戦姫予測シンフォギア 〜未来へのREAL×EYEZ〜 作:絆蛙
うーんやばい。早く終わらせないとリバイスに先行かれそうだ・・・。面白いけどね?
それよりもお待たせしました。二週間ぶりの投稿です。感想が200行きそうですねぇ! うれしー! 新規の方もどの話数でもバンバン送ってくれたら気にせずに返すので遠慮せず送ってくださいな。
というか、今思ったけど私の小説のアークさま、とことんチートですね・・・。一応無双しないように対策はしてますが(装者いらないだろ展開を避けてる)
「すみません、迷っちゃって遅れてしまいました・・・」
「あぁ、やっぱり・・・ごめんね。着いて行った方が良かったよね」
「広いから仕方がありませんよ」
結局通話することが出来ずに諦め、何とか元の座席に戻ることが出来たセレナは謝る。
そんなセレナに未来たちは気にした様子を見せずに逆に申し訳なさそうにしてくるため、セレナは慌てて手を横に振って否定する。
一方で既に会場の明かりは暗くなり始め、それに合わせて客席のボルテージが上がっていく。
それを見たセレナはとりあえず席につき、子供のように目を輝かせてペンライトを振る板場にライブとはそのようなものなのだと誤解し、見様見真似で小さく振り始めた。
「・・・あ」
そんな時、ふと声を漏らす。
風鳴翼と天羽奏。ツヴァイウィングの二人を見て、思わず出てしまったのだ。
一度一緒に遊んだことがあり、自身を友と呼んでくれた人たちでもある。
そしてもう一人、『マリア・カデンツァヴナ・イヴ』が現れていた。
たったの数か月で全米チャートにランクインし、今や世界の歌姫として
活動している有名な人物である。
結構話題になっていたのをセレナは今更朧気に思い出していた。
そんなふうにセレナが三人の存在を思い返していると、日本のトップアーティストであるツヴァイウィングと世界の歌姫、マリア・カデンツァヴナ・イヴによる今夜だけのライブが始まりを告げた---
◆◆◆
『協会は関係を切った---いや、向こう側から切ったようだな』
「だろうな。オレが日常品の物資は送っていたし、必要なくなったのだろう。こっちはよく分からなかったが、
『それだけでも十分だ。引き続き装者の監視を頼む。・・・気をつけろよ、お前はいつ狙われても可笑しくない』
「分かってる。オレの力を盗んでも意味ないと思うがな」
キャロルが忠告したのはアークとしての力だろう。それを分かっているのか、シンは顔を顰める。
彼の持つ力は確かに強大であり、キャロルや結社と関わりを持つことから分かるかもしれないが、結社に入っていない錬金術師や内通者やら裏切りをする者がいるわけで、彼の力を狙う存在は当然いる。
なぜなら錬金術師にとっては魅力的な力だ。錬金術師じゃなくとも、街を軽々破壊出来る力は犯罪者や復讐を願うものは魅力を感じるだろう。当然結社としては
まあ彼の
生身に勝てたとして、そもそも変身後のアークゼロに『普通』は勝てないだろう。アークゼロを超えるほどの圧倒的な力を持つ者や予測能力を潰せるほどの大火力を放てる者ならば、勝てるかもしれないが。
「アークさまの力は簡単に扱えるものじゃないからね〜。もし奪おうものなら死ぬと思うけど」
「まぁ、錬金術師は表に出てこないだろう。そういう情報はないんだろ?」
『あぁ。そんなことする暇があるなら実験とかしているだろうな。今回の件に突っ込むやつは居ないと見ていい。そもそもそんな奴が居れば、アダムのやつが動いてるかもしれんが。とにかく頼んだぞ』
その言葉を最後にキャロルとの念話が途切れる。
そこでシンは悩むように頭に手を当てながら天井を見た。ライブ会場なのもあって、天井は遠い。
「さて、アダムは・・・たぶんサンジェルマンたちが苦労してるだろうから同情はするとして、今はこの場合どう動くべきか・・・。裏切りが居たら協会側は自身で対処するだろうし、問題はこっちだ。オレの正体を明かしてないから動きづらい、ことだな・・・。明かしたら余計に動きづらくなるだろうし、うーん・・・」
「応援に向かう?」
「悩ましいが・・・そうだな。エボルトが居なければ生身でも対処出来る。調や切歌たちが心配だし、ちゃんとマリアと合流させるために援護に行くか」
色々と悩んでいたが、これでも協力者という扱いなため、シンは調たちがいるであろう場所に向かっていく。
三人の歌姫の歌を聞こえる中で熱狂に包まれるライブ会場を、二人は後にした---。
◆◆◆
三人の歌姫による歌が聞こえる。
それはライブ会場だけではなく、配信されている世界各国にも聞こえており、全世界の人々を魅力していく。
ある者は歓声をあげ、場を一緒に盛り上げ、またある者はコラボライブを見れた感動にか涙を流し、またある者はただ見惚れ---まさに多種多様。
子供大人関係なく、あらゆる者を、世界中を魅力するライブと言えよう。
だが---ナスターシャだけはその歌声を暗い面持ちで聴いていた。
「マリア・・・」
彼女の視線の先にはステージ上で歌を奏で、本心から楽しそうに見える---いや、本心から楽しいのだろう。
歌姫マリアは偽りのために生み出された偶像。計画のために作り出されただけに過ぎない偽の立場てあるにも関わらず、全力で心の底からマリアは楽しんでいた。
