戦姫予測シンフォギア 〜未来へのREAL×EYEZ〜   作:絆蛙

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※ちょっと過去の話全て修正しました。内容に変化は一切なく、後々の展開に絡むだけのほんの些細な・・・もの?なので気にしないで大丈夫です。

リアルが忙しかったり色々で日曜日間に合わなかった、キレそう(半ギレ)
遅れてすみませんでした!色々と調べながら書いてたせいで余計にね・・・。
さて、今回もまたまた季節外れの重要な回。シンフォギアって過去話は全然明かされてないからオリジナルが書きやすいんだよね 特に未来。
あ、とりあえず甘いのが無理な人はいつでも砂糖吐けるようにした方がいいんじゃないんですかね。




第五話 夕暮れのコトバ

何ヶ月か経ち、今は夏中頃と言うべきか。セミが鳴く真夏くらいの時だった。学生は今や夏休みで休みを謳歌しているであろう。

そんな中、アルトは---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()。何処までも青く、洪波洋々(こうはようよう)と広大に広がる海。上を向けば、鮮やかな空。そして下を見れば鮮やかな海。さらに、雲一つないと言えるくらいに晴れているために、真夏特有の眩い太陽の光が、海の水に反射している。

海ということもあり、風に乗ってくる潮の香りやら焼けた砂浜もある。

 

「・・・・・・」

 

だが、彼は、そんな海の景色などに一切目もくれず一人厚めのビニールシートを地面に敷いたり、パラソルを設立していた。

さらにはクーラーボックスを置いたり、荷物を置いたりなど一人だけ作業に勤しんでいる。

周りはといえば、当然の如くみんなはしゃいでいる。

子供ならば走ったり、カップルならば一緒に居たり、家族なら家族で楽しんでいたりと・・・そんな場なのにも関わらず、一人だけ別の世界にでも取り残されているんじゃないかと思うくらい、アルトの周りは静かで楽しそうな雰囲気すら感じられない。

 

「・・・・?」

 

そのせいか、視線がたまにアルトの方に行き、理由が分かってないせいで視線に気づいても、アルトは首を傾げている。

 

「アルトくん、どうしたの?」

 

「お待たせ。アルくん」

 

そんなことをしている間に、後ろから声が聞こえる。

 

「・・・いや、なんでもない」

 

そのため、返答しながらアルトは振り向いた。

 

そこには、薄紫色のスカート付きワンピースを着ている未来と、黄色のキャミソール形状の腰丈くらいの短いトップス、そして青色のショートパンツ。つまり、タンキニと呼ばれる水着を着ている響が居た。

 

「・・・・・・」

 

「あ、あれ? 未来、私何処か変な所でもある!?」

 

「それは大丈夫だと思うよ響・・・。それよりアルくん、何か感想はないの?」

 

響にそう言いつつ、二人を見て固まったアルトに何処か未来が不満です、と言ったような表情で見つめていた。響も響で安心してから気になるのか興味津々とアルトを見つめている。

 

「あ、いや・・・なんだ」

 

「なになにっ?」

 

何処か歯切れが悪そうな様子を見てか、響がきょとんとしたように聞いていた。

 

「・・・似合ってると、思う。いや、可愛い・・・って言葉がいいのか・・・?」

 

無表情ながらも、どう言うべきか分からないといった雰囲気は出して誤魔化そうと顔を逸らすが、以前マスターに言ってやれと言われた言葉が浮かび、アルトがそれを言った。

 

「へっ!?」

 

「そ、そうかな・・・」

 

アルトから予想外の言葉を聞いたからか、響と未来は思わず顔を赤める。

しかし、アルトは顔を逸らしていたために気付くことはなかった。

 

「・・・それより、日焼け止めは塗ったのか」

 

「う、うんそれは未来に言われたから・・・」

 

「なら、いい」

 

話を変えるように聞いたアルトに、響が少しぎこちなく答える。

 

「え、えっと・・・アルくんは準備してくれてたの?」

 

「・・・ああ。やること、なかったから」

 

