つぐみ「こっちの服はどう?」
ひまり「こっちの方が絶対似合うよ!」
巴「男の子だからこれもいいんじゃないか?」
いま、僕は着せ替え人形になっている…どうしてこうなったかというと――
僕が着ている服は、お義父さんのお古。僕はお義父さんみたいにガタイが良くないから、少しぶかぶか
それを見かねたお義母さんが服を買ってくるように少しお小遣いをくれた。
僕は服のセンスもよく分からないからつぐみさん達に手伝ってもらうことに…
モカ「ひーちゃん生き生きしているね~」
ひまり「だって、男の子の服を選ぶことなんて滅多にない事だもん!」
蘭「つぐみも意外とノリノリだし…」
つぐみ「この前も転びそうになっていたし…危なそうだから…」
確かに、この前コーヒーを運んでいる時に転びそうになったっけ
巴「それにこんな機会滅多にないからな。ほら!蘭も選んでやりなよ」
蘭「確かにそうかも…でもあたしこういうの苦手なんだけど…」
モカ「これなんてどう?」
青葉さんが持ってきたのは、パンの柄がいっぱい入ったTシャツだった
ひまり「それ。モカが好きそうなの選んできただけじゃん!」
折角持ってきてもらったし、着てみようかな?
巴「うん?それ着るのか?」
コクリ
試着室のカーテンを閉める
見た目もそこまで酷くないし、着心地もいい。室内着にはいいかも
つぐみ「もう大丈夫?」
僕だけじゃなくみんなに意見を聞かないと――
モカ「おぉ~なかなか」
蘭「意外と似合っているし…」
巴「小柄だからか?」
ひまり「着心地はどう?」
『意外と心地いいよ』
つぐみ「室内着としていいかもね」
蘭「じゃあ、こっちは――」
美竹さんからはネイビーシャツとグレーパンツ。これは外出時にいいかも…
着替え中~
つぐみ「今度は大人っぽくなったね」
ひまり「いろんな服を試してみたけど…」
巴「これが一番似合っているかもな」
モカ「しょーくん感想は?」
『出かけるときにピッタリかも。それに』
蘭「それに?」
『いろんな服を着たけどこれが一番しっくりくるよ。ありがとう』
少し美竹さんの顔が赤くなったような
モカ「良かったですな~」
蘭「気に入ったのなら良かった」
つぐみ「そろそろお会計に行かないとね」
コクリ
_________________
服を買った後、ノートを補充するために文房具店に来ていた
巴「さぁ、着いたぞ」
流石東京いろんなものが置いてある
蘭「どんなものを買うの?」
つぐみ「やっぱり今と同じスケッチブック?」
持ち運びを考えるとメモ帳の方がいいかもしれないけど、文字の大きさを考えるとやっぱりスケッチブックかな
『メモ帳かスケッチブックか悩みます』
ひまり「持ち運びを考えたらメモ帳がいいかもね」
モカ「それだと見せるのに苦労しそう」
巴「そうだな、いちいちノートを取り出すのも面倒そうだもんな」
蘭「スマホとか持ってないの?」
つぐみ「そう言えば庄司くんがスマホを持っている所見てないような…」
『持ってないですよ。実家に置いてきたので』
「「「「「・・・」」」」」
蘭「その…なんか…ごめん」
『大丈夫ですよ』
巴「つぐのお父さんに頼んでみたら?」
『これ以上迷惑をかけるには…』
ひまり「でも、持っておいて損はないと思うよ」
つぐみ「うん!お父さんに話してみようよ」
う~ん、なんだか複雑な気分だけど仕方ないかな…
モカ「しょーくんこれなんてどう?」
青葉さんが持ってきたのは持ち運び用のノートセットだった
モカ「もしものことを考えて持っていたらいいと思うよ~」
サイズはB5のルーズリーフ。それにノートを閉じればハンドバックみたいに持てるみたい。うん、これなら良さそうだ
巴「買うのかそれ?」
『持ち運ぶことを考えたら丁度いいので』
ひまり「替えも買っておいた方がいいと思うよ」
つぐみ「でもこれ結構枚数あるよ」
蘭「えっと…100ページと付箋付き…え⁉なにこれ…普通に欲しいんだけど」
巴「値段は――」
値札を見ると1万円と書いていた
つぐみ「足りる?」
服で結構持っていかれたけど何とかなりそうだ
『買ってきます』
その日の夜、お義父さんにスマホの話をするとすんなりOKをもらった
もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?
-
羽丘
-
花咲川