戦姫予測シンフォギア 〜未来へのREAL×EYEZ〜 作:絆蛙
原作前 総集・・・編・・・?
「どうも皆さま。おはようございます。こんにちは。こんばんは。どの時空、どの世界、どの時間、あなた方は一体いつ見てるのでしょう? ふふ・・・えぇ、そんなのはどうでもいいのでしょうね」
ある
服装としては紅色と薄紅色の市松模様の着物を着ており、ミモレ丈スカート位の緑色の
そしてその少女は赤い瞳に、鈴の飾りを着けたツインテールのオレンジ色の髪を持つ少女だった。
何よりも、手には
その視線は何処か前を見ておらず、まるで
否---そうとしか思えない。
彼女は一体何者なのか、それは---
「あぁ、私のことですか? それは今知る権利はありませんよー。あなた方にとってはいつかの
少女は見た目から想像出来るような可愛らしい声と共に、まるで分かっていたように、先回りして答える。
「分かってますからねー。ふふ、このまま
クスクス、と笑ったのちに少女が言ってくる。
どうやら少女は見た目に反して色々と詳しいようだ。
彼、というのはこれから話すはずだった一人の男性のことなのだろう。何故彼女がそれを知っているのか分からないが、任せる方が賢明なのかもしれない。
「一言多いですよー。まぁ、いいです。それじゃあ、お話しましょうか。ある世界に存在する、とてもとても面白い一人の物語を---」
ある所に、感情を持たぬ一人の少年が居ました。
いつも独りで、孤独で、周りから怖がられていて、虐められて、それでも無感情で瞳に何も映すことなく感情を理解することすら出来ないまま生きていた一人の少年が、確かに居たのです。
容姿は悪くなく、どちらかといえばかっこいい、に分類されますね。黒髪に黒目の少年でした。
その彼の名は、『アルト』。それが本当の名なのか知るものはいませんし、苗字を知る者すらいないでしょう。
---なぜなら、本人ですら知りませんからね。つまるところ、記憶喪失です。
ただ、それでも一つ、おかしいことがありました。
彼の家には、銀と赤の矢印型の装飾、右側に環状の黄色パーツが付いていて、横にスロットのようなのがあるグラフィックボードみたいな物体。
2が描かれている同じような物体。明らかに異質な物体が一つあったのです。
他にもこの物体に使用するらしきもの、長方形のようなモノが
「この時の彼には、それが何なのか分かってませんでしたが、記憶喪失なので仕方がないでしょう。後に物体は二つ、
話を戻すとして、そんな彼と深い関わりを持つことになるのが『立花響』と『小日向未来』。そしてこの世界にとってのイレギュラーな存在である『石動惣一』という男性です。
「イレギュラーな石動惣一ですが、正体は皆さまもご存知ではないでしょうかね?
そんな立花響と小日向未来が高校一年生と仮定すると、六年前です。計算的には、小学四年生の頃になります。
その時にアルトが立花響と小日向未来が通う小学校に転校してきて、三人は出会いました。
出会いは突然で、最初は立花響が猫を助けようと木登りした時。落ちた猫を抱えて大怪我をすると思われた立花響を庇うように、アルトが下敷きになったのです。
それによって怪我をしたアルトは病院送りとなったのですが、それが最初の出会いでしたね。
「果たして、その時からなのでしょうかね? え? 何が? ふふ、今は知る必要はありません。さて、次に行きましょう」
二度目の出会いは、小学校となります。
同じ年齢で同じ学校ともなれば、クラスが違えど出会う可能性はあるでしょう。
運命という力は強いもので、その時は同じ学校と知らなかった立花響と小日向未来でしたが、再会してしまいます。立花響が廊下でぶつかった時ですね。
他の生徒とは違って、子供らしさの欠片もない妙に大人びたアルト。
しかし、能面でした。本当に
とにかくも、アルトと再会した立花響と小日向未来は
三人は家が近いこともあって、一緒に遊んだり出かけたり、石動惣一のカフェでご飯を食べたり飲み物を飲んだりしていました。
「さて、ここで一つ、重要な話を挟みましょうか。それはアルトと立花響、小日向未来が海へ行った時です」
