戦姫予測シンフォギア 〜未来へのREAL×EYEZ〜 作:絆蛙
前回、特別編に投稿してたようで申し訳ございませんでした!
多分疲れてたんです!信じてください!
ごほん。さておき、気がつけば一期も後半戦・・・まだ行ってねぇわすみません。セイバー完結するまでに一期は終わらせますからッ!たぶん!!
では、本編どうぞ!
あっ、スーパーヒーロー戦記映画化7月22日決定、おめでとうございます!(今更)
二課の本部を出発地点に、
護送車と護衛車の四台、奏と翼が乗っているバイクに弦十郎と亡、惣一が乗っている上空のヘリ。
それぞれが役目を忘れずにしっかりと監視する完全体制だが、永田町へ繋がる橋に差し掛かった頃までノイズのノの字も見かけない。
それが却って不気味な様を醸し出しているのだ。
そしてようやく都市部を繋ぐ橋に差し掛かった時、車列前方のアスファルトにヒビが入ることで地面が割れて橋の一部が崩落した。
『エボルコブラ!フッハッハッハッハッハッハ!』
即座に反応した惣一が上空のヘリにて変身し、弦十郎に視線を向ける。
弦十郎はその視線で理解したのか頷くと、エボルとなった彼は穴を避けきれずに落下していく一台の護衛車に乗り、ルーフを破壊して搭乗員たちを回収。爆発する前に無事に脱出を果たしていた。
「惣一おじさん!」
「ん? おおっ!?」
搭乗員を地上へ降ろした瞬間、響の声に反応したエボルは即座に横蹴りを放つ。すると、ノイズが炭化されるが囲まれていた。
「足止めってわけね・・・アイツの仕業か?」
舌打ちを一つすると、エボルは周囲のノイズを殲滅する活動へと入り始めた。
『下水道に注意してください。ノイズの反応をキャッチしました』
『此方も目視で確認した! 前方にノイズの群れがあることから奏と翼はノイズの迎撃をッ! マスターが戻ってくるまでの時間、三人で守ってくれ!』
時間はかかれど、必ず合流すると信頼しているのかエボルをその場に置いていく。
そして上空のヘリから弦十郎たちの連絡を受けると、即座にシンフォギアを纏った奏と翼が護送車より先行し出した。
連絡を受けた通りに大量のノイズが居た為、翼が運転して奏が炭化させているのだが異様に数が少なく、護送車が通る頃にはノイズはいなくなっていた。
しかし護送車と一緒に来ていた護衛車はいつの間にか四台から二台へと減っており、下水道を通しての攻撃で一台は吹き飛んでしまったのだろう。
「ダンナ、このままだと危険だ! どうにかならないのか!?」
『そう言うと思って、亡くんと相談して回避ルートをそちらのナビと奏の通信機に転送した。確認したらその通りに向かってほしい!』
弦十郎の言う通り、回避ルートが奏の通信機へと送られてきた。回避ルートの先にある目的地を見た奏は眉を顰める。
目的地に設定されていたのは工場地帯だったからだ。
それこそ、一歩間違えでもしたら大惨事になりかねない場所を弦十郎は目的地に設定していたのだ。顔を顰めるのも致し方ないだろう。
「奏、叔父さまたちから送られてきた目的地はどう?」
「・・・かなりヤバい場所だ。でも、ダンナたちが示してくれた目的地だし、行くしかない。ルートは戦いながら知らせるから運転の方は頼んだッ!」
「分かったッ!」
時を同じくして了子もまた弦十郎が示したルートの目的地を見て眉を顰め、弦十郎に問いかけていた。
「弦十郎くん、このルートはちょっとヤバいんじゃない? この先にある薬品工場で万が一爆発でも起きたら、デュランダルは・・・」
『分かっているッ! ノイズが護送車を狙い撃ちにしているのはデュランダルを破損させないために攻撃をさせるよう、制御されている筈だ。敵の狙いがデュランダルの確保であるなら此方から敢えて危険な地域に滑り込み、敵の攻め手を封じるって算段よッ!』
「それなら一つだけ聞かせてちょうだい。勝算はあるのかしら?」
『ふっ・・・思いつきを数字で語れるものかよッ!』
司令官にあるまじき言葉を通信越しに言う弦十郎。
『風鳴弦十郎』という存在と大して関わって来なかった相手ならば呆れてものが言えないものだが、長い間関わってきた了子にとってはそれでこそ彼だと思い、自然と笑みを零した。
「了解・・・弦十郎くんを信じてあげるわッ!」
弦十郎の指示の元、翼達が乗るバイクをナビとして残り護衛の車が一台となってしまった二両は工場地帯へと向かうため、突っ込んでいく。
すると、再び目の前のマンホールが吹き飛んだ。
また水が来ると思われたが、今度は水ではなくナメクジのようなノイズが前方にあった護衛車に飛びかかる。
そのまま車の前を隠すようにノイズが上に伸し掛り、制御を失った護衛車はノイズ乗せたまま建物に激突し、車から爆発が起こった。
