和「暑〜〜〜」
紗和が椅子の上で足を広げて寛いでいる。
カツミ「あの、紗和さん...」
紗和「何?カツミくん?」
カツミ「失礼ながら、女性でその格好はどうかと...」
紗和は上半身下着姿であった。戦兎やカツミがいるにもかかわらずである。
紗和「仕方ないじゃん!だっていくら夏とはいえ、この暑さは異常よ!あちこちで熱中症で倒れたり水が全然足りないていうし...」
カツミ(水のクリスタルがあればな...)
戦兎「...紗和さんのいう通りだ。この熱気は自然現象にしては異常だ。あちこちでおかしな現象が起きてる」
そう言うと戦兎はPCモニターに道路の上で目玉焼きを焼いたり、外に出したアイスクリームが一瞬で溶ける映像を表示する。
紗和「挙句,一部の地域じゃ水が臭くなってるなんて聞くし...もう踏んだり蹴ったりよ」
カツミ「一体、どういう事なんだ?地球温暖化とは関係無いのか?」
戦兎「今、我夢さんが調べに行ってる」
...........
我夢「この暑さ、明らかに異常だ。何か、原因があるはずだ...」
PAL『我夢。上方より高熱反応を検知しました』
我夢の操縦するXIGファイターEXが周辺の空を調べている。
我夢「監視ドローンを射出しよう」
EXの下部から小型のプロペラが付いたドローンが射出されて上空へと向かう。ドローンからの映像が贈られる。
我夢「火の玉...?」
『我夢、気をつけて!こちらに向かっきます!」
すると、上から二つの火球が降ってくる。
我夢「うわっ!」
ファイターEXはギリギリで避ける。
...........
再び地上
ドガァァァァ!
「化物だぁぁー!」「逃げろー!」
突然、火の玉が舞い降りたと思うと、中から二体の怪人が現れて街で暴れていた。
「フシュウウウ...」
「ギギギ...」
一体はショッカーライダー、そしてもう一体はジャガーロードに似た姿をしていた。
ジャガー「ぐおお!」
ジャガーロードは炎を纏った弓矢を放つ。熱さで思うように動けない人々に向けられるが...
「おらぁぁぁぁ!」
ジャガーロード「グアッ⁉︎」
間一髪で仮面ライダーグリスが現れてキックでジャガーロードを吹っ飛ばした。
グリス「たくっ、ただでさえ熱いのに出てきやがって...うぉっ⁉︎」
拳に炎を纏ったショッカーライダーがパンチでグリスを襲う。
...........
PPP!
戦兎「我夢さんか?今、炎の玉から怪人が..」
我夢『ああ。当たりそうになったから知ってる。今、それの親玉らしき炎を追っている。どうやら怪獣みたいだ..』
カツミ「怪獣⁉︎分かりました!俺も向かいます!」
カツミはルーブジャイロを取り出す。
カツミ「纏うは土!琥珀の大地!」
『ウルトラマンロッソ!グランド!』
ロッソ「シュアッ!」
ロッソは空中へと飛び上がる。
...........
ショッカーライダー「ギギギ!」
ショッカーライダーは炎の拳でグリスを襲う。
グリス「くっ!」
グリスは相手の手首を掴んで止める。
ジャガーロード「グゥゥゥ....」
ジャガーロードは火炎をグリスに向けるが...
ドォン!ドォン!
ジャガーロード「ぐおっ⁉︎」
突如、銃撃がジャガーロードを怯ませる。
ビルド「苦戦してるみたいだな。一海」
ビルドがドリルクラッシャーガンモードを片手に呟く。
グリス「戦兎か。たくっ、このクソ暑い時に火を使う化け物まで出るなんてよ!泣きっ面に蜂だぜ」
ビルド「先ずは化け物どもを片付けるぞ。これ以上熱くならないためにもな!」
...........
空中
ロッソ「シュアッ!」
ロッソは空中に浮かぶ火の玉に対して構える。
ロッソ「くらえ!」
ロッソは岩石エネルギー弾を放ち、マガパンドンの炎を包もうとする。だが...
マガパンドン「クァァッ!クァァッ!」
マガパンドンを包む炎の勢いにより岩石エネルギー弾は燃え上がり、ロッソに撃ち返される。
ロッソ「グッ⁉︎」
ロッソは身構えて防御体制を取る。
キュイン!キュイン!
その時、光弾が放たれて岩を破壊した。
ガイア「大丈夫か?」
ロッソ「我夢さん!」
ロッソの前にガイアが現れる。
ロッソ「コイツがこの異常な熱さの原因ですか?」
ガイア「どうもそうらしい。さながら小さい太陽..というべき存在だ」
ロッソ「どうすれば、コイツを止められるんですか?」
ガイア「兎に角、色々やってみよう...デヤッ!」
ガイアはクァンタムストリームを放つがマガパンドンの炎に掻き消される。
ロッソ「なんて強烈な炎なんだ...!」
ドォン!ドォン!
