それにガイドラインについて気になり、投稿するかどうか悩みましたがハーメルン自体は様子なので出来るところまで投稿続けます
羽沢さんはあの後、僕を引き取る手続きをしに行った。その間僕は出て行く準備をしていた
そこまで荷物は無いし、持っていくものはあの時貸してもらったマフラーぐらいかな……
羽沢父「準備できたかい?」
コクリ
羽沢父「よし!じゃあ行こうか」
僕たちが病室を出ようとした瞬間――
冨田医師「はぁ…はぁ…ま、間に合った」
酒井「冨田先生遅いですよ」
看護師の酒井さんと冨田医師が待ち構えていた
冨田医師「すまない…事前に健診の時間を遅らせとけばよかった」
酒井「それより、庄司君。退院おめでとう」
冨田医師「そいつのところが嫌だったらいつでも頼ってきていいよ。いつでも歓迎するよ」
『お世話になりました』
酒井「無理しないようにしてね。じゃあ、元気にね」
二人に見送られながら僕たちは病院を後にした
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20分後
羽沢父「ここが今日から君が住む家だよ」
羽沢珈琲店……看板にはそう書かれていた。
羽沢父「こんなところで話してないで中に入ろうか」
コクリ
羽沢父「ただいまー」
羽沢さんが先に建物に入る、すると――
つぐみ「あ、お父さんお帰りどこ行っていたの?」
聞き覚えのある声だ。やっぱりつぐみさんの家だったか···
羽沢父「あぁ、少しばかり用があってな…ほら、おいで」
手招きをされ、それに従い建物に入った
つぐみ「え⁉庄司くん⁉ど、どうしてここに?」
羽沢父「今日から庄司も家の一員だから、面倒を見てやってくれ」
つぐみ「ええ⁉何も聞いてないよ!」
羽沢父「ちょっとしたサプライズだ!それにつぐみも気になっていただろ?彼の事」
つぐみ「そ、それもそうだけど……」
『よろしく、つぐみさん』
つぐみ「う、うん。よろしくね!庄司くん」
賑やかな家族だ、この先上手くやっていけるかな?
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その夜――
僕は食卓に座っていた。いや…正しくは座らされた
お義父さんとお義母さんが料理を作って、つぐみさんが食器を運んでいる。
僕も何か手伝おうと思って行動しようとしたけど、お義母さんに……
羽沢母「大人しく座ってなさい。まだ病み上がりなんだから」
―っと言われ、大人しく待つことになった。
羽沢母「つぐみ!これ運んで」
つぐみ「うん!」
羽沢父「こっちも出来たぞ」
流石親子、すごい連携だ。食卓には数々の料理が並んできた
ハンバーグにポテト、コーンスープ等々
羽沢母「これで良し、さぁ食べましょう」
羽沢父「いただきます」
つぐみ「いただきます」
手を合わせて少し頭を下げた。まずは、ハンバーグに手を付けた
――!! 美味しい!!病院食とは比べられないほど美味しい。こんなにおいしいものを食べたのはいつぶりだろうか。それにこんな懐かしい雰囲気は何だろう…
羽沢父「口に合うかな?」
コクリ
羽沢母「良かった~」
食卓にスケッチブックを持ってくることが出来ないから、頷いて返事をする
つぐみ「庄司くん!涙が…」
つぐみさんに言われて頬を触る…すると冷たいものが伝った
羽沢母「大丈夫?」
どうしてだろう?涙が止まらない――
羽沢父「この子は厳しい環境で育ってきたんだ。恐らく美智子たちと食事をしていた頃を思い出しているんだろう」
羽沢母「そう…美智子ちゃんの子だったのね。辛かったのね」
つぐみ「庄司くん…もし辛いことがあったらすぐ話してね。私達は家族だからね」
家族 あぁ、これが家族か…そんなことも忘れていたんだ…僕は――
そうかこれが家族のぬくもり…
結局、食べ終わるまで涙は止まらなかった
もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?
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羽丘
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花咲川