提督「貞操の概念が逆転した世界」   作:dassy

10 / 10
提督解任の危機!?&エピローグ

提督「うーん」

 

五月雨「えっと…」ソワソワ

 

提督「どうしよう、この騒ぎ」

 

五月雨「今は憲兵さんたちが対処してくれていますが、門の前の人たちはいつ暴徒化してもおかしくないくらいヒートアップしてます」

 

 

憲兵「ここから先は関係者以外立ち入り禁止です!」

 

「うるさい!そこをどけ!」

「司令官を出せ!」

「出てきて納得のいく説明をしろ!」

「艦娘にだって人権があるんだぞ!」

 

憲兵「こっちの話は聞きもしない…!」ギリッ

 

 

提督「確か艦娘を戦場から解放しろと主張している団体だったか」

 

五月雨「はい」

 

提督「聞こえはいいが、深海棲艦への唯一の対抗手段を戦場から退かせろと言っているようなもの」

 

五月雨「あまり現状を理解できていない人たちなんでしょうね」

 

提督(珍しく辛辣…)

 

提督「まったく…俺が何をしたってんだ。そんな奴等に責められるようなことなんかしてないぞ」

 

五月雨「憲兵さんからの報告によると、司令官が艦娘を私利私欲のために酷使していると主張しているようです」

 

提督「寝耳に水だな。どこからそんな話が出てきた」

 

五月雨「私に聞かれても困ります」

 

提督「そりゃそうだよな。まあそのうち収まるだろ。はい、この書類を本部に送っておいてくれ」

 

五月雨「提督、マイペースすぎです…」

 

ダダダダダ

 

バーン

 

提督「廊下は走らない。扉は静かに開ける」

 

睦月「そんな悠長なこと言ってる場合じゃないよ!」

 

提督「おかえり、睦月」

 

五月雨「お帰りなさい、睦月ちゃん。遠征お疲れ様です」

 

如月「ただいまー」

 

卯月「いつの間にか鎮守府がお祭り騒ぎだぴよん」

 

弥生「あんまり楽しそうじゃないけど」

 

提督「みんなもおかえり。遠征はどうだった?」

 

卯月「うーちゃんたちが失敗なんてあり得ないぴょん」

 

弥生「卯月、1人で先行して天龍さんに怒られたけど」

 

如月「敵がいなかったからよかったけど、危ないから自重してよ?」

 

卯月「…はい」

 

提督「まあまあ、そんなに怒ってやるな」

 

弥生「怒ってはないです」

 

如月「そういえば、天龍さんの名前で思い出したけど、天龍さんと龍田さんが鎮守府の前で騒いでる人たちの所に行ったみたいよ」

 

提督「…厄介なことになりそうだな。それ、もうちょっと早く言ってくれ」

 

睦月「…睦月が言おうとしてたのにみんなが聞いてくれなかったんですー」ジトー

 

提督「あ…」

 

五月雨「ご、ごめんなさい!」

 

睦月「ふーんだ」プイッ

 

提督「すまん、睦月。許してくれ」

 

睦月「……」ジー

 

提督「……」ジー

 

睦月「…頭ナデナデ5分で手を打ってあげましょーかね」

 

提督「誠心誠意撫でさせて頂きます」

 

 

 

 

天龍「うるせーから見にきてみれば」

 

龍田「こんなことになってるとはねぇ」

 

憲兵「天龍に龍田か」

 

天龍「オレが追っ払ってやろうか?」

 

憲兵「猫の手も借りたい状況だが、君たちの協力はむしろ逆効果だ」

 

龍田「どういうことかしらぁ?」

 

憲兵「彼らは艦娘の解放を主張する団体だ。その中でもかなり過激な連中でな」

 

天龍「そりゃ怖ぇ。拉致なんかされたらたまったもんじゃねぇな」

 

龍田「私たちが戦場から離れたらどうなるか、少し考えたら分かりそうなものなのにねぇ」

 

男A「おお!そこに居るのは天龍と龍田じゃないか!」

 

天龍「あん?」

 

男A「我々は艦娘を救う会の者だ。ここを通すよう憲兵に言ってくれ」

 

男B「無理を言っているのは自覚しているが、これは君たちの為なんだ!」

 

龍田「無理やり敷地内に入ってきてどうするつもりなのかしら?」

 

天龍「さあ?」

 

男A「艦娘たちをここから解放してあげるだけだ。君たちが不安に思うことは何もない」

 

男B「危険な海になんか出たくないだろう?我々と一緒にここを出て、人らしくやりたいことをやろう!」

 

憲兵「何を言っているんだ!?」

 

天龍「……」

 

龍田「……」

 

男B「さあ、こっちに来て…」

 

龍田「随分と勝手なことを言ってくれるわねぇ。切ってもいいかしら?」

 

天龍「止めとけ。提督に怒られるぞ」

 

龍田「じゃあ止めとくね」

 

