「この洞穴の奥にその騎士王アーサーがいるの?」
「ああ」
オルガマリーの声が一同の間で響く。
その言葉に頷いて答えたのはキャスターだった。
「このまま真っ直ぐ進めば嫌でもあの王様がいるぜ。否が応でも、それで最終決戦だ」
サッと杖を払えば、それに合わせて立香たちの視線もそれに釣られる。
洞穴奥に待ち受けるのは、間違いなくセイバーのクラスでも最強レベルの英雄。これまでの戦闘とは比べ物にならない苦難が待ち受けているだろう。
それを全員が感じ取っているのか、皆沈痛な面持ちをしたまま動こうとしない。
いや、きっとそれだけが理由ではないのだ。
一同の中でも、まだ新参者に部類されるイリヤはそっと後ろを見た。
そこに居るのは、立香に「今のアインズじゃ無理だよ」と言われてから口を開こうとしないアインズである。彼はここに来るまでの道中、索敵をするわけでもなく、かといってダラけるわけでもなく、ただ一同の三歩後ろに付いていた。そんな彼の静けさがみんな不気味に感じているのかもしれない。アインズの表情は骸骨のため判断が付かず、こちらから話しかけても彼は全く返事をしなかった。
対して、次にイリヤは前方を見る。
そこには怒った表情を浮かべている立香がいる。こちらもアインズと同様、先程の一件以来、立香はこの表情のまま一言も発さずにいた。
「と、とりあえず、進むしかないわね……! キャスター、最後まで道案内を頼めるかしら」
オルガマリーが立香を見て、空気を変えようとそう言う。
キャスターもそれに合わせるように髪の毛を軽く掻き上げると、「はいよ」と言って暗闇に溶け込んでいった。
「マシュ。何があるか分からないけど私たちを守ってちょうだい。今はあなたのその盾が重要だわ」
テキパキと指示を出していくオルガマリーにマシュは「はい」と短く返事をする。
立香とアインズが使えない以上、それ以外のメンツでこの状況を乗り越えなくてはいけない。当然、今まで彼女たちがやっていた分の仕事を振り分ける必要がある。イリヤも何か力になれないか考えた末に、自身の髪の毛を媒体とした使い魔を形成することにした。
「私も少し索敵に協力してあげるわ。何かあったらこれで感知できるから」
「感謝はしないわよ。この状況だと当然ですから」
「別にそんなもの欲しくないから、良いわ」
イリヤがそうくすっと笑うと、オルガマリーは頭を抑える。
本来あるべき魔術師同士、オルガマリーとしてはあまりイリヤの事を快く思えないのかもしれない。
「それにしてもかなり深いですね。これが自然の力というものでしょうか」
周りを見渡しながらそう告げるマシュにつられて、オルガマリーとイリヤも削られた岩肌を見やった。
「いえ、これは人工的なものよ。長い年月をかけて魔術師が地下工房として作り上げたんでしょう」
オルガマリーの言う通り、これは自然の力だけでできたものではない。人工的、魔術的な力がこの洞穴には加えられている。
それを証拠づけるように、この入り口には魔術的に分からないような細工がされていた。それは秘匿を大前提とする魔術ならではのこだわりがあるのだろう。
「オルガマリーの言う通りよ。18世紀に開始された聖杯戦争。その基盤となるものを冬木に設置するために作られたが、ここだもん」
それがイリヤの知る聖杯戦争の歴史。後に御三家と呼ばれる魔術師の家が作り上げた最高峰の魔術儀式の概要である。
けれど、その説明で目を丸くしている人物がいた。
___オルガマリーである。
「何を言っているの……? 聖杯戦争が開始したのは2004年よ。後にも先にも、それ以外存在しないわ!」
逆に、その言葉にイリヤはぎょっとした。
2004年___それは自分が参加していた第五次聖杯戦争が起きた年月だ。それ以降、聖杯戦争が起きていないと言うのであれば、まだ納得がいく。しかし、それ以前にも聖杯戦争が行われていないというのはおかしすぎる歴史であった。
「オルガマリーこそ何を言っているの? 聖杯戦争はこれで五度目よ」
「そんなはずないわ! 公式的に記録されているのは、2004年に起きた冬木の聖杯戦争のみ! 最初で最後の聖杯戦争だと言われているのよ!? ま、まさか、カルデアスの問題はこの歴史の
ぶつぶつと呟きながら考え出すオルガマリー。
これが普通の魔術的な話であればイリヤも少しは推察できた。しかし、この歴史、引いては並行世界の話になってくるとイリヤでは門外漢である。せめて、数少ない魔法使いとして知られる宝石翁ゼルレッチでも連れてこなければ、話が進まない。
それはオルガマリーも同様であったのか、数分ほど悩んだ末に彼女はそれらを投げ出した。どう推察しようにも確認のしようがないし、まず情報が足りなさすぎる。元凶であるセイバーであれば、何か知っているかもしれないが、キャスターの話を聞く限り、素直に教えてくれそうになかった。