マガパンドンの火の玉から火球が放たれて、2人はバリアで防ぐ。
.......
ビルド「タアッ!」
ビルドはドリルクラッシャーブレードモードでジャガーロードを攻撃するがあまり効いてない。
グリス「オラァッ!」
グリスも連続パンチをショッカーライダーに叩き込むが効果は薄い。
ジュウゥ...!
ビルド「何っ⁉︎」
グリス「熱っ!」
ドリルクラッシャーの先端が溶解し、グリスの拳が焦げる音がする。
グリス「コイツら...なんて熱さだよ!」
ビルド「接近戦は無理だな...」
すると、ショッカーライダーの口が開き、火炎放射を放つ。
ビルド「うおっ!」
ビルドは火炎放射を急いで回避し、ガトリングボトルを取り出してラビットガトリングにハーフチェンジして狙撃する。
ジャガーロード「ヌゥン!」
ジャガーロードは体表を炎で包み、弾丸を当たる直前に燃え上がらせて落下させる。
『シングルブレイク!』
グリス「くらえ!」
グリスはツインブレイカービームモードから光弾を放つが..
ショッカーライダー「グオオオ!」
ショッカーライダーは手から強烈な火炎弾を放ち、光弾を打ち消した。
グリス「ぐああっ!...くそっ、コイツらどんどん強くなっていきやがる!」
ビルド「まさか...」
ビルドはレフトアイを光らせて怪人達を分析し、上のマガパンドンを見る。
ビルド「そうか...奴らはあの怪獣の発する高熱を吸収して自分たちを強化しているんだ!」
グリス「上の奴をなんとかしなきゃどうにもならないて事か...」
しかし、上のガイアとロッソはマガパンドンの炎に手こずっている。
ジャガーロード「グオオオ!」
ショッカーライダー「グァァァッ!」
2体の怪人は炎を再び噴き出そうとするが
ブォォォン!
「「ぐわぁぁっ!?」」
突如、宙を浮かぶスライダーの様なものが突進して2体を吹っ飛ばした。そしてスライダーから何者かが飛び降りる。
ビルド「なんだ⁉︎」
スライダーから飛び降りた戦士は金色の身体に赤い目を持つ姿をしていた。そして輝く石が埋め込まれたベルトを付けている。
グリス「あいつも...仮面ライダーか?」
「......ハァァ.....!」
その戦士、仮面ライダーアギトは怪人たちに対して静かに構えた。
........
「グォォォォ!」
アギト「....」
爪を出して襲いかかるジャガーロードの攻撃をアギトは両手を巧みに使い次々に捌く。
ショッカーライダー「シャアッ!」
ショッカーライダーが回し蹴りを仕掛けてくるがそれも上手く紙一重で避ける。
アギト「........はあっ!」
その間にアギトは手刀にエネルギーを溜めて2体に振るう様に放った。
ジャガー・ショッカー「グアっ!」
二体は怯んで後退する。2体は反撃に炎を放つが...
アギト「!.....フン!」
アギトは青いボディのストームフォームにチェンジして風の双薙刀ストームハルバードを取り出す。
アギト「ハァァァッ!」
アギトがストームハルバードを振り回すと、強烈な突風が巻き起こり、怪人たちの炎を押し返す。
ビルド「風...アレなら...!」
.................
空中
マガパンドンの全身を覆う炎にロッソとガイアは中々攻められずにいる。
ロッソ「クソっ...水か風のクリスタルが有れば...」
PPP!
ビルド『2人とも、奴の炎を払うには強烈な風があればいけるかもしれない...!』
ガイア「風...そうか!」
ビルドからの通信を聞いてガイアは何かを思いつく。
ガイア「カツミ君、奴の頭上目掛けて火球を放ってくれ。同時に僕も冷気を放つ。
ロッソ「わ、分かりました!」
ガイアに言われたロッソはフレイムスフィアシュートの発射態勢に入る。
ロッソ「ハァァ...ヘアッ!」
ガイア「デヤッ!」
ロッソがフレイムスフィアシュートを放つと同時にガイアがガイアブリザードを放つ。熱気と冷気を纏った2人の技がマガパンドンの頭上でぶつかり合う。
ドガァァァァ!
マガパンドン「クァァッ⁉︎」
すると、2つの真逆のパワーがぶつかった事により水蒸気爆発が起こり、マガパンドンの炎を消しとばす。
ガイア「ダァッ!」
ロッソ「ヘアッ!」
ガイアがガイアスラッシュ、ロッソがストライクスフィアを放ち、マガパンドンに直撃してマガパンドンは落下する。
........................