男A「な、何を言っているんだ。君たちは危険な環境から脱したいとは思わないのか?」

 

天龍「思わない」

 

男A「なっ!?」

 

天龍「オレたちは深海棲艦と戦うために生まれたんだ。それを戦わなくていいだと?今の今までオレたちに守られてきた癖に随分勝手なことを言うじゃねえか」

 

龍田「…天龍ちゃんも十分頭に血が上ってるみたいねぇ」

 

天龍「おっと、オレとしたことが」

 

男A「くっ…完全に洗脳されてるようだ」

 

男B「ここの司令官は性根が腐ってる」

 

男A「まったくなんて奴だ」

 

男B「そこまでして自分の奴隷がほしいのか!?」

 

男A「人間のクズめ!」

 

龍田「……」

 

天龍「…龍田、退散するぞ。こいつらと話しててもイライラするだけだ」

 

龍田「…天龍ちゃんは提督をこれだけ馬鹿にされても黙ってられるの?」

 

天龍「気持ちはわかるけどよ…」

 

龍田「私は我慢できないわ。あの人は私のオアシス。戦いの中でしか生きる意味も生きる楽しさも見出だせなかった私に、新しい希望と潤いを与えてくれた人。提督なしじゃ私はもう生きられないの。そんな人を侮辱されるなんて耐えられない。例え相手が守るべき対象である人間だとしても許さない。許さない許さない許さない。絶対に許さないから!」ダッ

 

天龍「龍田やめろ!」バッ

 

男A「ひぃっ!?」

 

天龍(間に合わねぇ…!)

 

憲兵「龍田、止まりなさい!」ガシッ

 

龍田「…退いて。私はアレにお仕置きしないといけないの」バシッ

 

憲兵「くっ!」

 

男B「うわあああ!」

 

 

 

提督「龍田」

 

 

 

龍田「っ!」ピタッ

 

天龍「て、提督…」

 

提督「龍田、今君は何をしようとしたんだ?」

 

龍田「わ、私は…」

 

提督「下がりなさい」

 

龍田「提督…」

 

提督「任務後の補給も済んでないだろう?早く行きなさい。天龍もだ」

 

天龍「あ、ああ…」

 

龍田「…わかりました」

 

提督「…ありがとうな、龍田。怒ってくれて」ボソッ

 

龍田「…!」

 

天龍「…行くぞ」スタスタ

 

龍田「うん」スタスタ

 

提督「…さて」チラッ

 

五月雨「大丈夫ですか?」

 

男A「な、なんとか…」

 

五月雨「よりにもよって龍田さんの前で提督を侮辱するなんて…」ハァ

 

男B「我々は事実を言っただけだ」

 

提督「事実や正論であれば相手の逆鱗に触れることはない、というのは勝手な思い込みですよ」

 

男B「き、貴様!ここの司令官だな!?」

 

男A「出たな、悪魔め!」

 

提督「…学習しないようですね」

 

五月雨「……」キッ

 

男A「ひっ…」

 

提督「まあいいです。私との面談をご希望でしたら正式な手続きを。私は逃げも隠れもしませんから」

 

男A「…言ったな?その言葉覚えておけよ?」

 

男B「必ずお前の悪事を暴いてやる」

 

ゾロゾロ

 

憲兵「助かりました、少佐殿。しかし、いいんですか?あのようなことを言って」

 

五月雨「本当ですよ。後先考えずに行動するのは止めてください、提督」

 

提督「申し訳ない。だけどまあ、あんな奴等の面会申請なんかどうせ通らないだろ」

 

五月雨「だといいですけどね」

 

 

 

 

五月雨「艦娘を守る会の会長さんがお見えになったそうです」

 

提督「なんでやねん」

 

五月雨「提督が言ったんですよ、面会するなら正式な手続きを踏めって」

 

提督「で、それが無事通ったってわけか。上は何を考えてるんだか」

 

五月雨「…長門さんから通信が入りました。談話室にご案内したそうです」

 

提督「はいはい、了解」スッ

 

スタスタ

 

提督「そういえば五月雨、記録するものはちゃんと持っているか?」

 

五月雨「はい、バッチリです」

 

提督「よし。正式な面会だからしっかりな。議事録を後で作ってもらうから」

 

五月雨「了解です」

 

コンコンコン

 

提督「失礼します」ガシッ

 

五月雨「失礼します」

 

会長「お待ちしてましたよ。秘書艦さんもご一緒ですか」ジー

 

五月雨「…なんでしょうか?」

 

会長「いえいえ、なんでもありませんよ」

 

男A「……」キッ

 

提督「…さて、今日はどんなご用で?あ、内容は記録はさせて頂きますよ」

 

五月雨「……」スッ

 

会長「もちろん、構いませんよ」

 

会長(紙とペン…随分と古臭い)フッ

 

男A「単刀直入に言う。貴様は私利私欲のために艦娘を酷使しているだろう?」

 

提督「それは事実ではありませんね」

 

