前回の続きになります。
それではどうぞ。
「……正しい機材も届いたし、気を取り直していくわ。みんな、楽器のセッティングはできた?」
あの後、なんとか正しい機材が届き、気を取り直して借りた機材を使って練習に入る。
「バッチリですっ!」
「わたしも……大丈夫です……」
「私も問題ありません」
「では始めるわ。どう音が変わるのか楽しみね」
楽器のセッティングも大丈夫そうなので、早速演奏を始める4人。
「(音が変わるのも、悪くないわね。宇田川さんも白金さんも、いい機材のチョイスだわ)」
「(うんうん、このハイハット、思った通りかも! ジャーン……って響くのがいい感じ♪)」
「(このシンセサイザー……いいかも……! わたしは、結構好きな音だけど……みんなの反応は……どうかな?)」
紗夜と燐子、あこの3人も自分が選んだ機材は当たりだなと演奏中思った……
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「……ふぅ。借りてきた機材は正解だったみたいね」
機材を借りての練習開始から1時間後。
友希那は機材を借りてみて正解だったと言った。
それを聞いたあこと燐子は良かった……と一安心。
「紗夜、今の演奏は悪くないわ。もっと音に強弱をつけると良くなると思う」
「はい」
「あこ、力任せに叩いては体力を消耗するだけよ。最後までベストな演奏ができるように、配分を考えながら叩いて」
「わかりましたっ!」
「燐子は、あこと音を合わせることを意識して」
「はい……!」
細かい部分は課題があるけど、全体的なまとまりは悪くないと3人に言う友希那。
「それにしても、今の紗夜さんのギター演奏は……こう……漆黒の闇より生まれし炎の
「うん、そうだね……」
「……湊さん、次の曲にいきませんか」
「……そうね」
あこが紗夜の演奏を自分なりに褒めてるつもりなのだが、反応なしだった……
幸いにも燐子は解っているようだが。
「ゆ、友希那さん! 今の友希那さんの歌は、現世によみがえりしネクロマンサーが闇の
「うん、すごくわかるよ、あこちゃん……」
「白金さん、宇田川さんはさっきから何を言っているの?」
さっぱり意味が分からないんだけど、と付け足しながら燐子に訊ねる紗夜。
「あこちゃんは……氷川さんの演奏と友希那さんの歌を……すごくほめてて……」
「そうなの? 宇田川さんが言ってること、私には外国語みたいに聞こえるわ」
理由を聞いて、あこが言ってることが、やっと分かった紗夜。
「紗夜、あこ、燐子。練習中よ! 無駄口叩くのはやめて」
「は、はい」
「「ごめんなさい……」」
友希那が練習中だと3人に注意する。
あこは盛り上げようと思っただけなのに……と内心思っていた。
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「(うう……ずっと叩いてたら、腕が重くなってきたなぁ……)」
「(痛っ……長時間弾いていたら肩こりが酷くなってきたわ……)」
「(……あっ、音間違えちゃった……)」
更に2時間後。
長時間の演奏で身体に違和感を感じたあこ、紗夜、燐子の3人。
「「「はぁ……」」」
「ちょっと、3人とも集中力が切れてきているわよ。ちゃんと曲に集中して」
「は、はい……」
「は~い……」
「はい……」
しかし今は練習中。
集中、集中と自分に言い聞かせる3人……
「(なんだか……空気が……)」
同時に燐子は、なんだかいつもと違って空気が重く感じるのであった……
読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。