蘭「もうちょっと上の方に…そう…そこの方がバランスいいと思う」
ラテアートのバリエーションを増やすため、僕は美竹さんの家にやってきた
華道って意外と難しんだな…おっと、それよりスケッチ取らないと…
数分後
ヒナゲシと牡丹…あ、大きく過ぎた。う~ん…
蘭「調子はどう…何か描けた?」
美竹さんに描いた作品を見せてみる。
蘭「絵うまっ!」
『そんなことないですよ』
スケッチブックの前のページに描いてた絵を見せる
蘭「こんなにたくさん…」
一枚目は、人に見せられないほど下手くそな絵
気に食わなくて破り捨てた…それが数枚ほど
蘭「その絵をラテアートにできるの?」
『練習してみないと分りません』
よし!十分に描けたし、早速家に帰って練習しよう
蘭「帰るの?」
コクリ
蘭「じゃあ、送っていくよ。あ、」
外を見てみると大雨が降っている。どうしよう…傘持ってきてないし困った
蘭「この雨中帰らすには悪いし…」
走って帰ればなんとかなると思うけど…スケッチブックが濡れちゃう
美竹父「泊まっていきなさい」
え⁉
蘭「お父さん⁉」
美竹父「流石に、この雨の中に帰すわけにはいかないだろう?」
蘭「それもそうだけど…」
『いいのですか?』
美竹父「あぁ、羽沢さんには私から伝えておくよ」
こうして、一泊美竹の家に泊まることになった
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~羽沢珈琲店~
『そんなことがあって、美竹さんの家に泊まることになります』
つぐみ『分かった…くれぐれも蘭ちゃんに迷惑かけないようにね』
ビデオ通話で庄司くんとやり取りをしている
『分かっています』
つぐみ「帰ってこないと思ったら、庄司くん傘忘れていったんだ」
千聖「つぐみちゃん、どうかしたのかしら?」
花音「何かあったの?」
つぐみ「あ、千聖さん、花音さん。実は、庄司くんが――」
数分後
千聖「そうだったのね」
花音「心配なのね。つぐみちゃんは」
つぐみ「花音先輩は庄司くんのこと知っているのですか?」
花音「千聖ちゃんから聞いたよ。かわいい教え子が出来たって」
千聖「ち、違…もう花音…///」
つぐみ「教え子?」
千聖「本人から頼まれたのよ。学校に行けないから勉強を教えてって」
つぐみ「そう言えば、この前教科書を貸してって…でも、どうして私に何も聞いてくれないのかな?」
花音「つぐみちゃんは忙しそうにしているから遠慮してると思うよ」
偶には頼ってくれていいのに…
花音「その子はどんな感じなの?」
千聖「呑み込みが早いわね…基礎を教えると応用問題も難なくこなしているわ」
つぐみ「あれ?でも庄司くんは私達と同い年なのに、どうして千聖さんに…」
千聖「確かにおかしいわね…今度聞いてみようかしら?」
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~美竹家~
どうしよう…気まずい…
庄司はさっきから絵を描いているし、話しかけにくい…
美竹父「失礼するよ…庄司君。羽沢さんから、明日の朝に迎えに来るって」
『分かりました』
美竹父「遠慮することはないから、今日はゆっくりするといい」
『はい わかりました』
美竹父「それとこの和菓子を二人で食べなさい。あと私は今から出かけるから後は蘭。頼んだよ」
蘭「ありがとう…え⁉いまなんて?」
美竹父「明日は、京都で仕事があるからね」
(*- -)(*_ _)ペコリ
父さんは和菓子を置いて部屋を後にした
蘭「取り敢えず…食べようか?」
コクリ
へぇ~ウサギと桜の練りきり…
蘭「悪くないね」
庄司を見てみると…目を輝かせながらスケッチを取ろうとしていた
蘭「早く食べた方がいいからこれは没収…」
ペンを取り上げると落ち込みつつ、渋々食べ始めた
ホント勉強熱心だね。そう言えば――
蘭「庄司、勉強はどうしているの?」
『千聖さんに歴史や語学を教えてもらっています』
蘭「数学とかは…」
『お店でレジ打ちしているので、特にやっていません』
蘭「そうだよね…」
『語学よりも料理の勉強を中心にしていますよ』
蘭「最近、つぐの所の料理が好評なのは庄司が作っているから?」
『多分そうだと思います。もしよければ、晩御飯作りましょうか?』
蘭「いいの?」
『今日泊まらせてもらうので、そのお礼に』
蘭「じゃあ、お願いしようかな」
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さてと、美竹さんからリクエストは…カフェ料理
そうだ!この前出来るようになったオムライスにしよう
~数十分後~
さて、チキンライスも出来た。一番難しい卵の焼き加減…
手首を動かすタイミングが遅れば、卵が固くなってしまい。お客さんに出せなくなる
ここが腕の見せ所…
1…2…3ッ!!
フライパンをひっくり返す。卵の繋ぎ目を上になるようにする
よし!成功だ!お皿に乗せたチキンライスに先ほどの卵を乗せる
後は、ナイフとフォークを添えて完成!
蘭「すごい…」
美竹さんの前にオムライスを置き、椅子に座る
『冷める前にどうぞ』
蘭「いただきます…うん、美味しい!」
よかった…しっかりできた。さて僕も食べよう
~数時間~
食後、僕は客室で寝ることになった。それにしてもよく雨が降っている
そういえば、お母さんが亡くなった日も今日みたいに雨が降っていたな…
どうしてだろう…なぜか嫌な予感がする
蘭「庄司…どうかしたの?」
首を横に振る
蘭「もう夜も遅いからもう寝たら?」
コクリ
そんなわけないよな、いまの僕には美竹さん達がいる。悪いことは起きないはず…
もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?
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羽丘
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花咲川