それに乗るような形で未来が聞くと、アルトはいつも通りに返答した。

 

「もっと景色とか見たら良かったのに・・・」

 

「興味がない」

 

「もう・・・」

 

そんな様子を見たからか、いつも通りに戻ると未来は相変わらずのアルトに苦笑いをした。

 

「じゃあ、興味を持ってまた来たいって思えるように楽しもっか!」

 

「うん、ならアルくんを楽しませるのを目標にしようかな」

 

「遊んで来たらいい。俺はここに居る」

 

そう言って、アルトはビニールシートの上に座っていた。

 

「えぇ!? ちょ、ちょっとアルトくん!」

 

思わず驚いた響は、座ったアルトの手を引っ張って立たせようとする。

しかし、アルトは全然動かなかった。

彼も筋肉は付いてるために、力はあるのである。

 

「んー!」

 

「・・・・・・」

 

必死に引っ張ろうとする響と、全く反応を示さないアルト。

 

「う、動かない・・・未来も手伝って〜」

 

「うーん・・・」

 

がっくり、と肩を落とした響は助けを求めるように未来を見つめる。

すると、未来は何かを考えるように唸っていた。

 

「未来?」

 

「あ、ごめん・・・ちょっと考えてたんだ。それで思ったんだけど・・・もしかしてアルくん。泳げないの?」

 

「・・・」

 

その言葉にアルトは僅かにピクリ、と反応を示す。

 

「え、そうなの?」

 

「だって、アルくんいつも見学してたでしょ?だから泳げないのかなーって思ったの」

 

「あ、そういえば泳いだところ見たことないような・・・?」

 

未来の言葉に思い出すように、響は首を僅かに傾げて呟く。

 

「アルトくん。どうなの?」

 

「・・・別に泳げる」

 

「本当に? だったら私たちと一緒に遊んでもいいよね、せっかく来たんだし・・・」

 

「・・・はあ」

 

二人の言葉に引き下がらないと判断したのか、アルトは溜息とともに立ち上がる。

 

「そこまで言うなら一緒にやる。・・・なにするんだ」

 

「本当!? やった」

 

「うんうん、それでいいんだよ」

 

嬉しそうに喜ぶ響と、満足気に頷く未来。

その二人に何処かアルトは目を細めて見つめていた。

 

「・・・世話好きな奴ら

 

「何か言った?」

 

「なんでもない」

 

「アルトくん、未来。早く行こう!」

 

アルトが小声で呟いた声に反応した未来が聞くが、すぐに首を横に振る。

そして、響が二人の手を引っ張って行くのだった---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局、なにするんだ」

 

「うーん・・・あそこら辺まで泳いで競走とか?」

 

そう言って響が指を差したところをアルトが見ると、岩がある。そこをラインの目印とするらしい。

まぁ、目立つものといえばそれしかないため、仮になければ永遠と泳ぐ羽目になるだろう。

 

「分かった」

 

「私も大丈夫」

 

「なら決定だね! もし超えちゃって気づかなかったら誰か声を掛ける感じで---」

 

「それ、自分が忘れるかもしれないからでしょ」

 

「そ、ソンナコトナイヨー・・・」

 

「説得力皆無」

 

「うぐ・・・こういう時、アルトくんの言葉が一番効くよ・・・」

 

うう、と響は落ち込んだ様子を見せる。

 

「・・・頑張れ」

 

「何を!?」

 

「知らん」

 

「えぇ・・・?」

 

アルトがとりあえず、と言った感じで言った言葉に逆に困惑する響。

 

「あはは。確かにアルくん容赦なく本当のこと言うからね」

 

「そうなんだよね〜・・・」

 

「・・・?」

 

納得してる様子を見たアルトは理解出来ない、といった雰囲気を出す。

 

「まぁ、それよりも泳ごうか」

 

「だね。準備はいい?」

 

「ああ」

 

しっかりと準備運動をした三人は、海に足が付いて、なおかつ邪魔にならない場所に入る。

周りとは少し離れているので誰も迷惑にはならないだろう。

 

