無敵の超能力者が異世界から来るそうですよ?   作:フォルテピアノ

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~前回までのあらすじ~
I'll be back


Ψ能を知る時

「おんしらが望むのは"挑戦"か―――もしくは"決闘"か?」

 

その言葉を聞いた刹那、僕らの世界は激変した。

 

黄金色の草原、白い地平線を覗く丘、森林の湖畔…

 

様々な風景が脳内を駆け巡り、足元から飲み込んで行く。

そして流転が終わり、瞼を開いた先にあったのは

 

 

「なっ……!?」

 

余りの異常さに全員が息を飲まざるおえなかった。

 

白い雪原と凍る湖畔―――そして、水平に太陽が廻る世界がそこに存在したからだ。

 

箱庭に召喚された時の感覚とは比べようもない。

星一つ、世界を一つ生み出したかのような奇跡の顕現。

 

 

「今一度名乗り直し、問おうかの。私は"白き夜の魔王"―――太陽と白夜の星霊・白夜叉。おんしらが望むのは、試練への"挑戦"か?それとも対等な"決闘"か?」

 

 

……この奇跡を目の当たりにして、僕はようやく納得した。

この白夜叉と呼ばれる人物が"与える側"の存在であることを。

 

そして、幾ら万能に近い超能力を有している僕でも、あくまで"与えられた側"にすぎない、ということを。

 

 

「水平に廻る太陽と……そうか、"白夜"と"夜叉"。あの水平に廻る太陽やこの土地は、お前を表現してるってことか」

「如何にも。この白夜の湖畔と雪原。永遠に世界を薄明に照らす太陽こそ、私がもつゲーム盤の一つだ」

「これだけ莫大な土地が、ただのゲーム盤………!?」

 

畳み掛けるように明かされる真実に久遠さんが絶句する。

 

どこまでも続いていそうなこの世界が"ただのゲーム盤"にしかすぎないという事実に頭を揺さぶられる。

 

例え神になれる力があっても、僕には世界を作る力―――ましてやゲーム盤感覚で作れる力など存在しない

 

 

敵わない

 

 

生まれて生きてきて16年間、初めて純粋にそう思える人物がそこには存在した。

 

 

「して、おんしらの返答は?"挑戦"であるならば、手慰み程度に遊んでやる。――だがしかし、"決闘"を望むなら話は別。魔王として、命と誇りの限り闘おうではないか」

 

それは魔王としての余裕。格下の者たちと遊んでやろうという誘いであった。

その風格にあの十六夜ですら返答出来ずに立ち尽くす。

 

―――静寂の後、僕らが出した答えはあまりにも賢明だった。

 

「参った。やられたよ、降参だ。白夜叉」

「ふむ?それは決闘ではなく、試練を受けるということかの?」

「ああ。これだけのゲーム盤を用意出来るんだからな。アンタには資格がある。――いいぜ。今回は黙って試されてやるよ(・・・・・・・・・・・・・)、魔王様」

 

…やれやれ、ここまで見せつけられてもその態度を崩さないお前をいっそ尊敬する。

白夜叉もその不遜な態度を気に入ったのか大声で笑い飛ばした、

 

「く、くく……して、他の童達も同じか?」

 

「……ええ。私も、試されてあげてもいいわ」

「右に同じ」

 

君たちもか。つくづく大胆だと思う

 

だがその心意気までは嫌いじゃない。

 

だから僕も、ここはこいつらに習って試されてやる(・・・・・・)とするか。

 

 

「も、もう!お互いにもう少し相手を選んでください!"階層支配者"に喧嘩を売る新人と、新人に売られた喧嘩を買う"階層支配者"なんて、冗談にしても寒すぎます!それに白夜叉様が魔王だったのは、もう何千年も前の話じゃないですか!!」

「何?じゃあ元・魔王様ってことか?」

「はてさて、どうだったかな?」

 

白夜叉は気にすることなくケラケラと笑っていた。

 