男A「これを見ても言い逃れできるか?」ペラッ

 

提督「…?」

 

会長「おやおや、これは…」

 

男A「貴様が艦娘を侍らせて外遊している証拠写真だ」

 

提督(この前の海水浴の時のか。こっちは由良と羽黒とのデート)

 

提督「どこでこんなものを?」

 

会長「同志は街中のいたる所にいますからね」

 

男A「で、どうなんだ?」

 

提督「外遊は事実ですが…」

 

男A「艦娘に危険な任務を押し付けている上、自分の道楽のために彼女たちを使っているなんて…許されると思うな!」

 

五月雨「……」

 

提督「…では当人たちを呼んで聞き取り調査でも行いますか?」

 

男A「なんだと?」

 

会長「そうですね。そうしましょう」

 

男A「いいんですか?」

 

会長「貴方は艦娘を間近で見るのは初めてでしょう?昨日の龍田を除いてですが」

 

男A「そ、そうですね」

 

提督「…では、少々お待ちを。手の空いている者を呼びます」ピッ

 

会長「待っている間に五月雨さんにもいくつか質問をしてもよろしいかな?」

 

五月雨「はい、大丈夫ですよ」

 

提督「わかりました。五月雨、少しの間頼む」

 

五月雨「了解です」

 

男A「では早速…五月雨、この海水浴場へは無理矢理連れていかれ…」

 

会長「そんなことはどうでもいいじゃないか」

 

男A「…はい?」

 

会長「君は姉妹とは仲がいいのかい?」

 

五月雨「はい、仲良しです」

 

会長「じゃあみんなで行った海水浴はさぞ楽しかったのだろうね」

 

男A(なるほど、直接的な質問ではなく間接的に強要があったかを調べるんですね)

 

五月雨「楽しかったです。提督には感謝してます」

 

男A(…五月雨のこの答え方。こっちの意図に気付いてそうだな)

 

会長「どうせなら姉妹水入らずで遊びたかったんじゃないかな?」

 

五月雨「提督は私たちを気遣っていたので、姉妹だけの時間もたくさんありましたよ。それに、私も姉さんたちも提督といた方が楽しいと思ってますし」

 

会長「そうかそうか。君からは何かあるかね?」

 

男A「そうですね…逆に外遊中に司令官の言動で嫌だったことはあるのか?」

 

五月雨「うーん…強いて言えば1人でどこかに行っちゃうのはやめてほしいですね。男性としての自覚と警戒心を少しは持ってほしいです」

 

会長「…五月雨さんは司令官殿のことが大好きなんだね」

 

五月雨「な、何を!?」ガタッ

 

提督「どうかしましたか?」

 

五月雨「なんでもないです!」

 

提督「?」

 

会長「いえいえ、なんでもありませんよ」

 

提督「そうですか。今この写真に写っている者を呼びました。間もなくこちらに来るでしょう」

 

男A(五月雨からは大した情報はなかったな…)

 

会長「いやはや、楽しみですね」

 

提督「…まさかとは思いますが、艦娘に会うためにここに来たわけじゃないですよね?」

 

会長「はは、まさか」

 

コンコンコン

 

提督「入って来てくれ」

 

由良「失礼します」ガチャ

 

提督「座ってくれ」

 

由良「はい」スッ

 

提督「さて、始めましょうか。予め言っておきますが、彼女が回答を拒否した場合は大人しく引き下がってもらいますよ」

 

会長「ええ、結構ですよ」

 

男A「では、早速質問だ。この写真に写っているのは君たちで間違いないな?」

 

由良「はい」

 

男A「我々はこれが君たちの司令官が己の道楽の為に無理やり連れ回したものだと考えている」

 

由良「ありえませんね」

 

会長「海水浴は誰が提案したのかな?」

 

由良「それは…提督さんですけど」

 

会長「ほお…」

 

由良「ですが、反対する艦娘は誰もいませんでした」

 

会長「なるほど。では、こちらの写真は?」

 

由良「そ、それは…」

 

男A「ん?何か言いにくいことがあるのか?」

 

由良「い、いえ…それは提督さんとデートした時のものです」カァァ

 

五月雨「…羨ましいです」ボソッ

 

由良「もちろんそれも無理やり連れていかれたわけではなく、むしろ私の方が提督さんに無理を言って…」

 

会長「もういいですよ」

 

提督「…もういいとは?」

 

会長「無駄な問答は不要ということです」

 

提督「はい?無駄?」

 

会長「だってそうでしょう?貴方に洗脳されている艦娘が貴方の非を認める発言をするわけがないじゃないですか」

 

由良「な…!?」

 

五月雨「……」キッ

 

会長「では役者も揃った所で本来の要求をさせて頂きましょうかね」

 

男A「…?」

 

会長「司令官殿、悪事を拡散されたくなければ、そこの2人を我々にお渡しなさい」

 

由良「何を言ってるんですか!?」ガタッ

 