「とりあえず、進むしかなさそうね」
「……ええ。それが手っ取り早そうです」
イリヤとオルガマリーがお互いにそう納得すると、前方に紫色の光が漏れているのが見えた。
どうやらこの先が最終決戦場となるらしい。その証拠に、前方で索敵を務めていたキャスターが、光の漏れる場所から少し離れて立っていた。
「おう、こっちでも奴さん確認できるぜ。前見た時と変わらず、案山子みてーに突っ立ってらぁ」
キャスターは奥にいるアインズと立香を一瞥し終えると、次にオルガマリーへ向かって報告する。オルガマリーもキャスターが言わんとしていることを察したのか、静かに頷いた。
「藤丸ッ、ちょっとこっち来なさい!」
そう言って、後ろで無言を貫いていた立香を引っ張り出す。彼女は彼女で突然のオルガマリーの対応に驚いたのか、目を丸くしていた。
「あなたは何も知らない一般人にしては良く頑張ったわ。マスターとして、何より”カルデアの一員”としてね。あなたがここにいなければここまで上手くはいかなかったでしょう」
オルガマリーはそう言って立香の頭を優しく撫でる。
「そして、これが正真正銘、最終決戦であると言うのならば、この場を締め括るのはあなたの言葉が正しいと私は思うの。作戦の考案は私がしたとしても、それを伝えるのは一番の功績者である藤丸立香、あなたの役目よ」
誰もがその言葉に頷きで返す。オルガマリーの言う通り、彼女がここにいなければきっともっと前の段階でカルデアは詰んでいただろう。
マシュは生きることを諦め、オルガマリーはスケルトンの群れから助かることはなく、キャスターは未だ終わりの見えない聖杯戦争に甘んじていたに違いない。
誰もが欠けてはいけないピースであった。それを埋めてくれたのは間違いない藤丸立香と言う少女である。
イリヤはそんなカルデアのメンバーを見渡しながら、心苦しそうに笑う。なぜなら、自分たちの後ろにいるアインズが、そんな光景を妬ましそうに、羨ましそうに見ているのだから。
「さあ、最後の音頭はあなたで決めなさい」
オルガマリーはそう言って、一歩後ろに下がる。まるで立香を立てるように、自身の身を影へと忍び込ませた。
「……勝とう! 勝って、カルデアに帰ろう!」
そう言って立香は快活に叫ぶのであった。
・
アインズは目の前の光景を妬ましそうに眺め続けた。
立香から「今のアインズじゃ無理だよ」と言われてから、彼は一言も言葉を発していない。それなのに、彼女たちに付いて回っているのは、もはや惰性としか言えなかった。
なんでこんなところに立っているのか、自分は何がしたいのか。そんなことすら今のアインズには分からない。
ただ必死だった。ただ必死にこの世界で恩義のある藤丸立香の力になろうとした。それだけだ。それだけしかアインズには無かったのだ。
それなのに恐れられ、疑われ、あまつさえ否定された。
アインズの心にはぽっかりと大きな穴が空いている。かつての仲間たちが去って行った時のような深い絶望感が彼の体中を走り回っている。
それがとても鬱陶しい気持ちにさせ、さらに怒りが心のドス黒い部分から湧き出てくる。その度にそれら感情は沈静化され、冷静な頭で先程の出来事を考えさせられる。
(怒れないことがこんなに辛いなんて知らなかった……)
ため息をつきたい気持ちを必死に堪え、アインズは無いはずの喉奥を締めた。
「それじゃ行くよ! キャスターは後衛でマシュが前衛! 下手な連携はつけ込まれるから、マシュが相手の攻撃を受け切った時に、キャスターが宝具で仕留めて!」
立香が元気よくそう指示を飛ばすと、マシュとキャスターが頷き光源へと走り出す。それに合わせて、立香、オルガマリーと言う順で走って行った。
アインズはその後に続くか逡巡する。
さっき、立香はアインズの名前を出さなかった。つまりそれは、本当の意味で今のアインズを彼女は使う気がないということ。宣言通り、彼女はアインズを戦力として見ていないということだった。
そんな中、アインズが彼女たちの近くにいていいのだろうか。そんな気持ちが強くなる。ここで静観しておくべきなのではないだろうかと悪魔が囁く。
「行かなくていいの?」
そんな中、アインズと同じく立香達とともに行かなかったイリヤが隣に立っていた。
アインズはそんな少女の姿を一瞥すると、何も言わずに上を見上げる。
「別に私はどんな選択をしても命の恩人であるあなたを責めたりはしないわ。それがアインズの選択なら、それはきっと間違いじゃ無いんだと思うの」
なんて甘い言葉だろうか。自分の全てを肯定してくれるなんて、戯言でしか無いとアインズは知っている。