「じゃあ・・・3、2、1・・・スタート!」

 

響のカウントダウンが終わるのと同時に、全員が泳ぐ。

そして---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「って、えぇーっ!?」

 

「あ、アルくん!?」

 

泳いでいたはずの二人は、不思議と追いついてこないことに疑問に思い、ちらっと後ろを見ると何かが浮かんでいたのだ。

響と未来はすぐに頷き合ってから泳ぐのをやめ、慌てて引き返すと、アルトは死人の如く背中だけ浮かび上がっていたのである。

 

「・・・」

 

だらーんと脱力したかのように動かないアルトを二人は引っ張って引き上げていく。

本来は溺れてる人を引き上げるのは危険なのだが、足が着くところからあまり離れてないために、大して問題はなかった。

兎にも角にも、簡単に言えば---()()()()()()()()のである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・死ぬかと思った」

 

「ある意味私たちが死ぬかと思ったんだからね?」

 

「驚きでね・・・」

 

しばらくしてあっさりと目覚めたいつも通りのアルトに、ほっ、と安心したように息を吐きながら二人は苦笑いしていた。

 

「というか、アルトくんって泳げなかったんだ」

 

「アルくんって運動神経は悪くなかったから私も普通に泳げるかなって思ってたよ」

 

「・・・俺も、知らなかった」

 

アルトの言葉に、え?と驚きを示す二人。

 

「今日泳いだのが初めて。いつもは、俺が入るとみんな怖がるせいで無理だった」

 

「あ、もしかして見学だった理由って・・・?」

 

「そう、授業にならない。・・・興味がなかったのもある」

 

「そんな理由だったんだね・・・でも、アルくん泳げるって言ってたのはなんで?」

 

「泳げると思った」

 

「えぇ・・・?」

 

まさかの返答に、未来は驚愕するのではなく、困惑するしかなかった。

 

「迷惑掛けたのは、悪い。すまなかった。俺はここにいるから、二人で遊んでたらいい」

 

自分で設立したパラソルの下に居るとアルトが言う。

 

「ダメだよ」

 

しかし、そんなアルトの言葉を響が否定した。

 

「何故だ」

 

「響の言う通り。せっかく来たんだからアルくんも楽しまないと。泳げないなら私たちが手伝うし、ね?」

 

「・・・」

 

「それとも、アルトくんは嫌?」

 

「・・・任せる」

 

頑なしに連れて行こうとする響と未来に、何処か諦めの雰囲気を出しながらいつもの返事をする。

 

「じゃあ泳げるように頑張ろ!」

 

「そうだね」

 

「分かった」

 

響の言葉に未来は頷き、アルトは少し頷いた---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん、いい感じだね」

 

あれから時間が経ち、交互に響と未来が手を引っ張って泳ぐ練習をしていた。

今は未来が手を引いていて、ちょうど終わったところらしい。

 

「もう一人で行けそうかな?」

 

「手を引いた感じ、大丈夫だとは思うけど」

 

「・・・ああ。だいたいわかった」

 

響と未来の言葉にアルトは感覚を掴んだ、とでも言うように頷いた。

 

「私たちは見てるから、とりあえず泳いでみよっか」

 

「見た感じ問題なさそうだけどねッ!」

 

「ああ」

 

こくり、とアルトが頷くと、泳ぐ準備をする。

そして、自分のタイミングで顔を水面に付け、体を沈める。両手を前に広げ、船でも漕ぐような感覚で体が動き出した。

彼が泳いでる方法は、左右対称で手を胸の前で掻き、足を後方に一蹴りという動作を繰り返す---『平泳ぎ』と呼ばれる泳ぎ方だった。

アルトはその動作を何度も繰り返し、途中で両手で交互に水をかき、両足を交互に上下に動かす泳ぎ方---『クロール』と呼ばれる泳ぎ方に変えたり、両腕は同時に前後に動かし、両脚は同時に上下に動かして泳ぐ。腕、脚ともに、交互に動かしてはならない泳ぎ方---『バタフライ』など。

