こえ無き声を届けたい   作:hirag

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12話

~商店街~

 

 

今日は天気がいいから、お義父さんから少しだけ外出の許可を得て、散歩をしている

 

そういえば、Roseliaの人ついて全然知らない。誰かから聞いてみないと…

 

⁇「あら?貴方は…この前の…」

 

振り返ってみると意外…Roseliaのボーカルの湊さんが話しかけてきた

 

友希那「こんにちは」

 

僕は軽い会釈をすると――

 

友希那「貴方のことは紗夜から聞いているわ。しゃべれないのでしょ?」

 

コクリ

 

友希那「この後、少しいいかしら?」

 

庄司「――?」

 

_________________

 

~カフェエリア~

 

「ご注文のコーヒー二つです」

友希那「ありがとう」

 

(*- -)(*_ _)ペコリ

 

「ごゆっくりどうぞ」

 

えっと…どうしてここに連れてこられたんだろう?

 

友希那「飲まないの?」

 

そう言いながら湊さんは、大量の砂糖をコーヒーに入れている。すごく甘そう…じゃなくて!

 

『僕に何か用ですか?』

 

友希那「そうね。少し話をしたいだけよ。()() ()()()君」

 

――⁉どうしてこの人は僕の名前を知っているんだ

 

友希那「昔、テレビや雑誌に取り上げられていたわね」

 

コクリ

 

友希那「それで知っていたのよ」

 

だから僕の事を知っていたのか…ビックリした。あれの追手かと思った

 

友希那「それで有名なボーカリストの貴方がどうして声を失ったの?」

 

『チャットで話してもいいですか?』

 

友希那「えぇ、構わないわ」

 

湊さんとアドレスを交換し、僕が声を失った原因を話した

 

『以上です』

友希那『そうだったのね…辛いことを聞いたわね』

 

『別に構いません。一つだけお願いがあります』

友希那『何かしら?』

 

『僕の本名とこの話を誰にも言わないでくれますか?』

 

友希那『えぇ、分かったわ。ここでの会話は誰にも言わないわ』

 

『ありがとうございます』

 

友希那「そろそろ練習の時間だから失礼するわね」

 

『コーヒー、ありがとうございました』

 

友希那「気にしないで…あ、言い忘れていたわ」

 

席を立った湊さんが僕の耳元でこう囁いた

 

友希那「貴方の声は個人的に好きだったわ」

 

え⁉それは――

 

友希那「できれば、もう一度その声を聴きたかったわ。次はライブで会いましょう」

 

湊 友希那――なんていうか不思議な人物だ。

 

紗夜さんもそうだけど、Roseliaは怖そうな人に見えて、実は優しい人たちなのかな?あと三人会ってみないと分からないけど…

 

えっと…湊さんと氷川さん。あとは…今井さん、白金さんに宇田川さん…あれ?宇田川さんって姉妹かな?今度聞いてみよう

 

――っとそれより今日はもう帰らないと。

 

お義父さんに出かけるときはすぐ帰ってくるように約束しているんだった

 

_________________

 

笹野君…いえ、庄司君。彼とは面識はなかったけど…昔よく、テレビや音楽雑誌で目にすることがあった。

 

そんな彼と出会ったのはこの前のライブ、美竹さん達と一緒にいた。

 

雑誌では一年前のライブを最後に姿を消した…彼は本来、千葉県にいるはずなのに…

 

どうしてここにいるのか知りたかった。

 

話を聞くと彼は()()()使()()()()()()()()()()、歌えなくなったからこの町に引っ越してきたらしい

 

友希那「あの話が本当ならどうして自分の名前を偽っているのかしら?」

 

蘭「ギリギリまですみません。撤収終わったので…って湊さん⁉」

 

友希那「美竹さん お疲れ様。次入らせてもらうわ」

蘭「今から練習なんて、余裕ですね。あたしはもっと早くから練習していましたよ」

 

友希那「練習時間は関係ないんじゃないかしら?」

蘭「熱意があるなら、少しでも多く練習すると思いますが…」

 

友希那「今日は外せない用事があったのよ。練習時間はいつもより倍に取っているといえば納得するかしら?」

 

蘭「なっ!…あたしも追加で二時間やります」

 

彼は美竹さん達と一緒にいたってことは、美竹さんは彼についてどこまで知っているのかしら?

 

庄司…彼には何かありそうね

もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?

  • 羽丘
  • 花咲川
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