ストライクウィッチーズ 大空の傭兵の軌跡 作:sontakeda
1946年、春。
7年前、ベルリンはネウロイの手によって侵略され、人々は国を、家を捨てた。しかし、現在はそんな侵略された国の復興が進められてる。そう、ベルリンからネウロイの巣が消えたことにより、また平和が訪れた。ネウロイの巣が勝手に消えたわけではない。数々のウィッチ部隊のおかげで、ネウロイの巣は葬り去ったのだ。どのウィッチも死闘を繰り広げたのであろう。しかし、個人的主観で注目するのであればこの部隊であろう。
501統合戦闘航空団 通称「ストライクウィッチーズ」
「ふぃ~、やぁーっと休憩だー」
復興の手伝いをしていた少年。休憩をもらったらしく、瓦礫周辺の邪魔にならないところで、どかっと座って休憩していた。
「こりゃ一体何年かかることやら………」
周辺の惨状をみながらつぶやいた。ベルリン全域はネウロイの手によって破壊しつくされてしまった。これら全て建て直すとなると何年、何十年かかることなのかと、途方も無い年数に考えてしまう。
「ま、いつかは終わるか。一歩ずつ進めば……」
「あ、進也くーん!!」
遠くの方から大きな声で、少年の名前を呼ぶ声がした。声がする方向に向けると、こちらに向かってきているのが確認された。青い花の髪飾りを付けた扶桑の少女とみつ編みをしたブリタニアの少女だった。
「お、芳佳にリーネか。お前らも休憩か?」
「うん!バルクホルンさんからいい加減に休憩行ってこい!!って怒られちゃって……」
「芳佳ちゃん、いっぱい頑張ってたもんね」
「まーたぶっ倒れても知らねぇぞ?」
「あはは………」
「あははじゃねぇ!!」
進也の冗談に芳佳は何も言えず、照れ隠しのように笑ったが、進也にツッコミが入り、そのやり取りにリーネは思わず笑いが溢れた。
「私も一緒に休憩もらったけど、お邪魔じゃないかな?」
「えー?そんなことないよ?」
「でも……二人とも恋人だから……二人っきりが良かったかなって……」
少し頬を赤らめ、イタズラっ子ぽい顔をしながら確認をするリーネ。
「そ、そそそんなことないよ!!ねっ!?進也くん!!」
「まぁ、寝る前にいつも雑談してるぐらいだから別に居てもいいんじゃね?」
「っっ!!????」
「そうなの!?芳佳ちゃん!!」
恥ずかしすぎて茹でダコになりそうなくらい赤面する芳佳に対して、リーネはお宝を見つけたかのようなキラキラした目になっていた。
「進也くんの意地悪ぅ~!!!!」
芳佳の恥ずかしさから出た叫びに、進也とリーネの笑い声が混じっていた。
「そういえば服部は?」
一通りイジったことに進也は満足して、ふと思ったこと切り出してみた。
「静夏ちゃんは買い出しに行ってるよ?まだ本調子じゃないのに、自分から行くって」
「………どっかの誰かさんみたいだな」
「ふふっ、そうですね」
「?」
進也の発言に、リーネには想像がついてるようで同意し、芳佳は全く分からなかった。
「ま、俺もその誰かさんに影響されてるんだけどな」
そんなセリフを言いながら、進也は黒い軍用ズボンのポケットから1枚の写真を取り出し、見つめていた。
「それなんの写真?」
「懐かしい写真だ」
そう言って進也は芳佳に写真を渡した。
「わぁ~懐かしい!」
「これ、みんなでブリタニアに居たときの写真ですよね?」
芳佳とリーネが見た写真は、2年前、ガリア開放ためにブリタニア連邦で作られた、501基地を背景にストライクウィッチーズ全員が集まって撮った写真である。芳佳の左隣には、どこかやりきった感じがする顔つきの進也の姿もあった。
「いま思うと、俺達最悪な出会い方してるんだよなぁ……」
「あはは………」
「私も……最初のほうは足立さんが怖かったです……」
「まぁその……すまん」
当時のことを思い出すと、進也は自分がしたことに申し訳無さがでてきて、謝罪の言葉が漏れた。
「でも、この出会いがあったから、いまここにいるんだよね」
「………ああ、そうだな」
写真を見つめる芳佳。その顔を見て進也はホッとするような、安心する気持ちになりながら当時のことを思い出していた。
初めまして。こういう書物は慣れていませんがそれでも楽しめたら幸いです。
ストライクウィッチーズ1期が放送されてからこういう妄想はしてたんですが書物にする気は無かったです。ですがこのサイトを見つけたら多くの方が、ストライクウィッチーズのSSを書いてて驚きました。それならば自分も、と思い書き始めました。
物語は一応RtBの終盤まで書くつもりです。それまでに4期が決定したら4期分も書こうと思っています。よろしくお願いします。