様々な泳法へと変え、響と未来たちの元へ戻っていた。

 

「終わった」

 

「アルトくん凄い! もう出来るようになってる!」

 

「あっさりとマスターしちゃったね。合格だよ」

 

まるで自分のように喜ぶ響と、優しく微笑みかける未来。

 

「たぶん、二人のお陰。・・・感謝しておく」

 

そんな二人に、アルトは無表情ながらも、少し言葉を考えたような動作の後にそう答えた。

 

「えへへ。どういたしまして!」

 

「どういたしまして。でも、アルくんの努力の成果でもあるんだよ?」

 

「・・・そうしとく」

 

流石に体力を使ったからか、言葉を返しながらも地上へとアルトは上がる。

 

「ちょっと休む」

 

「うん、体しっかり休めてね」

 

「ああ」

 

「未来、私たちは競走だー!」

 

「はいはい、ちょっと待ってね」

 

そう言って、響と未来はアルトから離れていく。

二人が泳ぐのを見届けたアルトは、砂浜に座って周りをぼんやりと見つめる。

 

「・・・・・・」

 

それは、さっきと変わらない景色。

しかしながらも、優しさ、幸せ、愛情---基本的に、負の感情ではなく、正の感情で溢れている。

それはまるで---

 

「・・・()()()()

 

不思議と、そう言葉を紡いでいた。

 

「アルトくん?」

 

そんなことをしていると、いつの間にか終えたのか、泳いでいたために髪と体を水で濡らしながらも響と未来はアルトの近くに戻ってきていた。

 

「・・・いや、思い(ふけ)っていたらしい」

 

それに気づいたアルトは立ち上がって砂を叩く。

 

「そっか」

 

「何か悩み事?」

 

「そういうわけでは、ない」

 

未来の言葉にそう返しつつ、しばらく休むらしいために設立したパラソルのところで三人は休むことにした。

 

「そういえば---」

 

ブルーシートに腰を降ろした響がふと、アルトの体をじーっと見つめていた。

 

「・・・?」

 

「どうしたの?」

 

アルトは首を傾げ、未来もどうしたのかと聞いていた。

 

「う、ううん。そのぉ・・・色々とアルトくんの体って男の子って感じがするなぁって」

 

「・・・は?」

 

何言ってるんだこいつ---見たいな雰囲気を出しつつマジトーンなアルト。

 

「え、ええと響? どういう意味で---」

 

響の言葉が言葉だったせいか、顔を赤める未来。

 

「へっ? あっ!? ち、違うからね! 変な意味じゃないから!」

 

自分の言葉を思い返して顔を赤くしながら慌てる響。

まさにカオスだった。

 

「わ、私が言いたかったのは変な意味でじゃなくて! さっきの言葉だったらそう聞こえてもおかしくないと思うけど、そういう目的のために見つめたり言葉にしたわけじゃなくて確かに他の男の子よりも全然安心出来るし優しかったり見た目的にも行動的にもかっこいいなとも思うし一緒に居て楽しかったりとかはするけどそれを言いたかったわけじゃ---」

 

ぐるぐると目を回しながら混乱したように早口で捲し立てる響。言わなくていいことまで言っていた。

 

「落ち着け」

 

そして、何故か言われている本人が異常に落ち着いているという状況が完成している。

 

「そ、そうだよ響。アルくんの言う通り落ち着いて。混乱しちゃってるから・・・言う必要のないことまで言っちゃってるよ」

 

「あうう・・・」

 

二人の言葉で、さらに顔を真っ赤にした響だった---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、どういうことなの?」

 

「う、うん。私が言いたかったのはアルトくんって筋肉もしっかりあるし手だって女の子みたいに柔らかい訳じゃなくて、男らしいから・・・」

 

少し時間が経ち、ひとまず落ち着いた響は、言いたかったことを言った。

 

「あ、確かに。アルくんって部活やスポーツしてるわけじゃないのにだらしない体じゃないというか・・・引き締まってるって言うのかな?」

 