五月雨「そうですよ!」

 

提督「脅しですか。会話を記録していることをお忘れで?」ギロッ

 

会長「そんなものいくらでも言い逃れできますよ。そちらの捏造だとゴネたり、ね」

 

男A「逆にこちらにはいくつもの新聞社やテレビ局とのコネクションもある。証拠捏造の汚名を加えて被せることもできるぞ」

 

提督「…2人をどうするつもりだ?艦娘を手に入れた所で、民間の団体じゃ何も…」

 

会長「そんな大それたことをするつもりはありませんよ。手厚く"保護"をするだけです。まあ、しばらくは私たちの身の周りの世話をしてもらいますが」ニヤァ

 

提督「身の周りの世話?なるほど、そうやって保護と称して今まで何人もの艦娘を弄んできたのか」ギロッ

 

由良・五月雨「っ!?」ビクッ

 

男A「ふふ…」ニヤニヤ

 

提督(薄々感じていたが、こいつはとんだ色情狂だ。前の世界で言えば、美少年を侍らせてるババアってとこかな)

 

会長「貴方に拒否権はないでしょう?こちらにはメディアが付いています。世論も貴方を司令官の座から降ろせという方向に行くでしょう。そちらの記録とやらも無効だ」

 

提督「……」イライラ

 

会長「艦娘が2人いなくなってもこの辺りの海域防衛は問題ないと思いますがね。こうやって遊び惚けてるんですから。それに貴方の夜の相手もまだまだいるでしょう?」

 

提督「……」キッ

 

由良「…提督さん、私…」

 

提督「由良、大丈夫だ」

 

由良「っ!は、はい!」

 

提督「五月雨、記録はここで終わりだ。これで面会を終了する」

 

五月雨「り、了解しました」ガサゴソ

 

会長「ふふふ、決心が着きましたか?」ニヤニヤ

 

提督「…ところで、あんたたちのお抱えの新聞社やテレビ局ってのは大手なのか?」

 

会長「…何を仰りたいのかよくわかりませんね」

 

提督「たった今、この場での会話データを全て全国の大手新聞社とテレビ局に送信した」

 

男A「…は?」

 

会長「…え?」

 

提督「艦娘のために艦娘を保護しようとしていた団体の人間が己の欲望の為に軍人を脅す。マスコミがこぞって報道したがるネタだと思わないか?」

 

会長「ど、どういうことだ!?会話の記録はここにいる五月雨がまだ持っているはず!」

 

提督「それが本性か。まあそれはどうでもいいか」

 

会長「どういうことだと聞いているんだ!」

 

提督「ウチの艦娘たちの中に盗聴機とかに詳しいのがいてな。それを五月雨に持たせて記録させていた」

 

 

青葉「…司令官、なんか青葉のこと勘違いしてませんかね…?まあいいですけど」←盗聴記録係

 

古鷹「自業自得でしょ、青葉の場合は。はい、最後のメールも送信完了っと」ピッ

 

 

会長「盗聴機だと!?そんな記録は無効に決まってるだろうが!」

 

五月雨「いいえ。貴方は1番最初に口にしていますよ。構いません、と。バッチリ録音されています」

 

会長「あ…」

 

提督「あとは何かあれば会話の内容をマスコミに流すように連絡をしておいた。由良を呼び出した時にな」

 

由良「…提督さん」

 

提督「心配させて悪かったな。俺が由良と五月雨を誰かに渡すなんてあり得ない」

 

由良「え?あ、はい!」ドキッ

 

五月雨「サラッとそういうこと言うんですから…」ドキドキ

 

男A「か、会長!どうするんですか!?」

 

会長「うるさい!とにかく戻って各方面に根回しだ!」

 

提督「待て。1つ聞きたいことがある」

 

会長「なんだ!?」

 

提督「面会の許可を出したのは誰だ?あんたたちの申請が簡単に通るはずがない」

 

会長「知るか!自分で探せ!」ドタドタ

 

男A「クソ!」ダダダ

 

五月雨「…行っちゃいましたね」

 

提督「とりあえずは何とかなったな」

 

 

 

 

五月雨「…あの、提督」

 

提督「聞きたくないんだけど」

 

五月雨「聞いてください。コンプライアンス部の大佐さんがいらっしゃいました」

 

提督「今度はそっちかー…」

 

五月雨「来訪の目的は…」

 

提督「司令官…つまり、俺が艦娘からハラスメントを受けているのではないか、という疑い」

 

五月雨「この前のと逆ですね」

 

提督「だな。さて、行くか」

 

スタスタ

 

コンコンコン

 

提督「失礼致します」ガチャ

 

大佐「ごきげんよう、少佐殿」ビシッ

 

提督「…よ、ようこそいらっしゃいました」ビシッ

 

五月雨「……」ビシッ

 

大佐「どうかしましたか?」

 

提督「いえ、男性の方がいらっしゃるのだとばかり思っておりましたので」

 

