こえ無き声を届けたい   作:hirag

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8話

~3日後~

 

「パンケーキとアップルティ-ひとつ」

「アタシは…今週のラテアートは何ですか」

 

庄司『今週は菊になっております』

 

「じゃあそれとアップルパイをお願い」

 

庄司『かしこまりました』

 

ふぅ~このスマホを買ってもらい、音声アプリを使って接客が出来るようになったけど、

操作がまだ覚束ない···けどそれはこれから何とかしよう。

 

幸いお客さんも何も聞いてくれないから正直助かる。

 

イヴ「お疲れ様です。ショウジさん」

 

今日は珍しく若宮さんがバイトに来てくれた。

初め会ったときは忍者みたいって言われて少し戸惑ったけど、話してみれば仲間思いのいい人だ

 

イヴ「ショウジさん!用意出来ました」

 

ラテアートは実際に描いた絵をお義父さん達に見せて練習をする

 

何回も練習し過ぎてつぐみさんに怒られたこともあったけど、完璧にできるようになった

 

よし!出来た後はこれを運んでもらうだけ

 

庄司『イヴさんお願いします』

イヴ「お任せください!」

 

イヴさんは本当に元気な人だな、さて僕も負けないように頑張らないと

_________________

 

~CiRCLE~

 

♪♪♪♪~

 

庄司くん大丈夫かな?

 

お店手伝いをしてくれるのはうれしいけど無理してないかな

 

蘭「つぐみ、少し遅れてる」

つぐみ「う、うん」

 

今は演奏に集中しないと…

 

巴「つぐどうかしたのか?」

つぐみ「え⁉」

モカ「もしかしてまたしょーくんの事?」

つぐみ「うん、実は…」

 

 

ひまり「う~んなるほどね」

巴「庄司が接客か~あんまり想像できないな」

 

蘭「つぐみ、心配し過ぎ。庄司ならしっかりやってると思う…」

モカ「蘭の言う通りだよ~しょーくんはしっかり者だからね」

 

つぐみ「そうだけど…」

 

蘭「そんなに心配ならあと一回通して終わろうか」

モカ「さんせー」

ひまり「じゃあ、速くやっちゃおー」

つぐみ「え⁉えっと…みんな」

蘭「巴!カウントとって」

巴「おう!」

 

あれ?これってもしかしてみんな心配してるのかな?

 

_________________

 

イヴ「あ!千聖さんいらっしゃいませ」

千聖「イヴちゃん…あまり大きな声で呼ばないくれないかしら?」

 

千聖どこかで聞いたような…どこだったっけ

 

千聖「あら、新しいバイトさんかしら?」

イヴ「ハイ、訳アリのショウジさんです」

 

訳ありってもっとほかの言い方あると思うのに…

 

千聖「訳あり?」

庄司『イヴさん席に案内してください』

イヴ「そうでした!こちらの席にどうぞ」

 

どうして奥の席に案内したのだろう?やっぱりさっきの会話からして有名人なのかな?

 

イヴ「ショウジさん!ショートケーキとアップルティーお願いします!」

 

_________________

 

あの人何処かで見たような…気のせいかしら

 

千聖「ねぇ、イヴちゃん。あの人の名前はなにかしら?」

イヴ「ショウジさんですよ」

 

千聖「そうじゃなくて上の名前よ」

イヴ「う~ん…ワカリマセン」

 

名前を伏せているなんて何か理由があるのかしら?

 

庄司『お待たせしました。ショートケーキとアップルティーです。ごゆっくりどうぞ』

 

千聖「ありがとう。少しお話しないかしら?」

庄司「?」

 

そう言うと彼はイヴちゃんの方を見ていた

 

イヴ「大丈夫ですよ!ショウジさん!お任せください」

 

彼と二人きりになり、アップルティーを一口飲む

 

千聖「あら?いつもと風味が違うわね」

 

『お口に会いますか?』

 

千聖「うふふ…漢字、間違えてるわ」

 

彼からペンを受け取り、誤字を直す

 

千聖「 会う はこっちじゃなくってこっちの 合う よ」

 

『すみません。学校に行けてないので変な間違いをしてしまいました』

 

学校に行ってない?やっぱりイヴちゃんの言う通り何か訳があるみたいね

 

『厚かましいと思いますが僕に勉強を教えてくれませんか?』

 

千聖「え⁉そうね…」

 

最近はお仕事も落ち着いてきているし、学校の課題もやらないといけないし。なにより――

 

千聖「少しだけなら、教えてあげてもいいわ」

 

少しほっておけない気がするわ

 

つぐみ「ごめん!遅くなっちゃった」

イヴ「つぐみさん!お帰りなさい」

 

つぐみ「あれ?庄司くんは――」

千聖「こっちよ。つぐみちゃん」

 

つぐみ「こんにちは 千聖さん 庄司くんが何か失礼なことしましたか?」

 

千聖「いえ、面白い子だから少しお話をしただけよ」

つぐみ「よかった~」

 

『二人は知り合いなの?』

 

つぐみ「うん!この人はアイドルバンドPastel✽Palettesの白鷺 千聖さん。よく家に来てくれるの」

 

改めてあいさつされると恥ずかしいわね

 

つぐみ「千聖さん、こっちは最近家に来た。さ…じゃなかった!羽沢庄司くんです」

 

『気軽に庄司と呼んでください』

 

千聖「えぇ、よろしくね 庄司くん。さて、お仕事があるから失礼するわね」

 

つぐみ「またのご来店お待ちしております」

庄司「お待ちしています」

 

本当に面白い子ね。あ!連絡先交換するのを忘れていたわ

 

もしも主人公(庄司)が学校に通うなら?

  • 羽丘
  • 花咲川
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