護衛車に乗っていた搭乗員は爆発が起こる寸前に飛び降りることで爆発に巻き込まれなかったが、ノイズから逃げるように慌てて離れていく。
そのノイズはすぐに奏と翼により炭化させられたのだが---
「---それだけじゃねぇよッ!」
何処からともなくネフシュタンの少女と思われる声が響き渡る。
次の瞬間、了子は響にしっかり掴まっている事を伝えた後に勢いよくハンドルを切った。
ハンドルを切ったのがあまりにも急だったせいか、護送車は横転する。
しかし咄嗟の判断が幸をそうしたようで、先程まで護送車が居た位置にネフシュタンによる刃の鞭が叩きつけられ、地面に小さなクレーターを作り上げていたのだ。
「響ッ! 了子さんッ!」
横転した車に奏と翼はバイクから降りて駆け寄る。
少しして了子の助けを借りて響が出てきたが、背後から気配を感じて奏と翼の二人は振り返った。
そこには、ネフシュタンの鎧を纏った少女が立っていた。
「ネフシュタン・・・久しぶり、というべきか」
アームドギアの切っ先を向け、睨むようにして翼が見つめる。対するネフシュタンの少女は、ツヴァイウィングの二人を見て苛立ちを隠さず地面に鞭を叩きつけた。
「またアタシとやるってか? 二人がかりでも勝てなかったくせに懲りねぇな」
「お
ネフシュタンの少女と奏が相対する中、翼は響の方に振り返って声をかけた。
「立花、ネフシュタンは私達に任せてデュランダルをッ!」
「は、はいッ!」
その一言を告げた翼は奏と共に地を蹴り砕き、ネフシュタンの少女に向かっていく。
デュランダルを任された響はデュランダルの入ったケースを持とうとするのだが、完全聖遺物であるデュランダルの重さはとてもじゃないがうら若き乙女が一人で持てる重量ではなかった。
それでもなんとか一人で運ぼうとするが、なかなか上手く運べない。
「り、了子さん・・・これ、すっごく重いです・・・ッ!」
弱音を吐きながらもなんとかして運ぼうとする。
そんな響を見ていた了子は、ここまでデュランダルを運んできた人物とは思えない悪魔の囁きと言える一言を響に言い放つ。
「だったら、いっそここにそれを置いて私達は逃げましょう?」
「そんなの駄目ですッ!」
その一言を響は即答で否定する。
その直後だった。了子が響に前を向くように告げると、響は言われるがままに前を向く。
そこには少女が召喚したであろうノイズが紐状に変化してまさに襲いかかろうとしている所だった。
それに気づいた響は慌てて聖詠を紡ごうとするが、ギアを纏う前に間違いなく触れる---すなわち、死。
奏と翼もネフシュタンの少女と激闘を繰り広げてることから一瞬で戻ってくることは不可能。
まさしく、絶対絶命。
思わず目を瞑った響は、どれほど経っても変化が無いことに疑問を感じ、恐る恐る目を開き、視界を広げた。
そこには---
「え? 了子・・・さん?」
広げた右手から紫色の波動---バリアのようなものを出して、自分達を炭化させようとしてきていたノイズを消滅させている了子が居た。
さらに爆風と衝撃で眼鏡と髪留めが外れたのか、いつもとは違った印象を持たせる了子。
本来、戦う力を持たないはずの了子が何故ノイズを消滅させられたのか、その事について考えを巡らせようとした響だったが、その考えは一旦切り捨てた。
「響ちゃん。貴女は貴女のやりたい事を、やりたいようにやりなさいッ!」
「---私、戦いますッ!!」
『
了子の一言に頷いた響は聖詠を紡ぎ、シンフォギアを纏う。
胸に浮かぶ歌を口ずさみながら、まずは正面にいるノイズを殴り飛ばす。そのまま突っ込もうとした瞬間、足に違和感を覚えたのか響は視線を足元に移した。
そこにはヒールを履いている自分の姿があり、ヒールが邪魔だと判断したのか震脚を二回繰り返す事でノイズの群れを一掃する。
同時に両足のヒールを破壊し、踵まで地に足を付けられるようになったことで動きやすくなった響は更に機動力を増してノイズを倒していく。
その姿を見ていたネフシュタンの少女は、響の動きが前と全く違う事に驚いたことで一瞬だけ隙を見せてしまった。
そこを奏と翼の二人に突かれ、遠くへと吹き飛ばされる。
「戦いの最中に余所見とは、余程余裕があるのか私たちを舐めているのか・・・それとも、立花が気になりでもしたか?」
「響は前とは違う。もちろん、あたし達もな。前と一緒だと思ってるなら足元を掬われるぞッ!」
「ちっ!」
舌打ちしたネフシュタンの少女は、油断することなく迎撃へと入り、ノイズは響が修行の成果を見せていくことで二課が圧倒的に有利に思われた。
そもそも装者三人も居ることから、戦力差は圧倒的---そんな時、了子の耳に聞き慣れない異質な音が届く。