しかし、今だけはその戯言に興じたいと思ってしまう。何も考えず、何も思い出さず、自分という殻に引きこもっていたい。そうすれば傷付かずに済むから。そうすれば、求めすぎずに済むから。
(そうだよ。今までだってそうしてきたじゃないか。仲間たちが去るときも、嫌なはずなのに見送ったりなんかして、いつだって俺は静観してきたじゃないか……)
自分の気持ちに蓋をして、相手の事情ばかりを優先させてきた。自分の感情なんて二の次で、それでも楽しいと思えていた。自分が気持ちを発散させるときはいつだって相手の迷惑にならないことばかり。相手に嫌われそうなことは絶対にできない。人間であればそれは最大の美徳なはずだ。誰かに合わせ、誰かを立てる。一緒にいて気持ちがいいと思われる人種の動きをアインズはしてきた。
今まで友達なんて居なかったアインズはどこまでやっていいのか分からず___
早くに家族を失ったアインズは、認めてくれる者がいないせいで自己評価が低い___
今まで甘えられるような彼女なんて出来やしなかった___
引っ込み思案で臆病な生き物。それがアインズの中身、「鈴木悟」という名の人間である。
(俺の手に残っているものは過去の遺物……か)
最後の最後まで放り出せなかった、アインズ・ウール・ゴウンの象徴。
仲間達と作り上げた思い出の結晶。
今でも胸を張って自慢できる唯一の代物。
そんなギルド武器がゆらゆらと不気味なオーラを揺らめかせる。
(この戦いが終わったら身を隠そう。英霊がいる座と言う場所に行けば、何かあるかもしれないしな)
そんな不確定な未来に思いを馳せながらアインズは、そっと眼前に広がる戦闘を眺めた。
が、その瞬間___
アインズとイリヤに向けて飛んでくる1つの肢体。
「ぐぅッ!!!」
飛んでいったそれを見れば、明らかに尋常ではないほどの傷を負っているキャスターが横たわっていた。
「騎士王……アーサー」
イリヤはキャスターが吹き飛ばされた方向を見ながらそうつぶやく。
アインズも何が起きたのかと思い、正面を向けば、そこにいるのは禍々しい黒の鎧を装着した金髪の少年……いや、少女が一人立っていた。
どう見ても、今まで見てきたサーヴァントと別格の性能を誇っているそれは、剣先をマシュに向けて不敵に笑う。
「盾か、構えるがいい名も知れぬ娘」
アーサー王はマシュの盾を見ながら告げる。
「その守りが真実かどうかこの剣で確かめてやろう!」
アインズが助けに入るべきか悩んでいる間に、アーサー王はマシュ目掛けて飛びかかり、黒く濁ったエクスカリバーと思われる聖剣を振り下ろした。
咄嗟のところで盾で防いだマシュは、しかしその場に踏ん張ることができなかったのか大きく吹き飛ばされる。
「柔いな」
そう断言するアーサー王。彼女の予想をマシュは下回ってしまったのかもしれない。
吹き飛ばされたマシュを、心配そうに立香が見つめる。戦闘というものにあまり慣れていないのか、よくみれば立香の体は少し震えていた。
アインズはそんな状態を見ても、何もできずに踏鞴を踏む。
「悩んでる暇はないわよ、アインズ。あなたが助けに入らなきゃ、きっと全員死んじゃうわ」
イリヤは冷たくそう囁いた。
しかし、そんな事はとうにアインズ自身が一番わかっている。
目の前にいるあれは、ユグドラシルでもレベル70〜80はあるであろう、この世界でいうところの化け物だ。サーヴァントとしての規格を超えているような気さえする。そんなものにマシュが単騎で挑み続けても結果は見えているだろう。
残り数分もしないうちに、マシュはおろか、その後ろにいる立香たちさえ屠られてしまう。
だが、そんな状況に陥った今でも、アインズに参戦する気力は湧かなかった。
それは立香に言われた言葉が自分の中で大きな杭として刺さっているから。これ以上、何かしたら本当に嫌われてしまうのかもしれないと独りでに考えてしまうから。何より、彼は人間の不幸というものに対し真摯になれずにいた。
アインズの精神的弱さとアンデッドの特性が合わさり生まれた悪循環。最早、アインズは人間であることすら許容して、それを享受している。そんな彼の心に響かせられる言葉を吐くには、”助けられただけ”のイリヤには難しかった。
「早く立て。立たないならこちらから行くぞ」
「くうっ」
聖剣から黒いビームを出し、その推進力を利用してマシュへ斬りかかるアーサー王。それのせいで、またもやマシュが大きく後ろへ吹き飛ばされる。土埃を舞い上がらせながら、地面に転がる姿は誰が見ても無様と言いたくなるようなものだろう。彼女の目を見てみれば、完璧に怯えきっているような目をしていた。
「この程度で根を上げるのか?」
「はあ…はあ…」
聖剣を地面に叩きつけ、衝撃波だけで攻撃するアーサー王を見れば、完全に弄んでいるようにしか見えない。