提督(こんな眼鏡美人が来るとは思わなかった)

 

大佐「それは申し訳ありません。現在、コンプライアンス部には女性しか配属されていないんです」

 

提督「それなら仕方ないですね」

 

大佐「さて、早速本題です。先日の騒動は我々も把握しています。会話の内容や議事録も確認しました。その中に軽巡由良から看過できない発言がありました」

 

提督(ああ、俺を気遣って言ったことだな。むしろ私が無理を言って、みたいな)

 

大佐「まずは艦娘全員の取り調べを行います。出撃予定の調整は可能ですか?」

 

提督「ええ、それはお安いご用です。しかし、その件は私が何もなかったと言えば済む話では?」

 

大佐「そう処理するとなると、例の団体の言い掛かりが再度疑惑となって浮上しかねませんが?」

 

提督「…それは困りますね」

 

大佐「はい。というわけで、よろしくお願いします」

 

 

 

 

提督「さて、今日で全員の取り調べが終わるはずだが…」チラッ

 

 

時雨「……」アオザメ

 

瑞鶴「……」アオザメ

 

 

提督「覗きしたことある子はあんな感じだし」

 

 

龍田「どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう」ブツブツ

 

 

提督「俺を襲おうとした子はあんな感じ」

 

 

霞「キスをねだったのがバレたら…」ズーン

 

羽黒「デートをお願いしたのはマズかったのでしょうか…」ウルウル

 

由良「私が考えなしに発言したばっかりに…」ズーン

 

 

提督「君たちは気にしすぎだ」

 

五月雨「他の皆さんも少なからず心当たりがあるようで、気持ちが沈んでいます」

 

大佐「少佐殿、ここにおられましたか」

 

提督「はい。それで、聞き取り調査の結果はどうでしたか?尤も、何もなかったと思いますが」

 

大佐「…単刀直入に言いますが、貴方にはここの司令官を降りて頂きます」

 

提督「…はい?」

 

五月雨「…え?」

 

大佐「複数の艦娘が自白しました」

 

提督「…そうですか」

 

大佐「このような環境に貴方を配属させておくことはできません。すぐに異動命令が出ます」

 

提督「私にとってはスキンシップの範疇です。何も問題はありません」

 

大佐「今なかったとしても、今後ないと言い切れますか?それに、風紀が乱れれば油断や隙から深海棲艦に拠点を奪われかねません」

 

提督「…ないですよ」

 

大佐「なぜ言い切れるんですか?」

 

提督「大佐はこの制度をご存じですか?」ペラッ

 

五月雨「…あ、それって…!」

 

大佐「ケッコンカッコカリの書類…!?」

 

提督「夫婦であれば彼女らがした行為程度、許されて然るべきだと思いますよ」

 

大佐「まさか全員と!?」

 

提督「はい」

 

大佐「…しかし、もう1つの懸念は解消されません」

 

五月雨「わ、私たちが戦果を上げればいいんですよね!?」

 

大佐「いいえ、それでは不十分です」

 

提督「では、どうしろと?」

 

大佐「演習を行いましょう。貴方の艦隊が勝てば十分な戦力であると認め、異動は保留です」

 

提督「…受けて立ちましょう」

 

 

 

 

数日後

 

提督「これは…」

 

五月雨「どういうことですか、これ…」ワナワナ

 

提督「俺が聞きたいくらいだ。こっちの演習艦隊の編成メンバーを指定するなんてな。意味がわからん」

 

五月雨「どうやってでも提督を辞めさせたいみたいですね」

 

提督「金剛、鈴谷、瑞鶴…調子最悪な艦娘を指定してる」

 

五月雨「調子が悪いのは半分提督のせいですけどね」

 

提督「そして、この異動先に関しての書類。あの大佐、俺を自分の部署に引き込みたいようだ」

 

五月雨(そんなの男の人を囲いたいって思惑が見え見えじゃないですか!)

 

提督「ま、うだうだ文句言ってても仕方ない。演習艦隊のメンバーを集めてくれ」

 

五月雨「了解しました」ビシッ

 

数分後

 

提督「集まったな」

 

金剛「……」ビシッ

 

金剛(か、顔が熱いデス)

 

鈴谷「……」ビシッ

 

鈴谷(気絶しそうなんですけど)

 

瑞鶴「……」ビシッ

 

瑞鶴(逃げたい)

 

提督「事前にある程度聞いていると思うが、明日の昼一四○○より演習が行われる」

 

五月雨「相手は大本営直属の艦隊です」

 

霞「…で、そこの3人は大丈夫なの?」

 

金剛「No problem!…とはちょっと言えないネ」

 

五十鈴「提督、このコンディションの3人を編成してどう勝つつもり?」

 

提督「いつもと変わらん。制空権取って弾着を叩き込む」

 

霞「…五月雨、相手の編成は?」

 

五月雨「大和さんに武蔵さん、赤城さんと加賀さんのコンビに、島風ちゃんと雪風ちゃんです」

 

