本日、vtuber活動三日目、何故か先輩とコラボすることになりました。誰か助けて欲しい(切実)
ことの発端はこうだ
二回目の配信を開始する→終盤に差し掛かり終わりの挨拶をする→花風先輩に止められる→コラボに誘われる
.......なんで?
まさか三回目の配信でコラボするとは思わなかった、コラボっていうのはもうちょっと環境になれて少し知名度が上がってからするものだと思っていた
突然すぎて、何も準備できていないし企画だって考えていない....それに僕はあまりに人と接しなかったせいで人と話すのには慣れていないコミュ障って言うほどでもないがやはり苦手だ....あれ?詰んだ......?
こうやって自暴自棄になっているうちに時間がかなり経ってしまったようだ、もう開始五分前です。
「もうその場の雰囲気に任せよう......コラボ誘ったってことは何か企画考えてるかもだし.....よし、いけるぞ僕....落ち着いて落ち着いて.....」
しっかりと心を落ち着かせる、コラボ相手は先輩さんだ.....失礼の無いようにしないと.....
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【ななはちじ3期生】 先輩とコラボ 【助けて】
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『はーい!!皆さんこんばんはー!花風 乙女だよー!!今日はいつもと少し違うよー!そうコラボ!!しかもその相手は今vtuber界で凄く話題になっているあの人!!その名もー!!』
「は、はいどうも皆さんこんばんは、ななはちじ3期生、青道 零です、今日はコラボということでとても緊張しておりますが花風先輩の足を引っ張らないよう頑張ります、よろしくお願いします!」
:ヒュー!!
:最高が過ぎる
:さっそく尊い零様.....感謝します.....
『ゴハッ!!ゲホッゲホッ!!』
「先輩大丈夫ですか!?」
『ガハッ!!.....ダイジョウブダイジョウブ.....生声+先輩呼びで尊くなっちゃっただけだから......』
「ええぇ........」
:重症で草
:零様がドン引きしてますヨ!!
:ちゃんとこちら側で安心した(?)
『ゴホン.....今日はね、雑談や昨日募集したマシュマロ食いを二人でするよー!』
「ん、了解しました」
:助かる
:助かる
:助かる
:零様の雑談配信とか需要しかない
『まず一件目!』
花風さん、零様、こんばんは!今日はお二人でのコラボということでとても楽しみです!!ではそんな私から.......好きな食べ物デッキを召喚!!二人はこれを読んだ瞬間好きな食べ物を言い合わなければいけない!!......二番煎じですみません.....
「二番煎じなんて......気にしないでください!!マシュマロくれるだけでも本当に嬉しいです!ありがとうございます!....えっと好きな食べ物ですね花風先輩は好きな食べ物ってありますか?」
『ン“....んーとねー好きな食べ物かー.....基本的に食べられるし好きだけど特に好きなものって言ったらねー、唐揚げ!ラーメン!ハンバーガー!』
「お、良いですね自分も唐揚げ好きですよ、外はサクッと中はプリッとした感じが良いんですよね、少し作るの大変だけど.....自分の好きな食べ物はですね....ズバリ、いちご大福です!もちもちとした皮の中に入っている甘くて美味しい餡子と少しの酸味と甘味があるいちごが絶妙に合っていて美味しいんですよね.....想像するだけでほっぺが落ちそうです....♪」
:先輩呼びにいちいち反応するの草
:【朗報】零様料理してるっぽい
:確か、花風料理してないよな.....?()
:しかも好物 花風→油もの 零様→和菓子
:全てにおいて女子力で負けてるの草
:零様好物いちご大福なの可愛い
:想像しただけでほっぺ落ちそうになってるの可愛い過ぎる.....()
『なんか分からないけどものすごく負けた気分だよ......』
「?」
『......だぁ!次二件目!』
花風さん!こんはな〜 零様!こんばんは!コラボ助かります!本当にありがとうございます!生きる気力湧きました!花風さんはゲーム配信を主流としていて零様は今後ゲーム配信をしたいと仰っていましたが、お二人の好きなゲーム、またはジャンルは何ですか?お二人でのゲーム配信見てみたいです!(切実)
『こんはな〜、自分は基本的にマイ⚪︎ラかアペックスかな〜今vではアペックス流行ってるからコラボとかもしてみたいよね〜』
「僕はスマホゲーム以外をあまりやっていなかったので.....興味があるのはアペックスですね、沢山のvtuberの方々が楽しそうにやっているところがとても印象に残ってるんです」
『次のコラボでは、アペックスしようね!』
「お手柔らかにお願いします.....」
:アペックスいいね!!
:マイクラでのゆったり雑談作業配信とか良さそう
:↑なにそれ至高
:【超朗報】コラボ確約
『んじゃ次!』
ん〜....コラボあったかいんじゃ^〜 んーではではおさらいということも含めて!お二人のvtuberになった理由とはなんですか?