そう思うと、ナスターシャには罪悪感が沸く。
何故なら今から行うことは、彼女からそんな楽しみを奪うこと。
それだけではなく、彼女はこれから毎日、悪として後ろ指を指されることになるだろう。
マリアだけではなく、調や切歌、優しい人たちですら---。
---きっと、その重圧と負担がマリアに幻を見せたのだろう。
「セレナ・・・」
過酷な研究所での生活。
その環境に適応する為に誰もが心を殺していくあの地獄の中で、セレナは心優しく純粋な心を持ち続けた。
争い事を嫌っていた人が争いを行うようになったり、他人を心配する余裕もなく自分だけで精一杯の子供たちが居た中、セレナだけが違ったのだ。
彼女だけは変わらずに争い事を嫌い、他人の為に手を差し伸ばし、自身が辛くても心配させまいと笑顔を忘れなかった---。
シンフォギアを纏えると分かった時も、同じだ。
争う事を嫌っているのに、戦いにギアの力を用いることに抵抗があったのに、この力で誰かを守れるならと進んでシンフォギアを纏う道を選び、そして彼女は
「・・・私達大人はなんて無力なのでしょう・・・」
子供に頼るしかなく、厳しく当たる度に子供たちの辛そうな泣きそうな顔を見るしかなかった、毎日。
それでも彼女には、世界を相手にした過酷な使命を達するためには厳しくするしか選択肢はなかったのである。
ナスターシャは幾多も思い、考え、嘆いた。
この身がシンフォギアを纏えるのであれば、あの優しい子たちが犠牲になるなんてことはなかったのに、喜んで彼女達の代わりとなったのに、それは大人の自分たちがやるべきことなのだと。
だが現実は、これである。ナスターシャには無力感に支配されながらも、頼るしかない。シンフォギアを纏えない者にはそうするしか、ないのだ。
それに彼女の身に巣食う病魔が、彼女の命を日々刈り取ろうとする。
---もし私が死んでしまったら、あの子達に罪を残して、去ってしまうだろう。全てをあの子達に押し付けて去ってしまうこの身の弱さを、大人として最低な行為であると実感しながら。
無力感に支配されるナスターシャの唇から噛み締めた影響か血が溢れ、彼女は零れる血を拭う。
「・・・それでも、成さねばならないのです」
そう、もう止まれない。
人間というのは、一度行動に移してしまえば、やるしかないとなれば、止まれない。止める者が居るなら別だが、止めてくれる人は居ない。
彼女たちは正義だけでは救えない人々を、力ある者だけが救われる間違えた世界を正す為に、成さねばならないのだ。
例え身が朽ち果てようとも、例え地獄に落ちようとも、挫折することなく必ず成さねばならないのだから---
「マリア、聞こえますか。計画を予定通り始めます」
---それ故に、始めるしかない。人類を救うための残された選択肢を果たすために。
優しい子達を間違えた道に引き摺っていると理解しながらも、ナスターシャは計画始動をマリアに伝えたのであった。
◆◆◆
「---了解したわ、マム」
計画始動の合図を受けたマリアは聞こえないよう小さな声で呟き、それと共に覚悟を決める。
今から始まるのは全世界を敵に回す行為。
愚かであったとしても、進むべきではないと分かっていたとしても、一部の権力者だけが救われ、残りは切り捨てられる。
そんな間違った世界を正す為に、1人でも多くの人間が救われる道を進むため---
「---そして、もうひとつ」
歌姫マリアが終わり、フィーネとしてのマリアが始まる。
---さようなら、私。
歌姫マリアとしての別れを告げた彼女は、手を振るう。
彼女だって、作戦の為に偽りの歌姫としてステージに立ったとは言えど、楽しくなかったわけじゃない。歌が嫌いなわけじゃない。彼女の歌やパフォーマンスで、ライブを見て、楽しんだり盛り上がってくれるオーディエンスたちもいる。その姿は彼女にとっても嬉しかった。
それでも、誰かがやらねばならない。誰かが行動しなければ、守れるものも守れない。誰か一人でも、行動に移さなければならないのだ。
突如として観客席にノイズが出現する。
その瞬間、観客席は悲鳴、怒号、叫び声---パニック状態に陥る。
奏と翼が突然のノイズの出現に呆然としているなか、会場に満ちた歓声は何処かに消え、マリアはパニックになっている観客を鎮めるための言葉を紡ごうとし---
観客席の中では際立って目立つ特等席。
来賓や関係者、高いチケット代だけを払える人物のみが座れるその席に再び、誰かと一緒に座る妹を見た。
---やっぱり、貴女は私を止めるのね。許してはくれないのね。だけど・・・私は許して欲しいなんて言わない。そんな甘えたことを言う資格は、ない。だからこそ、永遠と罪を背負うことになっても、せめてこれ以上は貴女みたいな人は出さないから。
だから---
「---狼狽えるなッ!!」
その言葉を叫んだ瞬間、パニック状態となっていた会場が一気に静まり返る。
マリアはふと特等席を一瞥すると、居たはずの幻が姿を消したのを認知した。
そしてマリア自身は誰に伝えたのだと自虐しながらも今度こそ完全に覚悟を決める。後戻りが出来ない道へと---。
マリアの一喝と周囲にノイズがいるからか、観客の人たちは恐怖しながらも襲う意思がないのもあって身動きを取らないでいた。