「そう! それが言いたかったんだ」

 

「・・・?」

 

実際に、アルトの体は中学生と考えると引き締まっていて、それでいて筋肉がたくさんついてるわけでもあまりないわけでもなく・・・万人受けしそうな体なのである。

中にはもっと鍛えた方がかっこいい、もっとだらしない方がいい、という人も居るかもしれないが一部の人だけであろう。

なお、当の本人は首を傾げて分かっていなかった。

 

「アルくんって鍛えてる?」

 

「・・・ある程度、力は付けるつもりだった」

 

何処か別の方を見て、アルトはそう呟く。

 

「ええと・・・踏み込まない方が良かった?」

 

「いや、ただ---()()()()()()()

 

「え?」

 

おずおず、と聞いた響にアルトは小声で呟いた。

聞こえなかったからか、響と未来は互いに顔を見合わせて首を傾げた。

 

「なんでもない。ただやることがなかったからだ」

 

「アルくんのお家、ゲームとかそういうの全然なかったもんね・・・ほとんど私たちの荷物になっちゃってるし」

 

「確かに! アルトくんの家に最初に行った時は驚いたなぁ」

 

「・・・そうか?」

 

思い出したかのように言う未来と響は苦笑いする。

 

「「そうだよ(からね)!?」」

 

思わず、自覚無しのアルトに二人して突っ込んでいた。

 

「・・・最近はちゃんとある」

 

「私たちが言ってからだよね、自分の荷物増えたの。それでも少ないけど・・・私生活に使うものばっかりじゃない」

 

「携帯だって結構最近だったもんね・・・」

 

「・・・・・・」

 

何も言えなくなったのか、アルトは無言となった---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は夕方。さっきまでたくさん居たはずなのに、今はもう人が少ない。しかしながらも、砂浜から見る夕陽は普段とは違う美しさをあった。

夕陽の影響か、海も色の()せた鈍い光沢を放つからだろう。

 

そんな中、既に着替えを終え、一瞥(いちべつ)したアルトは片付けに入っていた。

あれから時間がある限り遊び尽くしたため、今は帰るための準備中だ。

 

「アルトくん! 手伝うことあるっ?」

 

声が聞こえた方をアルトが向くと、私服に着替えた響は走って聞いてきて、未来はこちらに歩いて向かってきていた。

 

「いや、問題ない」

 

あれだけ遊んだのに全く疲労を見せずに明るく、元気に言う響に、アルトは体力バカか?と密かに思いつつも、作業を片付ける。

 

「そう?何か出来ることなら言ってね!」

 

「・・・はあ」

 

「なんでため息!?」

 

アルトは、今日何度目かのため息を吐く。

 

「どうしたの?」

 

すると、未来がいつの間にか傍に来ていた。

 

「・・・いや、こいつの明るさには着いていけないと思った」

 

「あはは。アルくんとは真逆だもんね・・・響は凄く明るいけどアルくんは暗いというよりは冷静というか・・・平静(へいせい)?」

 

「分からない。だけど・・・こいつはまるで---」

 

アルトが言葉を区切り、()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()

 

そして、そう呟く。

 

「へっ? なんで太陽? 私太陽じゃないよ?」

 

「・・・それくらい明るいってことだ。あの光り輝く太陽と同じくらい」

 

「例えってことだね。響にはちょうどいいかも。私たちにとってもそう思えるし」

 

理解出来てない響に、説明するアルトと未来。

 

「そっか。私は太陽かぁ・・・じゃあ---」

 

「・・・?」

 

「響?」

 

何処か考えるように響がうーん、と唸りながら顔を上に向ける。

そんな響の様子を見たアルトと未来は不思議そうに見つめる。・・・片方は雰囲気だけしか感じ取れないが。

 

()()()()()()()だね!」

 

「えっ!? 私?」

 

「うん! 私とアルトくんの居場所って感じかな? とても暖かい帰る場所!」

 

響の言葉に未来は驚きを表す。

そんな未来に対して、響は説明した。

 