その時、彼方にある山脈から甲高い叫び声が聞こえた。

獣とも、野鳥とも思える鳴き声だ。

 

「何、今の鳴き声。初めて聞いた」

「ふむ、あやつか。おんしら四人を試すには打って付けかもしれんの」

 

そう言って白夜叉が山脈の方に手招きすると、巨大な獣が翼を広げて滑空し、風の如く僕らの元に現れた。

 

「グリフォン……嘘、本物!?」

 

春日部さんが驚くのも無理はない。

鷲の翼に獅子の下半身を持つそれは、空想上でしか見た事のないグリフォンそのものだ。

 

「フフン、如何にも。あやつこそ鳥の王にして獣の王。"力""知恵""勇気"の全てを備えたギフトゲームを代表する獣だ」

 

やはり、空想上と実物は威厳が違う。

白夜叉に頭を垂れるグリフォンはまさしく気高き獣と呼ぶに相応しかった。

 

「さて、肝心の試練だがの。おんしら四人とこのグリフォンで"力""知恵""勇気"の何れかを比べ合い、背に跨って湖畔を舞う事が出来ればクリア、という事にしようか」

 

白夜叉が双女神の紋が入ったカードを取り出す。すると虚空から輝く羊皮紙が現れた。

 

「ギフトゲーム名"鷲獅子の手綱"

 

・プレイヤー一覧

逆廻 十六夜

久遠 飛鳥

春日部 耀

斉木 楠雄

 

・クリア条件

グリフォンの背に跨り、湖畔を舞う。

 

・クリア方法

"力""知恵""勇気"の何れかでグリフォンに認められる。

 

・敗北条件

降参か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。

 

宣誓

上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。

"サウザンドアイズ"印」

 

「私がやる」

 

はやっ

 

『お、お嬢……大丈夫か?なんや獅子の旦那より遥かに恐そうやしデカイけど』

「大丈夫、問題ない」

「ふむ。自信があるようだが、コレは結構な難物だぞ?失敗すれば大怪我では済まんが」

「大丈夫、問題ない」

 

どうやら頑として譲らないらしい。春日部さんの瞳がメラメラと燃えているのを見るに、やる気は申し分無いようだ

 

「OK、先手は譲ってやる。失敗するなよ」

「気を付けてね、春日部さん」

「うん、頑張る」

 

頷き、グリフォンへ駆け寄ろうとする春日部さんに、僕は待ったをかけた。

 

「……どうしたの?」

 

どうしたのも何も、君は今半袖じゃないか。

このゲーム盤は白夜の地。そして白夜が起こるのは北欧などといった極寒の地だ。興奮してる所悪いが、今めちゃくちゃ寒いぞ。

 

「大丈夫、問題ない」

 

・・・やれやれ

 

出鼻を挫いて確かに悪かったな。

だが君がいくら寒さに強くてもグリフォンのあの速度からして、その服装じゃ辿り着く前に凍え死にしそうだ。

 

と言うわけで、一番良い装備を持っていけ。

 

「……これって」

 

なんて事はない。一見、僕がいつも着ているPK学園の学ランの上着だ。

だが、今は超能力で耐寒性を強化している特別品である。勿論、その事は言わないが

 

これを着て、凍え死なずにちゃんと戻って来いよ

 

「…………ありがとう」

 

小さな声で彼女はお礼を言うと、それを着てグリフォンの元へと駆け寄っていった。

 

「ムフフ、おんしも隅におけぬのう」

『兄ちゃん!!うちのお嬢に手を出したら許さんでー!!!フシャーー!!』

 

ああもう外野うっさい。

 

 

**

 

結論から言うと、彼女はギフトゲームを難なくクリアした。

だが、そのクリア方法は僕らの予想を遥かに上回るものであった。

 

誇りを何より大事とするグリフォンに、彼女は誇りをかけて勝負をしようと持ちかけた。

当然、グリフォンが誇りを賭ける対価を要求して来たのだが、彼女は命を賭けると即答したのだ。

 