五十鈴「…キツそうね」

 

霞「もう少し編成の仕方を考えた方がよかったんじゃない?」

 

提督「仕方ないだろ、編成は向こうが決めたんだから」

 

霞「何それ、意味わかんない」

 

提督「そんな満潮みたいなこと言われてもな。向こうが3人を指定してきてな」

 

五十鈴「はあ…ま、大本営の指令なら仕方ないわね」

 

提督「それじゃみんな、頑張ってくれ。旗艦は五月雨な」

 

6人「了解!」ビシッ

 

 

 

 

五月雨「みなさんに伝えておくことがあります。本当は提督に口止めされてたんですけど」

 

五十鈴「急にどうしたの?」

 

五月雨「この演習に負けると提督は鎮守府を去ります」

 

五十鈴「…え?」

 

霞「…は?」

 

金剛瑞鶴鈴谷「…!?」

 

五月雨「恐らく男性を鎮守府という前線ではなく内地である本部に置きたいんだと思います」

 

霞「そう言われると…それもいいかもしれないわね」

 

五十鈴「提督のことを考えるなら、安全な内地に…」

 

金剛「そんなの嫌デス!!」

 

五月雨「金剛さん…」

 

金剛「私、まだ提督に何も伝えられてないヨ…」

 

鈴谷「私だって…何も…」

 

瑞鶴「…勝とう」

 

五十鈴「いいの?提督が安全な場所に行けるかもしれないのに?」

 

瑞鶴「それでもだよ」

 

霞「私だって司令官と離ればなれになるのは嫌だけど…」

 

鈴谷「私は…提督の全員とケッコンカッコカリするって言葉を信じたい」

 

五十鈴「…五月雨、貴女はどう思ってるの?」

 

五月雨「…私ですか?私は…」

 

 

 

 

提督『それでは演習開始します。各艦隊、作戦行動を開始してください』

 

本部武蔵「…始まったか」

 

本部大和「ええ。それではみなさん、所定のポイントに移動します」

 

本部加賀「…あの話、本当かしら?」

 

本部島風「あの話?」

 

本部赤城「演習前に上層部から聞かされた話ですね」

 

本部雪風「ああ、あれですね!」

 

本部武蔵「この演習に勝てば、男の司令官を宛がってくれるというやつか。にわかには信じられんが」

 

本部大和「みなさん、張り切る気持ちはわかりますが、演習に集中しましょう」

 

本部赤城「わかっていますよ。第一航空隊、発艦してください!」

 

本部加賀「航空隊発艦。さあ、まずは空を取りましょう」

 

 

数十分後

 

 

本部加賀「敵航空隊発見」

 

本部赤城「事前の情報から、相手の空母は瑞鶴さんだけ」

 

本部加賀「楽勝ね」

 

本部大和「では武蔵は前に。私は援護できるよう後方に待機します」

 

本部武蔵「相手戦艦は金剛のみ。砲撃戦もこちらが有利だな」

 

本部加賀「航空戦開始で…す…?」

 

本部赤城「え…?」

 

本部大和「…?どうかしましたか?」

 

本部加賀「…航空劣勢です」

 

本部赤城「私たちの艦戦が次々に落とされて…」

 

本部島風「おうっ!?」

 

本部雪風「信じられません…」

 

本部武蔵「…面白い」

 

本部大和「面白がってる場合じゃないわ」

 

本部武蔵「そう言うな。鈴谷が水戦を多めに装備していたんだろう」

 

本部島風「でも制空権が向こうにあるとすると…」

 

ドーン

 

本部赤城「きゃっ!」

 

本部加賀「くっ!」

 

本部大和「観測射撃…厄介ですね」

 

本部武蔵「なに、金剛の相手は私がしよう。赤城たちはどうにか瑞鶴を撃破して制空権を奪取してくれ」

 

 

 

 

本部赤城「慢心…したつもりはなかったんですが」

 

本部加賀「まさか五航戦の片割れ相手に制空権を取られるとは」

 

本部赤城「…あれは?」

 

本部加賀「…瑞鶴。いつの間にか電探に反応する距離まで近付いていたのね」

 

瑞鶴『…赤城さん、加賀さん、聞こえてますか?』

 

本部加賀「…いくら距離が近いからって、演習中に通信?慢心が過ぎるわよ、五航戦」

 

瑞鶴『この勝負、わざと負けてくれませんか?』

 

本部加賀「何を言い出すかと思えば…」

 

本部赤城「それはできません」

 

瑞鶴『…どうしても?』

 

本部赤城「どうしても」

 

瑞鶴『わかった』

 

本部加賀「…通信が切れた?何がしたかったんでしょう、あの子」

 

 

五十鈴「…やっぱりダメだった?」

 

瑞鶴「うん」

 

五十鈴「それじゃ、手筈通りに」

 

瑞鶴「お願いね」

 

五十鈴「任せといて」

 