ジャガーロード「ググっ...」
ショッカーライダー「がぁぁぁ...」
2体の怪人も身体から蒸気が上がり苦しみ始める。
ビルド「どうやら、奴らの力も弱まった様だな..!」
グリス「よくも好き勝手やってくれたな..反撃開始だオラァ!」
....................
一方、政府の研究所
所員A「所長、空に穴が!」
忍「何!?」
忍達は空に開いたワームホールを見る。その穴から水色の巨大な球体が現れ分離した小型の球体が大量に出現した。
忍「何だ⁉︎あの球体は...急いで氷室君と自衛隊に連絡を取れ!」
所員B「しょ、所長!球体が...」
球体は研究所の発電施設に取り憑き始めた。
そして融合していく。
「ギャアアアウウウ!」
叫び声とともにスフィア融合獣サンダーダランビアが誕生した。
「は、発電機が怪獣に...!」
忍「まずいぞ..あの球体を放っておけば怪獣がさらに増えるかもしれない...戦兎くん達に連絡を..!」
パリイィィン!
すると球体は研究所の窓を突き破り侵入してきた。球体は次々に研究員に襲いかかる。
「う、うわあああ!」
球体は研究員に取り付くとそのまま吸収してしまった。警備ガーディアンが応戦するも球体のビームで次々に破壊される。
忍「皆,先に逃げろ!このままでは全滅だ!」
「所長は?」
忍「私はホワイトパネルを..」
しかし,球体は忍達にも迫ってくる。
「オラァァァァ!」
その時,間一髪でガタックが肩のガタックバルカンを放ちながら現れた。
ガタック「大丈夫ですか⁉︎」
忍「加賀美君!私は大丈夫だ。それよりホワイトパネルを..」
ガタック「そうしたいのは山々だけど..コイツら多すぎる!」
ガタックは次々に現れるスフィアにバルカンを放つも忍達を庇うのが精一杯である。
サンダーダランビア「ギャアアウウウ!」
更に外のサンダーダランビアも合体ガーディアンを簡単に蹴散らし研究所に向かう。
忍「このままでは...」
その時,空から光球が現れてサンダーダランビアに体当たりし、サンダーダランビアは転倒する。そのまま光球は着地する。
忍「あの光はなんだ...?」
光球が人型に変形すると同時に光が放たれスフィアを消し去る。
「シュアッ!」
眩い光が収まると同時に、金色のプロテクターと赤と青,銀色の身体をした巨人が現れた。
ガタック「あれは、ウルトラマン⁉︎」
巨人はサンダーダランビアに対して構える。
サンダーダランビアは電撃を放つが巨人は片手で弾き逆に光弾を放つ。サンダーダランビアに直撃し怯む。
「ハッ!デヤッ!」
巨人は腕を十字にクロスして光線を放つ。
「ギャアアアッ!」
サンダーダランビアに直撃して爆発した。
.....
ガタック「強え...」
「所長、球体が...!」
忍「何⁈」
空を見上げると上空で待機ひていた一番大きな球体がワームホールを開き撤退していく。
「!...シュアッ!」
巨人もそれを追い、ワームホールへと入っていった。
............
一方、ロッソとビルド達は..
ガイア「行くぞ!オァァァ...デヤッ!」
ロッソ「ハァァ...シュアッ!」
ガイアとロッソはクァンタムストリームとフレイムスフィアシュートをマガパンドンに向かって同時に放つ。
ピィン!ウィィィーン...
しかし、その時、突如何者かが現れてバリアーを貼りマガパンドンを守った。
ガイア「何っ⁉︎」
ロッソ「なんだっ⁉︎」
「............」
ピロロロ...と電子音の様な音を鳴らしながら光ノ魔王獣マガゼットンが現れた。マガゼットンは自身とマガパンドンを転送し、そのまま消えた。
........................
一方、ビルドたちの方でも...
ギュイイイン...!
