はいふり世界で航空主兵   作:エタノールの神様

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やばばばば

3000UAとかお気に入り件数38件とかちょっと延びすぎて嬉しすぎて頭おかしくなりそう


無能艦長と航空主兵

『こちら無人機コントロールルーム、磁気探信儀反応あり!シーシェパードと思われる潜水艦発見!』

 

『無人機からの映像確認!目標、浮上する模様!』

 

『無人機を高高度に避難させろ。攻撃飛行船団発進!』

 

よし!見つかったか!これで地獄の作業が終わる…

 

『浜風から報告、目標潜水艦は警告に従わず航行を継続したため撃沈した。これより捕鯨船団護衛に向かう。とのこと。』

 

『我々も捕鯨船団に合流する。進路はこのまま、最大戦速!見張りを入念に!』

 

終わるわけないじゃん…まだまだシーシェパード暴れるかもだし…

 

~艦長side~

 

『こちら無人機コントロールルーム!』

 

「どうした!」

 

そんなに大声を出して。何事だ。

 

『索敵に出した無人機、全て撃墜されました…』

 

「なんだと!?」

 

『なんだと!?って言われても予想できたでしょうに。射程と射角さえ足りていれば飛行船は平射砲の徹甲弾にさえ易々と撃墜されるんですよ?』

 

「それもそっか」

 

『やっぱり無能艦長ですね。女の子にいいとこ見せたかったんですか?無人機結構撃墜されてますしこのままだと学校にめっちゃ怒られますよ?一浪艦長。』

 

だが我々は練習生ではあれど命令を受けているホワイトドルフィンの部隊。ホワイトドルフィン本隊が到着するまであと10時間、なんとしても捕鯨船団を護衛しなくてはならない…沈めてもいいらしいが浜風が捕鯨船団を離れると捕鯨船団が危ない…かといって対潜攻撃能力を持たない我々がいくわけにも行かない。

 

うーん詰みか?

 

『こちら無線室、捕鯨船団から通信、漁を終えたので帰港する、今回はかなりおおぶりの鯨が捕れた。』

 

「返答しろ、了解、護衛を続行する。とな。あと…ええっと…そうだな、大漁旗を掲揚しろ。」

 

『『はいはーい』』

 

艦長sideおわり

 

攻撃飛行船団を下ろすって…飛ばしたばっかりだろ。なにかんがえてんだ無能艦長

 

 

そうか、飛行船飛ばしたって無駄だとやっとわかったのか。

 

「同志大鷲、今度寄港したら艦長殴ろうぜ。」

 

「やだ、飛行機いじる。」

 

「そういや飛行機のエンジンどうするんだ?」

 

「誰か家が重工業やってる奴いないかな…」

 

「いないだろ、そんなの」

 

「アルミ製の機体も試したいしな。アルミを手作業で加工するのはきつい。それから当然重量もかさむからエンジンももっと強力なものが必要だ。」

 

「そうなると着艦制動索ももっと強力なものが要るな」

 

「そうだな…………って指宿委員長!」

 

「ほら、さっさと固定しろ。」

 

「へーい」

 

そうやって僕は無人機の着艦準備のため、着艦拘束装置を用意していたら…

 

こちらに突進してくるボートを見つけた。

 

 

「左舷ボート確認!高速で接近してくる!速力50ノット!」

 

『なんだと!?』

 

この報告で艦橋がかなり慌ただしくなる

 

『こちら見張り、接近中のボートは魚雷艇と確認!』

 

『浜風に連絡!魚雷艇の進路を塞げ!』

 

『発光信号出します!』

 

艦橋が忙しくなる…

 

再び僕は突進してくるボートを見つめた。

 

「…おかしいな魚雷艇なら魚雷があるはずだ…艇首にあんなでっかい塊があるわけが…」

 

待てよ?転生前の世界には震洋なんていう特攻兵器があったような…

 

不味い報告しなきゃ!

 

「接近中のボートは自爆艇!繰り返す!接近中のボートは自爆艇!」

 

『不味い!機銃攻撃始め!』

 

『機銃うちーかたはじめ!』

 

ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

 

 

 

 

どっごおおおおおん

 

 

 

『魚雷艇爆沈確認!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後僕らはホワイトドルフィンの部隊と少し早めに合流、浜風は横須賀女子海洋学校に戻り、僕らの加賀は室戸岬フロートで補修を受けることになった。

 

その間僕らは座学を受けつつ飛行機製作に励んだ。

 

「もっと速く飛べないかな?同志大鷲!」

 

「エンジンが無い、それから今は滑走路もないぞ、同志沢田」

 

「あれだろ、同志沢田は自動車より速い乗り物にのってスピードジャンキーになったんだろ」

 

「言ってやるな同志清原、飛行機を実用化するにあたってスピードは大事だ。」

 

「同志瀬久原の言う通りだ、だがスピードだけでは飛行機は軍民共に売り込めない。」

 