聞こえてきた方向を向けば、そこにあるのはデュランダルが入っているケース。
だが、ケースのランプが点滅していることからデュランダルに異変が起きている事を視覚的に示していた。
「デュランダルの封印がッ!?」
突如ケースをこじ開けるように飛び出して重力を無視するように空中で制止したのは、石色の巨大な剣。
今、この場に居る全ての者の視線を奪ったその剣こそが、二課の地下に安置されていた完全聖遺物、デュランダル。
しかし、ここで謎が一つ浮かび上がることがある。
それは何か? と問われれば、完全聖遺物の起動には大量のフォニックゲインが必要ということ。
幾ら装者達が歌い、戦っているこの場にフォニックゲインが集まっていたとしても起動に必要なフォニックゲインには達していない・・・でなければ、いつでも起動出来るのだから。
それならば考えられることはただ一つ---
「まさか・・・響ちゃんのフォニックゲインに反応したというの!?」
複数人ではなく、立花響という一人の人間が完全聖遺物を起動させたことに了子は驚くしか無かった。
「あれさえあれば・・・!」
「させるかッ!」
「立花!」
空中に静止されているデュランダル。少女の目的はそれを入手すること。
そうすれば、彼女はある人物に認められる---しかし、それを許すほど二人は甘くなく、奏が抑えている合間に翼は響に呼びかけた。
「はいっ! デュランダルを---ッ!?」
「---その結論は予測出来ている」
両足に力を入れ、跳躍してデュランダルを掴もうとした響は、一瞬にして凄まじい速度で飛んできた黒い物体に叩きつけられた。
「がは・・・ッ!?」
「お前は触れるな」
威力が威力だったのか、肺から空気が抜ける程の衝撃に咳き込んでしまう響。
それほどのダメージを与えたのは、悪を象徴するかの如く黒一色のボディを持ち、パイプやらパーツが剥き出しになっていて左目が割れたようなマスク---さらに赤い瞳を輝かせたアークゼロだ。
「立花ッ!?」
「そらよッ!」
「ぐっ!?」
予想外のタイミングで来た存在に、思わず反応する翼。
そんな翼にネフシュタンの鞭が叩きつけられ、翼が吹き飛ばされた。
そこですぐに奏が鍔迫り合いに持ち込み、槍と鞭による衝突が繰り広げられた。
「しかし、僅かの期間にここまで成長するとはな---私の攻撃を受け止めたか」
「・・・どうして」
失った空気を取り戻すように息を吸う響から小さな声が漏れる。
「どうしてあなたはこんなことを・・・ッ!? 同じ人間なら、話し合うことできっと---」
「お前と私は道が違う。お前は言わば、正義の味方。私は人類の敵---
アタッシュカリバーを手にしたアークゼロが響へ攻撃を仕掛けようとすると、アークゼロは身を逸らす。
というのも、アークゼロが身を逸らしたタイミングで響の背後から放たれた銃弾が先程まで居たアークゼロの横を通過したからだ。
「お〜やってるなァ。オレも混ぜてもらおうか?」
「・・・またお前か」
放たれる銃弾を下がりながら次々とアタッシュカリバーで斬り落とし、アークゼロが何処かエボルをうざったらしそうに見つめた。
「まぁいい。---まとめて相手してやる」
「おい、あんた・・・聞いてないぞ」
アークゼロによる圧力で凄まじい重圧感に支配される中、奏と翼は響とエボルに合流し、ネフシュタンの少女はアークゼロの傍へと来ていた。
「私が勝手にしたことだ」
「そうかよ。邪魔だけはすんなよな。ただでさえ人数差はあるってのに」
「無理なら退けばいい」
「ハッ、何をッ! この程度屁でもねぇよ!」
冷たく言葉を返すアークゼロに対して、利用するだけ利用しようという考えなのかネフシュタンの少女は一度見てから視線を響たちに移す。
「響。ネフシュタンの少女はアタシと翼で抑える」
「あなたはデュランダルを掴みなさい」
「じゃあ、オレがアイツの相手ってことかァ」
「わ、分かりましたッ!」
「作戦会議は終わったか」
律儀に待っていたのか、それとも余裕があるのかアークゼロは動くことなく佇んでいた。
「お陰様でね・・・あんたがあたしの適合率を上げて何がしたいのかは全く分からなかったけれど、邪魔をするなら相手をするだけさ」
「・・・」
「適合率を上げる? どういう---いや、今のアタシの目的はアレを手に入れるだけだッ!」
無言となったアークゼロと奏の言葉に疑問を浮かべたネフシュタンの少女だったが、未だに上空に静止しているデュランダルを見つめ、集中するように頭を振った。
「とにかく、やるとするかァ」
腕を回し、エボルが一歩足を動かした瞬間、その足元の先に銃弾のようなものが音を鳴らした。