一方的に蹂躙されるマシュの姿を見て快く思う者など誰もいないだろう。その証拠に、立香も、オルガマリーも、イリヤでさえも苦い顔をしていた。
そんな時、とうとう居ても立ってもいられなくなったのか立香は彼女へ駆け寄ろうとする。
けれど、それをオルガマリーはすぐに止めた。正しい判断だ。今、立香がマシュのところへ行ってできることなど何一つとしてない。足手まといになって、共にあのアーサー王の剣で斬り伏せられるだけだ。無駄死にもいいところである。
所長もそれがわかっているのか、己の悔しさを心の奥底にしまいながらもマシュを見届けるという選択をしたらしい。
「さて、もう試すこともないだろう」
興が醒めたのか、アーサー王は残酷にもそう宣言した。
(二人がやられた今、狙うは俺か)
そう冷静に考えて、アインズは厄介そうにスタッフをアーサー王と思わしきサーヴァントに向ける。
相手が向かってくるというのならば、アインズもそれを迎撃する。自分の身を守るためでしか、今のアインズはその力を振るう気にはなれなかった。
「まだ終わってない!」
しかし、アーサー王がアインズに向かってくることはなかった。
剣先を向けた先、そこに立ち塞がる者が現れたからだ。
アインズはそれに対し目を剥く。あり得ないと思いながらも、その光景をまじまじと見つめる。
アーサー王とアインズの間に割って入ったもの、それは紛れもないアインズを見限ったと思われる藤丸立香の姿だった。
「邪魔をするか星見のマスター」
アーサー王は面白いものを見れたと言う表情で剣を振り上げると、大きく魔力を激らせた。
代わりに、アインズは向けていたスタッフを降ろす。自身に向かってこないと分かった途端、彼は戦闘態勢を解いた。
「健気な心構えだが、生憎、言動には力が必要ということを知るがいい」
後ろのアインズなどお構いなしに、振り下ろされそうになる漆黒の剣。その威力は先ほど推進力として使ったものとは比べ物にならない。当たってしまえば、確実に人の体を一瞬で吹き飛ばしてしまうほどのものだろう。
「アインズ、本当に後悔しない? 今ここであれが放たれたら、きっと立香は死んでしまうわ」
最終確認とでもいいたげに、イリヤはゆっくりとそう問いかける。
(死んでしまう? だからって俺がそれを助けるのか? 俺は立香の力になれないってはっきり言われたんだぞ。 だって、それに、死んだところで蘇生させればいいだけだ……)
そう、最悪死んでしまっても蘇生をすれば藤丸立香という少女は助けられる。それはイリヤの件で立証済みだ。
(だけど、本当にいいのか? 立香が死んでも俺は後悔しないのか?)
想像してみる。あの漆黒の波に飲まれ朽ち果てる立香を。
アンデッドになって誰も信用してくれない中、唯一助けてくれた彼女の亡骸を。
ちくり。
胸が痛む。
ズキズキ。
なくなったはずの心臓が痛む。
それに呼応するようにギルド武器が悲しげに揺らめいた。
(俺は何がしたかったんだ? 俺がこの世界に来た理由はなんだ?)
考えて、考えて、考えて、考えて、考えて、考えて、考えて、考えて、考える___。
最後の時を自分だけしかいない円卓で寂しく過ごした。
過去の遺物を胸に抱きながら、その悲壮感を吐露した。
自分だけが取り残されてしまったという孤独感に苛まれながら、アインズは必死に懇願したのだ。
『神様。どうか、どうか、一つだけ願いが叶うのなら俺は___、もう一度幸せになりたい』
それに気づいた瞬間、アインズは、さっきまで出せなかったはずの声を咄嗟に立香へと掛けた。
「っ、そこから離れろ立香!!」
けれど立香はアインズの言葉に首肯しない。
絶対にそこから退いたりしない。
彼女は首を横に数回振ると、後ろにいるアインズに目もくれないで高らかに叫ぶ。
「アインズ! 私は怒ってるから! なんでもかんでも一人で背負い込んで、溜め込んで、助けてって頼ってくれない! そんなアインズに私は怒ってるから! アインズが私を頼らないなら、私だってアインズに頼らない!!!」
立香はそう言って右手に灯った令呪を前方へ翳す。
「ごめん、マシュ。無理をさせるけど、今だけはその無茶に付き合って」
それに呼応するかのように令呪は紅く煌めく。アインズに令呪を使った時と同じように、それは立香の意思に反応して、溶けて消える。
それと、同時。後方で倒れていたはずのマシュが全員の前に立ちはだかるように転送され、彼女はなけなしの力を使い、己の盾を地面へと突き立てた。
「了解。マスター! 私も概ねその言葉には同意です。アインズさんにはまだあの時のことを謝れていませんので!!」
そう言って叫ぶマシュの顔は、さっきまでの死んでい表情と違い、明らかに生気を取り戻していた。
そんな、負傷など知らないと言わんばかりの強い言葉にアインズは思わず眩暈を覚えた。
