月の少年と陽だまりの少女がいない1日   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第3話 つかの間の休息

「(キーが高い曲を続けて歌ったせいかしら? 少し高音が出にくくなってきたわ……)」

「(こころなしか、指の動きが悪くなってきたような……)」

「……」

「(なんだか音がずれること多くなってきたし、友希那さんもいつもの声の伸びがないし……)」

 

長時間の練習を続け、疲れが出てきた4人。

みんなパフォーマンス落ちてきてると思ったあこ。

 

「あ、あの! 友希那さん!」

「何?」

「そろそろ休憩にしませんかっ!? 時計、見てください!」

 

あこに言われ、スタジオに備えてある時計を見る友希那。

 

「あっ……結構時間経ってたわね。じゃあ、休憩にしましょうか」

「そうですね」

「はい……」

「「「「……」」」」

 

休憩する事にした4人……なのだが……

 

「(なんだか……静かだな……普段は……もっと休憩……賑やかなのに……)」

 

普段と違い、静かだなと燐子は思っていた。

いつもだったら、リサと悠里が何かしら話題を出してくれたから。

 

「あ、あの……」

「どうしたの?」

「良かったら……みんなで外のカフェに……行きませんか? のど渇きましたし……甘い物でも……」

「りんりん、ナイスアイディア~! 友希那さん、紗夜さん、みんなで行きましょうよ! ねっねっ!」

 

燐子の妙案を聞いたあこがナイスアイディアと言って、友希那と紗夜を誘う。

 

「どうしてもっていうなら……」

「湊さんがそういうなら……」

「決まりですね~! レッツゴ~!」

 

何はともあれ、4人は外のカフェに向かうのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「いらっしゃいませ~!」

 

外のカフェに着くと、受付に月島(つきしま)まりなが居た。

今日は彼女がカフェの当番なのだろうか?

 

「ん~、何頼もうかな~♪ あっ、今日のおすすめ、パイナップルジュースだって! おいしそう~」

「何にしようかな……」

 

今日のおすすめを見て、何を頼むか悩むあこと燐子。

 

「湊さんは何にします?」

「そうね……ここのソフトクリームはコクがあって美味しいとリサと悠里が言ってたわ」

「そうですか。では、私は……このいちごのソフトクリームをいただきましょうか」

「あっ、それも美味しそう~! うーん……悩むけど……あこはこっちのゴマソフトにしよーっと! 友希那さんとりんりんはどうする?」

「そうね……私はホットコーヒーと抹茶ソフトにするわ」

「わたしは……ホットミルクが……あればいいけど……なかったら……紫いもソフトにしようかな……」

「わかった! ちょっとまりなさんに聞いてみるねっ。まりなさーん!」

 

一通り決まったところで、あこは燐子が頼みたいホットミルクがあるかどうかを訊きに行った。

 

「みなさん、よくこのカフェには来るんですか?」

「私は偶に、くらいね。このカフェはスナック系も充実しているからいいわ。ドーナツとか、カリカリポテトが美味しいの」

「カリカリポテト……」

 

それを聞いて紗夜は今度頼んでみようかしらと思うのであった。

 

「わたしは……あこちゃんと……よく、来ます……練習の後に……一息つくのに……ぴったりだから……」

「そうなのね。私もまた来てみるわ」

 

そう話してると、あこが戻って来た。

 

「りんりん、お待たせっ! 今の時期はホットミルクはメニューにないみたいなんだけど、特別に作ってくれるって! どうする?」

「じゃあ、せっかくだから……ホットミルクと……紫いもソフト……どっちもお願いしようかな……」

「おっけー! じゃあ、あこがまとめて頼んできますね~!」

「ええ、よろしくね」

 

友希那がそう言うと、あこは注文しに行くのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「お待たせしました~! ソフトクリームは溶けやすいから、早く食べてね」

 

注文してから5分後。

まりなが頼んだ品を持ってきた。その後、ごゆっくり~と言いながら戻って行った。

 

「はーい! これが友希那さんのホットコーヒーと抹茶ソフトで、こっちが紗夜さんのいちごソフトでしょ……これはりんりんのホットミルクと紫いもソフトで、あとこれがあこのゴマソフト!」

 

それじゃあ、いただきますと言う4人。

 

「……あら、砂糖がないわ」

「あれ、友希那さんコーヒーにお砂糖いりますか?」

「ええ、あると嬉しいわ」

 

友希那がそう言うと、あこはすぐもらってきますねと言って、砂糖を取りに行った。

 

「このソフトクリーム、本当に美味しいですね! 今井さんと悠里さんが言っていた通りだわ」

「そうでしょう?」

 

紗夜もソフトクリームの美味しさにご満悦なようだ。

 

「友希那さん、お砂糖もらってきました~!」

「ありがとう」

「……(そういえば湊さん、コーヒーに砂糖をいっぱい入れるわね……)」

 

コーヒーに大量の砂糖……正確には角砂糖を入れるのを見て、首を傾げる紗夜。

 

「んん~、このゴマソフトすーーーーっごく美味しい! りんりんも食べてみて! はい、あーん!」

「あ、あーん……こ、これ……すごく、美味しい!」

「でっしょ~!? みんなで食べるともっと美味しく感じるよね! リサ姉とゆうりん来たら、感想伝えよ~っと!」

 

そう言いながら再びソフトクリームを食べるあこ。

 

「(……リサ、それに悠里も、まだ来ないわね。ここにいたらよかったのに)」

 

まだ来ない2人の事を思いながら、友希那は少しだけ寂しさを感じたのであった……




読んでいただきありがとうございます。
…ふと思ったんですけど、こういうカフェスペースって高そうなイメージがあるんですよね。
……バンドリの世界だと安いのかな? かな?
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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