バカと捻くれと召喚獣   作:Hira@コス

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遅くなってすみません
もう一つの作品でも言ったんですけど学年末試験などの関係で執筆の時間がありませんでした
続きは鋭意作成中なのでもう少し待ってもらえると助かります


六話

時は少し進み放課後ーーー

あの後俺や坂本は援軍として吉井達と合流し敵を下がらせ部隊の立て直しに入った

現在は補充試験などもある程度終わり放課後

 

「明久、よくやった」ニコパァ

「・・・雄二、校内放送聞いてた?」

「ああ、ばっちりな!」グッ

 

うわぁめちゃめちゃいい笑顔。サムズアップもしてるし吉井の不幸をおもいっきり楽しんでる

 

「そういや雄二、須川君知らない?」

「須川?もう少しで戻ってくると思うが・・・」

「うほッ!そっか、わかったよ・・・・・・・・・・ヤレル、ボクナラヤレル・・・!」

「殺るなっての」

 

吉井がマジでやばい顔してるぞ。しかも包丁と砂の詰まった靴下まで用意してる。須川が来たらすぐにでも殺りそうだ

 

「ちなみに、だが」

「なにか雄二がいてるが無視だ・・・そんなことより今の僕の最優先事項はーーー」ボソボソ

「あの放送を指示したのは俺だ」

「オマエカァァァァア!!!!」

「あ、船越先生」

「ちぃッ!」バタムッ

 

吉井が卓袱台を蹴散らしながら掃除用具入れに入る。てかこいつらは戦争中に何をしてるんだ・・・いや、この2人のやり取りは面白いしクラスメイトの緊張も収まるんだろうが・・・まあ戦争中にダラダラしてた俺が言えることでもないんだが

そう思いながらも坂本に声をかける

 

「おい、坂本。やるならそろそろじゃないか?」

「ん?ああ、そうだな。馬鹿は放っておいてそろそろ決着つけに行くか」

「そうじゃな。下校する生徒もちらほらと見え始めたし頃合いじゃろ」

「・・・・・・(コクコク)」

 

そう言いながら教室を出ていく。ほかのクラスメイトも気合を入れながら出ていく。どうやらモチベーションは高いようだな。

 

「あー、明久・・・船越先生がいるってのは嘘だ」

「逃がすか雄二ぃッ!!」

 

さて、この戦争も最終局面だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「下校している連中に上手く溶け込め!取り囲んで多対一の状況を作るんだ!」

 

廊下に坂本の声が響く。今は放課後になって少し時間が経ったくらい。廊下には下校するための生徒がたくさんいる。

戦争前にも言った通りクラス間には明確な成績差(戦力差)が存在する。Dクラスと一対一で戦うにはFクラスは点数が低く圧倒的に不利だ。そのためこうして他のクラスの生徒も多いことを利用し、多対一に持ち込む必要がある。

 

『『『Dクラス塚本、討ち取ったり!!』』』

 

クラスメイトの声が聞こえてくる。上手く敵を討ち取ることができているようだ

 

「比企谷」

「ん、了解」

 

そんなことを考えているうちに敵が来てしまったようだ。敵を引き付けるにはこうしてクラス代表も戦場に出てくるのが一番手っ取り早い。まあ代表が討ち取られてしまうとクラス自体が敗北になってしまうからクラス内最高成績で最高戦力とはいえ危険な手なんだが。

まあ、俺は代表の護衛としている以上その役割を果たさなければならない

 

「先生!Dクラス筒井がFクラス代表坂本雄二にーーー」

「Fクラス比企谷八幡が受けます」

「なっ!?」

 

そう、これが試召戦争のルールに明文化されてはいないが大事なことの一つ。

ルールにもある通り試召戦争では戦いを申し込まれた場合断る、無視をする、召喚獣を出さなかったりすると敵前逃亡として戦死となる。だがこのルールだけだと戦線離脱などをすることができず戦争が泥沼化してしまう。そのため召喚フィールド内にいる仲間が宣言すればかわりに戦うことができるようになっている。

・・・ってか相手の人驚いてるんだけど俺の存在感がなさ過ぎて気づいてなかったとかないよね?ルール忘れてただけだよね?

 

「では、召喚を許可します」

「「試獣召喚(サモン)っ!」」

 

足元に魔法陣が現れ、その中心から召喚獣が姿を現し始める。

少し明るめの黒色の大袖に海松色(みるいろ)の袴。その上から黒色のインバネスコートを羽織っており、首元には檀香色のマフラーを巻いている。

腰には日本刀を差しており、一言で言うと侍のような恰好をしている。

 

Fクラス 比企谷八幡

数学 92点

 

VS

 

Dクラス 筒井賢人

数学 94点

 

「!?Fクラスなのに点数が結構高い・・・?」

 

あら、驚いてらっしゃる。個人的には今回の数学はまあまあの出来だった。正直3桁は取れてると思ってたんだが凡ミスが多かったみたいだ。だが点数的にはひどいわけではないのでよしとする。

