『G』のヒーローアカデミア   作:金平糖

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本当に物を書くって難しいですね…失踪しかけました。
ただ、感想を書いてくださったり、お気に入りに登録して下さった人がありがたいことに少しだけでも増えたので頑張ります。


個性把握テスト

『第1種目:50m走』

 

「蜚蠊、この種目に関しては一番最後に走れ」

 

 相澤の言葉に無言で頷いた五郎は自分の番が来るまで待つ。そして、自分の番になった五郎はスタート位置に立つ。

 

「なぜ彼は名指しで最後に回されたんだ?」

 

「なんか理由があるんとちゃう?」

 

 生徒達の間で様々な憶測が立つ中、五郎は両手足を地面に着き四足歩行の構えをする。

 

「もしかして、あんな体勢で走るのか!?」

 

 五郎の行動に驚きを隠せない生徒達を他所に五郎は両手足に力を入れる。

 

「ヨーイ、スタート」と機械が合図を出した瞬間…

 

「(カッ飛ばす!!)」

 

「え?」

 

「消えた!?」

 

「0,60秒!」

 

「(まぁこんなもんか…)」

 

「「「「はぁぁぁぁぁ!!?」」」」

 

「幾ら何でも速すぎだろ!?」

 

「どんな個性だ!?」

 

 その後も、握力、立ち幅跳び、反復横跳びとゴキブリ由来の身体能力を使い、好成績を出していく五郎。そして

 

『第5種目:ボール投げ』

 

 この種目を行う上で、五郎には一つだけ懸念事項があったので相澤に聞く

 

「相澤……先生、この計測器はどれぐらいの耐久力ですか?」

 

「(こいつ今、呼び捨てにしかけたな…)…さっき爆豪ので見ただろ。あれぐらいならびくともしねぇよ。」

 

「そっすか…」

 なら、遠慮なく蹴り飛ばすか。そう決めた五郎は計測器を真上に投げ、足に力を入れる。この時、五郎にはかなりのストレスが溜まっており途轍もなくイライラしていた。先ほどにも出て来た「爆豪」と呼ばれる生徒がこのテストが始まった辺りから何故か敵意を向けてくるのだ。いくら、人間を無視することがデフォである五郎でも、敵意や害意などは無視出来る訳もなく、ストレスがマッハで溜まっていくのであった。なので

 

「(死ねぇ!!!!)」

 計測器を爆豪の頭と見立てて殺す気で蹴り飛ばし、ストレスを解消するのであった。そして記録はと言うと

 

「973,3m」

 爆豪に対しての怒りによって通常以上の力が出るのであった。

 

「はぇ〜、あの人ホントにすごいよねー」

 

「当たり前じゃん!!入試の時に0p敵に穴開けたんだよ?」

 

「え、マジで?ヤバすぎじゃね?」

 

「けど、なんか近寄り難い感じだよなー」

 

「あー分かる、葉隠なんか完全に無視されてたしなぁ」

 そう話していると帰って来た五郎と目が合ってしまう。「やべっ」っと誰が言ったか、不安の声が上がる。しかし五郎はそれすらも無視し、次の番である生徒”緑谷”を観察する…

 

 緑色の髪にいかにも弱そうな雰囲気を放つ男。今の所全く良い記録を出してない人間であるが、五郎にとっては何か得体の知れない物に見える。

 

「(どう考えても雑魚としか思えねぇ…それなのになんだこの胸騒ぎは。本能が危険だと訴えかけて来やがる)」

 すると、横の方にいたメガネ人間…飯田が口を開く

 

「緑谷くんはこのままだと不味いぞ…?」

 

「ったりめーだ、無個性のザコだぞ!」

 

「無個性?君は入試時に彼が何をしたのか知らないのか?」

 

「は?」

 そして計測器を投げた結果。ボールは山なりにたいして飛ばずに落ちた。

 

「46m」

 

「えっ…なんで?確かに今使おうって」

 

「”個性”を消した。…つくづくあの入試は…合理性に欠くよ、お前のような奴も入学できてしまう」

 

「消した…!!あのゴーグル…そうか!!視ただけで人の”個性”を抹消する”個性”!!抹消ヒーロー、イレイザーヘッド!」

 

「視たとこ個性を制御できないんだろ?また行動不能になって誰かに助けて貰うつもりだったか?」

 

「そっ、そんなつもりじゃ…!」

 

「どういうつもりでも、周りはそうせざるをえなくなるって話だ」

 

「(…今の話を聞く限り、『個性』はあるみてぇだが…やっぱり気の所為か?)」

 そして2投目。先程と変わらず投げるのを見て、気の所為だと判断した五郎であったが次の瞬間「(ゾッッッッ!!)」と得体の知れない何かを感じ、件の人間を見てみると指が腫れ上がっており、記録は

 