その時、隠すように着けていた首の衣装を取る事でギアを纏うためのペンダントを出し、奏と翼がマリアの隙を探る。
「怖い人たちね。この状況にあっても私に飛びかかる機を窺ってるなんて」
奏と翼は、歴戦の戦士ともいえるほどに戦闘を行ってきた。
だからこそ、大胆不敵に佇むマリアの動きを睨むように見ていたのだが---
「でもはやらないの。
「くっ・・・」
「・・・否定は出来ないな」
一般人がノイズに触れた瞬間、炭化してしまう。仮に今ここでシンフォギアを纏ったとして一般人に触れられる前に倒せるかどうかと言われれば、不可能だ。
二人居たとしても間違いなく犠牲者が出てしまう。
だからこそ迂闊に動くことも出来なければ、悔しがるように歯噛みするしかない。
「それに---」
マリアが会場に取り付けられた世界中のニュースを映すモニターに目をやる。
「ライブの模様は世界中に中継されているのよ。日本政府はシンフォギアについての概要を公開しても、その装者たちについては秘匿したままじゃなかったかしら? ねえ、天羽奏さん、風鳴翼さん?」
挑発的なマリアの言葉に、翼が毅然と返す。
「甘く見ないでもらいたい。そうとでも言えば、私が鞘走る事を躊躇うと思ったか!?」
「例えバレることになっても、見捨てていい命なんてないからな!」
その手に剣型のマイクを向け、悠然と答える翼。
それに続くように奏も答える。
「貴女たちのそういう所、嫌いじゃないわ。貴女たちのように誰もが誰かの為に戦えたら、世界はもう少しまともだったかもしれないわね」
「なん・・・だと・・・?」
「どういう・・・!?」
切実そうに語るマリアに対し、言葉の裏が分からない翼と奏は困惑するしかない。
「マリア・カデンツァヴナ・イヴ・・・貴様は一体・・・」
「そうね、そろそろ頃合いかしら?」
先程の様子は何処へ行ったのか、いつもの口調と様子に戻ったマリアは手のマイクを軽々と回転させて掴み取り、口元に近づけた。
そしてマイク越しに宣言する。
「私たちは、ノイズを操る力を持ってして、この星の全ての国家に要求するッ!」
高らかに告げられるマリアの言葉。
その言葉に、誰よりもマリアの近くに居た翼と奏は驚愕の表情を浮かべる。
なぜならそれはまるで---
「世界を敵に回しての交渉・・・!?」
「宣戦布告・・・!!」
そう、世界を敵に回す宣戦布告だ。
「そして---」
それだけではなく、マリアは手に持つマイクを天高く上げ---
さらに、聖詠を歌う---。
「---
「まさか・・・!?」
「この聖詠は・・・ッ!」
会場に響き渡った聖詠。
瞬間、ライブ衣装に身を包まれたマリアの体が黒い鎧を纏い、黒いマントを靡かせた世界の歌姫。
その姿は二課が持つものと同じ『シンフォギア』。
これ以上ないと思われるもうひとつの、いや、三つ目の---
「黒い、ガングニール・・・!?」
「なんでガングニールが・・・!?」
二人が茫然となる中、ガングニールを身に纏ったマリアはマイクに口元を近づける。
「私は---」
そしてマリアは高らかにその正体を告げた。
「私たちは
今、世界を賭けた新たなステージが開かれるのと同時に、正義と正義がぶつかり合う戦いの幕が、あがる---
〇サンジェルマンたち
たぶん所長の忘れたものや盗まれたやつを取り返してる。たまにシンくんが手伝ってるよ! 実は原作みたいに(人を)殺ってないです。
〇ナスターシャ
この人どうやったら生存させられるんだろ、と作者は考えてる。
本人はめっちゃ辛い。
悲しいけど、これが現実なのよね
さて、最後にお知らせというか宣伝です! 今回のお話短いのでそれの代わりみたいな。
まず、本作失踪しないので安心してくださいとだけ言って新作小説読んでくださあああああい!(※予約投稿時には投稿していないため、0時にこの小説を開けた方は反映されてない可能性があります)
『 https://syosetu.org/novel/272371/』
番外編(時系列にあったキャロルやオートスコアラー、他のキャラと主人公の日常)
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いる
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いらない
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二期行こう
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アークワンはよ
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うるせぇ、尊くさせろ。暗殺するぞ
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もっとイチャつけ
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息抜きは大事だからね仕方がないね
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で、IF編まだ?