アギト「⁉︎」
ビルド「アレは...」
怪人たちの後方に黒い空間が現れて怪人達はその中に消えた。
一応、事件が一時収まり、戦兎達は変身解除する。
戦兎「貴方は...」
戦兎は目の前のアギトに話しかける。アギトの身体が光り、人間の姿に戻る。
「いやぁ...すいません。いきなり現れてビックリしましたよね...俺は津上翔一。通りすがりのコックです。なんてね。ハハッ」
青年はゆっくりとした口調で笑顔で語りかける。
一海「お前も...仮面ライダーか?」
翔一「仮面ライダー?...なんか昔そんな呼ばれ方もされましたけど..俺の変身した姿は『アギト』て呼ばれてます」
戦兎「アギト...?初めて聞くな...もしかして貴方も異世界から..」
カツミ「おーい、戦兎!」
向こうからカツミと我夢が走ってくる。
我夢「忍さん達から緊急連絡だ。ホワイトパネルを奪われかけたらしい」
戦兎「何だって⁉︎「
カツミ「戦兎、その人は...?」
戦兎「...一旦、アジトに戻るぞ。津上さんからも色々聞きたいしな」
マガパンドン「クァァッ....」
傷ついたマガパンドンを見つめる者がいる。
「........やれやれ...助けを入れなければやられてましたよ?」
フードの宇宙人が語りかけると、マガパンドンの姿が消えてチブルスパークを持ったクラウスが現れる。その手にはマガパンドンのスパークドールズが握られてる。
クラウス「ぐっ....」
「スパークドールズとマガタノオロチの細胞を利用して人工的に魔王獣を作り出す...貴方の計画は見事ですがこうウルトラ戦士や仮面ライダーにやられっぱなしでは考え直さなければなりません」
クラウス「ぐっ...貴方の協力には感謝している...しかし、好き勝手言われる筋合いは無い..!..貴方は何か考えがあるのか?」
「ええ...そこのマガゼットン...少し秘密がありましてね..」
マガゼットン「........................」
マガゼットンの背後には水色に光る球体が浮かんでいた。
........................
戦兎のアジト
戦兎「じゃあ...俺たちがこの頃戦っている亀やヒョウみたいな怪人は、貴方の世界にいたやつなのか?」
翔一「はい。アンノウンて言って、本来は超
能力者とか、俺みたいなアギトになれる人しか襲わないはずなんですけど...最近現れた連中は見境なく襲っていて..なんだかおかしいなて思っていたんですよ..」
加賀美「奴らはワームの擬態だ。人間に擬態する筈なのが他の怪人にもなれる様に強化されたらしい」
我夢「恐らく、何者かがそれぞれの世界の怪獣や怪人のデータを集めてワーム達の様な地球を狙う連中に提供しているんだと思う」
翔一「成る程。そういう事だったんですか...アンノウンがまた暴れ出したっていうから急いで帰国して戦っていたら、怪獣まで出てくるし...アレもその何者かの仕業ですかね?」
カツミ「貴方の世界にも怪獣が...?」
翔一「ええ、なんかカラフルな巨人...君が変身するみたいな人が倒してくれましたけどね」
カツミ「俺に似た...ウルトラマンですか?」
加賀美「そのウルトラマン...俺たちが見たのと同じかもしれない」
翔一「え?あの人も来てるんですか?じゃあ同じ敵を追ってきたのかな..」
戦兎「というか、そもそもあなたはどうやって俺たちの世界に?」
翔一「それはですね、『世界の破壊者』なんて名乗る人にいきなり連れて来られて...」
ガチャッ!
「非常事態よ!」
戦兎「どうした?沢さん」
「昼間の太陽ぽい怪獣、また現れたって!しかも,南極に!」
............
南極観測基地
「早く避難しろ!」
「怪獣だぁー!」
観測員達が基地から避難を進めている。
マガパンドン「クァァァ...」
マガパンドンがマガクリスタルにヒビが入った状態で移動している。
...........
戦兎「情報によれば昼間の怪獣と同じらしい。2人にやられたダメージが回復しきってないみたいだが..あの能力を南極で使われたら氷が全て溶ける可能性も否定できない」
我夢「分かった。今すぐ、僕とカツミ君が...」
その時,急いだ様子で加賀美が扉を開く。
加賀美「まずいぞ!北沢湖にも怪獣が出たらしい!」
我夢「何だって⁉︎」
カツミ「分かりました。南極は俺たちで何とかします。我夢は湖の方へ!」
........
北沢湖
マガジャッパ「クォクォクォ...」
水ノ魔王獣マガジャッパが湖から現れて市街地に向かう。
オクトパス「グゥゥゥ」
更にマガジャッパが吐き出したマガ水流からオクトパスロードが現れて湖で調査していた人々を襲う。
PAL『恐らくあの怪獣が水害の原因です』
我夢「わかった。PALありがとう。ガイアァァァ!」
ガイア「デヤァァァッ!」
ガイアが空中から現れて飛び蹴りを喰らわす。ガイアはそのまま馬乗りでマウントを取りパンチを繰り出す。
グリス「オラァァァ!」
地上ではグリスが駆けつけてオクトパスロードに殴りかかる。
グリス「タコか。祭りにはうってつけの食材だ!覚悟しやがれ!」
シュウウウ!