「705.3m」

 爆弾人間が最初のデモンストレーション時に出だした記録よりも0.1m長い距離だった。

 

「先生…!まだ、動けます!!」

 

「やっとヒーローらしい記録出したよー」

 

「指が腫れ上がっているぞ、入試の件といい…おかしな個性だ…」

 

「スマートじゃないよね」

 

 五郎自身よりも成績が良かった訳ではないがしかし…

「(んだあれ、体に合ってねぇとかの話じゃねぇだろ。…理由はわからねぇが体を無視して個性だけが成長しまくって強くなってる感じか。あいつ自体はなんともねぇが『個性』だけには存在感みてぇのがある。正直)…気持ち悪りぃな」

 

「ん?何が気持ち悪いの?」

 

「…んでもねぇ(またこいつか…ずっと無視してるってのにどういう神経してんだこの透明人間)」

 

「んーそっか!それなら良かったよー」

 そう言って別の生徒に話し掛けに行く透明人間を尻目に考える…

 

「…(俺の『個性』を知ればあいつもいつもの人間(・・・・・・)と同じ反応するんだろうな…)」

 そして思い出す。今まで出会って来たクソみてぇな人間どもを…

 透明人間である件の少女である葉隠が善意100%で話し掛けて来ているのはわかっている五郎であるが、それでも無視をするスタンスを貫く。それが人間(・・)自分(・・)にとって最良だと本気で考えているから。

 

「家族以外の人間は全員敵…例外はねぇ」そう自分に言い聞かせるように呟くのであった

 

 そして、その後の種目においても好成績を出し、全種目終了ー

 

「それじゃあ、パパッと結果発表」

 

 一括開示された結果の1位の横には自分の名前である蜚蠊と表示されていた。

 

「(取り敢えず、1位を取れたのはよかったが、変なのに目つけられてうぜぇたらありゃしねぇな…)」

 

「ちなみに、除籍はウソな」

 

「「「…!?」」」

 

「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

「「「「はーーーーーーーー!!??」」」」

 

「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ…」

 

「そゆこと、これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類があるから目ぇ通しとけ」

 

「…(アホか、ぜってぇ嘘だろあれ…)」

 

「緑谷、ばあさんのとこ行って治して貰え、明日からもっと過酷な試練の目白押しだ。それと蜚蠊、放課後校長室に来い。校長がお呼びだ」

 

「以上、解散!」

 

ー放課後ー

 

 先ほどの試験で最下位であった少年、緑谷出久。ボール投げにおいて∞を出した少女、麗日お茶子。そして、50m走において五郎の次に速かった男、飯田天哉。この三人は駅まで一緒に帰っていたわけだが、そこで…

 

「そういえば、1位の彼はすごいな!」

 

「そうだね…全種目において上位5位以内には必ず入っていたし、本当に凄い『個性』だ…それに…」五郎についてブツブツと独り言をし、思考を張り巡らす緑谷。それを遮ったのは

 

「けど、どうしてなんだろうね?」

 

「何か疑問なのかね?麗日くん」

 

「いやー、入学初日なのにわざわざ校長先生に呼ばれるのってなんか変じゃない?」

 

「それは確かに…何か理由があるのだろうが、謎だな」

 

「んー考えてもわからんし、明日聞いてみよっか!」

 

「そうだな!!」

 

「…どしたの?デクくん」

 

「ん!い、いや何でもないよ!(確かに変だ…それにあの人が僕たちに向ける目…なんと言うか…敵意?みたいに見えるような…今度オールマイトに聞いてみようかな…)」そう考えた緑谷は初めての友達との帰り道を楽しむことに専念するのであった。

 

ー所変わって雄英の校長室の前に立つ男である蜚蠊五郎

 

「(入学初日から呼び出しか…謎だな。まぁ、考えても分からねぇし…)行くか…」

 そういって、五郎は校長室のドアを叩く

 

「1ーAの蜚蠊五郎です」

 

「入って来てくれ給え!」

 そう言われた五郎は「失礼します」と言いながらドアを開け校長室の中にはいる。そこには自分の担任である相澤、そして…

 

「ネズミなのか犬なのか熊なのか、かくしてその正体は…校長サ!!よろしくね!蜚蠊君!」

 そう言って自己紹介するのは、この雄英高校の校長である根津校長その人が居たのであった。




駄文ですが、読んで頂きありがとうございました。色々、試してるせいで文章がちぐはぐになってるかもですが、勘弁してください。
五郎の友達第一号は個人的に爆豪か切島辺りだと思ってます。
爆豪はゴキブリだろうがなんだろうが潰すって考えだと思うので、全く気にしなそう。
切島は良い人。これ以上言葉は要らないですよね。
女はまだダメ。
良ければ感想で「この人の方がよくね?」みたいなの書いてくれると参考にさせてもらいます。
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