海へ遊びに行った時、何処までも青く、
海ということもあり、風に乗ってくる潮の香りやら焼けた砂浜もあるのにも関わらず、彼は
「まぁ、それから海で泳ぐことになって彼が泳げないと知ったり、知った二人が泳ぎを教えて短時間で覚えるなどあるのですが、そこはどうでもいいので一気に飛ばしましょう。次に話すのは、海から帰る時の話になりますよー」
海から帰宅する前、彼は突如として遊んだ後でも元気よく、明るく話す立花響を
それに合わせるように、今度は立花響が小日向未来を
では、彼は? それはそれは、とても簡単でした。
彼女たちは彼のことを、
普段から優しくないと無表情で否定しつつも、お人好しな彼。すぐに二人以外も手助けする姿に、二人はそう例えたのでしょうね。
「ええ、彼は彼女たちの希望となったわけです。そう、ここが重要なポイントですよー」
そして、平和な日常がいつまでも続くと思われた時---事件が起きました。
その事件こそが、世間を動かし、一時的に話題で持ち切りとなっていたあるライブです。
誰の記憶にも残る、忌々しい記憶。多くのものに傷を残した、とてつもない事件でした。
生存者たちからすると、トラウマでもある日---つまり、ツヴァイウィングという人気ユニットの公演日だったのですよ。
ここは簡単に述べさせて貰いますが、小日向未来は用事で行くことが出来ませんでした。アルトと立花響はそのライブに客として来ていましたけどね。
その時、猫を追って列から抜けたアルトが立ち入り禁止と書かれた区域に入り、ツヴァイウィングの一人である『天羽奏』と出会い、話したりするのですが、ここではいらないでしょう。
知り合いになった、と覚えていただければ、ね。
さてさて、それで無事に会場へ帰ることが出来たアルトはツヴァイウィングのライブで一曲目である『逆光のフリューゲル』を見ました。
そこで次の曲へと移行しようとした時に突如爆発とともにノイズが発生しました。
それはネフシュタンの起動実験というものなのですが、この時には『特異災害対策機動部二課』という組織に入っていない立花響には分かりません。
もちろん、アルトは存在自体知りませんが。
そして突然の爆発に呆然としていた立花響はアルトに引っ張られる形で逃げます。
ですが、アルトは立花響だけを人混みに入れることで逃がそうとしました。彼なりの約束、『後悔しても知らない』ということを言った際に、『その時はアルトくんが守ってね』という立花響の言葉と『男の子なんだもの。女の子二人くらい守ってよね』という小日向未来の言葉を覚えていたからかもしれません。
それよりも、アルトは一人だけツヴァイウィングの二人がシンフォギアというものを纏い、ノイズという災害と戦う中、彼だけは大勢の人々を助けながらノイズの攻撃を避けてました。
「そういうところ、面白いですよねー。まさか、本当に自分を勘定に入れてない行動をしたり、ノイズの攻撃を
ですが、立花響が人混みから抜けて向かった時には、彼女の存在に気づいた彼は頭から血を流しながらも、胸に入れている猫と響の手を引っ張って再び逃げようとします。
しかしノイズが通り過ぎた時に破壊された会場の建築材料が、破壊された時の衝撃で凄まじい速度でアルトを傷つけたのです。
立花響はアルトが投げ飛ばしたことで、猫はその時に渡したお陰で傷つくことはありませんでしたが、この時には既にアルトはかなりの出血をしていました。
なによりも、右足と左肩には柵が突き刺さっているのですからね。
そしてそれだけではなく、立花響の足元が崩れるとボロボロなのにも関わらずアルトは助けようとし、彼の足場まで崩れた際には自ら下になって立花響を庇ったのです。
それから二人に迫ったノイズを天羽奏が倒し、大型ノイズの動きを止めている間に逃げようとした立花響の胸に天羽奏が持つガングニールの破片が突き刺さったのでした。
そこから彼は、意識が失った立花響を出口近くに座らせ、絶唱を歌おうとしていた天羽奏を止めるためにボロボロな肉体に鞭を打って、『仮面ライダーゼロワン』の『シャイニングアサルトホッパー』という形態に変身してもう一人のツヴァイウィングの風鳴翼と一緒にノイズを倒した訳ということです。