ガイア「グアッ⁈」
ガイアはマガ臭気をくらい、強烈な匂いに怯む。マガジャッパはその隙にマガ水流を放ちガイアを吹っ飛ばす。
マガジャッパ「クォクォクォ」
マガジャッパは手を叩きながら喜ぶ。そのまま二発目のマガ水流を放つがガイアはバック転で避ける。
ガイア「デヤッ!」
ガイアはガイアブリザードを放ち、マガジャッパの体表を凍結させて、マガ臭気を放てなくする。
マガジャッパ「クオォ⁉︎」
ガイア「デヤァァァッ!」
匂いが緩んだ事でガイアは反撃に移りガイアキックを腹に叩き込む。
「....流石は科学者が変身したウルトラマン。理に適った戦い方をする。しかし...」
ガイアの戦いを観察していたフードの宇宙人は魔法陣のような印を描き、ワームホールを開くと、そこからスフィアを召喚する。フードの宇宙人はジラースに似た黒い怪獣と戦う紫の怪獣の映像のデータをスフィアに取り込ませる。スフィアはマガジャッパに汚染された湖の中へと入る。
..........
南極
マガパンドン「クァァァ!」
マガパンドンが火球を吐き暴れる。
ジャガー「グォォォ!」
ショッカーライダー「ギャアアアッ!」
そしとジャガーロードやショッカーライダーが南極基地の人々を襲う。
ロッソ「シュアッ!」
空中からロッソが現れて蹴りを喰らわす。
ヒュイイイン!
アギト「大丈夫ですか!桐生さん!」
ビルド「おおぉぉぉぉ⁉︎これ、バイクだよな⁉︎オイ!」
アギトとビルドはマシントルネイダースライダーモードに乗ってるがビルドは慣れておらず振り落とされそうになっている。
アギト「いた!行きますよ!」
ビルド「うぉぉぉ⁉︎」
アギトは急降下してそのままマシントルネイダーのマフラー部分を怪人達にぶつける。
ビルド「無茶苦茶だ...あんなバイク非科学的すぎる...」
アギト「さあ、行きますよ!」
ビルド「ああ!」
アギトとビルドは体勢を整えて怪人達に向かう。
....
ロッソ「ハッ!ヘアッ!」
ロッソはパンドンの火球を掻い潜り、強烈な回し蹴りを喰らわせる。
ロッソ「デヤッ!」
続いて岩石のエネルギー弾を至近距離で食らわせて後退させる。
ロッソ(まだダメージが残っている...行ける!)
....
ビルド「デヤッ!」
ビルドはドリルクラッシャーでショッカーライダーを切り裂く。
アギト「ハアッ!」
アギトはジャガーロードに掌底を放つ。
ビルド「ふぅ、どうやら...楽にやれそうだな..」
アギト「桐生さん!油断しないで!...ん?」
アギトはジャガーロードを抑えながら何かを感じる。
ビルド「どうした?」
アギト「この感覚...まさか!」
アギトが空を見上げると共に空からスフィアが現れロッソやビルド達を攻撃する。
ロッソ「ウワッ⁉︎」
ビルド「くっ⁉︎なんだコイツら⁉︎」
ロッソの反撃で何体か落とされるがスフィアは一つの場所に集合し人型になり始める。
「ピポポポポ....ゼットォォォン...」
スフィアはハイパーゼットンデスサイスに姿を変えた。
ロッソ「なんだ?コイツは...」
そしてスフィアはビルド達が戦っている怪人達にも寄生し始める。
ショッカーライダー「ウァァァ⁉︎」
ジャガーロード「グギャァァァ⁉︎」
.........
北沢湖
こちらでも湖から汚染水を吸収したスフィアが何かに形を変えつつあった。
ガイア(なんだ?アイツは...)
スフィアが変化した紫色の怪獣は身体から臭気...いや、もっと恐ろしい硫酸ミストを放つ。
ガイア「!...ジュワッ!」
ガイアは咄嗟にジャンプで避ける。
マガジャッパ「ギャアアアッ⁉︎」
しかし,後ろにいたマガジャッパはモロにくらい、白骨化しマガクリスタルを残して完全に溶けてしまった。
「ほう...スフィアの擬態能力、噂以上に優秀なようだ」
スフィアが擬態した公害怪獣..「ヘドラ」は不気味な唸り声を上げた。それを見たフードの宇宙人は満足気に呟いた。
ヘドラ「クルゥゥゥ....」
ヘドラは身体から何かを放ち、地表に落ちる。
ギノガ「ギァァァァァ...」
かつてクウガと戦ったメ・ギノガ・デを模した怪人が現れる。しかし、その姿はヘドラ同様に代表が爛れており黒ずんでいる。ギノガは口から黒い砲弾を吐き出す。
グリス「くっ!」
グリスは間一髪で直撃は免れたが後ろのワーム達が一瞬で溶けてしまう。
グリス「⁉︎...酸か!」
........