 

「いけっ!」

 

相手が剣を振りかぶりながら突進してくる。俺は振り下ろしてきた剣に対して刀を強くぶつけた。すると相手は一瞬よろめくのでその間に大きく下がって距離をとる。

現在俺と坂本の周りに他のDクラスの生徒はいない。それなら無理して倒しに行く必要はない。俺と相手の点数差はないに等しい。そんな中無理して倒しに行って逆にやられでもしたらFクラスは一気にピンチだ。

それに今回の作戦上俺が無理する必要は全くないのだ。なぜならーーー

 

「ちくしょう!あと一歩でDクラスを僕の手で落とせるのに!」

「何を言うかと思えば、彼氏クン。いくら防御が薄く見えても、さすがにFクラスの人間が近づいたら近衛部隊が来るに決まっているだろう?」

 

お、ちょうど吉井がDクラス代表のとこまで行けたみたいだな。てか吉井、彼氏クンって呼ばれてるがこれ船越先生のことだろ。めっちゃかわいそう。

 

「!今だ!!」

 

吉井に気を向けていると相手の筒井がまた距離を詰めて来た。相手は俺が他のことに気をとられていると思ったんだろうが敵が前にいるのに気を抜くわけがない。それにーーー

 

「不意打ちをするなら声を出さずにするべきだろ」

 

相手の剣を避ける。不意打ちが決まらなかったからか今回は攻撃後の隙が大きい。俺は素早く相手の腹を二回切った後相手の心臓に位置する場所に刀を突きさした。

 

Fクラス 比企谷八幡

数学 92点

 

VS

 

Dクラス 筒井賢人

数学 94点→78点→62点→DEAD

 

「ふぅ」

「そ、そんな・・・くそ・・・!」

「戦死者は補修!!!!」

 

無事戦闘を切り抜けることができた。あとは戦争の決着を待つだけだな。

 

「ま、近衛部隊がいなくてもお前じゃ無理だろうけど」

 

吉井の方を見てみるとDクラス代表(平賀だったか?)がフンッと鼻を鳴らして吉井を一瞥していた。だがな平賀、そうじゃないんだ。吉井はあくまで近衛部隊を引き付けるためのいわば囮みたいなものだ。本命はーーー

 

「それは同感。確かに僕には無理だろうね。だからーーー

 

 

 

 

 

 

姫路さん、よろしくね」

「・・・・・・・・・・は?」

 

平賀が『何を言ってるんだ、この馬鹿は?』といった顔をして吉井を見ている。

 

「あ、あの・・・・・・」

 

その平賀の後ろから姫路が申し訳なさそうに肩をたたいて声をかける。そう、今回の作戦はこれだ。廊下で乱戦に持ち込むことで平賀の周りの防御を薄くする。周りのいたるところに生徒がいるから特に代表は奇襲に注意しないといけなくなる。そんな中でFクラスの生徒が来ても相手の近衛兵はすぐに対応し、召喚獣を出すだろう。そこでノーマークの姫路が平賀に勝負を申し込む。Dクラス最高成績者と言っても学年トップクラスの姫路に勝つなんて相当難しい。普通なら近衛兵に任せて逃げる一択だろう。

だが今は乱戦、その上坂本が戦場に出てきているため戦力は分断され近衛兵は少なくなっている。しかも唯一残っていた近衛兵は吉井に釣られてしまった。このまま平賀に加勢すると敵前逃亡で戦死扱いとなる。

あとは姫路が平賀と一騎打ちをして勝てば俺たちの勝ちだ。

 

「え?あ、姫路さん。どうしたの?Aクラスはこの廊下は通らなかったと思うけど・・・」

 

いまだに平賀は現状を理解できていないようだ。周りにいるDクラスの生徒もポカンとしている。まあ姫路は成績優秀で有名人だからまさかFクラスにいるとは思わないだろう

 

「いえ、そうじゃなくて・・・・・・Fクラスの姫路瑞希です。えっと、よろしくお願いします」

「あ、こちらこそ」

「その・・・Dクラス平賀君に現代国語勝負を申し込みます」

「・・・はぁ。どうも」

「あの、えっと・・・・・・さ、試獣召喚(サモン)です」

 

Fクラス 姫路瑞希

現代国語 339点

 

VS

 

Dクラス 平賀源二

現代国語 129点

 

「え?あ、あれ?」

 

平賀は戸惑いながらも相対するが勝つのは無理だろう。姫路は平賀の2倍以上の点数を持っている。召喚獣の扱いに慣れてるわけでもないだろうしな

 

「ご、ごめんなさいっ」

 

姫路の召喚獣は背丈に対して倍以上もある大剣を持ちながらも素早い動きで相手に肉薄する。

相手の反撃も許さず平賀の召喚獣を文字通り一刀両断してこの戦いは決着した。




八幡の召喚獣の服装が分からない方はfgoの岡田以蔵を見てもらえれば

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