瑞鶴「…さて、赤城さん、加賀さん。今の私は2人のメンツを守れるほどの余裕はありませんからね」キッ

 

 

 

 

本部武蔵「わざと負けろと?それは無理な注文だ」

 

金剛『…この演習に負ければ、提督は行きたくもない部署に飛ばされ、私たちも提督を失いマス』

 

本部武蔵「だから勝ちを譲ってくれと?」

 

金剛『No』

 

本部武蔵「だったらどういうつもりなんだ?」

 

金剛『私たちは死に物狂いで勝ちにいきマス。その結果、貴女たちのprideが折れてしまうかもしれマセン』

 

本部武蔵「…なら、尚更飲めんな」

 

金剛『…仕方ないデスネ』

 

本部武蔵「…上等!」ニッ

 

 

金剛「やっぱりダメだったネ」

 

五月雨「仕方ないですね」

 

金剛「まあ手加減される方が負けるより嫌だって人だしネ、武蔵は」

 

五月雨「それじゃ、見せ付けましょう。提督が絡んだ時の私たちの強さを」

 

 

 

 

本部加賀「まさか…そんな…」中破

 

本部赤城「これが本気の瑞鶴さんの実力ですか。まさか鈴谷さんの水戦の補助もなく私たち2人を圧倒するなんて…」小破

 

本部加賀「もはや制空権の奪取は不可能です。赤城さんは一時離脱を。私が盾になります」

 

本部赤城「すいません。お願いします」

 

本部赤城(しかし、段々と攻撃の手は緩やかになってきていますね。あまり攻撃機は装備してなかったのかしら?)

 

ドーン

 

本部加賀「きゃあっ!」大破

 

本部赤城「加賀さん…!だけどこの調子なら大和さんの所に戻れ…なっ!?」

 

ドーン

 

本部赤城「きゃああ!」大破

 

 

五十鈴「一丁上がり、ね」

 

瑞鶴『ナイス魚雷!』

 

五十鈴「当然よ。それじゃ王手と行きましょうか」ニッ

 

 

 

 

本部武蔵「強い…」中破

 

本部武蔵(これが金剛型が出す火力か?)

 

本部島風「大丈夫?助太刀に来ましたよ!」

 

本部武蔵「よし!ここから反撃だ!」

 

 

金剛「…武蔵はこっちに釘付けデス。作戦通り行きまショウ」

 

五月雨『了解です!』

 

金剛「さーて、作戦成功には島風にはexitして貰わないとネ。全砲門、Fire!!」ドーン

 

 

本部武蔵「っ!島風!」

 

本部島風「おっそーい!」ヒョイ

 

本部武蔵「全弾回避とは…流石だな」

 

本部島風「だって速いもん!」

 

本部武蔵「さてこちらも反撃の砲撃を…」

 

本部島風「あ、危ない!」

 

本部武蔵「なに!?」

 

ドーン

 

本部武蔵「魚雷…いつの間に」大破

 

本部島風「大丈夫!?」ダッ

 

本部武蔵「っ!来るな!」

 

本部島風「へ?」

 

ドーン

 

本部島風「あうぅ…再装填速い…」大破

 

本部武蔵「強すぎる…」

 

 

 

 

本部大和「…私が助太刀しに行く前にみんなやられてしまうなんて」

 

本部雪風「ゆ、雪風がまだいます!まだ負けてません!」

 

本部大和「ありがとう。心強いわ」

 

本部雪風「さあ、反撃開始で…」

 

ドーン

 

 

鈴谷「はい命中」ドヤッ

 

霞「雪風大破確認。大和さん、私たちに気付かないほど動揺してるわね」

 

鈴谷「制空権はこっちにあるから偵察機が飛ばせないのも大きいと思うけど」

 

霞「あとはみんなと合流してトドメを刺すだけ」

 

鈴谷「さてさて、やっちゃうよ!」

 

 

その後、本部の大和は孤軍奮闘するも、圧倒的な実力差の前に力尽きた。

 

 

 

 

提督「では異動の話はなしということでお願いいたします」

 

大佐「く…致し方ない」

 

大佐(くそ…いい男だったのに…!)

 

提督「しかし、大佐はお優しいですね」

 

大佐「な、なに?」

 

提督「大佐はこの結果がわかっていたでしょう?だから、私がここから離れることがないように演習で決めると仰った」

 

大佐「…あ」

 

提督「姫級相手に圧倒する艦隊ですからね。そりゃあ勝つでしょう」ニヤリ

 

大佐(ああああああ!忘れてたあああ!)

