私こと、早乙女 楓は花のJKである。
高校というのにも慣れ、現在は後輩という立場の人達もいる。友達という存在も一定数いて、何不自由なく生活できている私だが、一つだけ誰にも話していない、いや、話せない秘密がある
それは私が 花風 乙女という名でVtuberというものを生業にしているということである
しかもななはちじという事務所に2期生として所属していて、登録者数も20万人を超えている結構有名な方でもあるのだ
そして今日から私はこのななはちじという場所でも先輩という立場になるのだ。可愛い後輩に慕われている姿を想像して少し誇らしげになってしまう
『3期生には、初めての男の子vtuberもいるらしいから尚更楽しみだな〜♪』
お、そろそろ配信するみたい、トップバッターは噂の男の子、もちろん見させて頂きますよ!
先輩として困ってたら助けなきゃだしね!
そうして私は、初の男性vである青道 零の配信に向かう
イケボには勝てなかったよ.....()
なんなの....あれ.....尊過ぎでしょ.....
私は、配信開始してすぐに零様が発した、すこし恥ずかしそうにしながら挨拶を聞いた瞬間、いつのまにか腕を床につけ四つん這い状態で鼻血を出していた
私は、この状況を理解できなかった、それほどまでに零様が尊かったのだ
しかし、時は流れるというもの.....恐らく他の視聴者も私と同じ状態だったのだろう、零様はコメントが急に途絶えたことに困惑し、呆けた声を発していた。そしてその声を聞いたと同時に私は即堕ち、零様にガチ恋してしまった。
『仕方ないじゃない.....零様が尊過ぎるのが悪いの......』
零様が声を発するたびに身体が震え、顔がだらしなくニヤけてしまう
『はぁ....尊い....尊過ぎて死んじゃう.....』
しっかりと零様を堪能していると配信が終わる時間になってしまった.....
『あぁ...終わっちゃう....こんな幸せな時間が明日の夜まで味わえないなんて.....』
辛い.....辛いよ....
そして、零様が終わりの挨拶をしはじめる
「ふふっ.......ええと同期のリンクも貼っておくのでぜひ見てみてください、それじゃあ........」
『はぁ....尊い....』
私は零様の言葉ひとつひとつを噛み締めながら聞く
「バイバイ.....」
瞬間、視界が真っ赤に染まり、力が一気に抜け、目の前が真っ暗になっていく。そして気が付いた時には朝だった。ベッドが真っ赤でした
▶︎ ↪︎ ♪ ・生配信 ⚙
【ななはちじ3期生】 雑談配信なり
8832人が視聴中 0分前に配信開始 ⤴︎2005 ⤵︎13 ↩︎共有 ≡保存 ・・・
チャンネル登録者数7880人
今日は零様2回目の配信、雑談をするみたいだ。
正直言って、2時間も零様の声が聞けるというだけで贅沢が過ぎる。マシュマロも食べてくれるみたいなのでもう幸せ
零様限定限界化オタクと化した私にとってマシュマロ食いは至高だ、まぁ....視聴者さんの意見、質問に答えるわけだからちょっとムフフなことしてくれないかなぁ.....という変態的考えによるものだが
零様のムフフなシーンを想像して鼻を伸ばしていると零様が配信を開始し、雑談に花を咲かせ始めた
『この声....最強.......』
しっかりと零様を堪能する
『あぁ....零様とお話ししてみたいなぁ......』
ずっと零様の声を聞いていると少し欲が出てきてしまう、零様が尊いのがわるい
『...........ん?待てよ........?』
私は今、今世紀最大と言っていいほどの大発見をしたかもしれない.......
『私vtuberじゃん!?しかも同じ事務所で先輩じゃん!?それを利用してコラボ誘えば零様断れないじゃん!?』
あまりの興奮ぶりにキャラがブレブレになってしまう
『こうしちゃいられない!!今すぐコメントしてコラボ誘おう!!』
こうして私は、零様に迷惑をかけてしまう可能性を無視して零様の配信へとコメントしに行くのだった.....
この後しっかりマネージャーさんに怒られました()