五月雨「最近提督にアプローチする艦娘が目に見えて増えてきましたね」
提督「先日の面談のせいで俺がケッコンカッコカリに乗り気だと知れ渡ったみたいだな」
五月雨「由々しき事態ですよ、これは」
提督「気にしなくてもよくないか?」
五月雨「ダメですよ!度が過ぎて完全にセクハラをしている艦娘も出てきています!早く対処しないと提督の身も危なくなるんです!」
提督「は、はい…」
五月雨(初期艦として、提督の貞操は私が守ります…!)フンス
提督(いつになく張り切ってるな)
提督「具体的に何をすればいいんだ?」
五月雨「…えーっと…」
提督「思い付いてないみたいだな」
五月雨「ご、ごめんなさい」シュン
提督「…しょうがない、それなりに対処してみるよ」
※
提督「まずは…お、いいタイミング」
鈴谷「あ、提督じゃん。ちーっす」
熊野「ごきげんよう、提督」
提督(熊野は淑女らしく振る舞っているが、鈴谷は最近言葉でのセクハラが多いんだよな)
鈴谷「提督、今日も格好いいね」
提督「お、おう。ありがとう」
鈴谷「それにまた上の方のボタン開けちゃって。誘ってるの?」ニヤニヤ
熊野「鈴谷、はしたないですわよ」
鈴谷「提督、暇してるならさ、今から鈴谷とイイコトしない?」
熊野「ち、ちょっと…!」
提督(まーたこういうこと言う。経験ないこと知ってるんだからなこっちは)
鈴谷「いっぱい気持ちよくしてあげるから。どう?ねえ提督?」
熊野「鈴谷、いい加減にしなさいな」
鈴谷「提督はこれくらい平気だよ。それに、ちゃんと熊野にもいい思いさせてあげるから」ニヤニヤ
熊野「なっ…!?う、うう…」カァァ
提督(調子に乗ってるな。よし…)
提督「…へえ。で、具体的にどんなことをしてくれるんだ?」
鈴谷「…へ?」
提督「イイコトしてくれるんだろ?」
鈴谷「え、えっと…ほら、手でとか?」チラッ
熊野「こっちを見ないでください」
提督「それじゃ例えば…」
鈴谷「ひゃっ」
鈴谷(顔近っ!あと耳に提督の息が…)
提督「…………みたいなことをしてくれるのか?」ボソボソ
鈴谷「~~~~~~~っ!?」カァァ
提督「ほら、どうなんだ?」
鈴谷「う…」
提督「う?」
鈴谷「うわあああん!」ダッ
熊野「あ、ちょっ、鈴谷、どこに行くんですの!?」
鈴谷「提督のハレンチ!そんなすごいことできるわけないでしょー!わああああん!」ダダダダ
熊野「…行っちゃいましたわ」
提督「うむ、そうだな。これに懲りてセクハラ発言も減るといいんだがな」
熊野「それが目的でしたのね」
提督「巻き込んで悪かったな」
熊野「気にしてませんわ。ところで、さっきは鈴谷に何と言ったんですの?」
提督「え、聞く?」
熊野「気になるので」
提督「えー…じゃあ耳貸して」
ゴニョゴニョ
提督「と、こんな感じのことを…」
熊野「……」
提督「熊野?え、頭から湯気出てるんだけど!?どっかで見たぞこれ!熊野しっかりしろ!おーい!」
※
提督「さて、次はボディタッチのやたら多いあの艦娘だな」
金剛「Hey 提督!バーニングゥ…ラーヴ!」ガバッ
提督(これまたいいタイミング)ヒョイ
金剛「Oh shit!避けられたデース」
比叡「金剛お姉様、びっくりするから急に走らないでくださいよ」
榛名「提督の身のこなし…素晴らしいですね!」
霧島「ごきげんよう、司令」
提督「おう。さて金剛、確かに俺はハグくらいならいいとは言ったが、時間と場所を弁えるべきだと思わないか?」
金剛「弁えてマスヨ?」
提督「どこがだよ。俺は執務中でここは施設内の廊下だろ」
金剛「じゃあいつどこでならいいんデスカ?」
提督「少なくともここではダメだ。周りの目もあるしな」
提督(風紀的に)
金剛(つ、つまり2人きりの時にってことデスカ…!)
霧島「金剛お姉様、司令から注意を受けるのは何度目ですか?」
金剛「むー」
比叡「いい加減にしないと憲兵案件ですよ」
榛名「そうです。お姉様ばかりズルいです」
比叡「榛名!?」
金剛「But!提督とのphysical contactがないと私色々爆発しちゃうヨ!陸奥になるヨ!」
提督「堂々とセクハラ発言をするんじゃない。まったく…」
霧島「あと爆発することを陸奥さんになるって言うのやめてください」
提督「仕方ない…」ズイッ
金剛「っ!?」ビクッ
金剛(て、提督の顔がnearに…!)
