Vtuber してのんびり過ごすよって話   作:鮹屋

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#2

「......緊張してしまうな.....」

 

 

僕は今”ななはちじvtuber事務所“に面接をしに来ている

 

 

この面接でその人の個性を性格を見いだしvtuberとしてやっていけるかどうかを

判断するようなのだ

 

 

つまり今回の面接の結果によって合否が左右されると言ってもいいのだ

 

 

そのためだろうか.....事務所内は冷房が効いており涼しいにも関わらず体が強張り

 

 

汗が垂れてくる

 

 

精神を落ち着かせ、自分の番が来るのを待つ

 

 

 

 

 

『えぇ、蒼風 葵さん!面接があるので面接室までお越しください!』

 

 

どうやら僕の番が来てしまったらしい

 

 

緊張をほぐし面接室まで向かう

 

 

コンコン

 

 

『どうぞ』

 

 

「失礼します」

 

 

扉を開けると三人の、恐らく面接官であろう人達が目を見開きながら座っていた

 

 

『ど、どうぞ座ってください』

 

 

僕はペコリとお辞儀した後椅子に座る

 

 

『さ、さっそくだが資料に間違いがあるようだ、確認及び訂正をしたい』

 

 

間違い?僕はしっかり書いたはずだが........

 

 

思わず首をかしげてしまう

 

 

『えぇ....資料には男性と記してあるが......失礼ながら、君は本当に男性か?』

 

 

「はい、男で間違いないです」

 

 

面接官は僕の返答を聞き、また目を見開く

 

 

『そ、そうかすまない』

 

 

「いえ」

 

 

『それではこれからいくつかの質問をしていきたいと思います』

 

 

「はい」

 

 

『では、まず私から質問させていただきます、えぇ...............』

 

 

僕は7、8つ程質問される、どれも予想していた通りの質問だったので落ち着いて、丁寧に話すこと

ができた

 

 

恐らく良い出来だと思う、後は結果を待つだけだ

 

 

『以上で面接を終わります』

 

 

「ありがとうございました」

 

 

結果は来週になるそうだ、僕は先程までに感じていた緊張感を噛み締めながら家へと帰る

 

 

どうか受かってますように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『.......ふぅ.......今日の面接は今ので終わりか.....』

 

 

『なんというか凄かったですね.......』

 

 

仕事が一段落つき面接官達は雑談に花を咲かせる

 

 

『特に最後の葵でしたっけ?あの人は大物になれると思いますよ』

 

 

『同感だ、あの声は人を魅了する力を持っている、そう思わないか?』

 

 

恐らくこの中で一番偉い立ち位置にいるであろう男が先程から顔を伏せているこの中で唯一の女性

面接官である女性へと話しかける

 

 

『...........』

 

 

『おい大丈夫か?さっきから反応が無いが.......』

 

 

『.........ギャップが.......』

 

 

『......え?』

 

 

『ギャップが凄すぎるんですが!!??』

 

 

『!?』 『!?』

 

 

『なによあれ!?最初は、わぁーものすごい美人がきたなーモデルでもやってんのかなーとか思っ

ていたのに!?実は男で、めちゃくちゃ声かっこいいですとか.....もはや犯罪じゃないですか!!!』

 

 

『おい!いつものキャラはどうした!?』

 

 

『うるさい!そんなのどうだっていいのよ!』

 

 

『うるっ!?』

 

 

『はぁはぁ.....葵きゅん.....可愛いのにかっこいいとか反則だよ.......あんな声で罵られて踏み躙られ

たいよぉ......雌豚とか呼ばれたいよぉ.....』

 

 

『おい!あいつあんなキャラじゃなかったよな!もっとクールな感じだったよな!!?』

 

 

『さっきの面接の時間だけでこれほどまでに魅了してしまうとは......先輩!葵っていう人採用しましょう!』

 

 

『いや、確かに俺だって採用しようとは思ってるけどさ、まずあいつをツッコめよ!キャラ崩壊が

尋常じゃないぞ!?』

 

 

『はぁはぁ......葵きゅん.....葵きゅーん.....hshshshs.......』

 

 

『もうやだコイツら!!!』

 

 

葵が帰った後の面接室でのちょっとした出来事

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

 

だらだらとスマホゲームをしながら暇を潰していると一通のメールが届く

 

 

「ななはちじ事務所から.....てことは....」

 

 

合否発表

 

 

急に体に緊張が走り不安が募る

 

 

「大丈夫.....合格しているはず....大丈夫大丈夫......」

 

 

自分を落ち着かせメールを開く

 

 

結果は

 

 

    合格

 

 

緊張が一気に解け、次第に達成感と喜びが湧き上がってくる

 

 

「......今日は美味しいものたべよっ.....」

 

 

自然と口角が上がってしまう

 

 

ここから始まるんだ.....僕のvtuberとしての人生が.....

 

 

僕はこれから使うであろう機材と今日食べる美味しい料理を買いに急いで外へ出る

 

 

あぁ...楽しみだなぁ......

 

 

 

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