言葉にならない感情が湧いてこぼれ落ち、精神の抑制なんて知らないと言わんばかりに、アインズの心は激しく波打ち続ける。
なんだこの感情は、なんだこの気持ちは、なんだこの胸の高鳴りは。
無くしていたものを見つけられた時の高揚感。
思い出せない記憶が、再び蘇った時の幸福感。
アインズの体は、アンデッドとは思えないほどに温かいもので満たされていく。
「負けません。先輩も、アインズさんも、キャスターさんも、所長も、イリヤさんも、私が誰も傷付かせない!!」
その気持ちがトリガーとなったのか、はたまた立香の令呪がトリガーとなったのかは分からない。ただ事実として言えることはマシュの盾がみんなを守るように、大きく、そして硬く宝具を発動させたということのみ。
こうなれば彼女にとってやることは一つしかなくなった。アーサー王の攻撃を受けきること。是が非でも、相手の攻撃を打ち砕くこと。
きっと、その後のカウンター攻撃など考えていないのだろう。彼女の真価は誰かを傷つけることではなく、誰かを傷つけさせないことにある。
マシュは一呼吸入れた後に、自身を奮い立たせるため喉を壊す勢いで咆哮する。
「はああああああああああああ!!!」
声に合わせて盾から青白い色をした城門が具現化される。
それはどこか覚束ないながらも、確かに他を寄せ付けない結界のように見えた。
「宝具……」
マシュの後ろで所長がそう呟く。
これが彼女にとって正真正銘の全力なのだろう。
「ふ、面白い___。なら、受けてみるがいい」
禍々しい黒い力の奔流が、アーサー王が携える聖剣に集まる。風は吹き荒れ、アーサー王を起点とした一定の空間では空気の渦が作り上げられた。
何もかもを飲み込んでしまいそうなその光景は正しく聖剣の所業。これが伝説に名高いエクスカリバーとその保有者として認められたアーサー王の実力なのか。
「真名解放!
「あ”ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
マシュ目掛けて放たれたそれは破壊の一撃。思わず苦痛の声を漏らさずにはいられないのか、少女特有の甲高い叫び声を響かせる。それだけマシュにとって、アーサー王の攻撃は凄まじいものなのだろう。受けていないアインズには分からないが、あの様子を見る限り、マシュがあの攻撃を受けるのは力不足でしかなかった。
攻撃の余波によって辺りの土埃は舞い上がり、視界すらも悪くなってきた。マシュの体は次第に見えなくなりつつあり、あと数秒もしたら黒い闇に飲み込まれてしまうのではないかと思ってしまう程だ。
だがそれでも、闇の隙間から見えるマシュの目は死んでいない。相手に負けるつもりは無いのか、盾に込める手の力も次第に強くなり、ついには一歩、相手の力を押し返すように踏み出した。
「負けない、負けたくない……。私は、私たちはまだ負けてない!!!」
そう言って、最後の令呪を溶かした立香はマシュにありったけの魔力を注ぎ込んだ。
「勝って、マシュ!!!」
その言葉が放たれたタイミングで、漆黒の闇がアーサー王に跳ね返される。アーサー王はそれに軽く舌打ちをすると、跳ね返された力を避けるように盛大に飛び退いた。
一秒もしない後、漆黒の闇が豪快な爆音と共にアーサー王がいた地面に直撃する。
マシュはそれに安心したのか、はたまた力を使い尽くしてしまったのか、その場に倒れ伏してしまった。
「ここからどうするか、もう決まったんだよね」
イリヤは倒れてしまったマシュを見つめながら、アインズの骨の手に触れる。確かな温かみのある掌からは、なんとなく優しさが伝わったような気がした。
だから、アインズは「ありがとう」だけイリヤに告げる。自分が悩んでいた時も、彼女はアインズのために、後悔しないようずっと問い続けてくれたのだから。
「立香ァ!!」
洞穴にいる誰もが耳を塞ぎたくなるほどの声量。アインズはそれだけを叫ぶと、イリヤの手を離し、レベル100のステータスで盛大にジャンプした。
「一つ、頼みがある」
アインズはそう言って立香の隣に降り立つ。
それを横目で見ながら立香はにぃっと笑った。
「なに?」
「これが終わったら俺と冒険してほしい。どこでもいい。青空や、山、海や、街並みなんかを見にいこう。きっと、それは楽しいだろうから」
アインズのその頼み事に、立香は一瞬ポカンとして、肩の骨を叩いた。
「もちろん! 絶対楽しいよ! マシュやみんなを連れて見にいこう!」
立香から同意を得られたアインズは、それに対しゆっくりと頷いた。
ともなれば、もうこんな不毛な戦いはさっさと終わらしてしまおう。
アインズは過去の遺物である杖をサッと前に突き出し、悠々自適に語る。
「と言うことだ、アーサー王。悪いがお前は手荒に殺す。___〈
