こえ無き声を届けたい   作:hirag

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13話

湊さんと出会って数日間、他のメンバーの人と会話をすることが出来た。

 

初めは演奏の時みたいに、常にクールでカッコいいイメージが強かったけど、話をしてみると意外と面白い人たちだった。

 

それに皆さん、僕が声を出ない事に同情や励ましの言葉をくれた。そんな皆さんに一つだけお願いをしてみた。

 

~羽沢珈琲店~

 

蘭「はい…これ今日のライブのチケット」

 

美竹さんからチケットを受け取る

 

蘭「後で感想聞かせて…今日は最高のライブにするから」

モカ「おぉー今日は一段と燃えてますな~」

 

青葉さんの言う通り、今日の美竹さんは一段と気合が入っているように見える

 

蘭「茶化さないで!それより庄司。この前、湊さんと何話してたの?」

 

『ライブが終わってからのお楽しみです』

 

蘭「ふ~ん…じゃあ、あたし達先に行くから…モカ」

モカ「じゃあね~しょーくん」

 

さてさて…美竹さんどんな反応してくれるかな?楽しみだ

 

_________________

 

~CiRCLE~

 

ガヤガヤ…ガヤガヤ…

 

うわぁ~なんだかこの前来た時より人が多いような…

 

そう言えば、勝敗の付け方が盛り上げた方って言ってたけど、見ただけでわかるのかな?

 

投票とかも無いし、どうやって決めるんだ――

 

「「キャーキャー」」

 

先に出てきたのはAfterglowの皆さんだ

 

蘭「こんにちはAfterglowです!聞いて下さい!―Y.O.L.O!!!!!」

 

 

~1時間後~

 

友希那「ありがとう」

 

Roseliaの演奏が終わったけど…う~ん…どっちもいい演奏だったから優劣つけがたい…

 

どう答えらいいのかな?さて、外で待っておこう

 

_________________

 

~控室~

 

勝敗は引き分けになり、今日のライブは終了した

 

蘭「では、湊さん先に失礼します」

友希那「美竹さん、待って」

 

蘭「まだ何か…」

友希那「スタジオで待っていてくれるかしら?そこに彼もいるから」

 

彼?庄司の事…?でも、どうして庄司がスタジオに

 

ひまり「どうして庄司君がスタジオに?」

紗夜「それは彼に聞いてみてください」

 

モカ「じゃあ、先に行ってますね~」

リサ「すぐに行くから待ってて」

蘭「分かりました…」

 

Roseliaの控室を後にし、スタジオに向かう

 

巴「庄司は何考えてんだ?」

 

待ち合わせをするなら外のカフェエリアで待っていればいいのに…

 

つぐみ「そう言えばこの前、友希那先輩と何か話していたね」

モカ「ほぅ~私達に内緒とは少しお話しないとね~」

 

そんな会話をしていると、スタジオに着いていた

 

蘭「入るよ」

 

中に入ってみると庄司がRoseliaの楽器をセッテイングしていた

 

巴「なにやってんだ?」

 

『皆さんお疲れ様です。準備をしているので少し待ってください』

 

ひまり「何か手伝うことある?」

 

『この楽譜をセットしてくれますか?』

 

つぐみ「うん!任せて」

蘭「あたしは何したら…」

モカ「ら~ん。これ見て」

 

この詩は――あたし達が演奏しようとしていたカバー曲⁉

 

蘭「どうしてアンタがこの曲の事を知ってるの?」

 

『この前、店に置いてたので…』

 

蘭「やっぱりあの時に…他に見てないよね?特に最初の方とか…」

 

コクリ

 

庄司は軽く頷いてるけど、怪しい…

 

蘭「まぁいい…歌う準備をすればいいんだよね?」

友希那「話はついたかしら?」

 

ひまり「準備できました」

つぐみ「こっちも準備できたよ」

 

紗夜「ありがとうございます。羽沢さん」

あこ「お姉ちゃん、ありがとう」

巴「頑張れよ!あこ」

 

友希那「美竹さん、準備はいいかしら?」

蘭「はい、いつでもいいですよ」

 

 

_________________

 

♪♪♪♪~

 

五日前、羽沢珈琲店にて…

 

美竹さんのノートを見て今度のライブで 革命のディアリズムを演奏することを知った。

 

そこで事前に湊さん達に曲名を伝え、美竹さんとデゥエットをお願いしたが…初めはそう簡単に行かなかった

 

あこ「面白そう!!やりましょーよ!」

友希那「いくらあなたのお願いでも…」

紗夜「承諾しかねます」

 

っとまぁ…反対意見があったけど

 

リサ「まぁいいじゃん!蘭とツインボーカルって貴重じゃん!」

燐子「練習が…間に…合い…ますか」

 

『ライブではなく、スタジオで演奏していただきませんか?』

 

友希那「場所の問題じゃないのよ。私達はやるからには最後まで妥協は許さないの」

紗夜「先ほど白金さんが言った通り、練習時間がありませんって聞いてますか?」

 

コクコク

 

頷きながら湊さんには猫、紗夜さんには犬のラテアートを提供した。

 

友希那「にゃんちゃん」

紗夜「~~///」

 

燐子「すごい…」

リサ「もう二人の扱いになれてるし…」

あこ「庄司さん、恐ろしい人だ」

 

『引き受けてくれますか?』

 

友希那「えぇ、引き受けるわ」

紗夜「湊さんがそこまで言うのなら」

 

こうして湊さん達を説得することに成功した。

 

_________________

 

蘭「……」

友希那「……」

 

演奏が終わり、スタジオは静寂に包まれていた

 

『二人共どうでした?』

 

蘭「不思議な感じ…湊さんとこうしてデュエットするなんて」

友希那「中々楽しかったわ。美竹さん。庄司、今回はありがとう」

 

『すごく良かったです、やっぱり二人共似た者同士ですね』

 

蘭「はぁ!!あたしと湊さんのどこが似た者同士なの⁉」

友希那「全く同意意見よ」

 

同じことを思っている時点で似たもの同士じゃないのかな?

 

もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?

  • 羽丘
  • 花咲川
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