ガイアとグリスが謎の敵に苦戦する一方、南極側も劣勢であった。
ハイパーゼットン「ピポポポポ...」
ハイパーゼットンデスサイスは両腕の鎌を振り回す。ロッソもルーブスラッガーロッソで対応するが,相手の方がリーチが長い為、中々攻勢に転じることができない。
ビルド「くっ、コイツら確実に強くなってる」
スフィアに寄生されたショッカーライダーは一回り身体が大きくなり筋肉質になっている。
ショッカーライダー「グォォォ!」
ショッカーライダーは口を開き光弾を連射する。ビルドはドリルクラッシャーで数撃弾くも対応しきれず直撃し吹っ飛ばされる。
アギト「くっ!」
アギトはスフィアと融合してより俊敏になったジャガーロードの攻撃を捌き続ける。
アギト(コレが...アスカさんの言っていたスフィアなのか⁉︎)
ジャガーロードは手の甲からスフィアで形成された爪を伸ばしアギトに斬りかかる。
アギト「うぉっ⁉︎」
アギトは直撃は避けたが掠った部分に爪痕が残る。
.......
ロッソ「クッ,グァッ!」
マガハイパーゼットンデスサイスの鎌を受け止めるロッソの背後からマガパンドンが火炎弾を撃つ。更にスフィアがパンドンにも取り憑き傷ついた右脚と左腕にスフィアが補強されかつての改造パンドンに近い姿になる。
パンドン「クァァァウ!」
パンドンは強化された左腕の爪でロッソに襲いかかる。ロッソはルーブスラッガーで受け止めるもワープで移動してきたマガハイパーゼットンデスサイスまでが加わり、両者の火球で吹っ飛ばされる。
ビルド「カツミ!」
ビルドはショッカーライダーの相手をしながら吹っ飛ばされるロッソを見て声を上げる。
ビルド(マズイ...この球体が来てから明らかに不利だ...何だコイツらは...⁉︎)
ハイパーゼットン「ゼェェェットオォォン....!」
パンドン「クァァァ!」
マガハイパーゼットンデスサイスとマガスフィアパンドンは同時に火球を放ちロッソにとどめを刺そうとする。
キュィィィィン!
パンドン「キァア⁈」
だがその時、パンドンに光線が直撃し倒れる。ハイパーゼットンデスサイスはそれを見て僅かに動揺するが構わず火球を放つ。しかしロッソに当たる直前、空から光が舞い降りて人型が現れると手で火球を振り払った。
ロッソ「!...貴方は...?」
光が収まり、赤と青のラインに金色のプロテクターを胸につけたウルトラマンが現れる。
ビルド「新たなウルトラマン...⁉︎」
アギト「貴方も来てくれたんですね...アスカさん!いや、ウルトラマンダイナ!」
ダイナ「デヤッ!」
ダイナと呼ばれたウルトラマンはファイティングポーズを構える。
ハイパーゼットン「ゴォォォ....」
ハイパーゼットンはワープでダイナの元に一気に移動して斬りかかるが、察知したダイナは鎌を避けて体当たりを決めて腰から持ち上げてバックドロップで地面に叩きつける。そのまま踵落としを繰り出すがハイパーゼットンは再びワープで避けた。
シュン!
ハイパーゼットンは背後に現れる。
ダイナ「!」
気配を察したダイナは額の前で腕をクロスする。ハイパーゼットンの発光体から火球が放たれてダイナに襲いかかるが...
ダイナ「ハッ!」
ダイナは青のラインを持つミラクルタイプにチェンジすると瞬間移動で避ける。そのまま両者は目にも止まらぬ速さでの死闘を開始する。
アギト「ハアッ!」
アギトが両手を腰に当てるとオルタリングが輝きアギトの腕がそれぞれ右腕が赤に左腕が青に変化する。
ジャガーロード「シャアアア!」
ジャガーロードは爪を伸ばしてアギトに襲いかかるがアギトはオルタリングからストームハルバードとフレイムセイバーを召喚して斬り払う。
ハイパーゼットン「グォォォ!」
ハイパーゼットンが鎌を振るうがダイナはそれを紙一重で避けつつ、付け根の部分を掴んで止めて膝蹴りを喰らわす。怯んだハイパーゼットンは後退する。それを見逃さず手から光弾を放つがハイパーゼットンはバリアーで防ぎ、跳ね返すもダイナもそれを受け止めレボリウムウェーブリバースヴァージョンで送り返す。ハイパーゼットンは火球を連射して相殺する。
............
一方、ガイア達は...
ヘドラ「クオォォ!」
ヘドラの目から放たれるヘドリューム光線をガイアはバック転で避ける。
ガイア「デヤッ!」
ガイアはガイアスラッシュを放つが、ヘドラには通じず表面で受け流されてしまう。更に軟体ゆえに格闘技も通じなかった。グリスも同様の状態で手こずっていた。ヘドラやギノガはそのまま硫酸ミストや強酸を放ち攻め立てる。
ガイア「ジュッ!」
ガイアは右手からアグルブレードを形成して硫酸ミストを払うべく斬撃波を放つ。すると斬撃波がヘドラに直撃しヘドラは突如苦しむ。見るとヘドラの全身に電撃が伝導して煙が上がってる。
ガイア(そうか!奴の弱点は電撃と乾燥か!)