その呪文を唱え終えると同時に、世界は全て停止する。
隣で微笑んでいる立香も、少し離れた位置で倒れているマシュも、後ろで心配そうにしているオルガマリーやイリヤも止まっている。
アインズは時間停止している間に、最大級の魔法をいくつも発動させ、時間停止解除後にアーサー王へ仕掛けるように細工をする。
いつぞやのキャスター戦で披露した妙技だが、時間停止に抗う術の無いこの世界の住人にはこれで十分であろうと考えていた。
「ほう、時間を止めるか。アンデッド」
が、どうやら見通しが甘かったらしい。
魔法を発動しようと手を翳したところで、アインズ以外の声が停止した世界に響き渡る。
「時間停止の対抗策を持っていたのか?」
「いや。正確には勝手に対抗したと言った方がいいな。私自身は何もしていない」
そう言って見せるのは何かの水晶体。黄金に煌めくそれは、神秘的なまでの美しさを醸し出している。見たところ、神話級、もしくは世界級といったところか。
どちらにせよ、普通のサーヴァントをここまで大幅に強化できる代物だ。尋常じゃないスペックがそこに眠っていると言っていいだろう。
「これは聖杯と呼ばれるものだ。この力があれば時空を越えることができる。今回の現象はこれのせいだろう」
アーサー王はそれだけを言うと、再びその水晶体を手元にしまった。
「さて、これはいつまで続く? 私はこの状態で初めても構わないが、マスター達が動けなければお前も殺り合えないだろう?」
「随分と自信があるようだが、勝てると思っているのか?」
「そちらこそ甘く見たものだ。私は聖杯を獲得しているサーヴァントだぞ。並のサーヴァントと一緒にしない方がいい」
そう言うや、アーサー王の姿が一瞬にしてかき消える。先ほど、マシュが転移した時のように、アーサー王も聖杯の力を使い瞬間移動を行なった。
「過程を飛ばし結果を得る……。最上の魔術礼装だな、聖杯は」
声が聞こえた瞬間にはもう遅い。いつの間にかアインズの懐に潜り込んでいたアーサー王は一瞬で魔力を溜めた最高出力の聖剣をアインズへと振りかぶる。
「
「チッ、〈
アインズは相手の聖杯の効果を恐れ、立香を抱えて上空へと逃げる。
しかし、アーサー王は避けられることが分かっていたのか、その場で身を華麗に捩らせると、そのまま上空へと飛び上がった。
「〈
アーサー王を迎撃するべく、アインズは大幅に強化した10本の魔法の矢を投擲した。
とその詠唱終了と同時に時間停止の効果が切れる。停まっていた世界は再び稼働を始め、生物は意識を覚醒させた。
「え、え、えぇ!? なんで私アインズに抱えられて飛んでるの!?」
「あまり騒がない方がいい。舌を噛むぞ、立香」
時間停止が切れたせいで立香の時間も動き出し、突然の出来事に困惑の声を上げた。当然、彼女からしてみれば先ほどまでアインズと話していたのに、気がついたら上空に浮かび上がっているのだ。催眠術だとか超スピードだとか、そんなちゃちな現象じゃないだろう。
そんなやりとりをしていると、アーサー王はアインズから放たれた矢を回避するために、強引に空中で方向転換する。だが、通常の避け方では直撃を防げれない魔法の矢は問答無用でアーサー王に着弾した。
「ぐぅ!!」
負けじとアーサー王は空中でアインズに向けて聖剣から魔力の塊を撃ち出した。
「
視界全域を覆うほどの闇。
アインズはその一切合切を薙ぎ払うためにギルド武器を横一閃に振るう。
「小賢しいっ」
しかし、闇を薙ぎ払った時にはすでに視界からアーサー王の姿は消えていた。
どこに消えたのかと思い辺りを見渡すよりも先に、アインズの背中に何かが刺さる衝撃が走る。
「堕ちろ」
その言葉とともに撃ち出される壮絶な魔力の塊。アインズは自身の身にダメージが入るのを感じながら、力に抗うように振り向いた。
アーサー王はそれを見て、アインズから反撃が来ると思い、先ほどと同じく聖杯を使って瞬間移動しようとする。
「逃げるなっ! 〈
アインズの唱えた魔法により、転移魔法によって効果範囲外へとの逃走は不可能となった。
それに軽く苛立ちを覚えるアーサー王だが、それはそれで好都合だと闇の奔流を横一文字で放出する。それを見たアインズは相手が聖剣によるビーム放出以外に攻撃方法が無いのだと悟り出す。
「〈
地上にいるマシュやイリヤたちを庇うように大きく魔法を発動させたアインズは、立香を背中に移すと、そのままスタッフをアーサー王に投げ飛ばす。矢継ぎ早に行われる戦闘に、背中に移った立香は気が気じゃなかった。
「武器を自ら手放すとは、愚かだな!」
アーサー王はそれを愚行と判断し、その杖をどこか遠くへ叩き落とそうとする。それが間違いだとも知らずに。