グリフォンの言葉をテレパシーで拾っている僕とは対照的に、突然出て来たこの言葉に黒ウサギや久遠さんは大層慌てた。そのまま春日部さんを止めに行こうとするものだから、僕、十六夜、白夜叉の三人がかりで押さえ込んだのだが。

 

その覚悟を認め、背に跨るよう言われた春日部さんは、これから命を賭けるというのに何処か満足そうな顔をしていたのだった。

 

 

飛翔したグリフォンは瞬く間に山脈を越えて見えなくなった。

千里眼を使えば春日部さんの様子を見ることが出来るのだが、いかんせん発動中は寄り目になってしまう特徴がある。今、この真剣な場面で流石に一人変顔になる事は出来なかった。少し歯痒い

 

 

やがて彼女は振り落とされることなく、グリフォンと共に山脈を越えて戻ってきた。グリフォンは負けじと最後の勝負をかける。

 

 

湖畔の中心に差し掛かり、彼女の勝利が決定された瞬間だった。

 

 

『何!?』

「春日部さん!?」

 

グリフォンと久遠さんの驚愕の声が重なった。

なんと春日部さんは手綱を離してグリフォンから飛び降りたのだ。またしても慌てて春日部さんを助けようとする黒ウサギを十六夜が静止させる。

 

そして、春日部さんが見せた"奇跡"に全員が息を飲んだ

 

 

なんと彼女は不慣れながらも飛翔し、湖畔の上を滑るように戻ってきたのだ。

 

「やっぱりな。お前のギフトって、他の生き物の特性を手に入れる類だったんだな」

「……違う。これは友達になった証。けど、いつから知ってたの?」

「ただの推測。お前、黒ウサギと出会った時に、"風上に立たれたら分かる"とか言ってたろ。そんな芸当はただの人間には出来ない。だから春日部のギフトは多種とコミュニケーションをとるわけじゃなく、多種のギフトを何らかの形で手にいれたんじゃないか……と推察したんだが、それだけじゃなさそうだな。あの速度で耐えられる生物は地球上にはいないだろうし?」

 

そうか。だから彼女は鋭い嗅覚を有していたりした、ということか。

そして、いくら僕の服を着ていたからとはいえ、あの速度に耐える少女は流石に無理がある。

 

『お嬢!怪我はないか!?』

「うん、大丈夫。指がジンジンするだけ。それにこの服のお陰で寒くなかったよ」

 

どうやら僕の学ランも役に立ってくれたらしい。彼女から学ランを返して貰っていると、白夜叉が感嘆の声で春日部さんに話しかけた。

 

「いやはや大したものだ。このゲームはおんしの勝利だの。……ところで、おんしの持つギフトだが。それは先天性か?」

「違う。父さんに貰った木彫りのお陰で話せるようになったの」

「木彫り?」

 

首を傾げる白夜叉に、三毛猫が春日部さんの父は彫刻家で、その作品で三毛猫たちといった生物と話が出来ているのだと教えてくれた。

 

見せて欲しいと白夜叉に頼まれ、春日部さんが素直にペンダントにした丸い木彫りを渡すと、白夜叉はそれをじっと見つめ、急に顔を顰めた。

僕らも隣から木彫りを覗き込む。

 

複雑な模様をしたそれは、十六夜曰く系統樹と呼ばれる物らしい。

 

白夜叉の説明は長すぎたので詳しくは割愛するが、とにかく春日部さんの父の芸術的センスが織りなした作品であり、神代の天才と呼ぶに相応しい出来であるということだとか。

 

「で、これはどんな力を持ったギフトなんだ?」

「それは分からん。今分かっとるのは異種族と会話ができるのと、友になった種から特有のギフトを貰えるということぐらいだ。これ以上詳しく知りたいのなら店の鑑定士に頼むしかない。それも上層に住む者でなければ鑑定は不可能だろう」

「え?白夜叉様でも鑑定出来ないのですか?今日は鑑定をお願いしたかったのですけど」

「よ、よりにもよってギフト鑑定か。専門外どころか無関係なのもいいところなのだがの」

 

