな…だが頼むから加減を覚えてくれ、いつも怒られてばっかだからな…」

 

「う…頑張るよ…」

 

「頼むな、俺よりお前の方が、単純な攻撃力なら強いんだから、戦闘だとお前が頼りになる場面も多い」

 

「じゃあ明羅はもっと私のこと頼ってもいいよ!」

 

「頼った結果が黒コゲで依頼失敗になるから無理なんだよ…」

 

そうこうしているうちに頼んだ料理が運ばれてきたので明羅達は食事に入ることにした。

明羅は味噌汁をすすり、リリナはおもむろにハンバーグを口に突っ込み始める。

暫く静かな食事が続いたあと。

 

――――突然街中から轟音が鳴り響いた。

 

 

きっと炎の魔術か何かだろう、秋には似合わない異様な熱さだ、爆発の熱波が壁越しにでも伝わってくる。

明羅はこの音を聞いた瞬間に思わず「またタダ働きか…」と呟いた。

明羅は面倒事には極力関わりたくない人間だ、依頼以外のことで人助けをすることもあるがそれは基本的に「自分のその行為にムカついたから」であり、決して人の為ではないと考えている。

だから人助けをするときは「助けよう」ではなく「アイツ、ムカつくから止めよう」と考えることが多い。

しかし今回はそのどちらでもなく「タダ働き」と呟いた、その理由は…

 

「明羅!騒ぎだよ行こう!!」

 

「はいよ…」

…と、リリナがこのように首を突っ込もうとするためである。

基本的に明羅は面倒くさいので速攻却下したいと本心は思っているが、普段我慢させてしまうことが多いため「こういう時くらいは好きにさせてやりたい」という思いがあり、素直に従うことにしている。

 

「はぁ…あぁそうだリリナ」

 

「何!?早く行かなきゃ大変なことになっちゃうよ!早く早く!!」

 

「炎の爆発ってことは相手は多分魔術師か魔物だ、魔術師なら俺がやるが魔物の場合はお前がやれ」

 

「なんで?二人でやったらいいじゃん?」

 

「魔術師の場合お前がやると可哀想だろ…主に魔術の面で、魔物の場合はアレだ、加減の練習、黒コゲにだけはするな、いいな?」

 

「わかった!!修行だねっ!!」

 

「そんな大層なものじゃねぇけどな…とりあえず行くぞ」

 

「うん!!」

と、リリナは勝手に猛ダッシュで行ってしまった。

 

「速ぇよ…俺も行くか」

そうは言ったものの、支払いを済ませてないので律儀に支払ったあと、急いでリリナを追いかけることにした。

 

現場につくとそこには黒コゲになった魔物の死体が転がっていた。

―――リリナじゃない、アイツは確かに加減を知らずにケシズミにすることはあるが、俺が言ったことは守るはずだ。では一体誰が…?

答えなんかわからない、とりあえずリリナを探そう。

探そうと移動しようとした時、唐突に服の裾を引っ張られる感覚があった。

リリナだ、こちらを見上げてくる目は必死に「私じゃない」と訴えている。

 

さすがに明羅もそれくらいはわかっている、明羅は少し呆れながらも慰めようと、リリナの頭をそっと撫でてやった。

 

「さすがに俺でもリリナがやったんじゃないことはわかる、気にするな」

それを聞いてリリナは安心したのか、無言で頷き嬉しそうに泣き出した

きっと怒られると思ってビクビクしてたんだな…怒るわけないのにな。

 

(一体、誰だったんだろうな…)

おそらく魔物は一発の魔術で…黒コゲを通り越し、文字通り消し炭にされたんだろう。

現場の石畳の路上には、爆発によってできたと思われるクレーターが一つあった、範囲は決して大きくはないが、とても綺麗な半球状に石畳が溶かされている。

 

(爆発による「破壊」じゃなく、炎による「溶解」だと……どれだけ高温の炎だったんだ…)

リリナがやった場合、魔物の死体は残るし、あちこちに破壊された石畳が散らばっているはずだ。

 

今回は路上に焼け焦げたような跡が残っているだけで、魔物の死体がどこにも見当たらない。

 

 

(近くにたまたますげぇ魔術師がいたのかもなー…)

と、適当に明羅は考えることにした。

 

「…明羅、どうしたの?」

 

「ん…なんでもねぇよ」

 

明羅はリリナが落ち着くのを待って、結局できなかったリリナの「修行」の相手を探すために魔物捕獲の依頼を探しに行ったのだった。




読んでいただきありがとうございました。
後書きにもネタがありません(殴
とりあえず…店を出るシーンで「リリナが財布を持っていて引き止められる」と最初考えたんですが。
言動から考えてリリナが財布を持っているわけがないというのと、テンポが悪くなるのでやめました。
バトルシーンは一応お預け…いつやるんだろうね(遠い目
では。
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