「んー♪ 初戦闘で一度も攻撃を受けることなく圧倒するなんて凄いですよね、強すぎますよね。それも彼の
その後、変身を解いた彼は置いてきた立花響の元へなんとか戻り、生きてるか確認した後に立花響を守るために崩れゆく瓦礫から身を呈して守ったのです。
天羽奏と出会う前にアルトが捕まえ、足を応急処置してあげた猫が鳴き声で場所を知らせ、ツヴァイウィングの二人が病院に運びました。それがなければ、間違いなく見つけることは出来なかったでしょう。
少なくとも、片方は死んでいたでしょうね。
そして普通なら死んでいても不思議ではなかったはずの彼ですが、生存し、立花響も目を覚ましました。
彼が目覚める前、ボロボロな姿を見て小日向未来は自身の恋心に気づきましたが、それは軽くだけ言っておきます。
あまり乙女の心を暴露する訳には行きませんからね。
そして恋心については関係なく、ライブでの出来事は自分が悪いというちょっとしたすれ違いが立花響と小日向未来、アルトの三人の中で起こっていたのですが、石動惣一の介入もあって無事に仲直りして終わりました。
「という訳だけで終わらないんですけどねー。残念ながら、本番はここからなのです。なかなか
例の事件、ライブ会場に居合わせた10万人のうち、死者・行方不明が『10201』人にのぼる大惨事。
問題はそこではなく、その後に起きた事件---
立花響は精神面的に追い詰められ、アルトは肉体共々、追い詰められてしまいます。
しかし、当のアルト本人は慣れているお陰か虐めに関しては全く気にしていませんでしたが、立花響にとってはそうではありません。
何度も追い詰められ、その度にアルトが立花響を助けます。
小日向未来が助ける時もありましたが、誰よりも近くで立花響を守っていたのはアルトだったのです。
悪意によるバッシングは激しく、学校では生徒と教師ですら。家では知らない人達までも立花響たちの家族にバッシングを向けていました。彼には家族が居ないので、せいぜい肉体が傷つけられるか家の窓ガラスが割られたり悪意ある言葉が書かれている紙を貼られるだけでしたけどね。
そして一番の事件は、後に起きました---。
「あぁ、そうでした。ちなみに、この時よりも前から彼はノイズと戦うようになっていますよ。病院で目覚めた時から、戦っています。立花響が虐められてることが分かったのも、ノイズの位置が分かるのも、
ただし、ノイズを倒して人助けした彼に向けられる言葉は感謝ではなく、批判や暴言、罵倒、怨言---簡単にいえば、悪意ある言動しか取られなかったのです。
そして彼は悩みました。戦う目的も理由も、守るべきモノすら分からない自分はなんのために戦えばいいのだと。
感情のない彼には、とても難しいことなのでしょう。『歴代の仮面ライダー』を継ぐ新たな戦士として、他の仮面ライダーのようにどう戦うべきなのか比べたのかもしれませんね。
それでも、彼は
さて、それでは立花響の家族が失踪したあとになります。
既に肉体面で限界を迎えそうになっていたアルトが姿を消してしまいました。
その理由はとても簡単。
立花響や生存者たちを守るために己を
彼はこのままでは長くなく、同時に立花響の精神も危ういと踏んだのです。
一度自分に対して吐かせることで、立花響の精神の消耗を減らしたのですが、時間稼ぎに過ぎないと理解していました。
だからこそ、小日向未来に立花響を任せ、最後に石動惣一に二人を守るようお願いしてから、彼は消えたのですね。
「おっと、忘れてました。限界を迎える前、三人はとある約束をしたのです。小日向未来は流れ星を三人で見ること、立花響は三人で居ること、そしてアルトは夢がないため、夢を見つけることを目的にして、いつか教えるという約束をしました。残念ながら、叶うことなく姿を消してしまったようですけどねー」
ちなみにですが、立花響たちがアルトが消えたことを知ったのは、次の日です。
いつもは立花響の家に集まるマスコミが一切居らず、その時は立花響は気にしていませんでした。