「陽だまりと太陽。まるでセット。・・・それこそ陽だまりを照らす太陽、か」

 

その言葉を聞いてか、アルトが呟く。

 

「なるほど・・・私たちにとって響は太陽、二人にとって私は陽だまりなんだ」

 

「私はそう思うよ? アルトくんはどう思う?」

 

「ああ・・・別に、いいんじゃないか。(かげ)りを消すという意味でも、二人にはピッタリだ」

 

いつも通りにアルトはぶっきらぼうにそう答える。

 

「でもそれだとアルくんはどうなるんだろ?」

 

「うーん、何かあるかな・・・ピッタリな言葉」

 

「・・・別に要らない」

 

終わりかと思ってたのか、悩む二人に何処か無表情なのにも関わらず、呆れたような様子を見せる。

 

「ダメだよ。アルくんだけ省くなんて出来ないもん。それは私怒るよ?」

 

「未来の言う通りだよ!アルトくんも大切な幼馴染で友達だからね。それに、最初に私のこと太陽って言ったのはアルトくんだから最後まで聞かなきゃダメ」

 

今にも怒りそうな雰囲気を感じ取ったのか、アルトは諦めたようにため息を吐く。

 

「何かあるかな・・・あ、月とか?」

 

「アルトくんには別のが良いと思うけど・・・海、は違うし---」

 

「・・・・・・」

 

悩む二人にどうすればいいのか分からず、無言となるアルト。

 

「うーん。やっぱりアルくんは・・・」

 

「アレしかないよね」

 

同じ考えに至ったのか、響と未来がそう言っていた。

 

「・・・付けるなら早くしてくれ。なんでもいい」

 

早く帰りたいのか、そんなことを言う。

 

「響も同じ?」

 

「多分! イメージとしてはピッタリだからね」

 

「じゃあ同時に言おっか」

 

「うんっ!」

 

そんなアルトの言葉を聞いてるのか聞いてないのか、響と未来はそう言っていた。

 

「それじゃあ、一緒に。アルくんは---」

 

「うん。アルトくんは---」

 

「・・・・・・」

 

アルトは無言でやっとか、と言ったような雰囲気を出しつつも、素直に聞くことにしたらしい。

 

「「()()、かな(だね)!」」

 

「・・・えっ」

 

予想外過ぎた言葉に、呆気に取られるアルトだった---

 

 

 

 





○アルト(本名不明)
百合の間に挟まった無感情無表情のやべーやつ。百合至上主義者に出会ったら間違いなく殺される(アルトが殺されるとは言っていない)
実は泳げなかった。頭は今からでも高校入学出来るほどクソ良いけど実は常識など以外何も分からないポンコツ。
何気に毎話響にため息吐いてるかもしれない。
体は引き締まってるらしい。

○立花響
お人好しのバカで太陽。でも趣味が人助けのやべーやつ。アルトに逆に助けられたり、アルトと未来を色々と困らせてる。
でも可愛い。
アルトがどう思ってるかはアルトが感情がないために雰囲気で判断してる。
ほんへでも言ってる通り、未来と同じくらいアルトを大切に思ってる。
愛は重たいと思う。
次から()()の予定なので作者はもうこの子書きたくない

○小日向未来
嘘を見抜けるやべーやつで陽だまり。
なお、アルトと響に対してしか対応してない。たまにガチで心読む。
同じく、アルトに対しては雰囲気で判断してる。
怒るとめっちゃ怖い。愛も重い。だけど可愛い。
既に母性を感じる。
スカート付きのワンピースは似合うと思った。作者が(水着のことに無駄に詳しくなったし調べてたため)投稿間に合わなかった原因(自業自得)


アンケートはそろそろ閉じるかも。滅亡迅雷netに接続してる人多いから(現在57人)分のマギアでも出してやろうかと思った

追記 仮面ライダーとウルギャラで情報量多すぎて死にそうでした、まる

アズ

  • 出そう!
  • 出さないでええやろ
  • アーク様最高
  • 滅亡迅雷netに接続・・・
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