『んー理由か〜私は自分の人生っていうものに色付けしたかったからかな〜』
「なんかカッコいいですね!自分は.....その....今まで友達ができたことなくて....欲しいなぁ...って.....」
『......スウ』
:泣きそう
:俺じゃん....()
:( ; ; )
:あれ?急に目の前がぼやけてきた......
:ほらよ つハンカチ
『ってことは私がお友達1号ってこと....?』
「え...?」
『だってこんなに話してるし友達でしょ!.......友達と言ってくださいお願いします.....』
「.....ふふっありがとうございます.....じゃあ花風先輩はお友達1号ですね....よろしくお願いします.......」
『!!!!』ガタガタガタ!!!
「ちょ!大丈夫ですか!?」
:てぇてぇ
:てぇてぇ
:あまりの尊さに崩れ落ちてて草
『ご、ごめん....意識を失いかけてた.....()』
「大丈夫ですかそれ!?」
『大丈夫、大丈夫!次行こ次!』
零様!花風さん!こんばんは!変な質問かもしれないですけど今までの人生の中で一番の思い出ってなんですか??
『こんばんはー、一番の思い出かぁ.....やっぱり家族との思い出かなぁ.....家族みんなとの団欒だったり些細なことだけど、とても大切なものだなって思いますねー』
「わぁ〜、良いですね!僕たちにとって普通だと感じることでも感謝を忘れない花風先輩尊敬します!」
『やばい、今私死んでも良いかもしれない()』
:たまには良いこと言うじゃん()
:あれ?なんか空気エモくね?換気しよっか?()
:エモさを埃扱いしてるの草
『零様は家族とかとの良い思い出とかってあるの?』
「家族との思い出ですか.....僕、物心つく前に両親が他界してるのであまり記憶にあるエピソードは無いですかねぇ....祖父母も小学校の頃には両親の後を追ってしまったので.....」
『えっ......』
:えっ
:えっ
:えっ
『え、えと.....ごめんなさい.......』
「ん?え、気にしてませんよ!花風さん知らなかったでしょうし」
『それでも......』
:さっきまでのてぇてぇ雰囲気が.....
:悲しい....
「だから気にしてませんよ」
『うん、あ、でもお金とかは大丈夫なの.....?もしかして苦しい感じ.....?』
「大丈夫ですよ....遺産的なものが多く残っているので」
『そうなんだ.....その、引き取ってくれる人とかっているの?』
「あ、大丈夫ですよ、ちゃんといます」
『良かった.....』
:それならまだよかったね
:零様もしっかり暮らせてるようで安心した
「今は一人暮らしですけどね、それに.....引き取ってくれたのは叔父にあたる人なんですが、酒癖が酷くて暴力を振るってきたり、僕の財布からお金を抜き取ったりするような人だったんですよね......まぁ....一人だった場合のたれ死んでたでしょうし、感謝はしてます」
『........スゥ.....』
:( ; ; )
:辛いよ泣
:さっきまでの空気と温度差あり過ぎて風引きそう()
:↑今そういうのいいから
「ん?どうしました?」
『あ、いや、その.....大丈夫なんですか?......その....辛くないんですか......?』
「ふふっ、心配してくれてるんですか?お人好しさんですね、大丈夫ですよ、今は一人暮らしですし、それにたくさんの視聴者さんに応援してもらって花風先輩っていう初めての友達ができましたからね.......だから今凄く幸せなんです......」
:( ; ; )
:( ; ; )
:( ; ; )
:決めた、俺今日から一生零様を推してく
:零様良い子すぎて......涙
『.....ズズ....うぅ....零様良い子過ぎるよぉ.....涙』
「ちょ、先輩!?どうしたんですか!?」
『だってぇ......ズズ....涙』
「.......もう.....大丈夫ですか?このままじゃ続けられそうに無いですし....終わりにしますか?」
『......ぅん...涙』
「ってことなのでかなり早いですが終わらせていただきますね....せっかく見に来てくださったのに変な空気にしてしまい申し訳ありません.......」
:ええんやで.....涙
:花風あんな感じだし仕方ないね......
:次回の配信楽しみにしてます!
「今日は短い間でしたが見に来てくれてありがとうございました......また明日配信すると思いますのでその時に来てくれると嬉しいです!それでは.....バイバイ!」
「........ふぅ.....」
配信を終わらせ、休憩する
少しハプニングがあったせいか体が疲れているようだ.....
「.......今日は突然終わっちゃって申し訳なかったなぁ......」
今日の配信で起きたことを振り返る
「ふふ.....みんな僕のこと心配してくれていたなぁ......それだけでもう幸せだよ.....」
不意に心が暖かくなり頬が緩む
「明日は、今日出来なかった分たくさんやろっかな.....」
僕はベッドに潜り込み意識をおとす