「・・・なんだ?」
気分を害されたと言わんばかりに、エボルは銃弾の方向を見つめる。そこには、アークゼロ---という訳ではなかった。
「・・・どうやら、覚悟は決まったようだな」
アークゼロが小さく呟くと、アークゼロとネフシュタンの少女がいるさらに後ろから一人の男が歩いてきていた。
「あぁ、僕も戦うよ。---友達の為にね」
「なっ!? お前・・・!?」
「新手か・・・!?」
「どちらにせよ、警戒をした方がいいわね・・・」
「男の人・・・?」
ネフシュタンの少女と奏たちが驚く中、アークゼロは赤い瞳をずっと向けていた。
その覚悟は本当なのか、と言うように。
「ハァ・・・何者だ?」
「僕はコイツと同じだ。アークゼロとね」
ネフシュタンの少女がいる隣に立つと、男はベルトらしきものを取り出した。
「何しに来た!? お前は---」
「ごめん。見てるだけは、やっぱり嫌なんだ。・・・僕も一緒に戦わせて欲しい」
「・・・ちっ、無理はするなよ」
「うん」
男は辛そうな面持ちでネフシュタンの少女を見つめたかと思うと、少女が顔背けて小さな声で呟いたのに反応して笑顔で返事する。
そしてベルトを腰に宛がった。
『フォースライザー』
すると右手側にレバーが付いている黒と白銀、黄色のベルトが男に巻かれる。
「・・・行くよ」
深呼吸し、覚悟を決めたように小さく呟かれた言葉。
男はマゼンタ色のハヤブサが描かれているプログライズキーを起動させた。
『ウイング!』
起動させたプログライズキーを展開することなく、男はベルトの右側の枠に装填する。
すると、警告音のようなものがベルトから発せられた。
「変身・・・!」
右手側のレバーを引くと、プログライズキーが強引に開かれることで展開される。露出した接続ポートに強制接続されると色のないハヤブサのライダモデルが現れ、男を包み込んだ。
『フォースライズ!』
『フライングファルコン!』
ハヤブサのライダモデルが砕けたかと思うと、男にはマゼンタ色のスーツが着用されており、ライダモデルが装甲に縛り付けられることで変身を完了する。
『Break Down・・・』
現れたのは、アーマーカラーがシルバーであり、マスクは鋭利な形状をした隼を模していて、アーマーの配置は一見すると疎らだが、衝撃を受けやすい部位のみを集中的に保護している---アークゼロやエボルとは違う、全く別の仮面ライダーだった。
「あれって・・・!?」
「仮面、ライダー・・・か?」
「惣一おじさんと一緒の・・・?」
「いや、オレも知らない仮面ライダーだ」
二課のメンバーが驚く中、ネフシュタンの少女も同じくして目を見開いていた。
唯一驚いていないのはアークゼロのみであり、変身した本人ですら両手を開いたり自身の体を見ていた。
そして---
「・・・仮面ライダー迅。それがしっくり来るかな」
新たな仮面ライダーは、そう名乗った---
〇立花響
全然分かり合えない・・・。そもそもシンフォギアって作品、基本的に誰も対話しようとしねぇからな!
〇エボルト
ちゃんと人を助けている・・・だと?
エボルト は 正義 に 目覚めた (?)
冗談はやめて、ここで見捨てたりしたら怪しまれたりするし動きにくくなるからね仕方がないね。
あくまで頼まれたのは響と未来の護衛だけとはいえ。
〇クリス、迅
一期中にコイツらの過去編(出会い)も書かなきゃならないのか・・・。
でもようやく、仮面ライダーに変身させられました。一応迅の設定上は人間ですしフォースライザーは(人間用にシンくんが独自で頑張ったお陰で)負荷はないです。
〇アークゼロ
妨害するマン。
シンフォギアでは珍しい
最近、シンくんの視点にならないせいで(行動はともかく口調や雰囲気は)本当にアーク様になってるね君・・・
セレナァァアアアアアァアァ!!(大人セレナだとアルトくんの歳上になっちゃうので少女版)生存させるか
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生存させろ
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(しなくて)いいです
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アークの意志のままに・・・
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アークワンはよ
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(いっそヒロインにしても)ええんやで