 

提督「では失礼します。彼女らを労ってやりたいので」スタスタ

 

提督(これで異動させる口実はなくなったな)

 

 

 

 

 

 

 

 

五月雨「勝ちました!提督、見ててくれましたか?」

 

提督「もちろんだとも」

 

金剛「提督!私たちを目一杯誉めてほしいデス!」

 

鈴谷「誉められて伸びるタイプだから、うーんと誉めてね!」

 

提督「ああ、本当によくやってくれた」

 

瑞鶴「あれ?2人とも普通に提督さんと話せてるね」ニヤニヤ

 

五十鈴「貴女もでしょ?演習終了直後に提督に抱き付いたのは誰だったかしら?」

 

瑞鶴「あ、あれは勝ったから気分が昂っちゃってて」

 

霞「セクハラ騒動の再来になりかねないわよ」

 

提督「ま、ハグくらい大丈夫だって」

 

金剛「じゃあ私ともやりまショウ!」ギュー

 

鈴谷「あ、ズルい!鈴谷ともして!」ギュー

 

提督「お、おう」

 

提督(や、柔らかいものが…ってイカンイカン)

 

金剛「ん?提督、何か硬い物が当たってるヨ?」

 

瑞鶴「て、提督さん…」カアア

 

鈴谷「ま、まさか鈴谷たちに興奮して…」カアア

 

霞「変態!」カアア

 

五十鈴「変態…」ジトー

 

五月雨「……」モジモジ

 

提督「誤解だ!」

 

金剛「Pocketに何か入ってマス」

 

提督「まったく、目敏いな」スッ

 

瑞鶴「提督さん、それって…!」

 

鈴谷「ゆ、指輪じゃん!」

 

金剛「Engagement ring!」

 

提督「ああ、今朝届いたんだ」

 

五月雨「…誰に渡すかはもう決めてるんですか?」

 

提督「一応な」

 

五十鈴「一応?まだ迷ってるの?」

 

提督「すぐに渡すのかを迷ってるんだ。まだ指輪は1つしかないから、誰か1人を贔屓することになってしまうんじゃないかと思ってな」

 

鈴谷「そんな難しいこと考えなくていいと思うけど」

 

霞「別に誰が最初でも文句は言わないわよ。司令官が決めた子なら」

 

瑞鶴「それになんとなく誰かわかるしね」

 

提督「…そう言ってくれると助かるよ。というか、誰に渡そうとしてるのかわかるのか」

 

金剛「Expectationというよりwishに近いけどネ」

 

五十鈴「ま、誰が1番でも気にしないけど。五十鈴にもあとでちゃんとくれるなら」

 

五月雨「これからすぐに渡すんですか?私、その人を呼んできますよ!」ワクワク

 

提督「…いや、呼んでくる必要はない」

 

五月雨「そうなんですか?」キョトン

 

提督「ああ、この場にいるからな」

 

五月雨「!」

 

五月雨(この場に!?一体誰なんでしょうか?やはり強力な戦力の金剛さんか瑞鶴さん…いや、鈴谷さんという線も…)

 

霞「五月雨、何ぼーっとしてるのよ?」

 

五十鈴「ほら、提督が待ってるわよ」

 

五月雨「…へ?」

 

提督「…五月雨、今日まで秘書艦として俺を支えてきてくれてありがとう。これからもよろしく頼む。受け取ってくれ」スッ

 

五月雨「…へ?」

 

鈴谷「ほらほら、早く手を出して!」

 

金剛「やっぱり五月雨がthe firstだったネ」

 

瑞鶴「納得の結果ね」

 

五月雨「…わ、私でいいんですか?」

 

提督「ああ」

 

五月雨「私、駆逐艦だしまだ弱いですよ?」

 

提督「そんなこといいんだ。五月雨に最初に受け取ってほしい」

 

五月雨「…はい」スッ

 

俺は五月雨の左手の薬指に指輪を付けた。

 

五月雨「提督」

 

提督「ん?」

 

五月雨「私、提督のことが…」モジモジ

 

瑞鶴(もうちょっと…!)

 

金剛(五月雨、fightネ!)

 

鈴谷(言っちゃえ…!)

 

五月雨「いえ、これからも頑張りますね!」

 

提督「…え、うん。期待してるよ」

 

金剛(oh…)ガクッ

 

鈴谷(そこまで言ったのに…)ガクッ

 

瑞鶴(好きですの4文字が遠い…)ガクッ

 

霞「そこまで言ったなら最後まで言いなさいよ」ニヤニヤ

 

五月雨「っ!」

 

五十鈴「演習前に私たちに言ったことそのまま提督に伝えればいいのよ」ニヤニヤ

 

提督「へえ、それは是非聞きたいな」

 

五月雨「な、内緒ですよ、今は!また機会があれば言いますから!」アタフタ

 

鈴谷「私が教えてあげよっか?それはねー」

 

五月雨「ああっ!ダメです!それはズルです!」

 

金剛「五月雨、so cuteネ。顔が真っ赤ダヨ」

 

瑞鶴「色白だから余計赤く見えるわね」

 

五月雨「もおお!みんなして私をからかって!」

 

 

 

 

その後、左手の薬指に指輪を嵌めた艦隊が




他にも艦これのお話を書いてますので、是非そちらもどうぞ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。