立花響が気づいたのは、母親からの言葉。アルトという名前が出た時には外に出て、小日向未来と合流。
事情が分からないまま、心配が先走ったようで、アルトの家に向かうと、そこに待っていたのは燃え盛るアルトの家でした。
その時は突撃しようとした立花響を小日向未来が何とか止めましたが、冷静になってから真っ黒に全焼したアルトの家に入ると、残っていたのは何も無い空間。
そう、アルトの存在は---何処にもなかったのです。死体すら見つからず、捜索が打ち切られて行方不明に。
最後に立花響はそこで小日向未来の言葉により、自身の恋心に気づいて小日向未来とともに立花響は彼を探す決意をしました---。
「ここでひとつ重要なのが、小日向未来は
まるで力尽きたように倒れたアークゼロは、両腕には包帯を巻かれ、頭にも包帯を巻かれていて、
ここでは敢えてアークゼロと表させていただきますが、
何故かボロボロで、血を吐く姿。記憶すらなく、なんのために存在しているのかすら分からない。
そのまま彼は森の中で一人彷徨い続けるのか死ぬのか、と思われた時---たった一人だけ女性が近づいてきます。
黒髪で長髪の赤いメッシュが入っている女性、その女性の名は『アズ』と言うようです。
「彼女は、彼の存在を
ふふ、と無邪気に、純粋に笑う少女の姿は、傍から見ると、とてもあどけないだろう。
しかし、いくらなんでも
仮に
それ以外にも、まだ含みを持たせている様子もあり、ますます彼女の存在が謎になっていく。
「えー? 私のことですかぁ? さてさて、私は何者なのでしょう!
ただ一つ、言えることは---誰もがわかったはず。
彼女は
◆◆◆
「あはっ」
自然と笑みが浮かぶ。
彼の過去のひとつ、彼の起点、彼の始まり。彼の選んだ分岐点のひとつ。彼の選択。彼の運命が大きく動き出した日。
彼の仮面ライダーとしての人生、彼の存在、彼の記憶、彼の性格、
「あはは。あはははは!」
同時に思う感情が二つほど---。
楽しい。楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい。タノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイタノシイ---
オモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイオモシロイ、ホントウニ---オモシロイッ!
「アハ、アハハ、アハハハハハハハハハハッ! もっと、もっともーっと私を楽しませてね。
ふふん、と鼻歌を歌いながら、これからの彼の姿を思い浮かべると、必ず楽しませて貰える、という確信と連れていくのもありかも、という思考が私の頭を占める。
どうせ殺しても彼は特に良いリアクションをしないだろうし、なにより、その方が---オモシロイ。
「ふふふふふふ、これからも期待してるよ? せいぜい、失望させないでね? さて、それじゃあ・・・もう一つの記憶を見ようかな。姿を消したあとの姿を、アークゼロとなった後の話を、ね。あはっ、あなた達もどう? 一緒に見ない?」
「ネエ? ワタシヲ、マダミテルカタガタ・・・?」
〇???
小学3〜5年生と思われる年齢と身長で、身長はだいたい135〜140cmほどと思われる。
紅色と薄紅色の市松模様の着物を着用し、ミモレ丈スカート位の緑色の女袴、行灯袴を履いている。
着物の下に着込まれているのは実際のところは、襟元と胸元や前面のフリルデザインが特徴的なゆったりとした桜色の長袖を着ており、腰部には薄ピンク色の紐で絞られている。
さらにクリーム色のフリルエプロンをその上から身につけていて、まるで店番の格好だ。
そして赤い瞳に、鈴の飾りを着けたツインテールのオレンジ色の髪を持つ少女である。
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※イメージ容姿は『東方Project』の『本居小鈴』です。
春河先生のをイメージしました。画像はガイドライン引っかかるらしいんで、分からない人は調べてみてください。
ちなみに作者は紺珠伝までしか知識にないです。