おいコラ黒ウサギ

 

 

………全く、僕の超能力も鑑定してもらえば、もしかしたら今より力を制御させる方法がわかると思って期待していたのに。とんだ無駄足だ

 

「どれどれ……ふむふむ……うむ、四人ともに素養が高いのは分かる。しかしこれではなんとも言えんな。おんしらは自分のギフトの力をどの程度に把握している?」

 

「企業秘密」

「右に同じ」

「以下同文」

 

使いにくいクソとだけ

 

「うおおおおい!?いやまあ、仮にも対戦相手だったものにギフトを教えるのが怖いのは分かるが……そしておんしは思いっきりギフトを貶しておるが……」

 

当たり前だ。こんな能力、正直いらなかったと思うくらいだ。

 

「あら、でも昼間のガルドの件では素晴らしかったじゃない?」

「……それに、黒ウサギとのゲームの時とか」

「ああ、それな。結局お前のギフトってなんなんだよ?」

 

口々に三人が言うのを興味深そうに白夜叉が見つめた。

 

「……ほお。何があったかは知らんが、おんしも相当なギフトを持っているらしいのう」

 

ふむふむ、と頷いた後に突如妙案が浮かんだのか白夜叉がニヤリと笑った。

 

「何にせよ"主催者"として、星霊のはしくれとして、試練をクリアしたおんしらには"恩恵"を与えねばならん。ちょいと贅沢な代物だが、コミュニティ復興の前祝いとしては丁度良かろう」

 

そう言って白夜叉がパンパンと柏手を打つ。すると僕らの目前には光り輝く四枚のカードが現れていた。

 

カードにはそれぞれの名前と、体に宿るギフトを表すネームが記されている。

 

 

コバルトブルーのカードに逆廻十六夜・ギフトネーム"正体不明(コード・アンノウン)"

 

ワインレッドのカードに久遠飛鳥・ギフトネーム"威光"

 

パールエメラルドのカードに春日部耀・ギフトネーム"生命の目録""ノーフォーマー"

 

 

そして、僕のフィエスタローズのカードには、ギフトネーム"無限の超能力"が刻まれていた。

 

 

………こいつ、まさか超能力の数が多すぎて説明を投げたんじゃないだろうな?

 

 

 

黒ウサギが興奮した様子で僕らのカードを覗き込んだ。

 

「ギフトカード!」

「お中元?」

「お歳暮?」

「お年玉?」

株主優待券か?

 

「ち、違います!というかなんで皆さんそんなに息が合ってるのです!?このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる超高価なカードですよ!耀さんの"生命の目録"だって収納可能で、それも好きな時に顕現できるのですよ!」

「つまり素敵アイテムってことでオッケーか?」

「だからなんで適当に聞き流すんですか!あーもうそうです、超素敵アイテムなんです!」

 

ついに黒ウサギが投げやりになったな。寧ろこの問題児軍団の中じゃそれくらいが丁度良いんじゃないか?

 

「我らの双女神紋のように、本来はコミュニティの名と旗印も記されるのだが、おんしらは"ノーネーム"だからの。少々味気ない絵になっているが、文句は黒ウサギに言ってくれ」

「ふぅん……もしかして水樹って奴も収納できるのか?」

 

そう言って十六夜が水樹にカードを向けると、水樹はたちまち光の粒子となってカードに呑み込まれてしまった。見ると十六夜のカードは溢れるほどの水を生み出す樹の絵が差し込まれている。

 

「そのギフトカードは、正式名称を"ラプラスの紙片"、即ち全知の一端だ。そこに刻まれるギフトネームとはおんしらの魂と繋がった"恩恵"の名称。鑑定は出来ずともそれを見れば大体のギフトの正体が分かるというもの」

「へえ?じゃあ俺のはレアケースなわけだ?」

 

十六夜の言葉に疑問を持った白夜叉がカードを覗き込む。その後、驚愕の表情を浮かべた。

 

「"正体不明(コード・アンノウン)"だと………?いいやありえん、全知である"ラプラスの紙片"がエラーを起こすはずなど」

「何にせよ、鑑定は出来なかったてことだろ。俺的にはこの方がありがたいさ」

 

そう言ってヤハハと笑う十六夜。白夜叉から睨みつけられているというのに微動だにしない。

 

…しかし、こいつが僕に負けず劣らず異常ということはわかったものの、白夜叉は何故こんなにも驚いているんだ?

