~羽沢珈琲店前~
モカ「じゃあ、また明日~」
つぐみ「うん。またね」
青葉さん達と店前で別れた。さて、いよいよだ…
父さんたちに僕たちが付き合うことを伝える
なんだかすごく緊張してきた。
つぐみ「大丈夫だよ」
意を決して扉を開けて中に入る
母「お帰りなさい二人共。あら、手なんか繋いで」
父「ハハハ…まるで恋人みたいだな。なんてな…」
一瞬、もうバレていたのかと思いドキッとした
つぐみ「えっと…お父さん、お母さん。私達…その…」
父「うん?どうかしたのか?」
つぐみ「私達付き合うことになりました!!」
つぐみさんも緊張していたのか、敬語でそう言った
父「…はは。そうか!うん、めでたいことだな!」
母「そうね。今日の晩御飯は豪華にしないとね」
あれ?意外とすんなり事が済んだみたい。てっきり反対されると思っていたけど…
つぐみ「え?それだけ?反対とかは…」
父「反対なんてしないさ。庄司は生活もしっかりしているし礼儀正しい」
母「唯一のダメなところは黙って何処か行っちゃうことだけだね」
うぐぅ…言い返す言葉がない…
つぐみ「てことは…」
父「あぁ、別に構わないぞ。つぐみ、いい恋人が出来たな」
つぐみ「うん…」
母「庄司君。これからもつぐみの事よろしくね。直ぐに無理しちゃうからしっかり支えてあげてね」
コクリ
つぐみ「もう!お母さん!」
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~庄司部屋~
今日の晩御飯はいつもより豪華だった
それほどお父さんもお母さんも喜んでくれたんだな
これからか…
将来僕はどうなっているんだろう?
お父さんのお店を継ぐのか。それとも違うことをするのか…
違う事って言っても。ううん…
考えるのはまた今度にしよう。
まだ九時だけど今日は疲れたしもう寝よう
布団に潜り込み目を閉じじっとしていると――
コンコン
誰だろう…外のホワイトボードには“睡眠中”って書いてるのに…
つぐみ「庄司くん…もう寝てる?」
つぐみさん⁉返事する前にもう部屋に入ってきてるし!
『つぐみさん。どうしてここに?まさか夜ば』
つぐみ「ち、違うよ///!」
頬を赤くしている。
つぐみ「そうじゃなくて…」
ゴロゴロ…
つぐみ「ひゃ!」
外を見てみるといつの間にか雨が降り、雷が鳴っていた
気が付かなかった
つぐみ「それでね。鳴りやむまで一緒に居ていいかな?」
コクリ
椅子を出しつぐみさんに座るように誘導するが…
なぜかつぐみさんは布団に座っていた
どうしてだろう。それより···
つぐみさんが部屋に入ってから胸の高鳴りが止まらない
つぐみ「しょ、庄司くん⁉なにを…んぅ⁉」
つぐみさんの肩を掴み、口づけをした
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~少し前~
う~ん。巴ちゃんからもらったこのお香…使ってみようかな
巴『この香にはリラックス効果があるんだ。これを庄司と一緒に嗅いで心を休めるといい』
薔薇のいい香り…心も癒されるし緊張も和らいできた…
ゴロゴロ
つぐみ「ッ!」
強い雨が降っているのは知っていたけど。まさか雷までなっているなんて…
そうだ!庄司くん!雷雨の時にあの時を思い出すって
心配になり私は庄司くんの部屋までやって来た
ホワイトボードには“睡眠中”って書いているけど…本当に眠っているのか。前みたいになっているかもしれない
ノックをしてみる。
・・・・・・・・・
物音がしない…気になり部屋の中に入ってみると、ベットの上で仰向けで寝転がっていた
つぐみ「庄司くん…もう寝てる?」
慌てた庄司くんはスケッチブックに文字を書いている
『つぐみさん。どうしてここに?まさか夜ば』
つぐみ「ち、違うよ///!」
こんな時間に訊ねて来るのは確かにおかしいけど…
そんなやましい気持ちなんて…
つぐみ「そうじゃなくて…」
ゴロゴロ…
つぐみ「ひゃ!」
また雷が鳴っている
つぐみ「それでね。鳴りやむまで一緒に居ていいかな?」
コクリ
反応から見た感じ大丈夫みたい。良かった…
庄司くんは椅子を出し指を指すけど、私はもう少し傍に居たいと思った
そして私は布団に座った
座った瞬間、庄司くんは私の肩を掴んできた
つぐみ「しょ、庄司くん⁉なにを…んぅ⁉」
唐突のことで数秒間、理解できなかったけど私は庄司くんとキスをしている!?
キスが終わると糸が切れた操り人形のように庄司くんはベットに倒れ込んだ
唐突のことでビックリした
つぐみ「お返しだよ」
ちなみに薔薇のお香にはリラックス効果があるみたいですが、人によっては高揚効果が見られるそうです。
こわいですね~
もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?
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羽丘
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花咲川