グリス「クソッ!コイツ、攻撃が通じねえ!」
ガイア(電流と乾燥だ!電流を流せば動きが鈍る!)
ガイアからグリスにテレパシーが伝わる。
グリス「電気か...しゃあねえ!この施設の人には悪いが...」
グリスはツインブレイカーからエネルギー弾を放ちギノガを誘導する。
ギノガ「グオオオ!」
そしてギノガの強酸弾をジャンプで避けると
『ロック!ディスチャージ!』
ロックボトルを起動して掌から噴出したゲルで鎖を形成してギノガに巻き付けるとそのまま発電施設目掛け投げつける。
ギノガ「ぐぁぁぁ!」
ギノガは全身に電撃を流されて苦しむ。
グリス「今だ!」
『スクラップフィニッシュ!』
グリスはそのままライダーキックを放ってより深く発電施設にめり込ませギノガを爆死させた。同時に自身も吹っ飛んで変身が解ける。
一海「ふぅ...ヒゲの野郎に謝らなきゃな...重要な施設壊しちゃったてな..」
ヘドラ「クオォォォォ!」
ヘドラは高出力のヘドリューム光線を放つ。
ガイア「オァァァ...デヤッ!」
対してガイアは頭部にエネルギーを集めてフォトンクラッシャーを放ち、両者の技が激突する。初めは互角だったが...
ガイア「デヤァァァ!」
ガイアは自らの必殺技であるフォトンエッジを上乗せして一気に押し出す。実質、2人分のウルトラマンの必殺技を受けたヘドラは流石に受けきられず、全身から電撃と光のエネルギーが溢れて身体が乾燥して崩れ去った。
.........
再び南極
ロッソはルーブスラッガーを振るうがマガパンドンはスフィアで強化された腕で受け止めて火球を放ち吹っ飛ばす。更に火炎を放ち追撃するがロッソは後方にジャンプして避ける。
「纏うは土!琥珀の大地!」
『ウルトラマンロッソ!グランド!』
ロッソグランドとなり、土の壁を形成して火炎を防ぐ。
ショッカーライダー「ギャアアアッ!」
一方ビルドはスフィアにより右腕が鎌となったショッカーライダーの斬撃をドリルクラッシャーで捌くが背中にバッタの翼が生えたショッカーライダーは機動力も上がり対応しきれず斬撃を喰らう。
ビルド「くそ!こっちも動きを良くするか!」
ビルドはラビットラビットフォームとなり、ショッカーライダーと共に激しく跳躍しあちこち飛び回りながら斬り合う。その真下ではアギトがジャガーロードの攻撃を捌いて反撃の機会を窺っている。そして上空では
ダイナ「ハッ!」
ダイナがビームスライサーをハイパーゼットンに放つがハイパーゼットンはやはり瞬間移動で避ける。
ダイナ「...」
ダイナはその場から動かず静かに待つ。
ゼットン「グォォォ!」
ハイパーゼットンは背後を取り鎌で斬りかかるが...
「デヤッ!」
ガシッ!
ダイナの額が輝くとダイナの背中からもう1人ダイナが飛び出して鎌を受け止める。動揺するハイパーゼットンに間髪入れず更にもう1人のダイナが頭上から現れてかかと落としを決めて、ハイパーゼットンは地上に落ちる。
アギト「ハアッ!」
アギトは両腕の武器にそれぞれ赤と青のエネルギーを纏い、ジャガーロードが飛ばしてくる。火炎による斬撃波を次々に祓いながら進む。
アギト「テヤアッ!」
アギトはそのまま一気に近づきジャガーロードから生えた爪を武器する。
一方、ビルドとショッカーライダーの戦いはショッカーライダーの飛び蹴りをくらい、ビルドが落下して地面に叩きつけられる。
アギト「桐生さん!」
アギトはストームハルバードをブーメランのようにして投げビルドに飛びかかるショッカーライダーから生えた羽根を斬り落とす。
ビルド「サンキュー!津上さん!」
ビルドはその隙に何本かのフルボトルをフルボトルバスターに装填する。
『冷蔵庫!ドリル!ダイヤモンド!』
ショッカーライダーは体勢を立て直し再び飛びかかるがビルドはパンチを避けてドリル状のエネルギーを纏うフルボトルバスターブレードモードの刃を胸に突き刺す。
ショッカーライダー「ぐおおぉ?!」
ショッカーライダーの体内に冷凍ガスが注入されて苦しみ出す。
ビルド「よし!うまくいった!カツミ!そいつにも冷気をお見舞いする!動きを止めてくれ!」
ロッソ「たくっ,簡単に言うなよ!」
ビルドの声を聞いたカツミは重力波で相手の火炎を止めつつ文句を垂れつつも何かしら対策を考える。
ロッソ(奴の火炎を止められれば...よし!)
