提督「いやー歓迎会楽しかったな。みんな友好的で仲良くやっていけそうだ」
五月雨「……」ムスッ
提督「…五月雨、何怒ってるんだ?」
五月雨「怒ってません」プイッ
提督(怒ってるじゃん…)
五月雨「ただ、提督は些か女性に対して無防備過ぎかと思います。女はみんな狼なんですから気を付けてください」
提督「んなアホな」
五月雨「冗談じゃないです」
提督「無防備って言われても、何に気を付けろと?」
五月雨「まずボディタッチです。みんな勘違いしちゃいますよ。それに金剛さんへのハグオッケー発言」
提督「ハグくらいいいだろう。金剛もイギリスの習慣が抜けてないんだって」
五月雨「どさくさ紛れに、お、おしりとか触られても知りませんよ?」
提督「俺は尻を触られるくらい平気だぞ。男だし」
五月雨(やっぱり提督って結構女好きだったりするのかな…?)
五月雨「男性ならむしろ平気なはずないですよ!だから提督は無防備だって言ってるんです!」
提督「お、おう…」
五月雨「あと、いくら暑いからって上着は脱がないでください」
提督「仕方ないだろ。食事をしてると体温上がるんだから」
五月雨「それでも男性が簡単に肌を見せるべきじゃないです」
提督「普通逆だろ。露出を抑えるべきなのは女性の方だと思うが」
五月雨「…やっぱり提督ってズレてますよね。女の肌なんか誰も見たいとは思いませんよ」
提督「えぇ…」
提督(ここに来てから違和感はあったけど、やっぱりなんかおかしいぞ?)
提督「それって世間一般でもそうなのか?」
五月雨「?当然じゃないですか?」
提督(つまりこのズレは鎮守府内だけじゃなく世の中もこんな感じなのか)
提督「五月雨、今日は疲れたから俺はもう休む」
五月雨「あ、ごめんなさい、長々と話し込んでしまって…」
提督「気にしなくていいよ。それじゃまた明日な」
五月雨「はい、失礼します」
五月雨は一礼した後、部屋を出ていった。
提督「少し調べてみるか…ネットを使えばこのズレの正体もわかるかもしれないし」
カタカタカタ
提督「なんだ…これは…?ちょっとズレているどころじゃない…!」
提督「俺の知ってる世界と全く違う。というより、男女の性の扱いが逆転してるのか」
今までの自分の行動を思い返してみた。
提督「ってことは、時間と場所を弁えるならいつでもハグオッケーとか言ったのはマズかったか。それに、みんなの前で薄着になったのも…これからは控えた方がいいな」
提督(俺から見れば、男だけの生活をしていた集団の前で女性が肌を晒しているわけだからな。刺激が強すぎる)
提督「ともあれ、明日から気を付けよう。問題は起こしたくないしな」
俺はそう決意し、眠りについたのだった。