提督「もしそういう関係になったら触らせてやるから、俺好みのおしとやかな振る舞いをしてくれ」ツン
金剛「~~~~~~っ!」ゾクゾクッ
提督(…俺にはお腹を突っつく程度のボディタッチが限界だな)
金剛(そ、そういう関係!つまりケッコンカッコマジ!やっぱり2人きりならOKということデスネ!しかもstomachを突っつかれマシタ!こ、こんな魔性…ハ、ハマっちゃいマス…!)プシュゥゥ
提督「それじゃあ俺は執務に戻るから。4人とも演習の準備しておくんだぞ」スタスタ
霧島「し、司令…な、なんてハレンチな…!」
榛名「金剛お姉様、羨ましいです…!」
比叡「ひ、ひえぇ…お姉様、大丈夫ですか?」
金剛「…比叡、榛名、霧島。大事なお願いがありマス」
比叡「な、なんでしょうか?」ゴクリ
金剛「演習までの3時間…いえ2時間でいいデス。部屋で1人にして欲しいデス」モジモジ
比叡「あっ…」
榛名「あっ…」
霧島「あっ…」
※
提督「さて、最後はあいつらだな。俺の裸を偶然見たことに味をしめたのか、ノックせずに入ってくることが増えたんだよな。特に風呂に入る時間帯」
五月雨「…ホントに行くんですか?」
提督「まだ迷ってるのか」
五月雨「だって、お風呂に直接突撃なんて…」
提督「同じ目に遭えば少しは懲りるだろう」
提督(下心がないとは言わんが)
五月雨(大丈夫かな…)
五月雨「着きましたよ。それじゃあ私は外で待ってるので何かあったら呼んでください」
提督「ああ」
提督(よし、突入だ)
提督「邪魔するぞー」ガラガラガラ
瑞鶴「ぎゃっ!」
時雨「わっ!」
提督「いいリアクションだな」
瑞鶴「て、提督さん、ここ艦娘用の大浴場だよ!?何考えてるの!?」
提督(この世界でもそれなりに恥じらいはあるんだな)
時雨「な、何か僕たちに用かい?」アセアセ
提督「いや、いつも風呂のタイミングを狙って俺の私室に突撃してくる艦娘に仕返しのイタズラをしようかなと」
瑞鶴・時雨(バ、バレてる…!)
白露「……」
翔鶴「……」
提督「あ、君たちはただの巻き添えだ。すまんな」
翔鶴「えー…」
白露「なにそれ!?」
時雨「て、提督、目的を達成したなら、そろそろ出ていってくれないかな?」
瑞鶴「そうだよ、提督さん」
提督「俺の風呂や部屋を覗きに来ないと約束するなら」
瑞鶴「するから!」
提督「本当に?」
時雨「本当だよ!」
提督「そこの2人も?」
白露「私たちは覗いたことないんだけど!?」
翔鶴「今までもないですし、これからもないですよ」
提督「…そこにいる潜水艦もか?」
ゴーヤ「…バレてたでちか」
瑞鶴「いたんだ…気付かなかった…」
白露「私たちが来る前からいたよ」
提督「で、ゴーヤも約束するか?」
ゴーヤ「……」コクッ
提督「…よし、今日の所はこれで許してやろう」
瑞鶴「じゃあ早く出ていってくれる?」
提督「はいはい。じゃあな」
提督(みんな湯船に入ってたからなんとか平静を保てたな…)
ガラガラ バタン
瑞鶴「…まったく、提督さんは変にアクティブなんだから」
翔鶴「それより瑞鶴、部屋に戻ったら話があるからね」
瑞鶴「うへぇ」
白露「時雨もだよ」ジトー
時雨「う…」
白露「時雨にだけそんなラッキーイベントなんてズルい!次覗きに行くときは私も連れてって貰うからね!」
時雨「あ、話ってそっちなんだ。というか、もうしないよ。たった今注意されたんだから」
瑞鶴「もしかして翔鶴姉もそういう…」
翔鶴「違うわ。しっかりお説教よ」
瑞鶴「…はい」
ゴーヤ「やれやれ、でち」
ゴーヤ(提督、裸の女5人を前にして普段通りのままだったでちね。流石経験豊富なだけあるでち)
※
あれから、あからさまなセクハラをしてくる艦娘は少なくなった。しかし…
提督「あ、鈴谷…」
鈴谷「あ…」カァァ
提督「ちょうどよかった。午後の演習のことなんだが…」
鈴谷「く、熊野に聞いて!」スタコラ
提督「お、おい!…なんなんだ」チラッ
金剛「っ!な、何か用デスカ?」カァァ
提督「……」チラッ
時雨「……」メソラシ
瑞鶴「……」メソラシ
提督「…はぁ」
提督(気まずい感じになってる…やりすぎたか)
この状況は数週間続いた。