脱出迷路から出てきたら、いつの間にか夕方になっていた
ひまり「もうこんな時間だね」
巴「あっという間だな…」
蘭「次のアトラクションで最後にしようか」
モカ「あたしはもう一回ジェットコースターに乗りたいなぁ~」
つぐみ「みんな。最後は庄司くんに選ばせてあげたら?」
巴「だな。今回は庄司のリクエストだったしな。庄司どれに行きたい?」
『みなさんが行きたいところでいいですよ』
蘭「遠慮しなくていいから」
モカ「どれでもいいよ~」
どれでも…周りを見渡してまだ乗っていないアトラクションを探す
それにしても絶叫系ばっかり乗ったからゆったりした物は…
そして僕が選んだのは――
_________________
~???~
つぐみ「どうして観覧車なの?」
『ゆっくり景色を見たかったからそれと…』
つぐみ「それと?」
僕はジェットコースターで思ったことをつぐみさんに伝える
つぐみ「そうだったのね。だからあの時手を…」
そして、あの時の感情は――
『つぐみさん。僕は――』
残りの言葉を口を動かしこの感情を伝えた
つぐみ「――⁉それ本当?」
コクリ
つぐみ「実は…私も…庄司くんの事が――」
そこまで言い切ると、つぐみさんは僕と同じように言葉を発さず口だけを動かす
――⁉はは…なんだ僕たちはお互いに同じ思いだったんだ
つぐみさんの顔がみるみる赤くなった。
僕とつぐみさんはジェットコースターの時みたいに手を握った
後ろを振り向くと上原さんと宇田川さんが見ている。
上原さんにいたってはスマホを構えている
手遅れかもしれないけどスケッチブックで顔を隠して僕たちは顔を近づけた
―数分後―
ひまり「もう!庄司君なんで顔を隠しちゃったの!」
巴「あともう少しだったのに」
なんでって…それは見られたくなかったから
モカ「え?なに~?何かあったの~?」
蘭「ひまりがまた何かやろうとしたことだけは分かった。で、二人はいつまで手を繋いでいるの?」
つぐみ「え?こ、これはその…///」
美竹さんに指摘されて急につぐみさんは手を離した
モカ「ふ~ん成程…取り敢えず、おめでとう。つぐ~」
蘭「その様子から見て、うまくいったみたいだね」
ひまり「ようやく思いが伝わったんだね…」
巴「おめでとう二人共」
みんなが僕たちの事を祝福してくれた
蘭「庄司。今更あんたに言うことじゃないと思うけど、つぐみを泣かせたら許さないよ」
コクリ
こうして僕はつぐみさんと恋人関係になりました
ひまり「はぁ~キスの瞬間撮れなかったし…」
つぐみ「え?私達キスはしてないよ」
巴「でも、二人共顔を近づけていただろ?」
つぐみ「あれは…///」
『つぐみさんの顔が赤かったから、熱があると思っておでこを引っ付けていました』
「「「「はぁ~」」」」
なぜかみなさんがため息をついた
蘭「まぁ、これはこれで…」
モカ「しょーくんらしいね」
_________________
~電車内~
ガタンガタン…ガタンガタン…
帰りの電車内では僕たち以外は乗っていなかった
「スゥー…スゥー…」
つぐみ「みんな寝ちゃったね」
コクリ
みんな遊び疲れたのであろう。肩を寄せ合ってスヤスヤ眠っている
そして僕たちは再び手を握っていた
[父さんにはなんて言ったら]
つぐみ「それは大丈夫だと思うよ。お父さんもお母さんも薄々分かっていたと思うし」
そうかな…でも、養子と実子って憲法的に結婚できるのかな?
つぐみ「庄司くん。一つお願いしていいかな?」
――?
つぐみさんはスマホを取り出した
つぐみ「遊園地で、写真が撮れなかったから今撮っていいかな?」
コクリ
僕はスマホを受け取り、つぐみさんは皆さんの傍に座った
一枚写真を撮る。この写真もAfterglowのみんなにとって大事な思い出…
スマホを返そうとすると――
つぐみ「庄司くんもこっちに来て」
疑問に思いつつ指示通りつぐみさんの隣に座る
つぐみ「ううん…もう少し引いて…」
スマホを上に掲げ自撮りモードで撮影しようとしている
でもなかなか収まりきらない。だから、つぐみさんの肩を引き寄せた
つぐみ「しょ…庄司くん⁉」
引き寄せた事で枠の中に納まりシャッターを切った
撮れた写真は顔を赤くして驚いているつぐみさんと眠っている4人。僕は笑顔で写っていた
もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?
-
羽丘
-
花咲川