こえ無き声を届けたい   作:hirag

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14話

帽子…良し!カバンも良し!

 

今日は青葉さんに誘われて出かける準備をしている

 

しているけど…

 

つぐみ「モカちゃん遅いね」

 

そう…約束の時間なのに青葉さんが姿を現さない

 

何かあったのかな?

 

モカ「ごめんごめん~寝坊した」

つぐみ「モカちゃん、庄司くんずっと待っていたのよ」

 

モカ「おぉ~嬉しいね~モカちゃん感激。しょーくん、()() 用意してくれた?」

 

僕は青葉さんに親指を立てる(`・ω・´)b

 

モカ「ありがとう~じゃあ、つぐ。しょーくんを借りていくね~」

つぐみ「うん…庄司くん無茶しないようにね?」

 

コクリ

 

_________________

 

~商店街~

 

モカ「ふふ~ん♪」

 

今日の青葉さんは機嫌がいいみたい。そう言えば今日は何処に行くんだろう…

 

『どこに行くのですか?』送信っと

 

モカ「今日はね、モカちゃんのお気に入りのところに連れて行くよ~」

 

お気に入りの所?

 

 

 

 

 

 

~山吹ベーカリー~

 

沙綾「いらっしゃい!待っていたよ。モカ」

 

連れてこられたのは山吹ベーカリー

 

この前に千聖さんが持ってきてくれたのも、ここのパンだったような…

 

モカ「今日はよろしくね~沙綾」

沙綾「うん。それで、そっちの子がこの前言っていた」

 

モカ「しょーくんだよ」

 

それって…紹介出来てないような…

 

『羽沢 庄司です』

 

沙綾「山吹 沙綾、ガールズバンドPoppin'Partyのドラム兼ここ山吹ベーカリーの手伝いをやっている。よろしく、庄司」

 

山吹さんと握手をした

 

沙綾「さて、早速始めようか」

 

始める?何を始めるのだろうか

 

モカ「あぁ、しょーくんにはまだ話してなかったね。今日はね~」

 

青葉さんは腕を大きく広げこう言った

 

モカ「今日はパンを作ろうと思います」

 

え?

 

~厨房~

 

沙綾「どんなパンを作りたい?」

モカ「塩パン」

 

『クロワッサンとか?』

 

モカ「あと…しょーくんが持ってきてくれた。あれ?」

 

カバンからあれを出す

 

沙綾「それって…ジャム?」

モカ「フフフッ···これはしょーくんが今日のために作ってくれたんだよ~」

 

昨日、お店に出すため試作したリンゴジャム

 

青葉さんに頼まれてもう一瓶作って持ってきた

 

沙綾「へぇー味見していい?」

 

コクリ

 

モカ「アタシも……こ、これは…」

沙綾「美味しい!ねぇ、このジャム…家の分も作ってもらっていい?」

 

そんなの美味しくできたんだ…良かった良かった

 

『つぐみさんと話してからでいいですか?僕一人で判断できないので』

 

沙綾「うん、いいよ。そうだ!いっそのことコラボ食品でも出しちゃう?」

 

それもいいかも…でもやっぱり僕一人では決められないな~

 

沙綾「まぁ、つぐに伝えておくね」

 

コクリ

 

沙綾「さてと、モカ。何時まで舐めているの?」

モカ「いやぁ~美味しくて…つい」

 

三分の一ぐらい減っている。

 

沙綾「じゃあ、モカの塩パンから作ろうか」

モカ「あいさ~」

 

パンをこねるのにスマホもスケッチブックも使えない

 

ジェスチャーで何とかするしかないか

 

沙綾「さて、まずは…」

 

小麦粉、砂糖、イースト菌 今回は塩パンだから塩を少し多めに…

 

軽くなじませて、水、牛乳を入れてこねる

 

モカ「ベトベトしてる~」

沙綾「まだゲルテンが繋がってないからね」

 

ゲルテン?あとで調べてみるかな?

 

沙綾「台にこすりつけるようにこねていくといいよ」

 

モカ「おぉー」

沙綾「庄司くんの方も大分いい感じになってきたね」

 

ベトベトしていたのが段々まとまってきてモチモチしてきた

 

沙綾「じゃあ、今度はこの生地を叩いていくよ」

 

叩く? 取り敢えず、麺棒で生地を……

 

沙綾「あぁ!麺棒で叩くんじゃなくて…こうするの」

 

山吹さんは生地を台に叩きつけ、手前から奥に生地をこねる

 

モカ「しょーくん、猟奇的だね~」

沙綾「やってみようか」

 

コクリ

 

暫く生地をこねくり回し、発酵させる

 

発酵させている間に、Poppin'Partyの話や、普段僕が何をしているか話や、山吹さんの妹さんたちと遊んで時間を潰した

 

~二時間後~

 

沙綾「あとは焼き上げるだけだね」

 

僕のリクエストのクロワッサン。青葉さんの塩パンを焼き上げる

 

焼いているパンたちが膨らんだり萎んだり繰り返している。

 

これは…見ているだけで楽しい!

 

モカ「しょーくん、オーブンずっと見ているね」

沙綾「生地が膨らむところが面白いからね。さてそろそろ…」

 

チン!

 

沙綾「出来たみたいだね」

 

山吹さんが焼きたてのパンを取り出す

 

モカ「さてさて、お味は…」

 

美味しい!焼きたてのパンって初めて食べた

 

沙綾「うん。美味しくできたね」

モカ「ここにしょーくんのジャムを乗せて…う~ん!美味しい!」

沙綾「どれどれ…うん、酸味が効いてて美味しいね」

 

確かに、塩とジャムがいい感じに組み合わさっている。

 

そうだ!お義父さんたちの分も持って帰ろう

 

_________________

 

1時間後

 

『山吹さん今日はありがとうございます』

 

沙綾「ううん、こっちこそジャムありがとうね。今度はライブ見に来てよ」

 

コクリ

 

モカ「じゃあね、沙綾」

沙綾「またのご来店お待ちしています」

 

 

 

『青葉さん今日はありがとうございます』

 

モカ「つぐに頼まれたからね~しょーくんにいろんなところに連れて行ってって」

 

つぐみさんが…この町に来てつぐみさんに助けてばっかりだ

 

モカ「それに…あたしもしょーくんとお出かけしたかったし」

 

悪戯っぽく青葉さんは言った

 

モカ「じゃあ…またねー」

 

僕は手を振り、青葉さんを見送った

 

 

~羽沢珈琲店~

 

つぐみ「お帰り!庄司くん」

 

ふと…山吹さんの妹たちを思い出す。

 

つぐみさんは僕の事をどう思っているんだろ?

 

年齢的には同い年だけど···この家に来たことを考えると···弟になるのかな?

 

つぐみ「どうかしたの?」

 

僕は首を振り、ただいまの挨拶した

 

 

もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?

  • 羽丘
  • 花咲川
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