 

疑問を持った僕の脳内に白夜叉の心の声が聞こえてくる

 

(…この童、蛇神を倒したということは強大な力を持っているのは確か。しかし、"ラプラスの紙片"ほどのギフトが正常に機能しないとはどういう……)

 

そこまで来て、突如白夜叉の表情が変わった

 

(ギフトを無効化した……?いや、それはない。強大な奇跡を持つ者が奇跡を打ち消すギフトを持つなど矛盾しておる。それならまだ"ラプラスの紙片"がエラーを起こしたと考えるのが普通か)

 

全知のギフトカードを否定するほど、奴の能力はデタラメ、か……

……本当に何者なんだ。逆廻十六夜

 

 

 

「それで、斉木のギフトはなんなんだよ?いい加減教えてくれって!」

 

僕が白夜叉の心の声に夢中になっていると、横から風の如く十六夜がカードを奪って行った。

 

……って、おい!!

 

「"無限の超能力"ねぇ……。お前、超能力が使えんのか?」

「……超能力?」

「ほほう、ちょっと私にも見せてくれ」

 

十六夜の言葉に興味を示したのか、白夜叉が僕のカードを手にとった。

 

(ふむ、"正体不明"と違い、矛盾していることも無し。普通のギフトに見えるが…)

 

 

……良かった。自分でもデタラメだらけな力だと思ったが、どうやら一応普通であるらしい。

 

「超能力ということは、さっきガルドを押さえつけたのも超能力かしら?」

 

ああ、そうだな。

それはサイコキネシスというもので…

 

**

 

正直、これから箱庭に住むことになるなら、遅かれ早かれ自分の超能力はバレると思っていた。

 

元の世界で超能力を隠してきたのは『その世界において異常』だったからだ。

 

だが、修羅神仏が集い奇跡が当たり前であるこの箱庭において超能力は何の異常でもない。

勿論、十六夜の"正体不明"なんかは例外中の例外だが……ギフトをいくつも持つのが不自然で無ければ、僕は沢山超能力が使える程度の人間ということになるだろう。

そんな世界で無理して超能力を隠す意味がないのである。

……それに、隠すのは疲れる。

 

だからと言って見せびらかそうとする気もない。

従来通り、必要な時のみ用いて、具体的な超能力の説明は尋ねられた時にのみ答えるスタンスで行く。所謂"尋ねられなかったから言わなかった"という奴だ。

 

よし。この方針なら超能力に関する問題もなんとかなりそうだ

 

「サイコキネシスだな。念力で物を動かす超能力。…んじゃ、黒ウサギの時にやったアレは?」

 

それは透視と単純な瞬発力だ

 

「……さっき、服が凍りつかなかったのも」

 

それはちょっと複雑だな。説明は少し面倒臭いが……

 

 

こうして暫しの間、僕は十六夜たちへ超能力について簡単に説明をしていたのだった。

 

 

 

この時、僕は公に超能力の存在を言えたことから、少し気を抜いていたのかもしれない。

 

 

・・・だからだろうか。白夜叉が僕のギフトカードを見ながら顔を顰めていた事に、少しも気づく事が出来なかった。

 

 

 




斉木の恋愛観は原作通りなので、おそらくフラグは立たないし立たせない
超能力については隠さないものの、必要に応じて使い、そしてあまり公言しない形に落ち着きました。
斉木のギフトについての解説回は後日にやる予定です

次回は癒し回……?

【追記4/6】
千里眼あたりの描写を修正
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