「それからいつまでも木枠にブルーシート張りでは強度の問題が残る。実際問題カモメ一号は帰港を途中で行った飛行実験で着艦に失敗してぶっ壊れてたろ」

 

僕はもう金属製に入りたいんだけどな…エンジンとアルミの手配もできてなければどこの工場も借りられない…

 

「うち家が呉の町工場だけど最近三菱が『ジュラルミンで超軽量で超低燃費の超軽量四輪軽自動車作るから試作車作れ』って言ってきて親父がめっちゃ張り切ってたな…」

 

「マジか同志清原!」

 

「…同志大鷲のがっつきがマジパねえ。」

 

「いや、自動車丸々作れる町工場なんてそうそう無いし、ジュラルミンで飛行機作る技術があるかもだぞ!同志真田!」

 

「落ち着け同志大鷲、ほら同志清原、なんかいってやれ…」

 

頼む清原、お前のおやっさんを説得して飛行機作らせろ

 

「しーーーーーーっ!同志清原はおやっさんと電話中だよ!」

 

同志瀬久原…先に言ってくれ…

 

 

 

 

「んじゃ親父、今から行くわ」

 

「はっ!?」

 

「つくってくれるってよ」

 

マジかよ清原のおやっさん神じゃん!

 

「工期は!?」

 

「設計図見ねえとわかんねえって」

 

マジかいかなきゃ! 清原と清原のおやっさんに感謝だぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

~キヨハラモータース~

 

「こんにちわー」

 

清原の親父の工場すげえな…車の部品が所狭しと並んでるし倉庫もいっぱいある…

 

 

よく見たら最近の車に見えて20年くらい前の車もある…

これ日産のセレナの初期モデルじゃんよくこんなの残ってたな…

 

 

「よく来たな!まあ入れ!立ち話ではなんだ!ちょっと辛いだろう!」

 

そう言って清原のおやっさんは工場の中に案内してくれた。なんか町工場なのか疑いたくなる設備を目の当たりにしながら隅っこにあるカウンターみたいな席に案内された。

 

………言っていいのかは知らないがおそらく修理に出されているであろう車たちはどこかレース使用だ。一応修理が完了したであろうアクティーは前席のドアの少し前のところ、ボンネットと乗員区画の境界であろうと頃から推力式単排気管が飛び出ている、物好きな所有者さんなのだろう。

 

ぶら下げてあるのは最近YouTubeで人気の「サーキットでプリウスミサイルやってみた」さんのプリウスじゃないか?こんな奇遇なこともあるもんだな…

 

「親父、大鷲に油が移る!」

 

「ああスマンスマン、ああー、これはちょっと時間がかかるな…」

 

「何ヵ月かかりそうですか…」

 

「そうだなァー一ヶ月半…いや二ヶ月ってところだなァ…」

 

「そうですか…」

 

やっぱりか…

 

「それからそうだなァ…いくらかかるかなァ、呉東の生徒さんを借金まみれにするわけにもいかんしなァ」

 

「それに関しては心配なく、自分の小遣いから三億くらい持ってきました。」

 

「こりゃあつり銭が高くつきそうだなァ」

 

 

 

それから僕と清原のおやっさんは二時間ほど話し込み、契約書を書いてキヨハラモータースを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「礼儀正しい子達でしたね、工場長。」

 

「それはいいとして、この設計図を見てみろ。」

 

「ほんとにこんなのが空を飛ぶんですかね…主翼?って書いてありますけど、これってなんかスポーツカーのウィングを逆さまにしてアップフォースを狙った感じがしますけど…」

 

「いや、そうじゃない。彼らは二回しか飛行実験を行っていない。」

 

「それがなにか?」

 

「我々が今度三菱のコンペに出すハミィーは何回走行実験を繰り返した?」

 

「かれこれ600回ほどですね…あっ!」

 

「気づいたか。普通二回の実験でこれ程精巧な設計図に至るか?しかもその二回の実験は有り合わせの機材で行ったそうだ。なにかもとになった飛行機があるに違いない。」

 

「確かに…」

 

「だが私は先ほど頭のなかで世界史の復習をしたが二宮忠八でさえ飛行機の製作には至っていない。」

 

「ですがこの設計図を書いたのが彼が呉東に入学する前だったら?」

 

「ならばなおさら、だ。実験も行っていないのになぜこのような『空気より明らかに重い機械』が飛ぶと確信できる?」

 

「それは…」

 

「それと君も知っているだろう、最高の物を作れと言われて個人に設計図を書かせるとその個人の性格がよく出る。しかし彼の性格とこの飛行機械の設計はどうだ…」

 

「…機体は繊細だけど遠めで見ていても彼はこんな性格ではない…」

 

「そうだ。まるで他人が設計したのを少しばかり改良したようだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彼は何者なんだろうな、楽しみだ。」




大鷲が同志清原の親父さんに渡した設計図とは?



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