叩き落とされそうになったスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンは、当初から組み込まれていた自動迎撃システムを発動させる。
〈
火の宝玉を光らせて発動した魔法は、炎の範囲攻撃。それだけにアーサー王の視界は炎に包まれる。
「チッ、厄介な」
そう言ってアーサー王は聖剣を巧みに使い炎の嵐をかき消そうとする。上下左右、乱雑に振っているように見えて、その実なんとも美しい剣さばきだ。ものの数秒程度で、彼女は己の周りに渦巻く炎を消しとばしてしまった。
しかし、アインズはそんな彼女の行動よりも早く、素早く手元に戻ってくるスタッフを握り締めると、後ろの立香に気を使いながら高らかに手を上空へと上げた。
求めるのは相手を一撃で葬れるだけの威力。
さらに、決して
そこから導き出される答え、それは第十位階の魔法にあった。
「〈
その魔法が意味するのは「死」であった。
誰がなんと言おうとありえない事象が目の前で起きている。大気を切り裂き、熱を帯びて落下する石の塊。星型のそれは綺麗に輝いては絶望と共に降り注ぐ。
アーサー王を含め、その場にいる全員が息を呑み、唖然とした。
そう、あの物体は間違いなく星なのである。嘘でも方便でも無く、まさしく星そのものがアーサー王の上空より飛来してきた。
「これが、星の判断か……」
アーサー王はどこか悟った表情を浮かべ、その隕石に身を委ねた。この隕石を返り討ちにしようとしたところで、きっと後ろからそれ以上の攻撃をアインズが放っていたことだろう。どちらにせよ、転移を奪われた時点で彼女は詰んでいた。
圧倒的質量に押し潰される感覚。身を焦すほどの熱量が全身を灼き、骨を焦す。
アーサー王はその痛みに抗うこともせず、ただ自然にその身を崩壊させた。
「勝った、んだよね?」
背中に張り付いていた立香がゆっくりとそう確認する。
アインズは少し警戒した後に、立香へ「そうみたいだ」と返した。
二人して、そんな実感できない勝利の余韻に笑みを浮かべると、いきなり浮遊感が体から消え去る。立香はその感覚に悲鳴をあげ、アインズは咄嗟にもう一度〈飛行〉を掛け直す。
もう少しで味わいたくもないバンジージャンプを味合わされるところだった。
「なんだ、終わってたのか?」
そんな声に気がついて見下ろせば、豪快に笑って現れたキャスター。体のあちこちに傷を負ってはいるものの、無事そうだ。
アインズはそんなキャスターを見ながら、どう声をかけようか悩んだ。
(謝った方がいいのか?)
うじうじ考えながらも、とりあえず立香を降ろすため地上に降りるアインズ。それを見たキャスターはアインズに向けて手を差し出した。
「悪かったな、旦那。正直、あれは俺のせいでもある。あんたは立派に嬢ちゃんのサーヴァントとして戦ったと思うぜ。アンデッドにも良いやつはいるんだな、あはははは!」
そんな緊張感のない彼の挨拶に思わずアインズも苦笑いを浮かべてしまう。こんな対応されたら、さっきまで悩んでいた自分がバカに思えて仕方がない。
「キャスター無事だったのね」
オルガマリーも戦闘がきちんと終わったのを確認したのか、こちらへ近づいてくる。
「まあな。かなりやばかったがなんとかなった。念のために旦那からポーション貰っといてよかったぜ」
そう言って彼が空になったガラス瓶を嬉しそうに見せると、体が光の粒子となって散り始める。
どうやら、現地で出会った彼はこの街での特異点を解決すると敵共々消滅してしまうらしい。
「ありがとうねキャスター」
立香もキャスターのお別れを察したのか、アインズの背中から降りて握手する。
「おう、仮初の契約だったがお前とは存外楽しめた。次、俺を呼ぶんならランサーのクラスで呼んでくれ」
立香に差し出された手を握りながら、そうキャスターは告げると光の粒子を風に乗せてその姿を消していった。
「セイバー、キャスター共に消滅を確認しました」
その言葉に反応し後ろを振り向けば、イリヤに体を支えられて立っているマシュ。こちらも満身創痍ではあるものの無事だったようだ。
イリヤはマシュの体を支えながら、形成していた使い魔を操作してオルガマリーにあるものを渡す。
「はい、それ。私の知ってるものとは違うけど聖杯みたい」
差し出されたのはアーサー王が持っていた聖杯である。アインズもこれのせいで時間がかかったなと思いまじまじとそれを見つめた。
「ありがとう。それにしても聖杯。きな臭いわね……」
オルガマリーは何か思うところがあるのか、その水晶体を光にかざしてみたり、手で転がしてみたりしながら観察する。まるで、水晶玉で遊ぶ猫みたいだ。
昔そんな動画を見たなと思い、アインズは内心クスッと笑うと己の身に起きている変化に気がついた。
「ああ、俺もどうやらここまでなのか……」