ロッソは岩状のエネルギー弾を形成して連続してマガパンドンに投げつける。マガパンドンは火炎弾を吐いて撃ち落とす。
ダイナ「!....ハッ!」
ハイパーゼットンを取り押さえてるダイナの1人が片手からウルトラサイキックを放ちマガパンドンの動きを鈍らせる。
ロッソ「シュア!」
ロッソはその隙にジャンプして両手に岩石を作り出し火炎を吐こうとするマガパンドンの口に突っ込む。すると岩が高熱で溶解してマガパンドンの口を塞ぐ。
ロッソ「今だ!」
ビルドはフルボトルバスターをバスターモードにして冷気を纏うドリル型エネルギー弾をマガクリスタルに放つ。
マガパンドン「クァァァ⁉︎」
マガパンドンは内部からエネルギー源である高熱エネルギーが弱って苦しみ出す。
ダイナ「ハッ!」「デヤッ!」「ジュア!」
ダイナはグロッキー状態のハイパーゼットンを3人の分身による連携プレイで次々に連続攻撃を繰り出し...
「「「デヤァァッ!」」」
3人揃っての回転キックでマガパンドンの方に蹴っ飛ばす。2体は激突して倒れる。
ダイナ「ハァァァ!ジュア!」
ダイナはフラッシュタイプに戻り両腕を上下に広げてエネルギーを貯めてソルジェント光線を放つ準備をする。
『スペリオン光線!』
ロッソもオーブリングNEOを操作してスペリオン光線の体勢となる。
ダイナ「デヤッ!」
ロッソ「シュア!」
2人は十時に腕を組んでそれぞれ必殺光線を放つ。
ハイパーゼットン「!」
何とか立ち上がったハイパーゼットンはハイパーゼットンアブソーバーを展開して防ごうとするが...
ダイナ「ウォォォ!デヤァァァ!」
根性を出したダイナがエネルギーを高めて光線の勢いが増す。更にスペリオン光線に含まれるティガのエネルギーが反応してロッソの光線も強くなる。
「ギャアアアッ⁉︎」
弱ったハイパーゼットンでは防ぎきれず二大怪獣はそのまま爆発した。
一方、ライダー側は...
アギト「ハァァァ....」
アギトの頭のクロスホーンを展開すると足元に紋章が現れて右脚に吸収される。
「レディーゴー!ラビットラビットフィニッーシュ!」
ビルドもボトルとベルトを操作して右足にエネルギーを貯める。
アギト&ビルド「「はぁぁぁっ!」」
アギトとビルドは同時にジャンプするとライダーキックを怪人たちに叩き込み、怪人達は爆死した。
戦いが終わり、各々変身を解除する。
カツミ「貴方は...」
アスカ「俺はアスカ・シン。またの名を、ウルトラマンダイナだ」
カツミ「ダイナ...貴方も別の世界のウルトラマンなんですか?」
アスカ「ああ、俺はあの球体...スフィアを追ってこの世界にやってきた。正確に言うと、ここにくる前の世界から来たんだがな」
翔一「アスカさーん!」
すると,向こうから翔一と戦兎も来る。
戦兎「知り合いなのか?」
翔一「ええ。俺の世界にあの球体みたいなのがやって来て、その時に一緒に戦ってくれたんですよ」
カツミ「だから、ウルトラマンを知っていたのか..」
戦兎「...やれやれ。また詳しく話を聞かなきゃならないみたいだ」
4人はアジトに戻ることにした。
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異空間 敵の居城
フードの宇宙人「....フフフ、これで...」
エボル「後、2つか...」
2人はそれぞれ怪獣達から回収したクリスタルを見つめる。フードの宇宙人はマガジャッパ、エボルトはマガゼットンとマガパンドンのクリスタルを持っている。
『ATACCK RIDE BURUST!』
「真月斬波ぁっ!」
「「!」」
突如、エネルギー弾と斬撃が襲い来るがフードの宇宙人が魔法陣を展開して防いだ。
エボル「大胆だねえ...ここに直接攻めて来るとは...」
ディケイド「悪いな。俺は破壊者だからな」
ジャグラー「フン!テメェら、俺のやり口パクりやがって...ウルトラマンより先に叩き斬ってやるよ!」
仮面ライダーディケイドとジャグラスジャグラーの異色タッグが黒幕たちの前に立ち塞がった。
続く