こえ無き声を届けたい   作:hirag

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9話

 

~CiRCLE~

 

えっと…どっちに行けば…

 

⁇「こっちだ」

 

庄司『ありがとうございます。美竹さんのお父さん』

 

美竹父「おじさんでいいよ。庄司君」

 

いま僕は、美竹さんのお父さんと一緒にライブハウス CiRCLEに来ている。

 

~少し前~

 

お義父さんから息抜きしてくるようにライブチケットをもらった。あまりライブに行きたくないけど…

もらったからには行かないと失礼な気がする

 

準備をし、お店から出ると――

 

⁇「君が庄司君かい?」

 

そこには現代では珍しく、着物を着ている男性が立っていた

 

え、えっと…ど…どうすれば…ま、まずあいさつしないと…

 

お義父「あぁ、美竹さん。こんにちは今日はよろしくお願いします」

美竹さん「こんにちは羽沢さん。この子がそうですか?」

 

お義父「はい…まだ、ここにきて間もないので…いろいろ教えてあげてください」

 

美竹さん「お任せください。私も分からないこともありますが出来るだけ教えてあげたいと思います」

 

 

てことがあって、美竹さんのお父さんとライブハウスに来ていた

 

美竹父「まだ時間があるな。少し話をしないか?」

 

コクリ

 

美竹さんの家系は代々華道を引き継いできたらしく、半年ぐらい前に美竹さん…蘭さんに華道の後継ぎにするため、バンドを辞めさせようとして、喧嘩をしたらしい。

 

でも、青葉さんや幼馴染のみんなが協力して、バンドを見てもらっておじさんを納得させた。それからライブがある日は絶対見に行っているみたい。

 

肝心な蘭さんは嫌がっているらしいけど…おじさん曰くただの照れ隠しらしい。

 

この二人実は結構似ているかも…それに…

 

それにこの人は顔が怖いだけで優しい人だ。()()と比べ物にならないぐらいだ。

 

美竹父「そろそろだね。中に入ろうか」

 

どうやらライブが始まるみたい。スマホの電源を切っておかないと…

 

_________________

 

うわ~すごい人気だな、見渡せば、大半が女性ばかり

 

蘭「こんにちは!Afterglowです」

 

「「「キャーキャー」」」

 

普段と違う衣装…みんなカッコよく凛々しいな

 

蘭「まず一曲目、That Is How I Roll!」

 

♪♪♪♪~

 

これってロック?同い年なのでこんな力強い演奏するなんてすごいよ

 

美竹さんは声も透き通ているし、ギターを弾きながら歌うなんて難しそうなのに

 

青葉さんはギターを力強いく演奏してる。普段、フワフワした感じなのにまるで別人だ

 

上原さんも楽しそうに演奏している。多分この人がチームを引っ張ているのかな?

 

宇田川さんは普段と同じ感じ。楽しそうに叩いている

 

そして羽沢さん、普段大人しそうな感じなのに全然違って、難しそうなのに難なくこなしている。

 

 

蘭「ありがとうございました」

 

気が付いたらもう演奏が終わっていた。楽しいことはあっという間に終わっちゃうな

 

美竹父「私は帰るが…君はどうする?」

 

『みんなと一緒に帰ろうと思います』

 

美竹父「そうかい。それならこれを持って行ってくれないかな?」

 

おじさんから袋を受け取りる。中を見てみるとクッキーの詰め合わせみたい

 

『分かりました。おじさん今日はありがとうございました』

 

美竹父「こちらこそ、気が向いた家に来なさい。今度は君の話を聞かせてくれ。では」

 

さて、おじさんも帰ったことだし、これを届けないと…あ、スマホの電源を入れておこう――

 

「Roseliaの演奏最高!」

「あのボーカルの子いいよね」

 

Roselia?まだ、こっちの事には詳しいくないし、美竹さん達に聞いてみた方がいいかな

 

_________________

 

~控室前~

 

Afterglow…Afterglow…あ、あった!この部屋みたい

 

コンコン

 

モカ「は~い あ!しょーくん」

巴「おぉ~!来てくれたんだな!!ここではなんだし中に入りなよ」

 

宇田川さんに促され、中に入るとみんな着替えが終わっていた。

 

蘭「庄司。来てくれたんだ…」

庄司『美竹さんのお父さんと一緒に聞いていました』

 

ひまり「やっぱりそうだったんだ!!」

つぐみ「でもどうしてライブに来てくれたの?」

 

庄司『お義父さんに気分転換にってチケットをもらったので…』

 

そうだ。おじさんの贈り物を渡さないと…

 

蘭「それは?」

庄司『おじさんから皆さんに、差し入れ』

 

ひまり「あ!これ。この前、駅前に出来たカフェのクッキーだ!!」

つぐみ「確かあそこ、朝早くから行かないと売れきれになっていたよね」

 

モカ「蘭パパが朝早くから並んでくれたんだね~」

蘭「そうかもね。庄司、あんたも食べる?」

 

庄司『僕はいいです。それは皆さんが食べてください』

つぐみ「折角なんだから、一つぐらい食べた方がいいよ」

 

ひまり「そうだよ!この機会を逃すと食べられなくなるかもしれないよ」

蘭「モカが全部食べる前に食べた方がいいよ」

 

みんながそこまで言うなら一つぐらいでいいかな…

 

_________________

~帰り道~

 

庄司『美竹さん、Roseliaって知っていますか?』

蘭「知ってるけど…どうかしたの?」

 

庄司『さっき、控室に行くまでに色々聞いたのでどんなバンドかなって』

モカ「一言で言うならライバルかな?」

ひまり「Roseliaはね――」

 

Roseliaは高い技術を誇る本格派ユニットで、美竹さん達と同じ高校生。

 

最初は最悪な関係だったけど、色々あって何とも言えない関係に落ち着いたらしい

 

蘭「来週、ライブあるらしいから行ってみる?」

庄司『美竹さん達がそこまで言うなら聞いてみようかな』

 

モカ「じゃあ、リサさんにチケットもらっとおくね~」

 

Roselia どんな感じか楽しみだ

 

もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?

  • 羽丘
  • 花咲川
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