そう気がつけばアインズの体も光の粒子となって消え始めている。
横を見てみれば、イリヤの体も同じくだ。特異点が修復されたことにより、ここで召喚されたものや、この時代の住人は否が応でも消滅する運命にあるらしい。
「アインズ……」
立香はそうつぶやく。
折角、アインズが立香を頼り、そして未来に対し期待も膨らませたのに、これはあんまりだ。
だけど、アインズは正直な話こうなることを心のどこか察していた。
「大丈夫だよ」
だから、この言葉は嘘ではない。
いつの日か、空や海や山や街を見に行きたい。でも、それはきっと今じゃないのだろう。
アインズは骸骨の顔で表情を浮かべながらそう優しく言う。
「俺は君から頼るということを教えてもらった、”ありがとう立香”」
「そんな、私はアインズに頼ってばっかりで、何も返せてない!」
「十分だ」
立香の頭をそう言って撫でると、隣に立つイリヤとマシュを見ながらアインズは続ける。
「マシュには謝らないといけないな。あの時は不快な言葉を言ってすまなかった。正直、今なら君の言葉を肯定できる。きっと良い仲間になれたはずだ」
「私も、私もそう思います! アインズさんともっといろんな話をしてみたかった……」
アインズとカルデアのメンバーが一つのテーブルを囲いながら、いろんな話をする。ときには笑って、ときには怒って、ときには悲しんで。そんなたわいもない日常をマシュは想像して、胸を苦しくさせる。
「イリヤ。俺はイリヤのおかげで後悔せずに済んだ」
「気にしないでいいわ。その代わり、私が召喚したらちゃんと応じてね?」
「勿論」
それは別れの言葉である。アインズにとって最後の言葉。一言一句、全てを大切にして言葉を紡ぐ。
「そうそう、俺の居た世界では自分が死ぬときに一つだけアイテムをドロップしなければいけない。だから、これを貰ってくれ。もう俺には必要ないものだから」
そう言って渡すのはスタッフの象徴でもあるギルド武器。
過去の栄光に縋ることをやめたアインズなりのケジメでもある。
「過去を見ずに未来を見させてくれたのはお前たちのおかげだ。またどこかで会おう。大丈夫。俺はこう見えてとってもワガママなんだから___、」
そう言って、アインズの体は風とともに消え去っていった。
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ジジジジジ___、ジジジジジ___、ジジジジジ___。
目覚まし音が鳴り響く。
その不快な音に目を覚ました鈴木はゆっくりとソファから体を起こした。
どうやらユグドラシルのサービス終了とともに寝落ちしてしまっていたらしい。
自分にしては珍しいミスを起こしてしまったなと思いながらも、鈴木は身支度を始める。
「なんか、良い夢をみてた気がするんだけどな、思い出せない」
胸のあたりを押さえながらそう呟く鈴木に返事をする者はいない。
ここは2138年の日本。
荒廃してしまった世界なのだから、良い夢くらい覚えておきたかった。
「まっ、また見れるだろ。なんだか、そんな予感がするし」
鈴木はそんなことを明るい声で言う。
今日はとても機嫌がいいのだ。どうせなら、普段しないようなことをしてみたっていいと、彼は思うのだった___。
ご愛読ありがとうございました。
疲れました、ただただ疲れました。
一気に完走させたので労力半端なかったのと、色々とリアルが多忙すぎました。
作者現在、疲労困憊でございます。
まあ、そんな私事は置いといて、ひとまず完結です。
みなさま付き合ってくださってありがとうございます!
感想に関しては、まあぼちぼち返していけたらなと思っております。
作者はこの作品以外にも色々と投稿しております。
主に匿名で投稿しているので、これ「よきき」じゃね?って思ったらそれは「よきき」です(暴論)
載せきれてない裏設定などもあるのですが、これ以上ゴタゴタしてもなっと思うのでもうやめておきます。
まあ、一応言っておくことは、これは元から冬木かその次くらいで終わる予定ではあったのです。
と言うより、Fate/Grand Orderで書いてたら一部だけでも序章終章含めて9章もあるんですよ
そんなに書いてたら、これ一本に何年もかかっちまう!!
まあ、またアインズ様とFGO書きたくなったら次は、短編集ですね。短編集。
いくつかはネタがあるので、後日談みたいな感じでここに投稿はするかもしれませぬ。
さてはて、みなさま何度も言いますがここまでお付き合いいただきありがとうございます。
最終話はかなりやっつけでやってしまっているので編集するかもしれないです。
ですが、ひとまずこれにて終了。
またどこかでお会いできることをお楽しみにしております。
ちなみにその後のオルガマリーは原作通りです。